100万人の行動宣言

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とりくみ事例

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-行動宣言を使った授業・とりくみ事例

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香港の中学生といじめについて意見交換をして行動宣言!
佐賀県 佐賀大学文化教育学部附属中学校
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9月 生徒会執行部の発案で全校生徒で行動宣言に取り組む
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毎日帰りの会の1分スピーチで一人ずつ行動宣言を紹介、クラスみんなでふりかえる取り組みを実施
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秋に香港の林護中学校と国際交流を行ったメンバーを中心に「いじめについて考える」交流授業を計画
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林護中学校で行動宣言の取り組みを広げるための資料をつくり準備をすすめる
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交流授業はスカイプ中継を利用して 生徒が進行役を務めながらおこなった
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まずは、日本と香港の「いじめ」について意見交換。ネットいじめという共通の問題をかかえていること 日本が仲間外れなど精神的ないじめが多いのに比べ、香港では「殴る」「蹴る」といった肉体的ないじめが多いことが判明
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続いておこなわれた質疑応答では、香港には監督生という組織があり。生徒がいじめを注意したり先生に報告したりすることがわかる
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お互いの国のいじめ いじめ対策を知ったあと 香港の中学生と一緒に行動宣言を書く
※香港の中学生が書いた行動宣言
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宣言を見る
interview
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行動宣言の授業・とりくみの中身

ねらい交流授業で「いじめ」について考える取り組みをしたねらいは?

 この秋 佐賀県が取り組んでいる「世界とつながる佐賀県青少年交流推進事業」で、香港の林護中学校を訪問する機会がありました。
香港との交流が訪問だけで終わらず、事後の交流につなげることができないかと考えたのが交流授業を企画したきっかけです
 生徒達はグローバル化の時代において、様々な問題を解決していかなければなりません。また、その力をつける必要があります。
現在、「いじめ問題」が社会問題化しており、学校全体が「いじめ問題」に向かわなくてはいけない状況にあります。本校の生徒会が「いじめ問題」に真剣に取り組んでいたこともあり交流授業では「いじめ問題」に取り組むことにしました。

取り組みの中身交流授業までの行動宣言の取り組みの中身

5月
生徒会副会長より「いじめノックアウト」の取り組みを全校生徒で行いたいと要望があり準備を開始

矢印

9月
全校集会で「いじめノックアウト」100万人の行動宣言の紹介を行ったあと生徒と教職員で行動宣言を書きました

矢印

11月
全校集会で行動宣言がNHKのホームページに載ったことや学校内で掲示することを紹介。再度、自分の考えた行動宣言を考えるよう促しました

矢印

12月
帰りの会の1分間スピーチを利用し、各自の行動宣言を紹介する時間をつくりました
毎日一人ずつ行動宣言を実現するために実行していることなど発表
クラスメイトと意見交換をしています

矢印

1月
香港の林護中学校との交流授業の企画・準備
企画の中心となったのは香港交流訪問の際に引率を担当した教諭です。日本と香港の共通の話題で討論するために、学校に身近で かつ共通の話題として「いじめ問題」を取り上げました。交流授業の準備は授業者の教諭を中心に本校の道徳カリキュラム研究部会や生徒会担当、情報教育担当などが協力しながらすすめていきました。



授業の内容については林護中学校と打ち合せして生徒の司会団を双方にたてて進めさせることにしました。大きな流れについて教師はアドバイスをしましたが、詳細な点は生徒が打ち合わせしながら作りあげていきました。
それぞれの国で準備を進め、必要な際はSkypeを使って打ち合わせをしました。提案内容や質問項目、発表者の指名も司会団の生徒がすることになりました。

矢印

2月
香港の林護中学校とインターネット中継を利用した交流授業を実施。お互いの国「いじめ」について理解したあと、一緒に行動宣言を書いた

● 授業展開案

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過程 学習活動と内容 ○主な発問(◎中心発問)
予想される反応
〇指導上の留意点
☆評価
導入 〇今日の授業の内容を知る。そして、それぞれの国のいじめの現状を認識する。 〇お互いの学校の生徒にいじめの状況を聞く。
・(附属中)深刻な問題。命を落とす人もいる。
・(林護中)ネットへの書き込みが問題。
〇各中学の司会者が指名をして状況を伝えさせるようにする。
〇英語で気持ちを伝えることができる人は、英語で会話するようにする。
展開 〇課題1を考える。
課題1 日本と香港を比較して、どんなことを感じますか?
※連想法の資料を見て、発言するように、心がけさせる。




