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北見市長選挙 選挙戦に密着 今後のかじ取りは誰が

  • 2023年9月7日

北見市長選挙が3日に告示され、現職と新人、あわせて2人が立候補しました。オホーツク地方の中心都市・北見市。 道内の多くの自治体と同じように人口減少が進んでいて、選挙戦では今後のまちのあり方をめぐって論戦が交わされています。 2人の候補者の選挙戦を追いました。(北見放送局取材班)


北見市長選挙  現職と新人  一騎打ちの構図に

北見市長選挙に立候補したのは、届け出順に、▽3期目を目指す無所属の現職で自民党と公明党北見支部、それに新党大地が推薦する辻直孝氏(70)と、▽共産党の新人で党北見地区常任委員の大場信之氏(69)の2人です。


辻直孝氏の選挙戦

3期目を目指す、現職の辻直孝氏。
新型コロナへの対応など実績をアピールするとともに、市が直面する課題に先頭に立って取り組むと訴えます。

辻直孝氏
「北見は1次産業、保健・医療・福祉、非常に多岐にわたる課題がある。議会の場を通じて皆さんとも協議をしながら、しっかり前に進めていくことが私の務め。北見がよい方向に向かうことができるよう、精いっぱい力強く頑張ってまいりたい」

自民党や公明党などに加えて、多くの業界団体の支援を受ける辻氏。
告示日には市議会の定数の4分の3を超える議員が顔を出し、組織力を生かした選挙戦を展開しています。

地元選出の衆議院議員も応援に駆けつけ、国とのパイプの必要性を訴えます。

武部新  衆議院議員
「物流問題、高速道路、JR北海道の問題もそう。リーダーである中核都市・北見市の市長が中心にならないとこの問題は解決できない。物価高を乗り越え市民に笑顔を広げる、それがこの3期目の戦い」

基幹産業である1次産業の振興など、地域経済の活性化には人口減少を食い止める必要があると考えています。
第2子以降の保育料を所得制限なしで無償にするなど、子育て支援策を充実させると強調します。

辻直孝氏
「子ども子育てを通じて、人口減少にしっかり向き合っていく必要がある。子どもが元気に育つ、北見に誇りを持ってもらう。子どもの成長は大きな位置を占めていると思っている。3期目に臨む姿勢を多くの皆さんに伝えて、ご理解をいただきたい」


大場信之氏の選挙戦

共産党の新人、大場信之氏。
生活が苦しい人の相談にのる活動を続けてきた経験から、市民目線の政治を実行することが大切だと訴えます。

大場信之氏
「人間は幸せになる権利があると憲法でうたわれている。どうしてその権利が実行できていないのか。国が手当てをしないなら、このまちで困った人、苦しんでいる人と向き合い支えようではないか。あなたの声がまちをつくる、あなたの声で政治を変えよう」

草の根の活動を重視する大場氏。
持ち前の体力を生かして市内をくまなく回り街頭演説を繰り返します。演説後は1人1人と握手し、精力的に知名度アップを図っています。

応援に入った元衆議院議員は、今こそ市民と対話する姿勢が重要だと訴えます。

畠山和也  元衆議院議員
「市長というのは市民誰ひとり分け隔てなく目を向けて、温かいまちづくりをすることが基本。市民の涙も、市民の笑顔も知っているからこそ、心通う北見市長となって頑張ることができるのではないか」

急速に進む人口減少はこれまでの市政にも責任があり、若い世代の関心を高める必要があるとしていて、SNSでの発信にも力を入れています。
世代を超えて誰もが安心して暮らせるまちづくりの実現を目指します。

大場信之氏
「子育て政策でも高齢者政策でも、本当に後れをとっているとずっと感じてきた。人的資源や環境資源を生かせば、みんなが安心して暮らせるまちはできる。みんなで知恵を出し合ってまちをつくっていくことが可能だと呼びかけている」


投票日は10日  論戦続く

北見の4年間のかじ取り役を担うのは誰になるのか。
投票は今月10日に行われます。

2023年9月7日

今回の北見市長選挙をさらに詳しく👇

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