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リンク集

番組をご覧になって、さらに深く知りたい!と思った皆様に、参考にして頂けるリンク集を用意いたしました。

アドバイザー:ITアナリスト 長橋 賢吾さん
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第3回 ::メールは盗み見られないのか?

1) さらに知る "暗号"
 インターネットから電子マネーまであらゆるデジタルの通信には暗号が利用されていますが、暗号の安全性を測る尺度の一つとして、証明可能安全性という考え方があります。証明可能安全性とは、ある暗号化方式に対して攻撃をするとき、効率の良い解読アルゴリズムが数学的に存在しないことを証明できれば、その暗号化方式が安全という考え方(帰着技法)です。ポイントは、誰がその証明の正しさを保証するかという点です。
 この問題を解決する一つの考え方として、現在利用されている暗号技術を検討し、本当に安全性を提供できているか評価するということが上げられます。
 実際、日本では、CRYPTRECと呼ばれる暗号技術評価・検討するプロジェクトが立ち上がり、03年には電子政府推奨暗号リストが発表されました。

2) さらに知る"公開鍵暗号方式"
 公開鍵暗号方式は番組で暗号化する方式として紹介されましたが、電子署名というもう一つ重要な役割があります。暗号化では、たとえばBさんからAさんに暗号化メールを送信する場合、(1)BさんがAさんの公開鍵を使って暗号化→(2)Aさんが自分の秘密鍵で復号、という流れでした。
 これに対して電子署名では秘密鍵と公開鍵を逆にして考えます、(1)Aさんが秘密鍵で暗号化してBさんに送信→(2)BさんがAさんの公開鍵で復号、となります。たとえば、途中にAさんの公開鍵を持つCさんが盗み見て、公開鍵で復号すれば、Aさんの暗号メールを解読できてしまうので暗号としては成立しません。しかし、Aさんの公開鍵で復号できるということは、Aさんの秘密鍵で署名されていること、つまり、Aさんを認証することができます。この機能はデジタル署名と呼ばれ、電子文書上でのハンコとして広く用いられています。

3) さらに知る"クラックとセキュリティ"
 番組では完全な暗号として量子暗号が紹介されました。この量子暗号が生まれるきっかけのひとつが量子コンピュータです。現在のコンピュータ(量子コンピュータに対して古典コンピュータと呼びます)の場合、たとえスーパーコンピュータであっても、1ビットにつき0と1しか保持できません。
 一方、量子コンピュータは量子ビット(qubit)によって1ビットにつき0と1の値を任意の割合で重ねて保持することができ、古典コンピュータでは実現しえなかった並列処理が可能になります。
 この量子コンピュータの応用アルゴリズムが、Shorのアルゴリズムと呼ばれる素因数分解を高速に解くアルゴリズムです。RSA暗号の最大の安全性の根拠は、桁数が大きい数の素因数分解が困難ということでした。しかし、仮に量子コンピュータが実用化されれば、素因数分解を高速に解くことが可能になり、RSA暗号の安全性の根拠が失われかねません。
 とはいうものの、量子コンピュータはまだまだ理論段階で、どうやって量子ビットを実現するかなど実現に向けての検討課題が多く残されています。


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