2020年01月04日 (土)

片づけられない!<番組内容>

ホゴシャーズのみなさんに「子どもの片づけ」についてアンケートを行ったところ…

7割の方から、「うちの子どもは片づけができない」というお悩みが返ってきた。
どうすれば、自分で片づけができるようになるのか?
2児の母である小倉優子さん、親と子の片づけの専門家澁川真希さんと一緒に考えた。


◇ランドセルを片づけない子どもたちに悩むポニーさん◇

ポニーさんのお悩みは、学校から帰った息子たちがランドセルを決められた棚に片づけてくれないこと。何度か注意すると、ようやく片づけ始めるが、棚の前まで持って行くのに、棚の中には置いてくれない。

子どもたちに片づけない理由を聞くと、「めんどくさい」という答え…。

62601.jpg


いったいどうすれば、片づけてくれるのだろうか?


<片づけの専門家澁川真希さんの話>

ポイントは、「子ども目線で考える」こと。
そのうえで澁川さんは、棚の場所と棚板の形状を見直すことをおススメした。大人にとってはちょっとしたことでも、子どもにとっては面倒なことがある。棚までの動線をなるべくシンプルにすることが大事だという。
また、棚板がデコボコしていると荷物が引っかかり、出し入れしづらい。

 62602.jpg 62603.jpg

62604.jpg




◇子どもたちとランドセルの片づけ場所を見直すポニーさん◇

ポニーさん、澁川さんのアドバイスを受け、子どもたちと一緒にランドセル置き場を見直すことに。このとき、親が一方的に決めるのではなく、子どもたちが改善方法を選ぶことが大事。子どもが主体的に関わると、やる気や責任感につながるという。

まず、棚の向きを変え、棚にランドセルを置くまでの動線がほぼ一直線になるように改めた。そして、でこぼこした棚板の上には、ツルツルしたシートを敷くことに。

さらに、置き場所を兄弟の身長に合わせて変えた。

62605.jpg 62606.jpg

こんなちょっとしたことで、子どもたちは片づけるようになるのか?

翌日…子どもたちは、ちゃんと片づけた!
その後も、自分からすすんでランドセルを片づける日が続いている。



◇子どもが片づけの必要性を分かってくれないハナミズキさん◇

中学生の息子が片づけなくて困っている。
ところが、当の本人は散らかっていても、どこに何があるかが分かるため、特に困っていない。「なぜ片づける必要があるの?」と聞かれるという。
こういう場合は、親はどうすればいいのか?


◇家族で片づけのルールを作ったネクタリンさん◇

親と子の片づけ定義は違うと考えるネクタリンさん。
ネクタリン家では、リビングなど共有スペースに私物を置くのは禁止
という片づけルールを作った。

以前は、一人娘のらなさんが守れないこともあったが中学生になったのを機にあらためて親子で話し合った

62607.jpg

らなさん「『公園とかにゴミが落ちてたら嫌でしょ?だからみんなで使う場所はきれいにしようね』と言われて納得したので、キレイに使うようにしています。話し合わなかったら、たぶん今も散らかっていたと思う。」

実は、らなさん自身の部屋はキレイな時と散らかっている時がある。
でも、ネクタリンさんは片づいていなくても、あえてなにも言わないという。
らなさんは、テスト期間が終わった後などに片づけている。



<片づけの専門家澁川真希さんの話>

“片づいている状態”には親子間で差がある。
・生活のリズムで片づけられれば、毎日きれいでなくてもよい。ただし、片づけようという時に片づけ方が分からないとか、他の部屋に隠すとかにならないようにする。
・片づけの声かけも否定や命令口調ではなく、子どもの話を聞いたうえで、たとえば、「片付けをやらないと、おやつはない」ではなく、「片づけが終わったら、おやつにしよう」という声かけにするといい。

62608.jpg




◇子ども部屋の片づけにお悩みのはやぶささん◇

はやぶささんは、夫婦共働きで多忙を極め、中学生の子どもたちの部屋に手をかけられずにいた。
そこへ、片づけの専門家澁川さんが訪問。
部屋のカーテンがレールから外れていると指摘されたが、はやぶささんはそのことに気づいていなかった。

澁川さん「部屋の環境に対しての意識がほとんど向いていない。親が気づいて片づけをすることによって、子どものささいな変化にも気づけるようになる。」

62609.jpg


はやぶささん、まずは、部屋の使い方について、親子で話し合うことに。

すると、子どもたちからは、物が多いという不満が出てきた。
実は、子ども部屋の本棚には、子どもたちに読んでもらおうとはやぶささんが買った本がいっぱいなのだ。しかし・・・

子どもたち「本自体そこまで好きじゃないから、読まない。」「一度目を通したら、ほとんど見ないことが多い。」

62610.jpg


本棚の使い方をめぐって、親子間に認識のズレがあることが分かった。

さっそく作業開始。
まず、物を「使う・捨てる・部屋から移動するに分けて整理。
つづいて、収納スペースの確保。衣装ケースなども、子どもの目線より上に置かない。

62611.jpg


そして懸案の本棚は、はやぶささんが子どもたちに薦めていた本を減らし、子どもたちがよく使う物を置くスペースを新たに作った。

子どもたち「以前は探さないと出てこないものが多かった。よく見る物を置けたので良かった。」

62612.jpg


今回気づいたことがあるというはやぶささん。

はやぶささん「部屋がキレイになると、その状態を保とうとするので、今もキレイです。子どもたちが何を欲しているのか分かるようになり、コミュニケーションのチャンスが増えた。」


小倉さんと澁川さんの感想◇

・親も子もそれぞれの思いがあるから、話し合うことが大切。(小倉さん)
・片づけは、自分がやりたいことや必要なものを選ぶ力を育む。選ぶものが、今はおもちゃかもしれないけど、ゆくゆくは自分の進路にもなる。(澁川さん)



<尾木ママの見解>
・片づけで、親の子どもを見る目が整理される。子どもに対してのアンテナが張られる。


単なる片づけにあらず。
まずは親子でゆっくり話し合ってみよう。



END

*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:25 | カテゴリ:番組内容 | 固定リンク


  

気づいて!きつ音の悩み <みんなの声>

■小学3年の息子も吃音で、2年生からことばの教室に週に1度通っています。
吃音のことに触れない、何も言わないのがいいと、ことばの教室で教わりました。
今思えば、息子の気持ちを近くにいるのに理解してなかったと思いました。ことばの教室の先生にも、見守るように言われてたのに。ことばの教室においてある、菊池先生の本を読み、分かりやすく、親の対処法を改めて理解し、主人、学校の先生にも読んでもらいました。
この本を読んでから、私たち親も、息子の吃音に対する関わりかたを改めました。
番組で吃音がある人たちの話し合いを聞き、怖い、と言っていたことが印象深く、本当に1人で悩み、抱え込んでるんだと思い、息子も1人で思ってるのかと思いました。
【おにんぎょう】



■吃音を取り上げていただきありがとうございました。小学生の息子たちが吃音で、ことばの教室に通級しています。
新学年度のたびに担任との面談をしていただいたり、学校行事や授業での子どもの発表についてや、子どもたちの友人関係…悩みが尽きません。 また専門家も地域によるとは思いますが、自分の地域には少なく 、地域の小児科医たちも吃音についての情報が昔のままだったり、地域の保健師には様子みてと言われたり、言語聴覚士も吃音は専門外だったり… 。 私のような吃音がある子どもの保護者たちが多くいます。
これからも数回にわけ、取り上げていただくことで、吃音の正しい理解と吃音がある子のための環境調整もさらにしやすくなっていくと思いますので、よろしくお願いいたします。
【はーちゃん】



■きつ音は治るのか。
その治し方は。
きつ音について、そのまわりが理解して協力すれば、すごしやすい環境になるのは当たり前です。
今、その環境ができていないから、今、きつ音で苦しんでいるのです。
当事者も、その家族も。
きつ音を治すことができるのか。
治せるなら、その方法とはどんなものがあるのか。
他人の変化に期待するのではなく、みずからが努力できることがあるかどうかを知りたいです。
【きつ音太郎】


■12月28日放送「きつ音の悩み」についての感想をお送りします。番組内容が分かりやすく作られていて、とても参考になりました。
私の次男(4歳年少)も吃音がありますが現在通園している保育園は吃音への理解が高くありがたい環境だと思います。
ただ今後、小学校中学校と環境が変化していく中でいかに本人が話しやすい環境を作ってあげられるかが課題だと感じました。
特に入学にあたっては学校への働きかけを真剣に考えたいと思います。
人と違う個性をもった人間が生きやすい社会になるのは難しいかもしれませんが、ありのままの自分を出せるような環境に恵まれることを願わずにはいられません。
最後に、吃音について取り上げていただきありがとうございました。
また定期的にさまざまな角度で、吃音について取り上げていただけると社会の関心理解も深まると思いますのでよろしくお願いします。
【匿名】


■きつ音の話し方は、本人はあんまり辛くないとは知りませんでした、周りの配慮で(特に先生の)どれだけ救われるのか、知ることが大事だと思いました。先生は一回だけ、きつ音のことを子どもに伝えたら子どもは一生理解出来るのだから…
さらに詳しい内容を知りたいです。また特集してほしいです。
【あっちゃん】


■吃音について取り上げてくださり、ありがとうございます!
我が家には夫と長男(小学3年・男子)に年中の時より吃音があります。周囲のマネやからかい・無理解に何度も落ち込み涙してきました。
夫にも吃音があるため、夫は長男の一番の理解者です。オープンに吃音のことはなんでも話し合える環境です。私も長男とは吃音の話をオープンにしています。今日、日直でちょっとどもったんだよねぇ、なんてサラッと話してくれます。吃音のある子は頭の回転が良すぎるから言葉が追いつかなくてどもるんだよとずっと話してきたため、本人も自分は頭の回転が速いんだと自信を持っています(笑)
夫は吃音が出やすい言葉を把握しているために、巧みに言葉を言い換えているらしく、あまり吃音症状は目立ちません。こうやって考えながら言葉を出すから、頭が良くなるんよ!と言っています。確かに頭の回転は良いですが・・(笑)
吃音は決してマイナスだけではない、と長男には思ってほしいです。
あ、あ、あとなるのは、吃音のある子にとっては一番話しやすい話し方なんだというお言葉、目から鱗でした。
私は今まで長男は吃音が出るときは話すのが苦しいんじゃないかと思っていましたが、そうではないんだと思えたことで気持ちが楽になりました。ありがとうございます!
きつおん親子カフェには私と長男も参加しており、今回取材いただいたこと、本当に嬉しく思います。
きつおん親子カフェに出会えて良かったです。
ステキな方々と出会うことができました。
また吃音のことをぜひ取り上げてください。もっともっといろんな方に吃音のことを知ってほしいです。よろしくお願いします。
【さーちく】


