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この夏、仁木町のフルーツを食べて飲んで走って味わう。

  • 2023年6月29日

隣どおし、あなたとわたしさくらんぼ~🍒(/・ω・)/もういっかい! こんにちは!「ほっとニュース道央いぶりDAYひだか」道央エリア担当リポーター、坂井里紗です。今回の70MAPは、後志の仁木町に伺いました。仁木町と言えば、フルーツ!この夏、フルーツを「狩って」「飲んで」「走って」楽しめちゃうんです♪ 

町内には20を超える観光農園があり、次々と今期の営業を始めています。およそ4000本の木がある「さくらんぼ山観光農園」は6月17日にオープンしたばかりで、早速、訪れた人たちがさくらんぼ狩りを楽しんでいました。仁木町は、さくらんぼとプルーンは作付面積道内1位!生食用ぶどうは2位!リンゴは3位!まさにフルーツ王国なんです!!!

これから秋までたくさんのフルーツが楽しめます。農園の代表、山野井英幸さんは「仁木町で作られた果物は食味がいい!」と笑顔で語ります。

さくらんぼ山観光農園 代表 山野井英幸さん
「今はさくらんぼですけど、8月に入るとプラム、それからすぐプルーン、そのあとブドウが出てくるんですよ。最後に締めくくるのがリンゴ。今から10月の末まで絶え間なくいろんな果物が出てきます。やっぱり取れたての物を食べていただいて。自分の手でもぎたての瞬間を味わっていただければ。こんな魅力的なものはないんじゃないですかね。」

一方、別の農園には、「醸造所」が併設されています。ワインじゃありませんよ!去年から自家製のホップを使って「クラフトビール」を造っているんです。この夏楽しめるのが、原料に農園でとれたりんご100%のジュースを使ったクラフトビール。

使っているりんごジュースは、砂糖などを使っておらず、りんごの自然な甘みをいかしています。私もいただきましたが、はちみつのような濃厚な甘みとフルーティなりんごのさわやかさを感じてとてもおいしかったです!

そんなおいしいジュースで作ったクラフトビールを飲んでみたい!と思ったのですが、完成は来月下旬、販売は8月を予定しています。およそ300本限定で販売するそうです。暑い日にキンキンに冷やしてグッと飲んでほしいとのことです!いや~楽しみだ!

にきや 支配人 前田春奈さん
「クラフトビールは醸造の期間が早く、みなさんに楽しんでいただける期間がたくさんあるかなと思いまして、クラフトビールを始めました。クラフトビールを通じて『仁木ってこんなにおもしろいものがたくさんあるんだよ』とか、『おいしい作物があるんだよ』っていうのをいろんな方に知っていただけたらと思います。また、いろいろ果物育てていますので、果物を使ったクラフトビールをこれからも作っていきたいと思っております。」

さて、クラフトビールが完成するころ、町では4年ぶりのイベントが開催されます!仁木町の果物とお酒を満喫できるその名も「フルーツ&ワインマラニック」です。マラソンとピクニックがコラボレーション。果樹園やワイナリーを通るコースをフルーツやワイン、ジュースなどを楽しみながら巡ります。農作物やワインの作り手と交流できるのも魅力の一つ。提供されるお酒は1種類30ミリリットル程度。当日は保健師や消防隊員などが引率し、お酒を飲む方は健康診断書を提出します。このイベントでは、「タイム測定」や「順位」はありません。歩いてもOKです!自分のペースで進めます。ふだん走らないという方でも気軽に参加できそうですね!

イベントを立ち上げた1人、前田将克さんです。走るのが好きな前田さん。ランニングで日本全国を1周したことも。その経験がきっかけで、「北海道で地域資源を生かした面白いランニングイベントを企画したい!」と思い、兵庫県から仁木町に移住してきました。前田さんと一緒にコースを走ってその魅力を教えてもらいました。

「フルーツ&ワインマラニック」立ち上げメンバー 前田将克さん
「本当に走ることを純粋に楽しんでもらったり、仁木町を本当に自分の足で回って楽しんでもらったりできるようなイベントにしたいなと思って。しんどいなと思ったら歩いて、しゃべって、それぞれ農家さんとかのエイド(チェックポイント)で農家さんと交流して。フランクに楽しく仁木町を楽しんでもらえるイベントかなと思うので、気軽に楽しんでもらえたらなと思います。」

さらにフルーツやワインのほかにも楽しめるのが「景色」です。仁木町ならではのワインのぶどう畑などを楽しめるコース設定になっています。

「フルーツ&ワインマラニック」立ち上げメンバー 前田将克さん
「余市川を谷にして、フルーツの畑が見れたりだとか。季節的には8月の後半なので町じゅうに赤い実りがなって、視覚でも楽しめるんじゃないかな。また、広い大地にぶどうがうわーっと植わってる(植えてある)、ヨーロッパのような景色も楽しめると思います。全国いろんなところを走ってきたんですけど、仁木のようにぶどう畑が丘のようになっている場所って全国でもなかったので、『こういう景色が日本にあるんだな』っていう発見も含めて楽しんでもらえるんじゃないかなと思います。」

このイベントは、8月19日(土)開催予定で来月15日まで参加者を受け付けています。前田さんも意気込んでいます。

「フルーツ&ワインマラニック」立ち上げメンバー 前田将克さん
「地元の方も『来てもらってよかった』って、参加者も『仁木に来てよかった』って思えるイベントに今年度もしてみたいなと思っています。」

取材後記

「フルーツ&ワインマラニック」を立ち上げた前田将克さんは、19歳の時に1年半かけて日本一周をしたそうです。そんな前田さんが「『フルーツ&ワインマラニック』を私も体験したい!」というわがままを叶えて下さり、実際にコースを走らせていただきました。走り出しは順調!だったものの…開始5分弱で息切れ…。そういえばふだん運動していないんだった…。でも大丈夫!このマラニックは歩いても立ち止まってもOK!私も気軽に楽しく巡れました。前田さんに楽しく走るコツを伺うと「『気持ちよく走る』っていうイメージで体を力まずリラックスしながら進むこと」だそうです。確かに、景色を見ながらおしゃべりしながら進んでいると本当に気持ちがいい!走っているとこんな話も。「このマラニックで奥さんと出会ったっていう…。両方とも手伝いで来ていたので意気投合したんでしょうね」実は前田さん、クラフトビールを紹介してくれた前田春奈さんとご夫婦!驚きです!照れながら教えてくれました!きゃー!恋バナも盛り上がっちゃう!
イベント当日は夏真っ盛りなので、日焼け対策や熱中症対策を十分にとって参加してくださいね!! ちょっとでも気になったあなた! 夏の仁木をマラニックで楽しんでみてはいかがでしょうか!

道央いぶりDAYひだか
坂井里紗
2023年6月29日

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