100万人の行動宣言

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とりくみ事例

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-行動宣言を使った授業・とりくみ事例

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『いじめが起きにくいクラスづくり』で行動宣言!
兵庫県神戸市立櫨谷中学校

Step1 友だちと『話す』“きっかけ”づくりを学ぶ オリジナル授業「エピソード10」


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自分を紹介する10個のエピソードを考え、10枚の「キーワード」カードを作る。
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「キーワード」を友だちに選んでもらい、そのエピソードを話す。
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エピソードを聞いた友だちは、必ず
1個以上質問をする。
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男女各5人とカードを交換した人から終了。
 
 

Step2 班ごとに『話す』場を与える どんなクラスにしたいのか?クラス目標を考える


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「仲のいい人同士でしか話せてないのでは?」というクラスの課題を提示する。
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班ごとに今年1年どんなクラスにしたいか?クラスの目標を話し合うことを提案。
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まずはひとりひとりが、どんなクラスにしたいか?自分の体験を踏まえて考える。
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班ごとに、みなの体験を聞いたうえで、ひとつの目標を作り上げる。
 
 

Step3 班で出たひとりひとりの体験をクラス全員で共有する! クラス目標を作る!


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班ごとに話し合いでどんな エピソードが出たか発表。
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つづけて、クラスの目標を発表。
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すべての班の発表を聞いたあとクラスで一番大切にしたいキーワードを再び班ごとに考え再び発表
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6つの班から共通して出てきたキーワードは“笑顔”。クラスの目標にする。
 
 

Step4 クラス目標を実現するために、ひとりひとりができることを行動宣言!


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“笑顔”というクラス目標を実現するために、ひとりひとりができることを行動宣言!
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班ごとに発表者を決めクラスみんなの前で思いを共有する。
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みんなの行動宣言には「話す」というキーワードが多いことを発見する
宣言を見る
interview
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行動宣言の授業・とりくみの中身

ねらい授業・取り組みをしたねらいは?

新しいクラスを受け持った担任がまっさきに取り組むことは「仲間づくり」です。これは、一朝一夕でできることではないからこそ、初動が大事になります。まず、生徒たちがなるべく多くのクラスメイトと『話す』ことができるように、きっかけをたくさんつくります。クラス内での考え方を分かち合い、少しずつ相手に興味をもちお互いの距離感をつめていくことが大切なんだと思います。この授業のほかにも一緒に掲示物を作ったり、班で協力してゲームをしたりと4月はお互いを知る期間でした。子どもたちの言葉の「友達」は、友達とそうでない人が区別されているように感じます。しかし、同じクラスになったみんなとは一生涯の友達とはいかないかもしれませんが、この一年の思い出を共有する仲間になってほしいと思います。この授業を通して仲間意識が芽生えていけばと思いました。
今回は、「いじめが起きにくいクラスづくり」ということで、まずは友だちと『話す』ことの楽しさ、『話す』ことの大切さ、を『クラスの目標づくり』を通して考えていきました。そして、最後にひとりひとりが『話す』ことの大切さに気がつくために行動宣言を書きました。いつの時代も子どもたちが考える「学校の楽しいこと1位」は「友達と会えること・話すこと」です。たのしく誰とでも話せるクラスを作りたいと思います。

取り組みの中身授業・取り組みの中身は?

Step1 友だちと『話す』“きっかけ”づくりを学ぶ オリジナル授業「エピソード10」
4月26日(月)1時間目 道徳


 ● ねらい
 ○自分の体験やエピソードを『話す』ことは、恥ずかしいことではないことを学ぶ。
 ○質問という「きっかけ」があれば、友だち同士『話す』ことができるということを知る。

● 授業展開案
<持ち物>はさみ・のり

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学習事項・内容 指導上の留意点 備考
導入10分 Q 先生のことをどのぐらい知ってるかな?例えば、次のことは??