■吃音について
周りの方からの反響がすごかったです。思春期以降の悩みが一番みんなが知りたいし、聞きたいけど聞けなくなることだと思うので、親子カフェで話し合っている内容を多くの人に知ってもらえたら、もっとたくさんの吃音の方に勇気を与えたり、助けられるのでないかと思います。
お友達からの意見
・あの時間では全て伝えきれていない気がしたので、もっと聞きたかった
・実は主人が吃音で対応に困っていたので、見れて良かった
・吃音について初めて知った
・吃音で困っているんだなと思った
・もっと周りに伝われば良い
・子どもについていろいろと考えてしまうけど、前向きに頑張ろうという勇気をもらった
とのことで、少しでも理解者が増えたことを嬉しく思います。ありがとうございました。
【えり】


■いつも番組を見ていて 保護者の意見が聞けるのがとてもいいと思っています。
保育園年長の 下の子(女)が吃音です。
放送を見て 同じような子が結構いるんだなと思いました。
うちの子は、どもりやのばす等 さまざまありますが 全部にあてはまり 定期的に病院へ通っています。
おしゃべりは大好きですが 伝えるのに時間がかかるので保育園の先生とはコミュニケーションが 取りづらくあまり話すことはないようです。いい時と酷い時の差があり 何て言っているのかわからない時があるので 急いでいる時などは イライラしてしまう気持ちはよくわかります。
来年から 小学校へ入学するのをとても楽しみにしていますが 私としては不安です。放送されたように 親子での交流があったり 学校で 理解のための授業があったり 周りの理解がある地域でいいなと思いました。
さまざまな書籍を読むと いじめがあったり 自殺を考えたり 将来は就職に差し支えたりするような内容ばかりが目につきます。
これから もっと話しやすい環境づくりができたらいいなと思いました。
【じゅじゅ】

 

■子どものころは発音する時の連発・伸発・難発はほとんど出てなかったですが、歳を経るにつれて、その症状が少しずつ増えてきました。
社会人になり、鍼灸整骨院に就職した初めの頃は吃音の症状は酷くなかったのですが、ミスする回数が増え、院長に怒られてから、患者さんの名前を呼ぶ時に連発・伸発・難発が酷く出てきました。
今は職場が変わり、吃音の症状が少し抑えられてますが、まだ出ます。
改善の仕方がよく分かりません。
【いっくん】

 

■吃音の当事者です。学校の音読や発表をする時はすごく嫌で緊張して不安になりました。大人になった今でも、鮮明に覚えています。取材されていた子どもさんをみていて、涙が止まらなくなり、胸が締め付けられました。今、働いていますが吃音で、悩む事も多いです。生きていくのがしんどいと感じる事もあります。吃音の当事者で働いている、さまざまな世代についても放送していただきたいです。吃音のことを知らない人も多いと思うので、もっと多くの人に知ってほしいです。見ためでは、困っているように見えなくても心の中ではすごく、苦しくて一人で悩みを抱えこんでる人もいるということを少しでもわかってほしいです。
【うさぎ】

 

■吃音がテーマの番組を見ました。高2の長男は、難発の吃音があります。小学低学年からです。小学校のうちは市内のことばの教室がある学校に月に2回~4回通っていました。中学3年の時に番組でも出ていらした先生と出会い、本を読んだりいろいろ吃音について学ばせていただきました。自分の子どもが吃音で、一人で悩みを抱えている親御さんが多いのだなと感じました。息子と私は理解あることばの先生との出会いがあったため、今は和やかに過ごすことが出来ています。社会や学校、幼稚園保育園での吃音の理解が深まるよう、今回のような吃音を取り上げた番組が多く制作され放送されることを切に願っています。
【まりまり】

 

■きつ音の長男(中3)がおります。小学生3年生のころから少し、連発をするようになりましたが、私と夫はとくに気にならず、治るものではないときいていたので、長男自身がうまく受け入れて、やっていってくれたらいいなぁと、少しのんびりと思っていました。その後、中学に入り、長男自身が気にするようになり、そこではじめて「きつ音」という言葉を使って長男といろいろ話しました。そして『お母さんは気にしたことはなかったよ』と伝えました。私がそう思えたのは、私の学生時代に少しきつ音の出るクラスメートがいたのですが、とても一生懸命でみんなから頼りにされている姿を見ておりましたし、少し言葉がつまってしまうことも、彼の良さにしてしまう、そんな彼の姿がとても好ましかったからです。その経験のおかげかもしれません。長男は中学では発表や音読がつらかったようで(やはり笑われたり、からかわれたりするので)、ある教科の発表のときには、クラスメート(2クラス合同)の前ではなく、先生と一対一ならできる、と自ら相談していましたが、それだと評価にならない、という返事をもらいました。私は評価にならなくってもいいじゃない、と長男に伝えましが、学校の対応に少し残念に思っことを覚えています。でも、学年会議にかけてくださったこと、ありがたく思っております。何よりも長男自身が解決法を考えたことに、とても成長を感じました。実は、ただいま、体調不良により不登校です。体調不良の原因はいろいろなのだと思います。きつ音のことだけではなく、それ以上にいろいろなのだと。それでも、やはり、きつ音があることで、学校生活の中でしんどいことがたくさんあったことと想像しています。もうすぐ受験ですが、この先の進路は不透明です。言語聴覚士の方の活動を拝見いたしました。みんなの認めてくれる環境。それこそ根本的なところだと私も思います。きつ音だけでなく、それ以外のいろいろな障害や悩みをもつ子どもたちにとっても。私はずっとずっと息子に言っている言葉があります。そのまんまでいいんだよ、と。魔法の言葉だと思っています。そして、お母さんはお母さんのままでいいんだよ、と子どもたちに言ってもらっています。幸せな母親です。吃音ドクターの先生、お忙しいことと思いますが、これからもテレビにどんどん出てくださるといいな、と思いました。これからも応援しております。
【みずたま】

 

■小学校1年生の娘には吃音があります。3歳頃初吃し、連発・伸発・難発と症状を悪化させながら、経過しました。声も出せず、顔を真っ赤にして、口を歪めて話す姿に、「どうしてこんな事に。私が話せなくなってもいい。かわってあげたい。」と思い、私が泣き出してしまいそうなのを堪えて、娘の話を必死に聞いていた経験があります。
私自身、看護師という職種にも関わらず、吃音についての知識は全くありませんでした。保育士・保健師・臨床心理士・言語聴覚士・医師等に吃音についての情報を聞いて回りましたが、なかなか正しい情報は得られませんでした。「夜勤をしているからじゃないか?」「下の子どもが生まれたからじゃないか?」「子どもとの時間が取れないからじゃないか?」などと言われ、「仕事を辞めたら吃音は良くなるのか?」と仕事を辞める事ばかり考えていました。そんな中、真剣に話を聞き、専門機関を探してくれたSTのママ友がいました。そして、現在は病院に通院しています。
専門家と言われる方たちも、吃音に関しては知識がないのが現状です。そして、専門機関に運よくたどり着けても、今回の番組で紹介された小学校1年生の男の子のように、学校が理解を示してくれ、吃音の授業までたどりつけるのはごく一部です。私自身も、保育園・小学校と何度も足を運び、説明に説明を重ね、園長先生や校長先生が理解してくださり、やっとお友達に吃音についての説明をさせて頂く機会を貰いました。お友達に理解を得る前に、周囲の大人の理解を得る事が重要でとても難しい事なんです。
吃音のある子どもやその保護者は本当に苦しい状況にあるとおもいます。最後に尾木先生がお話していたように、先生方の理解はとても大切です。
他の発達障害の理解が進む中、吃音は口数の少ないおとなしい子として理解され、本人だけが苦しんでしまうという特徴があります。
それゆえになかなか取り上げられる事のすくない分野です。今回吃音をテーマに選んでくださり大変感謝しております。第2弾期待しております。よろしくお願い致します。
【まゆちゃんママ】

 

■吃音の回、拝見しました。
自分の子にも吃音があります。
吃音についての理解は世間ではまだ全然ないと言っても良いくらい浅いと感じています。
是非NHKでこのような吃音についての特集を多く扱っていただき、吃音の理解を広めていただけたらありがたいです。
とてもよい回で妻と涙を流しながら拝見させていただきました。
【ブラキオサウルス】

 

■きつ音、現在5歳(年中)の双子の女の子です。3歳児検診で医師から「お名前は?」の問いかけに答えたことで知ることになりました。
その時、たまたま担当の保健師さんから言語聴覚士の先生を紹介して頂き、保育園入園前から子どもの環境作りなどいろいろと頼ってきました。
きつ音は自然と消えることがあるそうですが私は消えなかった時のことを考えて、きつ音を受け入れて周囲にも知ってもらいたいと思っていました。
しかし、家族の中でもきつ音を認めたくないと知ることを拒まれたり、保育園では保育士はきつ音については勉強して知っているからと環境作りをお願いしたくとも言えなかったり、なかなか先に進められませんでした。
でも、きつ音を専門とされている先生の働きかけのお陰で家族も受け入れ、保育園では一緒に環境作りができるまでになりました。
私は、たまたま先生と出会えて一人で悩むこともなく過ごしていますが、まだまだきつ音の相談先もわからず悩まれている方がたくさんいらっしゃると思います。
環境作りには、まずは知ることが大事ですね。
今回の放送のように、きつ音を取り上げていただけると当事者は本当に助かりますし悩まれている方にも救いになると思います。
今後もますます環境作りが進むと期待しています。
きつ音を取り上げていただき、ありがとうございました。
【びっぐまま】

 

■吃音の話、拝見させていただきました。
涙がとまりませんでした。
わが子も吃音です。番組で取り上げられていた言語聴覚士の先生の診療所に通っております。
保育園の担任の先生が理解のある方で、協力もあり、いまは学年のお友だちが吃音のことを理解してくれているので、安心して保育園で過ごすことができています。
「僕のあああのこと、〇〇組のみんなが知ってくれてるから大丈夫!」と、まわりの友達が知ってくれていることが、本人にとってとても大きな支えになっていると感じております。
幼児期は20人に1人が吃音を経験する。
みんながあたりまえに吃音のことを知ってくれるようになっていけばと思っておりますが、広めていくのが難しいのが現状です。
いまも保育園の園長先生には、この思いがなかなか伝わらず苦労しております。4月からは1年生。小学校でも吃音のことをしっかり伝えていきたいと思います。
今回テレビで吃音のことを取り上げていただけたことは、本当にありがたく、大きな1歩だと嬉しく思います。ありがとうございます!
ぜひ、もっともっと取り上げていただいて、多くの方に吃音の理解がひろまればと思います。
【ウルトラ怪獣】

