新選組血風録 | NHK

ドラマのみどころ

【ドラマのあらすじ・みどころ】

幕末という変革の時代。その大きな流れに逆らって、「武士」であることに異様とも言える情熱を傾けた男たちがいた。剣の腕ひとつでひとかどの武士に成り上がった男たちは、新選組として日本の行く末を左右する苛烈な戦いの最前線に身を投じたのである―――。

司馬遼太郎原作の「新選組血風録」は、混乱の時代を懸命に生きた新選組隊士たちの激しく切ない人生を、毎回読み切りの形式で描く<新選組外伝>です。時代劇初主演の永井大さんが、新鮮かつダイナミックなヒーロー土方歳三を演じます。

【主題歌】吉田拓郎 「慕情」(作詞・作曲・歌)

〈プロフィール〉吉田拓郎

1946年鹿児島県生まれ。学生時代からフォークコンテストで入賞するなど頭角を現し、1970年に「イメージの詩/マークII」でシングルデビュー。ラジオの深夜番組でも若者の絶大な人気を得た。現在も幅広い層からの支持を受け、第一線で活躍している。NHKのドラマでは、金曜時代劇「大江戸風雲伝」(1994年)の主題歌に続き2度目。

制作のことば・・・後藤高久

私の新選組初体験は小学生の時に見たテレビドラマの再放送でした。鶴田浩二さんが近藤勇役で、土方歳三はもちろん栗塚旭さん。子供心にもカッコいいなあと感じました。ところが回が進むにつれ、物語は暗く沈うつな様相を呈しはじめ、そんななか新選組隊士たちが必死に戦う姿にどんどんと魅了されていきました。

ドラマや映画は言うに及ばず、昨今では漫画やアニメとなって老若男女を問わない幅広い人気を博している新選組ですが、その理由は「カッコいい」からだけではなく、子供の私でも感銘を受けた「人間ドラマ」としての奥深さを持っているからではないかと思います。彼らの命を賭けた戦いを通して描き出される、生きることへの執着や自分の心を偽らない生き方そのものに感動し勇気を得られることが、新選組とその男たちの魅力なのだろうと…。

いま「新選組血風録」を作る理由はそこにあると考えています。幕末という混乱の時代に翻弄されながらも精一杯生きた男たちの情熱が、先の見えない現代に生きる私たちの心の糧になるはず…。そう信じて出演者・スタッフ一同、熱く燃えています。

演出のことば・・・清水一彦

数年前に大河ドラマ「新選組!」を手掛けた私としては正直面喰らった。あの時一年以上掛けて作り上げた登場人物のイメージが大きく立ちはだかるのではないか―と。

しかし収録を重ねるにつれて、役者の方が私の不安を見事に吹き飛ばしてくれた。かつての面々がそうであったように、役者内で公私に亘って共有する時間が増え、人間関係が深まっていくうちに、自然とそれぞれの役の顔になっていく、そんな現象がこの「新選組血風録」でも起きているように思った。

決して有名ではない、否、むしろ無名に近い(失礼!)レギュラー陣も多いが、一種裏面史的な味わいを意識した今度の作品の中で、皆がどのように光り輝いてくれるかが、大いに楽しみである。

【スタッフ】

【原作】司馬遼太郎「新選組血風録」

※司馬遼太郎さんの「遼」の字ですが、一部のパソコンで本来の「遼」の字が表示されないため、便宜的に「遼」を使用しています。

【脚本】渡邉睦月 川上英幸

【主題歌】吉田拓郎「慕情」

【音楽】田中拓人

【制作統括】後藤高久(NHKエンタープライズ) 加賀田透(NHKドラマ番組部)

【演出】清水一彦 西谷真一 佐々木善春(NHKエンタープライズ)