・担任が3枚のカード「ネコ」「パズドラ」「ジャンプ」を見せ、
生徒に選ばせる。例えば、生徒が「ねこ」を選んだ場合。

例)先生「先生は5匹の猫を飼っている…など」
  先生「何か質問して?」
  生徒「飼っている猫は、どんな猫?」
  先生「雑種。実は全部同居している祖母が拾ってきた猫…など」


今日は自分のことを話してみよう!

・自分が話せるエピソードのキーワードを10個ワークシートに記入する。
・記入後、キーワードは切り離し、名刺のように友だちと交換できるようにする。

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・書いたキーワードを友だちに選んでもらい、エピソードを話す。
・エピソードを聞いた友だちは、必ずひとつ以上質問をする。
・話をしたあと、キーワードを交換して自分のワークシートに貼り付ける

 【生徒たちのエピソード例】
 「インコ」・・・飼っているインコが、まったくしゃべらない!?
 「父」・・・お父さんは元高校球児、甲子園直前で・・・。
 「すし」・・・好きなネタは『いくら』。食べるのは月に2~3回。
 「毛虫」・・・毛虫にかまれ、傷跡が北海道の形に!
  ※オモシロ ネタが盛りだくさん!

○休み時間のうちにやれることは済ませておく。


○これから授業でどんなことをおこなうのか?
担任が生徒とやりとりして見本をみせる。
○生徒に「キーワード」カードを1枚選ばせ、担任がエピソードを話す。
○担任が話をしたあと、ひとつ必ず質問をさせる。





○エピソードは自分が好きなこと、家族のこと、面白かったことなどなんでもいいことを説明する。
○エピソードをあらかじめ考えさせて授業に臨ませてもいい。



○最初に班の人と練習させ、要領をつかませる。
○担任は、班の様子を見て回り、積極的に話をするように呼びかける。
※教師が生徒に提示したカードは、生徒も興味のあるものにしたい。

※クラス全員が見られるように、エピソードを話す「キーワード」カードは大きめに作っておく。




※以下ワークシートを利用して授業をすすめる。
PDF
展開25分 -

・全員立たせ、スタートする。
・終わった人は自分の席に座ってワークシートをかく

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○自分からどんどん話しかけるように促す。
○自分から話しかけずらそうにしている生徒は、担任が仲介役に入って話しやすい雰囲気をつくる
まとめ15分 ・友達のエピソードを思い出しながら感想をかく

-

・発問を受けて今日の授業の感想をかく



・クラス目標のカードを配る

-
・自分の意見を1つカードに書く

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・班長を中心に、週末の金曜日までに、
友だちの思いを聞きいて班でひとつのクラス目標を考えることを
指示する。






○時間で区切る

○言葉にしないと気づかないことがたくさんあることに気づかせる。
○感想は今書くかどうかで時間調整






○この内容もエピソードがあるものにするように注意させる
単に「明るいクラス」「一致団結したクラス」だけでなく、どうして明るいクラスにしたいのか?自分の体験や経験を語りながら話せるようにする。






※ワークシート
PDF



※ワークシート
PDF

【POINT】最初に教師がしっかり自分のエピソードを語ること。これから何をおこなっていくのかを具体的に見せることが大切です。


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Step2 班ごとに『話す』場を与える どんなクラスにしたいのか?クラス目標を考える
4月26日(月)~5月1日(金)


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班長を中心に生徒たちが自主的に「今年はどんなクラスにしたいのか」話し合う時間を与えました。もちろん、休み時間や放課後の時間を利用して互いの思いを話し、ひとつのクラス目標をまとめというのは簡単なことではありません。うまく時間を作れている班もあれば、一部の生徒たちだけで目標を考え始める班も出てきます。担任は、その様子を見ながら「班の話し合いは上手くいってる?」「もうちょっと具体的にみんなの話を聞いてみたら?」「みんなはどんなエピソードを持っていた?」など聞いて、生徒たちに考えさせていきます。