 

■今回、番組を拝見させていただいて共感できる箇所がたくさんありました。
今もそうですが、特に幼少期の皆さんのエピソードは「確かに、そうだったな」と思うところが多々ありました。
しゃべりは日常で最も多く使うツールです。
そして、一生懸命、精一杯上手く話そうとしてもそのしゃべりがうまく出来ないという悩みを完全には誰にも理解してもらえないという辛さがあります。
無責任に大丈夫とか気にしなくていいよという人もいますがそんなのはきれいごとにしか聞こえないしじゃあ、直してよと思うよなと思いながら見ていました。
一刻も早く少しでも吃音が世の中に理解されることを心から祈っています。
そして、これからも私自身でも行動していきます。
【だいすけ】

 

■4歳の息子が吃音で病院に通っています。
2歳の頃から連発が始まり、難発になったり、連発になったり繰り返しながら過ごしています。今はまだ幼くて、話したい時に大声で堂々と楽しくお話ししてくれます。
親も兄弟も普通にゆっくりじっくり話を聞いています。
今回の放送を見て、今後更なる困難や不安に本人が向き合う事になると思うと、親としても胸が痛かったです。
しかし、専門の先生のお話のように、吃音がある人が楽に自由に話せる環境を周りの私たちが作っていくことが何より大事だと思いました。
親として、ひとりの人として、吃音との出会いを大切に、より良い環境作りのために努力したいと思いました。
今回の放送で授業なさった先生には本当にお世話になっています。
先生の考え方や子どもへの接し方、親へのアドバイスは本当に温かく、常に本気でいつも力をいただいています。
放送の中の一年生の女の子が仲間になる!と言ったのが一番すてきでした。
息子にもたくさんの仲間を作ってあげられるように、私も頑張ろうと思いました!
吃音について取り上げていただきありがとうございます。もっともっと世の中に理解をしていただけるように、またお願い致します!
【りんご】

 

■番組、拝見しました。 私自身も子どもの頃吃音があり、今6歳(年長)の息子も吃音です。自身の子どもの頃は音読などの時に言葉が出なかったり、わかっているのに手を上げて発言できなかったりだったので、親の会の所でお母さんが子どもさんが吃音がなかったら……と言われたと言っている所で自分の事を思い出し涙が出ました。来年、息子は1年生になるので同じ事を思うのかなと思うと不安でいっぱいですが、幸いVTRで出演していた先生に受診しているのでこのままの話し方でいいんだと、本人は今の所気にしていません。 入学してお友達に言われた時にどうなってしまうのかと不安もありますが、「僕はこういう話し方が楽なんだよ」と言えればと思っています。 まだまだ、吃音の事を知らない親御さんがたくさんいらっしゃいます。 また吃音の事を取り上げて頂き、理解を深めてもらって吃音のある人が話すことを億劫にならない、そんな世の中になってほしいです。
【いずっち】

 

■吃音について分かりやすく説明していました。
今後もこのような企画があるといいと思いました。
【S】

 

■今回の吃音の番組はとてもよかったです。吃音の一般常識から最新情報まで知れました。
広島の吃音カフェに参加している者ですが、中高生グループの生の声がみなさんにお伝えできてとてもよかったです。
引き続き、取材等して頂けたら救われる吃音の子どもとその家族がたくさんいるとおもいます。
今回の放送を経て、3人の主人公たちがどういう人生を歩んでいくのかが楽しみです。
そして、今後は吃音の成人編をしていただけたら救われる人たちがたくさんいるとおもいます!
【しゅん】

 

■吃音の回を拝見しました。吃音の当事者で、県内で啓発活動を行っていますが、なかなか理解がえられている実感はまだまだ感じていません。番組でもあったように小学校に出前授業に赴いたり、言語聴覚士の専門学校で講演を行ったり当事者が自ら動いていかないとなかなか吃音の理解は広がっていかないんだなと感じます。
【さっぱん】

 

■ことばの教室を担当しています。「だって先生は吃音の当事者じゃないから」と、親子の集いの中で保護者に言われたことがあります。吃音のお子さんと保護者の方の、心の底の思いに寄り添うことの難しさを感じるとともに、自分の考えや言葉の中に傲慢さがあったことを恥じました。吃音に向かい合うことは、自分の心根(醜い部分を含めて)に向かい合うことだと痛感しています。もっと吃音について学びたいです。ぜひ、これからも吃音について番組で取り上げていただけたら幸いです。
【きつねとたぬき】

 

■今回、「ウワサの保護者会」で吃音がとりあげられることをきき、楽しみにしていました。
我が家の長男に吃音があります。
長男と一緒に見ました。
今でこそ長男と吃音の話をしますが、小さい頃は小児科でも保健センターに相談しても様子見てやふれないでと言われ、まわりに吃音のある子もいなくて、私自身も辛い日々でした。でも、今では今回出演されていたたくさんの吃音のある子どもたちや親のために動いてくれる先生方、相談できる強い味方の先生、吃音のある子どものお母さん方ともつながれ、本人ともオープンに話せ、子どもも吃音のお友だちがいます。吃音のある子やその親がつながること、理解のある環境、本人の理解が吃音のある子どもたちが生き生きと生きていけるポイントだと思います。
吃音がもっともっとみなさんに理解されれば、当事者もその親も救われます。私もできることをしてゆくので、どうぞこれからも吃音についてたくさんとりあげていただけたらうれしいです。今回本当にありがとうございました。
【ラッキー】

 

■吃音のお子さん、親御さんの気持ちに寄り添い、向き合っていく方向性も示されていて、すばらしかったです。担任の先生の理解があれば救われるお子さんがたくさんいますね。今後も吃音の事を取り上げていただきたいです。
【まき】

 

■12/28の吃音の回を視聴いたしました。小学校で言語障がい通級指導教室(ことばの教室)を担当している者です。
番組では、保護者がしてしまいがちな対応などや、通常学級での障がい理解授業など、吃音がある子どもたちに人的環境がいかに大切か伝わる内容だったと思います。
次回の吃音の内容の際、ぜひ取り上げていただきたい事柄があります。
具体的にどのような指導が行われているかです。吃音の指導には、流暢性を直接高める指導と間接的な指導(直接、吃音症状には触れない)の大きく2つがあります。ことばの教室や言語聴覚士の実際の指導場面を取り上げていただければと思います。
また、今回、実際に吃音がある子どもたちの指導や支援の中心である小学校のことばの教室が取り上げられなかったのは大変残念でした。
参考にしていただければ幸いです。
これからも番組を楽しみにしております。
【ひでかず】

 

■ことばの教室で吃音のある子や保護者と関わっています
連発が楽と聞いてびっくりしました
「しゃっくりみたいなもの亅「なっちゃう」と聞いたことがあります
なんだかすぐ信じられません
もう少しその当たりを深く知りたいです
【きみ】

 

■とてもわかりやすかったです。吃音については知らない人がいたり、間違った情報で困っている人がたくさんいると思います。周りの理解によって、悩みではなくなるかもしれないという話が出ていて、そのとおりだと思いました。吃音は努力では治らないものだと思うで、そのままの話し方を認めてもらえないと辛いですよね。誤解されて、努力が足りないとか、あがり症だとか、あわてんぼうな人だと思われたりしたら傷つきますよね。今回の番組は、当事者、保護者 専門家など、たくさんの人が出ていて、とても良い番組でした。
【ゆっこ】

 

■きつおんの放送拝見しました。
出演されていた保護者の方が、もっと早く受診させたほうがよかったのではないかと後悔しているとおっしゃられていましたが、それについてのアドバイスが欲しかったです。
今回はいじめをなくすにはみたいな総論で終わってしまったので、せっかく専門家がいらしているので、早い受診がいいのか、どんな症状なら待っていいのか、いけないのか、各論的な深掘りした内容に次回はして欲しいです。
【しいたけ】

 

■28日放送のきつ音についての放送の感想です。
私の長男が知的障害のある自閉症で、きつ音もあります。来月成人式があり、支援学校の成人祝賀会で、代表あいさつします。生徒会長だったので、在学中もしていました。
本人から困って助けをもとめられた時だけ手伝いますが、ありのままで安心して大丈夫ですよ。
【ひろくんのお母さん】

 

■先日は吃音を取り上げていただき、ありがとうございました。この番組で取り上げていただけるとは思わなかったので、正直うれしかったです。うちの次男も吃音があり、まだまだ吃音が世の中に認知されていないのを、日頃もどかしく思っています。先日も息子が塾で発言した際に初めて教えてもらう先生に、ちゃんと話せと言われ、息子は生まれつきですと言い返したそうです。親としては中学に進学したらいじめにあわないか心配です。もっと世の中の吃音への認知が進んで、吃音のある人の話を最後まで聞いてあげて、吃音の人たちのつらさを分かって欲しいです。
【ドーナツ】

 

■吃音の会、見させていただきました。
娘(5歳)も吃音があります。お母様方の言葉がとても共感できました。番組を見て涙が出ました。
あまりまだ知られていない吃音。そのうち治るかな?と様子を見る場合が多いと思います。
悪化してから病院へ受診するケースが多いと思います。我が家もそうでした。
保育園でも『様子をみましょう』と先生に言われていました。
親としては治してあげたいという思いがどうしても強くなってしまいますが、それが逆に娘にはプレッシャーになってしまい、気付かれないようにしよう。心配かけないようにと思うあまり難発になる事もありました。
今は娘も言葉の教室へ通っています。
周りの理解がどれほど大切なのか。それによりその子の吃音の状態は変わると思います。
ぜひ今後も番組で取り上げてもらいたいと切に願います。
【ぺこ】

 

■テレビを鑑賞しました!
吃音がでることで周りがびっくりして、いじめなどに発展してしまうこともある!でも、分かり合える場所を整備することで、困っていることが困りごとにならないことがある!親と子どもの話し合いの接し方により変わってくることもテレビを通して理解できました!とても勉強になりました!
【もっちー】

 

