雲霧仁左衛門3

ドラマのみどころ

雲霧仁左衛門3

いずこへか姿を消してより1年、あの雲霧仁左衛門が帰ってきた。
因縁の藤堂家、そして宿敵・安部式部との勝負に決着をつけるために――。

脚本家のことば

… 前川洋一

雲霧仁左衛門3 シーン写真

「泥棒」と聞くと、他人の物を盗む窃盗犯が思い浮かびますが、それが「盗賊」となった途端、不思議と魅力的な響きに聞こえるのは私だけでしょうか。「盗賊」という現代では使われない言葉に、何やら妖しげなロマンを感じるのです。
時代劇はロマンです。現代劇にはない独自の魅力があります。しかも、主人公は盗賊。人を決して傷つけず、大金持ちからしか金を奪わず、雲か霧のように消えてしまう。それだけでも、わくわくしてくるではありませんか。
「雲霧仁左衛門」には時代劇のロマンが詰まっています。シリーズ三作目になりますが、その面白さに変わりはありません。時代劇ファンの期待を裏切らない作品になっていると思います。

演出のことば

… 山下智彦

今回で3シーズンめになりますが、今までと大きく違うのは、池波先生の原案となったということである。いうまでもなく仁左衛門、式部という中心人物、キャラクターは踏襲しているのですが、新しいキャラクターも登場しシナリオの打ち合わせをしてゆく中で原作の大きさというものを痛感した。
慎重に考え過ぎると、論理が立ちすぎ本来のおもしろさである荒唐無稽(むけい)さや仁左衛門の神秘性が薄れてくるということに直面した。
色々な悩みを抱えつつ撮影に臨みましたが、同じ思いを持っていたスタッフ・キャストの知恵を拝借しながら、おもしろいものになったと思います。

制作統括のことば

… 陸田元一

雲霧仁左衛門3 シーン写真

今回あらためて読んで、原作が醸し出す雰囲気の豊かさにみいられました。そこには一本筋の通った世界観があります。なればこそ、そのような作家は文の士(もののふ)――即ち「文士」と呼ばれたのでしょう。雲霧仁左衛門と安部式部。立場は違えど相通ずる〝もののふ〟としての生き方は、ここにもあります。世は変わり、武士らしい武士も、もののふの道も姿を消してしまった時代に、このような相手に出会えたことを互いに喜びとさえ感じていたのかも知れません。思えばいまの世でも、その道に通じた〝もののふ〟と呼べるような人が、果たしてどれ程いるのでしょうか。孤高の士(もののふ)の交わりを、最後まで見届けていただければ幸いです。

制作統括のことば

… 渡邊竜

「久しぶりだな」。張りつめる京都の撮影現場。第一話の仁左衛門の登場シーン。夜空に中井貴一さんが発声したせりふが吸い込まれます。劇中における雲霧の不在と現実の前作からの二年の空白期間がリンクして、ゾクっとしました。
ついに雲霧が戻ってきました!益々冴えわたる雲霧と安部式部の知恵比べに加えて、今作は因縁の藤堂家の江戸家老も加わり、三つ巴の争いです。腹の底の読めない三人の化かしあい。その周縁の人物たちも魅力満載です。妖しく出現する剣豪。腐れ縁の男と女。哀しき親子。伝説の大盗賊。裏切りと覚悟。4Kカメラで撮影した美しい映像と共に、池波正太郎原案の登場人物たちの織りなす、濃厚な本格時代劇をどうぞご堪能ください。

番組情報/制作スタッフ

【放送予定】
2017年1月6日(金)スタート<連続8回>
BSプレミアム 毎週金曜 よる8時から8時43分
再放送:BSプレミアム 毎週日曜 午後6時45分

【出演】
中井貴一 國村隼
内山理名 手塚とおる 大東駿介 朝倉あき 渡辺哲 黒沢あすか
村田雄浩 松田悟志 やべきょうすけ 板尾創路 近藤芳正 春風亭小朝 ほか

【原案】
池波正太郎『雲霧仁左衛門』

【脚本】
前川洋一、岡本さとる、松下隆一

【音楽】
遠藤浩二

【演出】
山下智彦、服部大二、前原康貴、井上昌典、宇喜田尚

【制作統括】
陸田元一(NHKエンタープライズ)、渡邊竜(松竹)、山本敏彦(NHK)

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