メディア・リテラシーとは
メディアの意味と特性を理解した上で、受け⼿として情報を読み解き、送り⼿として情報を表現・発信するとともに、メディアのあり⽅を考え、⾏動していくことができる能⼒

つながる!NHKメディア・リテラシー教室

どんな教室

「つながる!NHKメディア・リテラシー教室」は、全国さまざまな地域の小学 5・6年生の子どもたちが クラス単位のオンライン形式でつながり、 進行役のNHKのアナウンサーと 一緒に楽しみながら、 メディア・リテラシーを 身につけていただける体験教室です!

情報があふれる社会で、「送り手の意図を踏まえ情報を読み解く力」や「影響力を意識して情報を発信できる力」など、「メディア・リテラシー」を身につけることの重要性が増しています。NHKは「つながる!NHKメディア・リテラシー教室」を、子どもたちのメディア・リテラシー向上の教育に対する公共メディアの社会貢献として、2021年度から実施しています。

全国どこからでもクラス単位で参加できるオンライン体験教室です
オンラインでつながる4つの参加校 NHKアナウンサーが進⾏ 他校の児童と意⾒を交わす カメラに向かって発表

教室の様子

最大4校の⼩学校の5年生、6年生が集まり一緒に考え、課題を発表し、お互いの意見を聞きながら、メディア・リテラシーについて学びます。

参加校の児童&先生に聞きました

児童の感想・意見

  • 楽しく授業をすることができてよかったです。メディア・リテラシーについてもっと考えていきたいです。

  • いろいろな⼈の意⾒が聞けたし、編集、画像のアップとルーズ、加⼯には必ず、⽬的や理由があることが分かりました。

  • 遠くの小学校の人たちと同じ課題について意見を話したり、違う考えの人の発表を聞いて「へえそうなんだ」と思って自分の意見が少し変わったりして、すごく面白かったです。

  • はじめは、そこまでたくさんの加⼯が使われているとは思っていなかったけど、授業を受けて、⾝近にあることを知ることができました。

先生の感想・意見

  • ⼀⼈⼀台のPCが与えられ、よりインターネットなどを活⽤していくことを進めていく中で、リテラシー向上の教育も同時に進めていく必要を感じており、申し込みました。

  • 100分間の学習は、集中⼒が続かないのではと⼼配していましたが、発表したり、A・Bカードを掲げて、ペアで話し合ったりと活動に変化があり、全員が意欲的に取り組めました。

  • 今まで他県の子どもたちと関われるような機会がなかったため、事前学習から興味と期待感いっぱいで参加しました。実際に意見交流をする中で、他県の子どもたちに良い刺激をもらい、自分たちでも意見を出そうと考える子どもたちの新たな姿を見ることができました。また、子どもたちだけでなく、教師もメディア・リテラシーについて考える良い機会でした。

  • 児童が10人以下の小規模校です。学区が広く、下校後友人と遊べないためにメディア時間が非常に長い傾向があります。職員数が限られ、教科書以外の学習への広がりが難しい中で、全国の他の学校の子どもたちとメディア・リテラシーを一緒に学ぶ機会にぜひ参加させたいと思いました。

つながる!NHKメディアリテラシー教室

「子どものうちから情報の読み解きや
発信のしかたを学ぶことが⼤切です」

監修 中橋雄
⽇本⼤学
⽂理学部教授

現代社会を生きる私たちは、大人も子どももさまざまなメディアに囲まれて生活しています。

メディアは伝えたいことを伝えるために表現されたもので、取捨選択、加工、編集などの工夫がされています。それだけに、誰が、何を伝えるために、どんな表現の工夫をしているのか読み解き、勝手な解釈をしないように気をつける必要があります。また、誰でも簡単に情報を発信できる時代ですから、発信者として勝手な解釈を広めたり、誤解を生むような表現をしたりしないように注意することも重要です。だからこそ、こういったメディア・リテラシー教室を通して、子どものうちから情報の読み解きや発信のしかたを学ぶことが大切なのです。

これまでの体験教室の様子を拝見して、子どもたちからメディアについてたくさんの意見があがり、その多様な意見をしっかり受け止めている姿がすばらしいと感じています。しかも、同じクラスの中だけではなく違う地域の小学校とつながることで、文化や環境が異なる子どもたちの考えを知ることができる。いろいろな考えに触れることによって、子どもたちのモノの見方や考え方が広がっていくことを実感しています。

詳しい内容申し込み

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