■番組を見て今初めて息子が吃音だと知りました。
小さい頃から何か変などもりがある子なんだなと思っていたけど、学校でもどこでも皆がしゃべるのを待ってくれる優しい環境だったので親の私もほぼ気にせず暮らしてしまいました。
もしかしたら周りの方は気づいていたから優しく待ってくれていたのかも知れませんね。
ありがたいです。
大学生の今もそのままです。
でも、気にならない環境がありがたいです。
最後のVTRの子どものように苦しむより、皆で仲良く付き合って行ける社会が必要なのかも知れませんね。
【やよ】

 

■吃音の番組、拝見しました。我が家の小6男児にも吃音があります。中学生になるにあたり、今ない悩みが今後出てきた時、誰かに相談出来る環境を用意しておく事は大切だな…と思いました。
吃音親子カフェの取り組みのようなものが近くにあったら行ってみたいですね。
昨今においては、その他にも多様な子どもたちがたくさんいるため、吃音には手がまわらない、後回し…といった印象を受けています。
先生方の理解を得るのは難しいと感じています。
【チーズ】

 

■12月28日放送の「気づいて!きつ音の悩み!」拝見しました。
私自身も吃音があります。
最近はメディアで取り上げられることが多くなり、こちらの番組の中でも見ることができ、影響力の大きさをうれしく思います。
子どもの頃に自分の吃音に向き合えているかどうかは、大人になっていく上で重要なことだと思います。そのためには周りの理解は必要です。
治さないといけないという負のものでなく、それが自分の話し方なのです。
大人になると言い換えやタイミングを変えたりして、まわりに気づかれることが少なくなることがあります。尾木ママが出会ってなかったと思われたのも、そのことがあるからだと思います。でも子どもの頃は周りの対応に胸を痛めてきたのです。
自分の言いたいことがうまく伝えられない不便さはあっても、間違った理解に苦しめられることがなくなることを願っています。
【山ガール】

 

■吃音の回を拝見しました。
我が家の娘(8歳・小2)も吃音があります。今回の放送を通して、多くの人に吃音を知っていただき、吃音の人々・その家族が過ごしやすい世の中になればいいなぁと感じます。
娘は現在、支援センターの言語聴覚士の方による訓練と市の教育委員会による「きこえ・ことばの教室」に通級しています。
幸い素晴らしい専門家の方々に出会うことができ、適切な支援を受け、今では学校生活も軌道に乗ることが出来ました。しかし、このような状態にたどりつくまでには、いろいろな経緯がありました。
今、思うことは…吃音の相談や支援・ことばの教室などで、実際にどのようなことをするのか、悩んでいる当事者や周りの人々・教員の方々が具体的に知ることが出来るよう、テレビで紹介していただきたいです。
相談出来るような環境があると知っても、多くは数ヶ月待ち…。実際にどのようなことをするのか…それを具体的に知ることが出来る機会もなく、我が子にも説明しにくく…。
そのような場所に通うことは保護者にとっても負担が大きく「とりあえず様子をみよう」と相談を先伸ばしにしてしまうことも多いと思います。もし、多少負担が大きくても有意義なことだと知る機会があれば、できるだけ早期に相談することができると思います。
また、相談や通級に通ってると言うと「ぜんぜん気にならないよ」などと周りから言われることがありますが…
吃音の症状そのものも大切ですが…
吃音がよく「氷山」に例えられるように、吃音の症状など表面的に気になる部分が少なくても、その見えない下のほうには精神的な問題が潜んでいて…それらを解決し、前向きに吃音を受け止めていくことこそ、その人がその人らしく過ごしていくためには大切であるということを、多くの人に知っていただけたらと思います。
【めい】





*番組への
ご意見ご感想をお待ちしております。

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:00:00 | カテゴリ:みんなの声 | 固定リンク


  
2019年12月28日 (土)

気づいて!きつ音の悩み <番組内容>


ウワサの保護者会!今回のテーマは「きつ音」

思い通りのタイミングでことばを声に出せない症状で、同じ音を繰り返して発する「連発」、音を伸ばして発する「伸発」、ことばが出づらい「難発」の3つ症状がある。

62501.jpg 62502.jpg


「幼児期には20人に1人が発症するが、成長とともに出なくなるケースが多い」と言われている。
しかし実際には、きつ音に悩む小中学生も多く、その親も、わが子のきつ音とどう向き合えばいいのか悩んでいる。



<尾木ママの経験>
「教師時代を振り返ると、きつ音がある子はいなかったわけではないんですけど、その子がおとなしかったせいか、口数も多くなかったので気づけなかった・・・」


<自身もきつ音がある菊池良和医師によると>
・きつ音を専門に診察する「きつ音外来」に訪れるのは、幼児だけでなく小・中・高・大と幅広い年代。
・中でも中高生の3割は、いじめや相談相手がいないことで不登校の悩みを抱えている。

62503.jpg

 


◇きつ音の悩み 学校生活の苦しさ◇

みけねこさんの長女、小学5年生のじゅねさんは難発のきつ音があることで、学校生活にさまざまな困難があるという。
たとえば、音読。途中でことばがつかえてしまい、焦るとさらに出づらくなるという。発言も発表も苦手になり、授業中に手も挙げられない。

一番の悩みは“友達とのコミュニケーション”
自分だけスラスラ話せないから仲間外れにされそうで、会話中にきつ音が出ると心がパニックを起こすという。
みんながしているように友達をあだ名で呼ぶこともできず、毎日孤立感に苦しんでいる。最近は、学校に行きづらいと感じることもあるという。

62504.jpg


菊池良和医師の見解>
・きつ音がある子は、場を盛り上げられない自分はこの場にふさわしくないと、自ら身を引いてしまう。
・最初は話したいと思っていても、話し方を指摘されると、その気持ちが減っていってしまう。


◇親のつらさ◇

番組には、全国のホゴシャーズから「親もつらい!」という声が届いた。
「きつ音が出るたびに言い直しさせてしまった」「子どものことばを我慢できずに先取ってしまった」など・・・


みけねこさんの後悔>
・小学生になって初めて「相談できるところ、行ってみる?」と聞いたけど娘は完全拒否。幼児期に行っておけばよかった。


たけのこさんの後悔>
・「なにを言いたいの」とイライラして強く言ってしまった。余計にきつ音を長引かせたかなと、とても後悔。


<きつ音に悩む親子を支援している堅田利明さんの見解>
・子どもは話し方が不安で、親もどうしていいかわからない。親子の悩みを話しあえる場がとても大事。

62505.jpg

 


◇きつ音の悩みを相談できる場所◇

広島で9年前から年3回開かれているイベント、「きつおん親子カフェ」。
参加者も運営者もきつ音の当事者やその家族で、互いに不安なく交流できることを目指している。
代表の戸田祐子さんも次男にきつ音があり、相談相手がいなくて苦しんだ経験を持つ。

62506.jpg


中高生のグループトークでは、きつ音の話し方を隠すことなく日ごろ言えない悩みが語られた。
親たちも、子どものきつ音に対してどう向き合えばいいのか、複雑な思いを語り合い、共有している。

62507.jpg 62508.jpg


菊池良和医師の見解>
子どもに「きつ音のまま話していいんだ」と新たな気づきを与えることも治療法のひとつ。


堅田利明さんの見解>

親は自分のしつけや子育てがきつ音の原因だと思って苦しんでいる。
同じ悩みを持つ親同士で集まる安ど感や、わかってくれているという安心感は大きい!



◇安心して話せる環境づくり◇

「きつ音がある子どもたちが安心できる環境」を学校でも作ろうという取り組みがある。
“きつ音を理解する特別授業”で言語聴覚士が伝えたのは・・・

・「同じ音を繰り返す“連発”の話し方は、苦しそうに見えて、実は自然で楽な話し方だ」ということ。
・さらに「周りがおかしいと指摘したりからかったりすると、うまく話そうとするあまり逆に言葉が出にくくなり、“難発”などの症状に悪化してしまう」ということ。

62509.jpg 62510.jpg

連発の話し方のままでコミュニケーションが取れれば、もしかしたらきつ音は“困りごとにならない”かも。

実際に授業を行ったクラスのきつ音がある男の子は、みんなが“味方”になってくれたことで、授業中の発言は積極的になり、以前より学校にも行きたくなったという。

62511.jpg



<ホゴシャーズの感想>
・「そのままでいいんだよ」と言ってもらえて元気になっていく様子がすごくいい!
・きつ音がある娘はストレスをためて話していたと気づいた。連発は楽な話し方と知れてよかった。
・周りが気にしなければ、自分も気にしないで済む。環境によって変わるその子の気持ちはすごく大事!


<尾木ママの見解>
「きつ音がある子が1人クラスにいると、その子への理解を深めるプロセスの中で“多様性”がこの教室の中にもいっぱいあると伝えられる。先生の役割、指導力は大きい!」

62512.jpg



◇きつ音の悩みを相談したいときは◇
各都道府県にある「言語聴覚士会」までお問い合わせを。




END

*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:25 | カテゴリ:番組内容 | 固定リンク


  

気になる!先生の働き方 <みんなの声>

■番組中で紹介されていた、神奈川の児童支援専任教諭配置、全ての学校施設で実施してほしい。今から35年ほど前。私が小学校で1ヶ月間教員実習していた時、その学年の先生方に、「あなたみたいに雰囲気よく子どもたちと関わって、つないでくれる大人の存在が現場には必要なんだけどね」と言われたことを思い出します。TT加配とは違う、コーディネーターの存在が、教育現場をより感じのいい場所にするのではないでしょうか。それと保護者皆さんも「PTA嫌」とか言わず、子どもが通う学校を自分の場所にしてほしいなぁ。生き方に時短はありませんよ。
【ササニシキ】



■毎回、気持ちにドンピシャな話題をありがとうございます。
【先生の仕事の多さ】について、原因の1つに、企業や公共機関からの協力依頼があると思います。
「交通安全ポスター」「納税ポスター」「お米のポスター」、近くの動物園やこどもの国や美術館の割引券、自動車会社の交通安全のしおり、郵政省のラジオ体操のカード。書道道具や入学セット、制服の販売。買った手前、粘土や算数セットを強引に使っている感もあります。これらは、地域経済活性化のための時間です。
国からの物は、政府の一声で一気に減らすことが可能です。配布の時間は短くても、雑用の種類が減ることで、気持ちに余裕が出ると思います。
【NM】



