
…橘慶太
亮吉、彦四郎とともに鎌倉河岸近くのむじな長屋で育ち、今は江戸で有数の呉服屋『松阪屋』の手代となっている。寡黙で頭が良く、己の立場を弁え、口調も穏やかなリーダー的素質を携えた好青年で度胸もある。松阪屋でも将来を嘱望される人材だが…。
…中尾明慶
金座金座裏の宗五郎親分の元で働く新米の手先。ちょこまか動く身軽さが売りで、考えるより行動が先に出るタイプ。おっちょこちょいで酒の失敗も数知れず。しほが好きなのだが、触ったりするので嫌がられることもある。そのくせ友達思いで、情にもろい。
…小柳友
船宿船宿の船頭。六尺を越す大柄な体で悠々と川を漕ぐ姿は、生まれながらの櫓の名人のよう。いつも懐具合が豊かで、亮吉にたかられる。だが当人は至って呑気で人が良い。力持ちの大男だが、気は優しくて泣き虫。時折ボソッと吐く一言が、政次や亮吉の胸をズシンと打つ。
…柳生みゆ
酒問屋『豊島屋』に勤める看板娘。父母は武州川越藩から出奔した武家であるが、両親の死後までそのことを知らなかった。鎌倉河岸の若者やおじさんたちのアイドルである。絵が得意で、しばしば似顔絵を描いて捕物に協力する。
…松平健
江戸で一番古手の十手持ち、金座裏の九代目親分。金座の後藤家から贈られた『金流しの十手』を代々引き継いでいる。沈着冷静、大胆不敵、武家を相手にしても一歩を退かない迫力の持ち主。政次や亮吉たちの憧れの存在。鎌倉河岸の人々から敬愛され、日夜江戸の治安を守る。
…南野陽子
宗五郎の女房。金座裏に住み着く手先たちの母代わりを勤める。気性は優しく面倒みもいいのだが、男たち相手のせいか鉄火肌で、一旦啖呵を切ろうものなら、宗五郎でも止められない。
…苅谷俊介
金座裏で先代から勤める番頭格の手先。女房に八百屋を営ませて、日夜金座裏に顔を出す。長年の経験と勘に裏打ちされた仕事振りには宗五郎も一目置く。
…前田健
八百亀に次ぐ年季の入った手先だが、腕はあまりよくない。酒好きで、性格に癖のある少々厄介な男。特に若い連中が嫌いで、亮吉の天敵。
…嘉島典俊
金座裏に住み込む手先。亮吉らの兄貴分で、なにかと頼りになる青年。
…山田純大
北町奉行所の定廻り同心。宗五郎に鑑札を与えている。剣の腕は直心影流免許皆伝の持ち主。
…山本學
豊島屋とともに古くから鎌倉河岸近くに店を構える江戸有数の呉服問屋『松阪屋』のご隠居。息子に店は譲ったが、鎌倉河岸界隈の重鎮として尊敬されている。政次に目をかけている。
…大浦龍宇一
松六から店を受け継いだ松阪屋の十代目主人。
…児玉絹世
松阪屋のわがまま娘。気が強くお転婆で、しほが政次に惚れているらしいのを感じて、ライバル視している。
…石倉三郎
常盤町の十手持ち。功名心が強く、宗五郎を「金座に巣くうタカリの十手持ち」と称し、宗五郎には異常な敵愾心を持つ。
…猫背椿
豊島屋清蔵の内儀。のほほんとした清蔵の代わりに店を切り盛りする気丈な女。
…竹中直人
江戸幕府開闢以前から鎌倉河岸に店を構える酒問屋「豊島屋」の主。夜は商売抜きで近所の人々に田楽と酒を提供し、客とおしゃべりをするのが道楽で、亮吉らから聞く捕物話しが大好きという好人物。ドラマの語り手でもある。