◎課題2を考える。
・(附属中)日本では深刻だが、香港ではそうでもない。
・(林護中)日本は、そんなにいじめがある怖い国なのか
〇事前にとった連想法の結果を知らせる。この中からキーワードをいくつかピックアップして、授業を進めるようにする。
課題2 「いじめ」って何だろう。
※SNSに関しては、共通の事柄なので、意識付けをしっかりさせる。





◎課題3を考える。
・(附属中)人の心の弱さが行動に出たもの
・(林護中)思いやりの欠如

〇特に最近問題になっているネットへの書き込みについて、悪口などを書かれた場合はどうしますか。

〇本音が出やすいように司会者は、あたりまえの意見がでた場合は、心を揺さぶる問い返しをさせるようにする。
〇日本と香港で共通な部分があれば確認するようにする。
課題3 では我々は、どのようにしていけばいいのでしょうか。
〇附属中学校の取り組みを林護中に紹介する。
(NHKいじめノックアウトでの「100万人の行動宣言」についてと、生徒会の取り組みについての紹介をする。)
(附属中)思いやりの気持ちや違いを認める心をもつようにしていく。
(林護中)強い意志をもつ。
○お互いの学校からでた考えを基に、最初に、自分にできることを考えたことを、さらに広めたり深めたりするように心がけて発表を聞かせるようにする。

☆評価:思いやりの大切さに気づき,自分のこれからの行動について考えることができたか。

まとめ 〇お互いの行動宣言を発表しあうとともに、今日の授業の感想も発表させる。 〇今日の授業を通して立てた「行動宣言」を発表してください。
〇今日の授業の感想を発表してください。
○お互いの行動宣言を発表させる。

○ 今日の授業のお礼と今後とも継続して、いろいろな課題に一緒に取り組んでいきたいことを伝える。
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しりょう

苦労したこと行動宣言の授業・取り組みをすすめるにあたっての工夫、大事にしたことなどあれば、教えてください

 無理がない範囲で行動宣言を振り返る機会を作ることが大切だと考えています。そこで毎日、帰りの会で一人の生徒がいじめ行動宣言についてスピーチをすることで、毎日いじめ問題についてクラス全員で考える機会をもつことにしました。
 各人がじっくりと考えて行動宣言を書くだけでも効果はあるのですが、スピーチをすることで自分がなぜこの宣言文を書いたのか、わかりやすく説明することが必要になります。これは自分の宣言を具体的なものにするためにとても効果的です。また、他の生徒の行動宣言を聞くことで、自分の行動宣言を見直す良い機会にもなります。
 スピーチの際は具体的にどんなことをするかを話す生徒もたくさんいます。「いじめの根絶」のための新たなアイデアがここから生まれてきます。考えが各人の行動につながります。回を重ねる毎にクラスの生徒の考えが深まり、新行動宣言を書くことにつながりました。
 香港の林護中学校との交流授業では、生徒同士が本音で意見を交換できるように気を配りました。また、香港と日本でこの問題について、違う考え方があってもそれを否定しないで、どうしてそう考えているのかを理解させたいと思いました。二つの国の生徒が意見をぶつけあうことでいろいろな意見がでてくることを期待しました。そして、この授業を通して、さらにいじめに対する考えが深まることがねらいです。
黒板
コメント
Q.Skypeを利用すると手軽に交流授業ができることを知りました。今度、東京と沖縄の中学校をSkypeで結んで いじめについて意見交換することを企画しています。
A.Skypeを利用すると、手軽に交流授業をおこなうことができます。生徒たちも中継がつながると目を輝かせています。どんな授業をおこなうのか?情報交換してもらえるとありがたいです。
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