■我が子はもっと担任の先生と関わりたいと思っても、「先生は忙しそうだから…」とあきらめてしまいます。それに対して親である私も「そうだね、じゃああきらめようか…」しか言えなくなっています。友達も少なく、先生もそのことを心配してくださっていますが、確かに忙しそうなので、なるべく負担がかからないことしか、お願いしてません。我が子本人も「先生は大変だから、私のことは気にしないでいいのに」と遠慮してなにも相談しないようです。
私も《モンスターペアレント》にならないように…と、悩んでいます。
とても熱心ないい先生だからこそ、相談したいけど相談しない方がいいのではないか。
《先生の働き方改革》などの番組を見ると、そう思ってしまって、親子で問題を抱えこんでしまうのです。
【三姉妹の母】



■妻が小学校教諭なので興味深く見ました。
働き方改革とは言いますが、今の時期も家でやる残業量が物すごく、持ち帰りの仕事、つまりサービス残業をほぼ毎日しています。
夫の私自身の勤務先は民間企業ですが、ここまで持ち帰り残業はしませんし、他もそうでしょう。
一度、アンケートを取るなりして調べて欲しいです。個人の真面目な使命感に、国や管理者は甘えてます。
夫としては、そんな職場環境は劣悪すぎて、業界の傾向なのか改善も遅すぎて、体を壊す前に早く仕事をやめて欲しいです。
地方公務員の前に、人であり、二児の母であり、妻です。必要以上に、生徒のためや学校のためなどといった大義名分で、真面目な個人を押し潰さないでほしい。
【あめ】



■今日の放送を見て…
保護者は先生に子どもを丸投げしているのがヒシヒシと伝わり悲しくなりました。
先生はサービス業じゃない。
【つよこ】



■このテーマを取り上げていただけたことに感謝します。放送された先生は私たちからすればまだ時間のある先生でしたが、それでも共感します。
わたしは朝8時から夜22時が基本です。若い頃は部活もメインでやって元気でしたが、体も壊すし、いまは授業の空き時間もほとんどなく、生徒や保護者の対応に追われるので自分の時間はほとんどありません。帰宅しても呼び出されることもあります。残業を減らすなら教員を増やすか、授業時間を減らすしかないと思うけど、管理職経由で教育委員会に言っても変わりません。
早く辞めたい…。でも目の前の子どもたちのためにそんなこと言えません。
【がっこうのおかあさん】





*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:00:00 | カテゴリ:みんなの声 | 固定リンク


  
2019年12月07日 (土)

気になる!先生の働き方 <番組内容>

今回のテーマは「先生の働き方」

街で子どもたちに聞いてみると・・・
「いつも汗をかいている!朝4時に起きるって言っていた!」
「大きな行事のときがすごく忙しそう!」
「夜10時半までやっていたって!」

どうしてそんなに忙しいのか?
父親が現役の先生というブルゾンちえみさんと、教育社会学者の内田良さんといっしょにとことん考えます。

62301.jpg 62302.jpg


<尾木ママの考え>
先生の働き方の問題は、学校の先生の問題だけでない。教育の質に大きくかかわっている。



◇先生の一日に密着!◇

大阪市の公立中学校で働く吉田正成先生の一日に密着した。

朝7時15分、生徒が登校する1時間前に仕事開始。ひととおり事務作業を済ませると、学校に行きづらいという生徒の家に向かった。
朝8時45分1時間目開始。美術が専門の先生、授業は1日平均3コマほど。ほかの教科と比べると少ないが、授業の前後にやらなければならない作業が多いという。
さらに、職員室に戻ると事務作業が…。
先生たちには、生徒指導や安全管理など学校を運営するための仕事も割り振られているのだ。
さらに、帰りの会を終えた4時からが一段と忙しくなる時間。部活、生徒会、事務作業と仕事を終え、終わったのは6時。

家に帰っても一部作業をする吉田さん。
「教師という仕事は、生徒のことを考えたら結局やってしまう職業」と思っている。

62303.jpg


<専門家・内田良さんの考え>
吉田先生の一日は標準的な一日。小学校・中学校で在校時間だけで11時間から11時間半というのが文部科学省の調査のなかでも明らかになっている。


<尾木ママの考え>
全体として教師に対する管理が強まっている。アンケート調査や報告業務など事務作業が増えている。
一方、大切な保護者対応にかける時間や、職能開発にかける時間は国際比較調査をみても少ない。


62304.jpg 62305.jpg



◇働き方に大きな影響を与える教育を取り巻く環境の変化◇
さらに、先生の働き方に大きな影響を与えているのが、学校を取り巻く環境の変化だ…。


<尾木ママの考え>
この10年から15年で外国籍の子や、発達障害といわれる子、不登校の子が増えてきた。
さらに、いじめの認知件数も増加し、減っているところは何もないように感じている。



◇環境の変化に対応していくための課題◇

神奈川県横浜市では環境の変化に対応するため、ある取り組みを行っている。670人の子どもが通う日枝(ひえ)小学校。この学校で外国籍や外国にルーツをもつ子どもたちは全体の2割。中国やフィリピン、ロシアに韓国など12か国に及ぶ。教員歴33年の齊藤光世さんは、「児童支援専任教諭」という仕事を担当している。児童支援専任教諭は、不登校やいじめ、言葉の壁によるトラブルなどあらゆる困りごとを支えている。

学校に来ていない子の家庭に出向いたり、元気のない子のケアにあたったり…。
齊藤さんは、「どの家庭にどこまでケアしていくのかが難しい」と語る。


校長の話「社会でいま抱えている問題を、学校がすでに抱え込んでしまっているような状況。福祉的なことや、医療的なことも含めて、全部担ってしまっている状況。そういうところに対して、人的なものや、予算配当などが、まだまだ不十分だと感じる」

62306.jpg

児童支援専任教諭は、事例を報告する検討会を行ったり、警察・児童相談所・地域の方と連携して問題の解決に当たったり、さまざまな取り組みを行っている。


保護者とゲストのブルゾンちえみさんの意見>
・保護者としても児童支援専任教諭のような先生がいると、相談しやすいし、話しやすいと感じた。
・児童支援専任教諭のような先生がいると、先生の負担も変わってくるから、必要と感じた。

一方、こうした先生に来てもらうためには予算的なものが必要かも…。

<尾木ママの考え>
・やはりさまざまな仕組みを行うためにも予算は絶対的に必要。日本はOECDの加盟国のなかでGDPに占める教育予算の割合が最下位。これは大きな問題!

62307.jpg



◇動き始めた働き方改革◇
・今年1月の文部科学省の中央教育審議会でも議題になった教員の働き方改革。
1月の残業時間の上限目安45時間、変形労働時間制の実施などとならんで取り上げられたのが、地域・保護者との連携をうながすこと。登下校の対応や夜間の見回り、お金の徴収などはボランティアや保護者、教育委員会など学校以外が担うべきとの考えだ。

<ホゴシャーズの意見>
・PTAのなり手もいないなかボランティアでいるのかなと不安に感じる

62308.jpg

 


◇愛知県・北名古屋市の取り組み◇
愛知県の北名古屋市では、自治体が予算を組み、ボランティアを手配するコーディネーターを有償で雇い、学校に配置。コーディネーターは先生たちが必要とする仕事に、適した人を探し出す。コーディネーターが責任をもって適した人を連れてくる仕組みができあがっている。

62309.jpg 62310.jpg


<尾木ママの考え>
教育は未来への投資。子どもたちの幸せ、親の幸せに加え 国家の命運もかかっている。
ここには予算が絶対的に必要。国民的な世論にしていくことが大切だと考えている。

 

 

END

*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:25 | カテゴリ:番組内容 | 固定リンク


  

シリーズ 虐待を防ぐには(4)「児童相談所~子どもの一時保護~」<みんなの声>

■たまたまつけたテレビで見させてもらいました。
自分の場合も小学校6年生のころ、日付もハッキリと覚えてます。
夏休みの最中、学校に呼ばれてそのまま子どもセンターに連れていかれました。
なにも分からず、状況などもなにも分からずの時で今では17年の間も家族と会えてません。
一時保護所から施設に移動して、高校卒業と同時に出ないといけないことになり、今でも自分には身元保証人がいない生活になっています。
ただ思うことは、自分みたいな子が今後も生まれないようにしていけないのか、ここ何年も思っていることです。
【ゆうき】



■一時保護で学校に行けないのはわかりますが、なぜ教科書等もすべて没収されるのか。そこを聞きたかったです。
一時保護された子の話をきいてその後学校に行けないのが課題だと話してましたが、その子は学校に行けないことを問題視してたのではないのではないかなと思うのです。
【じゅん】



■あぶかわさんの涙にもらい泣きしました。
近くに頼る親がいなくて0歳と2歳を育てていて毎回毎回挫折しそうになるので、また、頑張ろうと思えました。毎週見ています。
【みい】



■12/5放送の回を見て、「いい時代になったなぁ」と感動しています。
わたし自身、パートナーはいますが、子どもはおりません。しかし昔から、親と子どもの心身の健康で安全な暮らしについて非常に関心があります。自分自身が、今で言う「心理的虐待」のようなものを受けていたからかもしれません。
物心ついてから、一人っ子として生育したわたしは、両親に対して【話が通じない】【機嫌次第】【安心感がない】という感じを感じ続け、小学校の卒業文集に「もう疲れました」と書きました。当時はまだ虐待というと激しい身体攻撃くらいしか認知はありませんでしたし、田舎だったこともあり、文集はそのまま発行され、そしてそのまま何も起こりませんでした。
今回取り上げられていたお子さんは、ご自分でしっかり言葉にして「SOS」を伝え、周囲の行動につながっており、人も、時代も変わってきたのだなと感じます。今の時代は過敏で息苦しい、というような感覚も少しありますが、それ以上に、子どもの体も心も大切にしよう、という世間の雰囲気は大肯定で、「いいね!」を何百も付けたいような気持ちです。子どもの心も体も大切。守るために親への支援も広く、罪悪感を感じなくていいんだよ、という時代の動きを感じるたびに、幼いころの自分の気持ちが癒されていくように感じます。
一方で、【自分に、子どもの心身の健康を守ることが出来るのだろうか】という不安が強く、子どもをもつ決断が出来ません。
そもそも子どもをもたないという選択肢もあると思いますし、自分自身が何かを払拭するために子どもをもつことを選びたくはないので、時間、時代、自分と周りの力に身を任せて、悩みと向き合っていきたいと思います。
今回は、このように考える機会をありがとうございました。これからも拝見したいと思います。
【りん】




