原作・高田郁先生のちょい足し料理帖

ちょい足し料理帖 第6回「「う」尽くし」

2017年6月24日掲載

みをつくし料理帖

江戸時代の物価を調べていて、鰻の蒲焼きの値段が一人前二百文と知って、ビックリ仰天。江戸時代の貨幣価値を今現在に置き換えることはとても難しいのですが、私はざっくり「一文=三十円」で計算することにしています。つまり、鰻の蒲焼きは一人前が六千円ほど。高い!高すぎます!庶民ならそう簡単に手が出ません。そこで、「夏の土用だからと言って、別に鰻を食べなくても良いじゃないか!」となります。調べてみると、土用の丑の日には「丑」にちなんで、「う」のつく料理を食べる風習があった、とのこと。

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「面白い」
 小松原さまではありませんが、思わずそう声に出していました。さて、それから思いつく限り「う」のつく食材や料理を取り上げていきました。これがまた、沢山ありそうで、そうでもないんですよ。「ウズラ……使えない、ウニ……無理だわ」とまあ、試行錯誤の上で、本編のような料理になりました。一番手がかかるのは、卯の花和えでしょうか。うちでは昔からおからは一度水で洗って絞り、擂り鉢で擂ってから使っています。ですが、昨今は技術が進んで、そこまでの下ごしらえは必要ないのだとか。おかげで今は、もっと手軽に料理が楽しめますね。

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高田郁(写真・調理・文)

※高田郁先生の「高」の字は本来「はしごだか」です

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ちょい足し料理帖 一覧

ちょい足し料理帖 第8回「寒鰆の昆布締め」
ちょい足し料理帖 第7回「ふっくら鱧の葛叩き」
ちょい足し料理帖 第6回「「う」尽くし」
ちょい足し料理帖 第5回「ひとくち宝珠」
ちょい足し料理帖 第4回「ほろにが蕗ご飯」
ちょい足し料理帖 第3回「三つ葉尽くし」
ちょい足し料理帖 第2回「とろとろ茶碗蒸し」
ちょい足し料理帖 第1回「はてなの飯」

 

各回の料理レシピ・動画

澪の献立帖~第8回「寒鰆の昆布締め」料理レシピ~
澪の献立帖~第7回「ふっくら鯛の葛叩き」料理レシピ~
澪の献立帖~第6回「卯の花和え」料理レシピ~
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