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「北海道道 サケ大回遊を追う!」ナレーションを担当しました

  • 2024年5月1日

音更町出身の伊林です。4月26日(金)に放送された「北海道道 サケ大回遊を追う!」でナレーションを担当しました
※番組はNHKプラスの見逃し配信でご覧いただけます。下の画像をクリックしてください。

画像をクリックすると見逃し配信が見られます!
見逃し配信は5/10(金) 午後7:56 まで

北海道に住んでいる人には身近な魚の「サケ」。
しかし、“稚魚が海に出てからどこで成長しどのようにしてふるさとの川へ戻ってくるのか”は謎でした。

そこに答えを出したのがサケの「耳石(じせき)」に標識をつける技術なんです。

「耳石」とは、サケの頭にあるわずか数ミリの組織。そこに、“いつ頃どこから放流されたのか”などさまざまな情報を記録するというのです。

サケの卵を保育しているときに水温を下げると、耳石には黒い筋が付きます。
そこで温度を繰り返し上下させることで耳石に任意のバーコード状の模様をつけられるため、模様のパターンを変えて、放流の場所や時期など、さまざまな情報を盛り込みます。

「耳石」に標識をつけられるサケは毎年2億匹以上だといいます。全国で放流されるサケのおよそ2割にあたるということです。

北海道の川で放流されたサケは、海に出たあとどこへ行くのでしょうか?
各地の海で「耳石」をつけられたサケを調査してみると…。

なんと、アラスカ湾で、北海道の斜里川や西別川から来たサケが見つかったのです。
さらに“サケがどのようにしてふるさとの川へ戻ってくるのか”についても、番組後半で詳しく紹介しています。

耳石の標識を追うことで、2万キロにおよぶサケの大回遊の全貌が明らかになります!
この技術によってわかってきた研究成果は、専門家も「画期的なものだ」と評価します。
もちろん、番組では専門知識がない人にもわかりやすく説明しています。大変興味深い内容に、私も引き込まれました!

番組は、野生のサケの保護や食料としてのサケの資源確保についても考えさせられる内容です。

「北海道道 サケ大回遊を追う!―謎に満ちた大海原の旅―」NHKプラスで配信中です。
見逃した方は、ぜひご覧ください!

伊林が書いたブログはこちら

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