■私も実家の支援の無い中での子育てだったので、親も甘えられる「子育て支援施設」、とても良いと思います。
子どもがまだ小さかった20年程前、我が市の公立保育所はとても厳しく、公休の月曜日に子どもを預けるとひどく叱られました。変則勤務で出勤の日曜日は預かってくれないのに。そのため退職した同僚がいました。
全ての子育て中の母親には休養が必要です。
【アオサギ】



■今も、誰にも、詳しいことは話したことがありませんが、今思えば母から虐待を受けていました。
父は仕事上宿直があったり、転勤で年に1回ぐらいしか帰ってこられない所に行くことがありました。父がいない時だけ、手足を一緒に後ろ手に縛られた状態で真っ暗な押し入れに半日以上入れらたり、家から閉め出され朝まで入れてもらえないことや、手を上げだすと止まらなくなることが日常的にありました。
『私が悪い』と思いながら大人になりましたが自分が子育てしていくなかで、母が私にしたようなことを娘にしたことはありません。叩いたり、つねったりもありません。
同じことを弟がしても弟は一度もされていません。
母にとっては、初めての妊娠、出産、子育てで不安があったのも理解できます。
お乳を飲んでも、すぐに嘔吐し退院できず、1ヶ月以上入院したり、その後、夜中に病院をかけずり回っても診察してもらえず総合病院で脱腸の手術をした時は、腸が壊死寸前で数時間遅かったら亡くなってたとも、ただ、そのころの私には、泣くしか痛みを訴える方法がない。
母はいつも自分中心で、母の何も考えていない『思い付きの一言で』ほぼ、確実だった正規職員に採用されなかったこともありました。
私だけが、状況やその時の不安な気持ちを鮮明に覚えているのに母は覚えていないんです。
母に確認もしていませんが
【もうちゃん】



■子どもの一時保護拝見しました。一時保護の前にご近所で助け合えるなかをつくることが理想だとまとめられていました。わたしもそう思います、お互い迷惑をかけあって助け合って甘えあっていけたら、忙しい夫や頼れない実家以外にも頼れるご近所さんがいたらと思い、、
困っていないか自ら声かけたり子どもを預かったりしていました。
しかしご近所さんは私(年子の姉妹がいます)に余裕があるのをみていて自分を責めてしまう。辛いと言われました。難しいですね。助けるには同じ年齢環境ではそんな気持ちになるのでしょうか。友人に相談しても、、気持ちがわかるという方が多くいました。甘えられない方も増えているように思います。
【いの】



■3人の子育て中です。子育て…楽しいな、幸せだな、と感じることより辛いなと思うことの方が正直多いです。
虐待のニュースを見ても明日は我が身、虐待してしまった親の気持ちがわかるような気がしてしまう自分がいます。
11/30の放送を見て、栃木にある“実家のような施設”本当にすばらしいと思います。子育てが落ち着いたら、私も、今の私のように辛い苦しい子育てをしているお母さんの力になりたい、休ませてあげたい、ホッとさせてあげたいと思います。栃木のようなそういった施設、この先運営したいと思います。もっとその施設のこと、どうしたら、運営できるのかなど、詳しく知りたいです。
【たんぽぽ】




*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:00:00 | カテゴリ:みんなの声 | 固定リンク


  
2019年11月30日 (土)

シリーズ 虐待を防ぐには(4)「児童相談所~子どもの一時保護~」<番組内容>

62400.jpg


前回に引き続き、児童相談所について考える。

児童相談所は、親の意思にかかわらず子どもを一時保護する権限を持つ。
思わぬタイミングで子どもと離れることは、保護者としてはつらいことでもあるが、子どもにとってはどうなのか。

そこで、一時保護された経験がある子どもの話に耳を傾けた。




 <VTR1>

62402.jpg


スタジオにきてくれたオクラさんの娘、さきさん(仮名・中学1年生)が一時保護されたときのことを取材させてもらった。

62403.jpg


さきさんは、父親から毎晩 どなられていたという。
「読んだ本を片づけろ!」「スマホを出しっぱなしにするな!」「制服を脱ぎっぱなしにするな!」

父親は、怒りのスイッチが入ると、何十分もどなり続け、母親がいくらやめるように言っても、エスカレートするばかり。

さきさん「全部“心にくる”みたいな。体じゃなくて、気持ちが傷ついていった感じ。
毎日、お父さんが帰ってくるのが怖いとか、お父さんが帰ってきたらどうしようとか、気が重くなる。お父さんが帰ってくるから、夜が一番怖い。何回も死にたいと思って。
自分も死にそうで怖かったけど、いつ私がお父さんを殺すかもわからないし、一番怖かったのは自分が死ぬよりもお父さんを殺してしまうこと。」

62417.jpg


そこまで思いつめていることは、母親にも言えず、2年近く、ひとりで我慢した。
さきさん「これ以上もう我慢すると危ないかなと思うときがあって。もう助けてほしいみたいな。」

62416.jpg

そしてある夜、学校の連絡帳に「お父さんのいる家にもう帰りたくありません」と書いた。
翌日先生に提出すると、学校が児童相談所に連絡。

その日のうちに訪れた児童相談所の職員にさきさんは3時間かけて、父親とのことを話した。
職員は優しく話を聞いてくれたという。

62405.jpg


さきさん「今日は家に帰れますか?帰りたいですか?と聞かれて、
『お父さんの顔を見るだけで怖い』って言ったら、『ちょっと保護しますね』って、
児童相談所に行きましょう、と言われた」
 

62418.jpg


一時保護の施設では、個室にひとり。
初めての場所で、さらにその日の夜、大きな雷が鳴っていて怖かったというが、お父さんがいるよりは安心だったのか、眠ることができたという。
 

62419.jpg


さきさんが一時保護施設にいたのは2か月。

母親のオクラさんは児童相談所から、「さきさんを家に帰すには安全な環境が必要」と言われ、自治体の窓口や地域の人を訪ね、相談して回った。

そして、夫と別居することを決断。
一時保護は解除され、さきさんは、家に戻った。

さきさん「今が一番幸せ。先生に相談してなかったら、自殺を考えていたかもしれないし、お母さんがいなかったら、こういう生活ができていない。
命の恩人だと思っているし、全部お母さんに感謝している。」


 

62401.jpg


<スタジオの保護者は・・・>

虻川美穂子さん(北陽)
携帯そこに置くなとか、服そこに脱ぐなとか言いがちなこと。
その延長で自分の娘が自殺まで考えているなんて。

ホゴシャーズの感想
中一の娘も似ていて、毎日夫の悪口を言うし、夫が帰って来る頃になると「気が重い」とかオクラさんの話を聞いて、もしかしたら悪い方向に発展したら
わが家も同じようなことになるかもしれないと思った。


さきさんの母親・オクラさんは・・・
◆見極めが難しい。“いきすぎたしつけ”のように、将来を心配して「勉強しなさい」と父親が言うことを、娘が「うるさいよ」と言い返してエスカレートしていく。
夫と娘がやりあっているときは、娘も中学生なので一方的にやられっぱなしじゃない。
だから娘の内面的な心の方まで目がいってなくて、そこまで思いつめていたのか・・・と思った。
◆子どもが勇気をもって学校に言って、児童相談所が介入したことによって、私自身、虐待っていうことと向き合って、すべてがプラスだったと思う。



<児童相談所の所長を務めた川並利治さんは・・・>

◆心理的虐待は傷などが目に見えることがないので、心の傷がどのぐらい深いのか、わかりづらい。さらに、もうひとつは中学生で思春期なので、なおさら見極めづらいことも。

◆子どもは、SOSを出しにくい・出せないもの。
例えば、「叩かれるのは自分が悪い」というように自分を卑下することによって、現実に耐えようとする。

◆保護者はそこで、「あなたは悪くないよ、守ってあげるよ、大切だよ」と言い続けることが大事。すると、子どもは本音を言ってくれる。


62407.jpg

 

<尾木ママの意見>
さきさんは、先生にSOSを出したのがすごい。
◆もし「自分の担任が若くて頼りないなと」思っても、学校全体で対応するし、児童相談所や専門機関と連携しているので、基本的にSOSを発信してほしい。

62408.jpg

 



<VTR2>

一時保護施設で2か月を過ごしたさきさんは、父親からは守られたが、施設での生活に疑問を感じることもあった。

さきさん「“ちょっと保護しますね、児童相談所に行きましょう”と言われて、1日~2日とか短いだろうと思ったら、2か月だった。」

62420.jpg

 
学校から制服のまま一時保護施設へ。
持ち物も制服も、学校の教科書も、すべて預かられ、2ヶ月の間、返してもらえなかったという。
さらに、外出もできない、学校にも通えない。

さきさん「学校とか部活に行きたかった。“いつ出られるんですか?”と聞いたけど、別居とかいうそういう提案がない限り、安全だと思えない限り、出させられないって言われて。あっち(父親)が悪いのに、私だけこんな不便な思いして、私だけすごい過ごしにくい環境で、なんで私だけこんな思いしないといけないんだろうって、ずっと思っていた。」

 

62421.jpg

 


 

<スタジオの保護者は・・・>

虻川美穂子さん(北陽)
守られているっていう事実もあるとは思うけど、もうちょっと柔らかくしてもらえたら、って思う。


<児童相談所の所長を務めた川並利治さんは・・・>
◆実は一時保護所の方は課題がいっぱいあって、最大の問題は、保護中の期間学校に行けないということ。
◆学年それぞれに応じたものではないプリントをやってもらったり。
全く学習やってないということはないが・・・。


さきさんの母親・オクラさんは・・・
「学習タイム」というのがあったが、その学年に応じた勉強ができなくて、新学期始まったときに新しい教科書を届けたが、それも全部没収されて、見ることもできなかった。
学校に復帰したとき、すぐにテストで、娘が大変な思いをしていた。


<尾木ママの意見>
◆被害者が隔離されて加害者が普通に仕事しているのが“不公平だ”という子どもの気持ち、すごくよくわかる。
◆いじめられている人が「転校したら」なんて勧められて、加害者はのうのうと学校行って楽しく遊んでいる。「なんで僕が転校するんだろう」というのと一緒。
◆一時保護の問題には、今聞いただけでも、難しい問題がたくさんあるので、一時保護に至る前の段階でどういうふうに私たちがつながっていけるのか、手を差し伸べることができるのかというのがポイントだと思う。




