教育ジャーナルの部では、現代社会の抱える教育的課題や若い世代が直面している諸問題を取り上げ、次世代育成に示唆を与える番組が審査されます。対象年齢は問いません。第29回「日本賞」のこの部には様々なテーマの34番組が22カ国から寄せられました。審査委員の間ではさまざまな意見が出されましたが、障害者に関する番組や世界中の子どもや若い世代の人々が直面している問題をテーマにした番組に共に感動させられる場面が何度もありました。
私たちはそれぞれのエントリー番組は制作者の真摯な姿勢とひたむきさを映し出していました。表現のスタイルや番組の形態が違っても、全ての作品において効果的な教育番組とは、視聴者の頭に届けるだけではなく、心に訴えるものでなければいけないでしょう。 |