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お天気赤マル 桜シーズン到来!

  • 2024年4月26日

「ほっとニュース道北・オホーツク」で今年度から気象予報士の私、赤羽祐介がお伝えしている新コーナー「お天気赤マル」。第2回目のきょうのお題は、道北・オホーツクでもこれから見頃を迎える桜です🌸お花見シーズンを前に、知っていそうで意外と知らない桜観測の豆知識と各地の見頃予想をたっぷりお届けします!

“さくら さくら 今咲き誇る~♪”ということで、今回は局を飛び出して旭川地方気象台にやってきました!気象台が入る合同庁舎の敷地内には旭川市の桜の標本木があり、おととい24日にことしの開花が発表されたばかりです。
旭川地方気象台で技官を務めている大嶋香葉さんに桜の観測について話を伺いました。

赤羽

そもそも桜の観測はなぜ行うのですか?

大嶋さん

開花や満開などの観測結果から、季節の遅れ進みや気候の違い、変化など総合的な気象状況の推移を知ることを目的に実施しています。

赤羽

標本木はどう決めているのですか?

大嶋さん

原則として気象官署の構内に1本の観測用の正標本木を定め、観測を行います。構内の環境が悪いときは、気象官署付近の公園などにある植物を標本木に選定することもあります。また、できるだけ自然の状態におかれている植物を対象とし、人の手を特別に加えられたものは観測の対象にしないなどの決まりがあり、なるべく周囲の開けた場所を選びます。

赤羽

なぜ気象台は桜の開花予想を行わないのですか?

大嶋さん

気象庁では昭和30(1955)年から毎年3月から4月に全国(沖縄・奄美地方除く)の気象台等が観測しているさくらを対象として、さくらの開花予想を発表してきましたが、全国を対象とした同等の情報提供が複数の民間気象事業者により行われるようになったため、平成21(2009)年をもって発表を終了しました。

大嶋さんのお話を通して、桜が気候変動の大事なサインになっていることや、れっきとした意味があって標本木が決まっていること、かつては気象庁も開花・満開予想をしていたことなどが分かりました。私も初めて知ったことがあり、とても勉強になりました!

そして、やっぱり気になるのはことしの桜の咲き具合です。きょう26日、旭川市内の桜の名所を訪ねてみました。

やってきたのは約500本のエゾヤマザクラがある神楽岡公園です。きょうは朝から青空が広がり、咲いていたらとてもきれいだと思っていたんですが…

前日が雨だったこともあり、まだそんなに咲いていませんでした。24日に開花した標本木とは、それなりに時間差があるというのは発見でした。

“開花までもうちょっと”というつぼみばかりが目につく中で、咲いている木を探してみました!

園内の木を見上げてじっくり探していくと…

咲いていました~!!
この赤っぽい色合いがエゾヤマザクラって感じがしていいですね。道北・オホーツクにも本格的に春がやってきました!

神楽岡公園の桜は、きょうは全体として3分咲きぐらいの印象でした。あまり桜は咲いていませんでしたが、“花よりだんご”ということで、切り株に座って一足早いお花見を楽しみました(笑)🌸

おっと!話がそれましたが、ここから本題です。
道北・オホーツクの各地ではいつ桜の見頃を迎えるのか、開花・満開予想を見ていきましょう!

大型連休中に見頃を迎える所が多そうですね!
さらに、大型連休中の道北・オホーツクの天気(26日夕方時点)はこちら!

連休の中日を除いて基本的には晴れる日が多いので、お花見日和が続くと言っても過言ではなさそうです🌸
ただ、気温の変化は大きくなりそうですから、体調管理には気をつけて、よい連休をお過ごしください!

それでは次回のお天気赤マル(5月17日放送予定)もお楽しみに!

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