<VTR2>

番組では、一時保護になる前に手を差し伸べる取り組みを取材した。
スタジオに来てもらったのは、子ども虐待防止のため親子支援を行うNPO法人の理事長、畠山由美さん。

62411.jpg


畠山さん「本来なら、助けてくれる夫や祖父母、兄弟や友達がいるのが望ましいが、『困った、助けて』って言える人がいないことが一番問題。
1週間に1回でも、ご飯を作らなくていいとか、ちょっと大変な時に支えるだけで、また育児ができるようになるが、そういう助け手がいないのが、大きな問題。」

畠山さんのNPOが運営するのは、栃木県日光市にある育児支援施設。
食事や洗濯、お風呂などの家事・育児支援を行っている。
日光市は、家事や育児を手助けすることが一時保護を未然に防ぐと考え、NPOと連携して養育困難な家庭を支えている。

62422.jpg

62412.jpg


この施設では、子どもをみてもらうだけでなく親自身も頼ることができる。
例えば、預けた子どもを迎えに来た際、一緒に夕食をとって帰る親もいれば、ちょっと休みたいときには、子どもと一緒にお昼寝をしてから仕事にいく親もいる。

支えてもらっている保護者
「“一人だと大変だろうから今日お風呂入っていったら”と言ってもらって、子どもだけでなく私も一緒にお風呂に入って、あとは帰って寝るだけ、というのが楽ですね。1回だけでも、気持ちが楽になります。すごい甘えさせてくれます。」

この施設で働く金子さんは・・・
「実家って『もうやだ~』って言えるじゃないですか。皆さんここにくると『もうやだ~』『育てられない~』とか言ってますけど。
そういう場所が心地いいんでしょうね。
母親がちょっと休みたいと言って赤ちゃんと一緒に寝てたりすると、『頑張ったね』って毛布を掛けます。みんな頑張ってます。」

62413.jpg





<VTRを見た虻川美穂子さんの感想>

◆思わず、泣いちゃった。施設の方が優しくて、泣いてしまったんですけど。お風呂とか、全然入れないんですよね。2歳ぐらいまでは自分の体も洗えない、なおかつ休んだら“母親としてダメ”と勝手に思っていたので。
こんな優しいこと言われたらちょっと泣けちゃう。

62414.jpg



<虐待防止に取り組むNPO法人代表 畠山さんの意見>
◆お風呂って本当に大変で。しかも兄弟が年子でいたりしたら、戦争みたいなもの。
お風呂やご飯を食べさせることを、毎日一人で全部やらなきゃって無理ですよね。
まずお母さん自身が優しくされないと、こんな大変なことできないと思う。

◆地域の中で具体的な子育て支援があれば一時保護しなくてもいいということで栃木県内で同じような支援施設が9か所に増えた。
県が予算をとって、県と市が予算を組んで、ひとつずつ増えていった。

◆“家から切り取る”とか“親から離す”というイメージではなくて“お母さんも一緒になってこの子を育てていこうね”という気持ちでやっています。



<尾木ママの意見>
◆困った状況でない時、ふだんから、「自分の地域にどんなショートステイがあるのかな」と調べたり登録しておくといいと思う。

◆一番大事なのは、頼り合ったり力を貸したりする、実家みたいな感覚の地域のつながり。

◆親の体罰禁止という法律が成立したが、法律ができたから虐待とかがなくなるわけではない。
日常の中で親が楽に頼れたり、相談できたり、愚痴を聞いてくれる所がある、そういう地域づくりが一番大事。

62415.jpg



NHKでは、さまざまな番組で虐待について考えていきます。
banner_720-174.png

 

 

END

*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:25 | カテゴリ:番組内容 | 固定リンク


  

シリーズ 虐待を防ぐには(3)「もしものときの児童相談所」<みんなの声>

■児童相談所についての放送を拝見しました。
実際に中学生の娘さんを一時保護された方の話を聞いて、通告の大切さを強く感じました。
私は小学校の放課後キッズクラブで働いており、研修で虐待や児相への通告義務についても学びましたが、キッズクラブのスタッフ間でも、気になる子がいないわけではないけど、通告するには抵抗があるという意見になりました。
通告してもらって良かったという話をもっと聞ければ、それならば通告してみようと思う人が増えて、通告しておけば良かったという後悔も少なくなるのではと思います。
【バナナ】



■11/28の11時頃の放送を拝見しました。児童相談所へ自ら通報された方のお話を見て、共感を得て涙が出ました。虻川さんが言った「子育てって紙一重ですよね」という言葉にも、とても共感させられました。私自身、育児のことを相談できる人がおらず、いつも誰かに話しを聞いてほしいと願ってきました。地元の保健センターに相談しても、共感するだけで、そしてなだめるだけで明確な回答は得られずさらに苦しい思いをすることが多かったです。「児童相談所」という響きが重く、連絡するまでには至りませんでしたが、娘から離れたいと思っていた時期も多々あったのが正直です。
【ひなママ】



■自身が親から虐待を受けて育ってます。今は1歳の子どもを育てていますが、泣き叫んでおさまらないと手をあげそうになります。我慢しますが「なんで私は殴られても良くて、この子は殴られちゃいけないんだろう」といつも思います。未だに私は誰にも助けてもらえなかったし今後も誰にも助けてもらえないという思いが拭えません。いつ子どもに手をあげるか時間の問題だと思います。
たぶん、誰も助けてくれないと思います。
【なっぱ】



■基準がなにか分からないですが、全てを満たせている親なんていないと思います。
理想?の親ってなんですか?
【さとし】



■私は現在42歳独身女性です。子どもは、中学生1年生です。
子どもが1歳半に離婚することになり、私が自立するため死に物ぐるいで働いて生きていました。現在、子どもは問題なく学校生活を送っていますが…将来何か問題が起こりうる不安をかかえています。何故かというと、日本には両親が揃ってこその家庭が一番という風習が根強いからです。
両親が揃った家庭と、片親には何か違いが明確なのでしょうか?片親で必死に生きていましたが、片親の子たちは議題にもあがらないです。
父に原因があることも多く離婚率が上昇していますが、やむをえず片親になっている場合も多くて、社会から無視されている存在であるため疑問に感じます。
【りこ】



■11/23日のウワサの保護者会を拝見しました。
児童相談所ということで興味を持って拝見させていただきました。
私自身が原因で、息子が2回保護されましたので、保護者の方の気持ちも児相の方のお考えもよく理解できました。
まだ私は別居中でプログラムを受けている最中ですので、“いい親”ではないかもしれませんが、より良い関係構築のために参考になることもありよかったです。
意見としましては、元児相の方と保護者の方の話は良かったと思うのですが、こういったテーマは、トコトン入り込まないと視聴者に伝わらず、ワイドショー的な伝わり方になってしまいます。
【ほそやん】



■もう少し虐待対策の問題点を取り上げていただきたいです。
親子分離が最終手段になっているのでしょうか。
本来なら不要な親子分離を行っていませんか。他にも介入の仕方はありませんか。
例えば、子どもを家庭から引き離すのではなく、問題があると思われる父親(or母親)を家庭から引き離すのではダメなのでしょうか。
現行の虐待対策は問題山積みだと考えます。
【夫】



■双子男子中1の母です。
首をしめる、それはしていないけど、赤ちゃんの時、二人が寝ている時に、近所のスーパーへ買い物に。逃げたんです。2時間。
帰ったら、一人が激泣き。あれは、虐待かも…ですよね。
【こちょうらん】





*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:00:00 | カテゴリ:みんなの声 | 固定リンク


  
2019年11月23日 (土)

シリーズ 虐待を防ぐには(3)「もしものときの児童相談所」<番組内容>

61901.jpg


みなさんは、児童相談所についてどれくらい知っていますか?
今回のテーマは、シリーズ虐待を防ぐには第3弾「もしものときの児童相談所」

ニュースでよく聞く児童相談所ですが、
多くの保護者は、「怖そう」「関わりたくない」と、あまりいいイメージを持っていないよう。

61902.jpg


<児童相談所に長年つとめた鈴木浩之さんインタビュー>

◆児童相談所に関わったから、「おしまいだ」とか「絶望だ」とか「ここまで来てしまった」とは思わないでほしい

◆児童相談所は、親を罰するのではなくて保護者と一緒に子どもの未来とか安全とか幸せをつくっていく、
そういうお手伝いをしたいというのが児童相談所の役割

◆保護者にとってショックな出来事である「一時保護」を行うのも児童相談所だが保護者と対立をするということをしようとしているわけではなくて
そこからが子育てのリスタートだと思う

61903.jpg

 

<尾木ママは・・・>
◆児童相談所で「助けてもらえた」とか、「ヒントをもらった」といういい話が伝わらないで、鬼気迫る時だけ児相が登場するから全然、児童相談所が理解されてないなと思う


<スタジオの保護者は・・・>

虻川美穂子さん(北陽)の意見
「児相」っていう響きがドドドーンと、重たい!

ももさんの意見
相談しにいった時点で「自分が頼りない親」「ダメな親」というイメージを持たれてしまうのではないかと思うと、相談しづらい


<児童相談所の所長を務めた川並利治さんは・・・>
◆児童相談所という名前が毛嫌いされるというようなこともあるので一部の自治体では「子どもセンター」「子ども総合相談センター」と名前を変えて、相談しやすくする工夫をしている

61904.jpg

 


<VTR1>

みなさんは、2015年から設置された全国共通ダイヤル189を知っていますか?

