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北のことばお兄さん 「噴飯もの」編

  • 2023年7月26日

札幌局アナウンサーの福田裕大です!
北のことばお兄さん。今回は、「噴飯もの」です。
多くの人が意味を誤って理解しているこのことば。
皆さんは、正解できますか? 

噴飯もの

恥ずかしながら、私はあまり聞き馴染みがなかった、このことば。
皆さんはどのような時に使われていますか?
また、私のようにあまり使わない方、どんな意味だと思いますか?

さて、ここで問題、「ことばクイズ」です。
「噴飯もの」の正しい意味は、どちらでしょうか?

A. 腹立たしくて仕方がないこと
B. 笑いをこらえきれず、おかしくてたまらないこと

正解は…

Bの「笑いをこらえきれず食べかけのご飯を噴き出すようなおかしくてたまらないこと」なんです!
勝手なイメージですが、私はAの「腹立たしくて仕方がないこと」だと思っていました。
私のように認識していた方も少なくないはず。
というのも…

文化庁の調査では、「腹立たしくて仕方ないこと」と答えた人が5割弱。
およそ半数が誤った意味で理解しています。
なぜだろう…。

文化庁によると、

“噴”という漢字が含まれる文(例:火山の噴火)は、激しい勢いを感じさせるものが多く、これが「怒り」のイメージに結び付きやすいと考察しています。

なるほど…
確かに言われてみれば、“噴”という漢字から怒りを想像していたのかも。
またまだ知らないことばがたくさんあるなと痛感します。
修行が足りないですね。もっと頑張らなきゃ。

皆さん、今月も正解できましたでしょうか?
私も負けないように頑張ります。
また、次回のことばクイズでお会いしましょう!
皆さん、今日も最高の一日になりますように!

新年度の北のことばお兄さん

今回のことば、いかがでしたか?
今年度の「北のことばお兄さん」は、伊林毅暁(いばやし・たかあき)アナウンサーと、福田裕大がお届けしていきます!
伊林アナウンサーにことばの「いろは」を教わりながら、私自身も皆さんと共にことばについての知識を深め、アナウンサーとして成長できるよう精一杯頑張ります。
今後は、撮影風景に加えて、「撮影前の準備」や「撮影後の編集作業」など、番組の裏側も発信していければと考えておりますので、ぜひご覧ください。
それでは、次のことばでお会いしましょう!

“ちょっと人に話したくなることばの知識”をお届けする北のことばお兄さん - NHK
放送は、(月)~(木)の午前5時59分から1分です。

これを見れば、「『○○○』って、本当はこういう意味なんだよ!」と思わず人に話したくなること間違いなし!

北のことばお兄さんWEBはこちら

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