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みどころ

新しいヒーローのドラマが誕生!

 どんな敵の豪剣も、日向で居眠りをする猫のように柔らかく受け流し、根負けした相手を打ち倒す天才剣士・坂崎磐音。心に深い傷を負いながら、爽やかに生き、困っている人には優しく温かく、正義を貫く。

 そんな磐音に、女は惹かれ、男も惚れ、子どもに好かれる。磐音の行く先には旋風が巻き起こり、感動の輪が広がる。

 アクション・恋・人情・笑い――ドラマの魅力のすべてがここに凝縮されている。




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「脚本家のことば」…尾西兼一

 時代劇には誰もが憧れるヒーローが時として現れます。眠狂四郎然り、木枯らし紋次郎然り。となれば本編の主人公坂崎磐音は、新しい時代劇のヒーローかもしれません。辛い過去を背負いながらも、いつも笑顔を絶やさず、他人の為に汗を流すことを厭わない。そんな彼の魅力に取りつかれた庶民たちとの賑やかな日常があり、そこには切ない恋もあれば、待ってましたと拍手したくなるチャンバラも当然あります。そんな時代劇のヒーローをワクワクしながら描いたつもりです。お楽しみ下さい。




「演出にあたって」…西谷真一

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 時代劇が賑わいを見せている。私も何気なく幾つかの作品を目にしながら自分が演出になった時、何を前面に押し出すかを考えていた。「陽炎の辻」の話が来た時、市川雷蔵の「眠狂四郎」が頭の片隅に浮かんだ。キャラクターは坂崎磐音とは違うが、今回のドラマには何より狂四郎が醸し出すような「男の色気」が必要ではないかと直感した。すぐに山本耕史さんの顔が浮かんだ。あの甘いマスクに濃い眉を描き黒の着流しを着てもらえば爽やかさと色っぽさが両立した新しいヒーローが生まれるのではないかと思った。時代劇は現代劇に比べ主役から脇役まで一人一人のキャラクターがはっきりしていて人情の機微を描くのに適している。このドラマのテーマは「絆」と「生きることの功罪」である。人は一人では生きていけない、それ故生きていくことで無意識に作ってしまう罪も多い。生きている間には出会いと別れを幾度も経験する。その最たるものが恋と死だ。「陽炎の辻」は磐音を中心としたラブストーリーであり、居眠り剣法を主とした殺陣もふんだんなアクションドラマであり、長屋や両替商を舞台とした人情ドラマでもある。生きるために、生きることを楽しむために必死になっている登場人物たちの演技に期待して欲しい。最後になるが、中越さんを始めとした豪華女優陣の競演も見物です。




「プロデューサーのことば」…一柳邦久

 ドラマの面白さは、現実の束縛から解放されて、自由な想像空間に遊ぶことにあると思います。

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 地球の引力という呪縛から脱して、無重力の宇宙空間に飛び出すためには、爆発的なエネルギーと精巧な機械が必要です。時代劇は現代劇よりも一層精妙に作られた、異空間に飛んで遊ぶための仕掛けでしょう。原作の「居眠り磐音 江戸双紙」のシリーズは500万部近くも売れている大ベストセラーですが、二百数十年前の江戸というよりは、現代のどこか美しい異国を旅しているような楽しさに溢れています。ハラハラする冒険、せつない恋、温かな人の情、思わず笑みがこぼれる  おかしさ、ドラマの魅力のすべてがここにあります。その真髄を尾西さんが脚本に凝縮してくれました。そして磐音を演じる山本耕史さんを始め、それぞれ考えられる最高、最適のキャスティングが実現しました。一人ひとりがものすごい起爆力を秘めているだけでなく、アンサンブルとして計り知れないパワーを発揮します。「陽炎の辻」は時代劇を超えた時代劇、未踏の宇宙に飛び出した新しいドラマです。時代劇ファンだけでなく、これまであまり時代劇を観ることのなかった若い視聴者の皆様にも是非ご覧頂きたいと思います。未知の世界を旅する楽しさが存分に味わえます。




【原作】佐伯泰英「居眠り磐音 江戸双紙」
【脚本】尾西兼一
【音楽】佐藤直紀
【主題歌】歌:新妻聖子「愛をとめないで 〜Always Loving You〜」
【語り】松本和也アナウンサー
【スタッフ】
演出:西谷真一 (NHKエンタープライズ)ほか
制作統括:一柳邦久(NHKエンタープライズ)・安原裕人(NHKドラマ番組)


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