61905.jpg 61906.jpg


全国共通ダイヤル189は、最寄りの児童相談所につながる電話番号。
「児童心理司」や「児童福祉司」などの職員が24時間休みなく、虐待や子育ての相談を受けている。
「あの子、虐待をうけているかも」という「周囲からの通告」、そして、親自身が「子育てがつらくて子どもにあたってしまう」という場合もこの番号にかけることができる


61907.jpg

番組では今回、自分で児童相談所に通告したという母親の話を聞かせてもらった。

2人の子どもを育てるアキクサさんは、長女の子育てに悩んでいた。
長女はこだわりが強く、泣き出すと何時間も暴れて、おさまらない。
夫は連日、深夜まで仕事。実家の親にも、何度か相談したが、ひとりで頑張りなさいと“叱咤激励”を受け、自分がしっかりしなきゃと追い詰められたそう。
ひとりで悩む日々が2年以上続き、あるとき、自分の感情を抑えられなくなってしまった。

当時の日記には・・・
「ただ静かに話したい。でもできない。
だまってほしいのに だまってくれずに 口をふさいで首をしめてしまった」

61908.jpg

消えているテレビの画面に映った自分の姿を見て、
「助けてほしい」と児童相談所に電話をした。
誰かに、ちょっと子どもを見てもらいたいと思ったそう。

児童相談所に電話をすると、職員がすぐに来た。 やっとそのとき、我にかえった。

日記「こんなに小さくてかわいいのに、なんで私はひどいことをしたり、傷つけてしまうのか、つらくなって泣いた」

61909.jpg

 


 

<VTRを見たスタジオ保護者の感想>

うしさんの意見
そういう気持ちは、すごく分かる。
手を出したことはないし、絶対にやっちゃいけないけど、私もうまくいかなかったときに相談できず、とりあえず一人で頑張るしかなかった。
感情をなんとか抑えて、今日が終わったらまた明日とやり過ごしていた。

虻川美穂子さん(北陽)の意見
子育てをしていると、もしかしたらちょっと紙一重だなと思う。


<児童相談所の所長を務めた川並利治さんの意見>
◆今、社会が「産んだ子は頑張って育てなさい、自分の子なんだから」という養育を強いる風潮がある。
反対に「そんなに頑張らなくてもいいよ」と強力に言えるのが児童相談所。

 



<VTR2>


孤立した育児で追い詰められ、
児童相談所の職員に来てもらったアキクサさんだが、
ほっとしたのもつかの間、思わぬことを言われた。

児童相談所の人は「じゃお母さん、仕切り直しってことで!」と言いながらパーッと子どもを連れていってしまったそう。

61910.jpg


アキクサさん
「私が望んだのは一時保護で連れてかれることじゃなくて、ちょっとの間だけ距離を取らせてもらえることだった。」

アキクサさんは、2~3日、子どもを預かってもらえると思っていたが、その日から2ヶ月、一時保護となった。

児童相談所は、親の意思にかかわらず、子どもを一時保護する権限があるため、とまどう親が多い。
親はどう受け止めればいいのか、児童相談所で長年、親のカウンセリングをしている五月女(そうとめ)友美子さんに聞いた。


五月女友美子
さん
◆一時保護は非日常的なことなので、すぐ気持ちを落ちつけるということはとても難しい。
◆子どもが保護されてしまったのに、自分ばかりが自宅でゆったり過ごしてはいけないんじゃないか、おいしいものを食べちゃいけないんじゃないかという方も多く「お母さん、それは違いますよ」という話をしたことがある。
◆やっぱり保護者が元気になる必要があって、ちょっと外に出て、買い物や楽しいことに、気持ちも体も動かしてほしい。
◆煮つまった環境をちょっと解放するのが一時保護の役割。

61911.jpg


アキクサさんも、時間がたつにつれ、少しずつ自分の育児を振り返ることができたという。
「子どもが産まれてから、ずっと一人で向き合って寝られてなかった。
保護されている間は、寝られたし、ちゃんと食事もまともにとれた。
子どもの特性について勉強したりとか、私はどういう声かけをしてあげればよかったのかなとか、考えました。」


 


<VTRを見た虻川美穂子さんの感想>
◆いきなり子どもと引き離されたら、どうなっちゃうんだろう!
体を半分持ってかれたような気持ちになっちゃうと思う。
だからアキクサさんは、そこを乗り越えて、子どもの愛おしさをもう一回見る時間ができたというのは、児相の力なんだなと思う。


<児童相談所の所長を務めた川並利治さんの意見>
◆一時保護されると親もショックでなので本当に保護するかどうかというのは、児童相談所側も非常に迷って迷って、安全のために親子を分けたほうがいいという場合に一時保護する。
◆だからやはり、お互いに元気を取り戻す時間と空間を提供するというようなことが一時保護の役割

 


 

◆オクラさんも、子どもを一時保護された経験があるが、その際、不安になったことがあったという。

中1の娘が一時保護されたきっかけは、夫の言動。
「部屋を片づけろ!」「服を脱ぎっぱなしにするな!」と毎晩、娘をどなりつけ、怒りがエスカレートすると、何十分もとまらない。
「片づけないなら、この家から出て行け!」と、もみあいになることも。
オクラさんは、そのたびに、「やめて!」と夫に言ったが、その行為はおよそ2年、続いた。
 

61912.jpg


ある日娘は、連絡帳に「お父さんのいる家に、もう帰りたくありません」と書いた。

61913.jpg


すると翌日、学校が児童相談所に通告。そのまま一時保護された。

61914.jpg


オクラさんは、学校から電話を受けそのことを知った。
「がく然とした。何の権限があって!みたいな。
調べると、親の同意に関係なく保護できるすごい強力な権力を持つ組織だということを知って。」

さらに、娘が一時保護されていた2か月、非常に不安な気持ちで過ごしたという。
その理由は子どもの様子を教えてもらえなかったから。

オクラさん
「こちらからしてみれば、子どもが急にその日から帰って来なくなって子どもを拉致されたっていう気持ちだった。
『子どもはどうですか?』って聞いても、なんにも教えてくれないし。
どういうふうにこれから過ごしていくのか、一日の流れとかも全く教えてくれない。
下着とか着替えとか『持っていきます』っていったら、『それはもう全部、こちらのものを使用するから、いらないです』って言われた。」


61915.jpg


娘を一時保護されたオクラさんは、児童相談所から、「家が安全でないと、娘さんを返せません。
家を安全にするためのプランを出してください」と言われたそう。

考えるうちに気付いたのは、「娘が頼れる場所がない」ということ。
そこで、近所の人や学校の先生、地域の児童委員などに家の事情を全て話し、何かあったら娘を助けてほしいとお願いした。

オクラさん
◆隠してきたからこうなってるんだと思うから、全部さらけ出したほうが、お父さん自身にも私はいいと思う。
◆とにかく娘の中学校時代の1日1日っていうのは、大人の1日よりも全然大事、貴重な時間なので、それを早く取り戻してあげるために自分にできることはなんなのかと考えた。

そしてもうひとつ。
一時保護されていた2か月の間に、夫との別居も決断した。

61916.jpg


オクラさん
◆とにかく目線を変えて、「娘を守る」!
私だけの手ではもうどうにもならないので地域の交流の場にも行って、下の子を連れていって、私たち家族を知ってください、と言った。
娘の姿がないと「あれどうしたの?」って気にかけてもらえるような地域とのつながりをとにかく持とうと思った。

◆いったんお父さんと離れることは、頭を冷やすとか、振り返る時間もあるでしょうし、いいことなんじゃないのかなって。

◆児童相談所が介入したことによって、私自身も虐待っていうことと向き合って、それがなかったらここまでの行動をしてなかった、ここまでの情報も知りえることがなかった。
子どもが勇気をもって学校に言ったこともそうですし、一時保護されたことは、すべてがプラスだったと思っています。

 


 

<児童相談所の所長を務めた川並利治さんの意見>
オクラさんは、大きな決断を2つされたと思う
「別居」は、娘に対して、あなたのことを守るよという強いメッセージ。
もう1つは、自分の家のもめごとを地域に話すのはなかなかできないが地域に気づいてもらうということが、虐待をストップできる大きな一歩。


<虐待防止活動をしているNPO法人代表 畠山由美さんの意見>
「通告」は、児童相談所と支援を必要としている方が出会うきっかけ。
児童相談所は、保護者を責めるところでも裁くところでもなくて、やっとつながれてよかったと思う。
目指すところは子どもの幸せ、家庭の幸せ、保護者の幸せ。


61917.jpg

 

<尾木ママの意見>
◆虐待の問題というのは、どうしても「自分とは関係ない」とか「ひどい親の問題」とか切り離しがちだけども、みんなつながっている、全員関係のある問題。
だから、まず児相ってなんだろうと。どんな仕事をしていて、どういうふうに僕たちが助けてもらえるのかというのを、まず知るということが大事だと思いますよね。

 

61918.jpg

 

NHKでは、さまざまな番組で虐待について考えていきます。
banner_720-174.png

 

 

END

*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:25 | カテゴリ:番組内容 | 固定リンク


  

子どもって迷惑?<みんなの声>

■再放送の「子どもって迷惑?」をたまたま、途中から見ました。
ちょうど、マンションの駐車場で遊ばせていた時の話でした。警察に通報されたことについて、「大人の方がコミュニケーション能力が下がっている」って専門家のかたがはなしていましたが、駐車場で遊ぶこと自体がよくないことではないかと思いました。車をキズつける心配があるし、事故の可能性もあるし。実際、子どもだけで遊んでいて、車にボールをぶつけて逃げていくのを見ました。
今はマンションの住人どうし、付き合いがありませんから、大人がいても、黙って逃げていく気がします。
かわいそうだし!親としては面倒だけど、遊べるところまで連れていくなどしないといけないと思います。
【子育て経験者です】



■私も自分の子どもとその友達と公園で一緒に遊んでいて、ご高齢の男性Yさんからしょっちゅう怒られてました。その都度、「すみません。子どもって楽しい時は、声でちゃうんです。私も昔子どもだったから、わかります。Yさんはお子さまたったころは、いかがでしたか?」と、すれすれの詫びを入れながら、日頃はにこやかにご挨拶をしていました。その方がころりと態度を変えるときがきました。私たちが住んでいた大規模団地の自治会の餅つき大会です。子どもたちを率いて、準備段階から参加して盛り上げたことで、オセロのように●から○に。私が餅つきの采配がめちゃめちゃ得意で、上手にできたことと、子どもたちが餅をつくことから、丸めまで楽しみながら、ず~っとがんばっていたのを目の当たりにしたYさんは、餅つき大会終了後に、「自分が言いすぎてたわ。みんないい子やな!」と言いに来てくれました。もちろん、「わかっていただけて、ありがとうございます!うれしいです。今日の餅つき大会参加の最高のご褒美のお言葉です。」と返しました。それからは和やかに挨拶をかわせ、地域イベントに参加して、とてもなか良くできるようになりましたよ。みんな「Yじいちゃん」と慕うようになりましたとさ、です。同じイベントに同じ場所でともにその喜びを共有することで、知らない要らない子どもたちの大声は、騒音から、みんなの希望と幸せの音色に変わったのでした。
【ササニシキ】



■16日放送の「子どもって迷惑?」拝聴しました。慣れない団地に越して以来、道端で遊ぶ子どもも多く、ご近所付き合いも無い環境で注意もし辛かったです。自分自身精神疾患を患っており、子どもの声が響いて聞こえてストレスに感じることも多々ありました。今回の道路を一時封鎖してご近所の皆さんに開放するという取り組み、とても良いと思います。それなら、私のようにハンデを持っている人でも出来る範囲で参加・協力でき、ご近所付き合いも深まるかなと思いました。
【アン】

 


*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:00:00 | カテゴリ:みんなの声 | 固定リンク


page top