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定期的に朝の学活や帰りの会を利用して、担任が意識的に問題提起もします。「みんなは、一部の人としか話をしていないのでは?」「なんか友だち同士で壁がないか?」「みんなと話をすれば、何か違ったことを発見できるのにな」すると生徒の中には、今回のクラス目標の話し合いだけに関わらず、「普段の生活でもあまり話をしたことがない生徒がクラスにいること。」「話したいけど話せていない自分に気がつく」生徒も出てきます。そういった生徒を中心にちゃんとクラスメイトの話を聞いてクラス目標を考えたいという意識が高まってきます。






すると生徒から「どうしても班で話す時間が足りない。」「時間を作ってもらえないか。」という要望が上がってきます。そのため今回は、担当する数学の時間とHRの時間を入れ替えて時間を作りました。最初から『○日の数学を話し合いに使います!』と言ったのでは意味がありません。生徒たちは『授業がつぶれて嬉しい!』『1時間だけ話して、先生が出した課題を提出すれば終わり!』と考えるのが普通だからです。話し合いのあと、時間内で話がまとまらなかった班は、休み時間や昼休みに班であつまり話し合いを続けていました。

【POINT】生徒たちの雰囲気・様子をしっかりと把握することが大切です。一方的に教師が課題を押し付けるのではなく、生徒が自分たちの課題として受け止めていく雰囲気作りをしていくことを心がけました。


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Step3・4 班で出たひとりひとりのエピソードをクラス全員で共有する!
5月1日(金)HR 「クラスの目標づくり」・帰りの会


 ● ねらい
 ○全員の意見を束ねて、クラスの目標を決める
 ○全員が意見をもち話し合あい、『行動宣言』でお互いの考えを知る。

● 授業展開案

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学習事項・内容 指導上の留意点 備考
導入 -


・班長を中心に発表。発表形式は自由にまかせる。

代表者発表

○休み時間のうちにやれることは済ませておく。





○「楽しい」「明るい」など抽象的な内容は詳しく聞くように促す。
○班員のなかでどんなエピソードが出たのか?どんなことを話し合ったのかクラス全体で共有できるように担任が質問をして掘り下げる。






PDF
※ワークシート
班ごとに考えた目標は黒板に張り出す。
展開 -

・6班の話し合いで出たエピソードやまとめた目標をみて、
このクラスの大事なキーワードを紙に書く
・書いたら前の模造紙に張る
・全員そろったらそのキーワードの中から1つを投票して決める。

投票






○みんなの意見を集約したり、誰かの意見を代表として挙げてもよい
○6つの意見が同じならそのキーワードで決まる。

○1つ選び、記名して投票させる。
○投票の結果から教師が1つ発表する





※今回は班ごとから出た意見は“笑顔”というキーワードに集約。投票をせずに決まりました。
まとめ -

・決まったクラスのキーワードを発表し、実現するためにひとりひとりに何ができるのか行動宣言をかく。
・班ごとに代表者を2名ほど決め、クラス全員の前で行動宣言を発表する



○行動宣言用紙を配布する。
○この内容もエピソードがあるものにするように注意させる(※これまでの話し合いを踏まえて、どんなことを考え、行動宣言を書いたのか発表させる)

○授業の感想は今書くかどうかで時間調整

【POINT】1コマ50分では終わらなかったため、まとめの部分は、帰りの会で行いました。


今後の展開予定今後の展開予定

 今回決まったクラス目標のキーワード“笑顔”をコンセプトに、みんなでクラスのマスコット(キャラクター)をデザインして、掲示できるようにします。文字だけではなく、みんなの思いをより視覚化することが大事だと考えるためです。また、一緒に作り上げていくことでクラスメイト同士が『話す』きっかけにもなります。 できあがったマスコットは、クラス目標のキーワードや行動宣言と一緒に、教室の目立つ所に張り出します。こうすることで、みんなで考えたという意識が高まり、クラスの一体感も作れると思います。

ちなみに、後日決まった学級目標キャラクターは
「笑顔の王様 えがおん!」というライオンに決まりました!


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