リンク集
番組をご覧になって、さらに深く知りたい!と思った皆様に、参考にして頂けるリンク集を用意いたしました。
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第2回 ::メールアドレスの秘密
1) さらに知る "root"
すべてのrootが止まってしまったら、当然インターネットも止まってしまいます。
実際、2002年10月、13台のrootのうち、9台に通常の30〜40倍もの大量の問合せを送信しサービスを停止させる攻撃が発生しました。その結果、9台のうち、7台が一時サービス不能な状態に陥りました。幸い残ったrootが機能していたので、インターネット自体が止まるという最悪の事態は避けることができました。
rootを管理しているICANNなど(ドメイン、IPアドレス割り当てを管理する非営利団体)はこの事態を重くみて、13台のrootをさらに分散させる方法を検討します。具体的には、エニーキャストという技術を用いて、同じIPアドレスをもつrootを世界中に分散させる方式です。現在、この方式で 13のrootは変わりませんが、rootサーバのコピーの合計は世界中で169に及びます。この対策で万全とは言えないものの、2002年に比べたらすべてのrootが止まるという可能性は格段に低くなったといえるでしょう。
- 参考サイト
- 世界のrootサーバの情報(英語)
http://www.root-servers.org/ - RFC2870 ルートネームサーバの運用要求(英語)
http://www.ietf.org/rfc/rfc2870.txt - JPRS トピックス&コラム インターネットの根幹を支える〜ルートサーバの現状とMルートサーバ〜
http://jpinfo.jp/topics-column/006.pdf - RSSAC ICANNによるrootサーバ運用委員会(英語)
http://www.icann.org/en/committees/dns-root/
2) さらに知る".jp":
「インターネットのアドレスを打ち込むのはなぜローマ字なの?」こんな疑問を持ったことはないでしょうか。たしかに、インターネットはアメリカで生まれたこともあって、英語が標準ですが、だからといって、日本語のアドレスが利用できないというわけではありません。
.jpを管理している日本レジストリサービスでは2001年に日本語JPドメインを開始しました。たとえば、ブラウザのアドレス欄に「http://日本語.jp」と入力すれば、JPRSが運営する日本語ドメインのサイトにジャンプします。
これは日本語を含めた英語以外の言語でもドメイン名を利用できるようにする技術IDN(Internationalized Domain Name)の標準化によるものです。具体的には、Punycodeという仕組みを使って日本語をASCII表記(ローマ字)に変換します。たとえば、ITホワイトボックス.jpであればxn--it-og4avbwc2c8a4kl1q.jpとなります。
IDNを利用するためには、ブラウザでPunycode変換をする必要があります。これまでこの変換をサポートしていないブラウザが数多くありましたが、最近ではサポートも増えてきました。
さらにはウェブだけではなく、最近電子メールも国際言語化の標準(RFC)がまとめられました。将来的には、山田太郎@ITホワイトボックス.jpという日本語を含むメールアドレスが利用できるようになりそうです。
- 参考サイト
- 日本語.jpサイト (ブラウザによってはアクセスできません)
http://日本語.jp/ - Punycode変換サイト
http://punycode.jp/ - RFC3490 IDNの概要(英語)
http://www.ietf.org/rfc/rfc3490.txt - ICANNによるIDNテストページ
http://ja.idn.icann.org/ - 国際化電子メールアドレス対応
http://jprs.co.jp/press/090402.html
3) さらに知る"IPアドレス"
インターネットでの電話番号に相当するIPアドレスですが、現在、転機を迎えています。現在、IPv4アドレス(192.168.3.2など)が利用されていますが、そのIPv4アドレスの在庫が早ければ2010年後半、遅くて2013年にはなくなると言われています。
IPアドレス割り当て機関が保有している在庫が枯渇するという話ですので、インターネットの通信ができなくなるという話ではありません。ただ、ある会社が新しいサービスをインターネット上で公開するため、IPアドレスを申請したものの、在庫切れでサービスができない、という可能性はないとはいえません。
使われていないIPv4アドレスを再配分するなどIPv4アドレスを有効に使う方法も考えられますが、根本的な対策はIPv6への移行です。IPv6は128ビット(IPv4は32ビット)もの空間を持っているので、枯渇する可能性は極めて低いといえます。
このIPv6への移行は、電話番号の桁数を増やすということとほぼ同じです。実際、日本では1999年1月1日、9桁の携帯電話番号を11桁に一斉に増やしました。しかし、自律分散型のインターネットの場合、電話番号と違ってある日一斉にIPv4からIPv6に移行することは事実上不可能です。したがって、IPv4アドレス在庫枯渇後もIPv4とIPv6が混在しながら、徐々にIPv6に移行すると考えられます。5年後には私たちのパソコンも知らない間にIPv6で通信しているのかもしれません。
- 参考サイト
- IPv4アドレスの在庫枯渇に関して (JPNIC)
http://www.nic.ad.jp/ja/ip/ipv4pool/ - IPv6普及・高度化推進協議会
http://www.v6pc.jp/jp/index.phtml - IPv4アドレス枯渇対策タスクフォース
http://kokatsu.jp/blog/ipv4/

