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北のことばお兄さん 「名前負け」編

  • 2024年2月15日

北のことばお姉さんの山下佳織です。
 「北海道代表の初戦、大阪代表だ。“名前負け”しないかなぁ…」
 「名前負け」という言葉は、名前と何を比べて「負け」と表現しているかご存じですか? 

「名前負け」の意味

本来は「名前が立派すぎて実物が見劣りする」という意味で、相手の名前に気後れする意味ではありません。
名前とその中身を比べているのですね。

しかし、国立国語研究所が最近20年の新聞を調べたところ、2002年から2011年にかけて、高校野球の記事で本来と違う使い方も多く見られました。例えば「常連校に名前負けしたくない」などといった、選手のコメントです。

正しい使い方が増えてきた?

しかし、2012年以降は使用が減り、特に誤用は激減したという結果が出ています。
国立国語研究所は、
“誤用が出ないようにという各新聞の方針が、強化されたと見るべきだろう”
とみています。

私も「北のことばお姉さん」として、“名前負け”しないように頑張ります!

“ちょっと人に話したくなることばの知識”をお届けするミニ番組「北のことばお兄さん」
放送は、(月)~(木)の午前5時59分から1分です。
これを見れば、「『○○○』って、本当はこういう意味なんだよ!」と思わず人に話したくなること間違いなし!
北のことばお兄さんWEBはこちら

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