
…山本耕史
豊後関前藩の家老の跡取り息子。陰謀に遭い、許婚の奈緒を残して藩を離れ江戸で浪人暮らしをして4年目になる。鰻割きをしたり、今津屋の用心棒をして糊口を凌ぐ。情に厚く、頼まれると断れない。「居眠り剣法」で難敵と対決する。
…中越典子
両替商今津屋で働いている。チャキチャキの江戸娘で世話好き。深川小町といわれ、深川・両国界隈でも評判の美人。出遭ったときから磐音一筋で、父親が持ってくる見合い話に見向きもしない。しかし奈緒の存在にいつも心悩ませている。
…宇梶剛士
磐音が住む金兵衛長屋に越してきた子だくさんの貧乏浪人。根は善良だが、稼ぎの大半を飲み代に使ってしまう大酒呑みの豪傑。磐音の用心棒仲間となる。
…川村陽介
貧乏御家人の次男坊。母親想いで、母親と一緒に内職をしながら磐音と用心棒稼業をする。剣の腕前はたいしたことはないが、弓が得意で危機一髪の磐音を助けることも。
…平泉成
豊後関前藩の家老で、磐音の父。藩主・福坂実高からの信頼が厚く、藩を離れた磐音の身を案じながら、辛抱強く藩政改革に取り組む。
…笛木優子
磐音の親友・琴平の妹。磐音とは幼ななじみで、将来の約束を交わした仲。結婚を目前にして、陰謀に遭い磐音と生き別れに。困窮した家族を救うために、自ら遊女となり、江戸吉原で一、二を争う花魁になる。
…渡辺いっけい
江戸の両替商を束ねる両替商行司「今津屋」の主人。多くの大名、旗本に貸付を行っている。磐音の人間性を高く買い、事実上の後ろ楯となっている。愛妻お艶を亡くしている。
…北川弘美
小田原宿脇本陣「小清水屋」の娘。父を手伝いながら小清水屋を取り仕切る聡明な女性。奇妙な縁で今津屋吉右衛門の後添えになる。
…山西惇
『地蔵湯』の娘婿。笹塚配下の同心から手札を預り、深川一帯を仕切る十手持ちで、通称“地蔵の親分”。一見強面だが、実は若い女房にまるで頭が上がらない。
…佐藤B作
南町奉行所の筆頭の与力。奉行の信頼は抜群で、清濁合わせ呑むやり手。捜査費用を捻出するため、捕り物で押収した金の一部を貯めこんでいる。磐音を配下のように利用する抜け目のなさをもっている。
…小松政夫
金兵衛長屋の大家。通称“どてらの金兵衛”。娘のおこんがなかなか嫁に行こうとしないので気をもんでいる。しばしばおこんに内緒で見合い話を進めようとするのだが・・・。
…近藤正臣
両替商今津屋の使用人の頂点に立つ元締。吉右衛門から店を任され、実質的に今津屋を取り仕切っている。江戸の経済事情に精通していて、磐音のために一肌脱ぐ。今津屋に後継者がいないのを案じている。