2022年03月26日 (土)

思春期 あのとき これから<番組内容>


2015年から始まった「ウワサの保護者会」。

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7年間、皆さんとともに歩んできた番組は、今回で最終回となりました。

テーマは、これまで寄せられたお悩みの中で一番多かった「思春期の子どもとの向き合い方」
番組に何度も出演していたホゴシャーズたちが、経験を語りながら尾木ママとともに考えます!

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◆娘がやるべきことを先にやらない… バジルさんのお悩み

今回は尾木ママがスタジオを飛び出して、悩めるホゴシャーズのもとへ参じた!

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バジルさんの娘ふうかさんは、春から中学2年生。
「やることを先にやらないでゲームばかり…」というのがバジルさんのお悩み。


*振り返れば、7年前のバジル家では、小1だったふうかさんに細かい注意を連発していた。

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*そして現在のバジル家はというと、ルールがいっぱいできていた。
中には、「優先すべき事より先にゲームをしていた場合、ゲームをやめる」という厳しいものも。

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*このルールに納得していない様子のふうかさんに、「納得していないなら話せば?」バジルさん。
一方ふうかさんは「はあ…けっこうです」と口を開こうとしない。


◇こう着状態の親子と話をする尾木ママ ふうかさんからは爆弾発言が!?

尾木ママが聞くと、ふうかさんの本音は「ほっといてほしい」だった。

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バジルさんの干渉から逃れる工夫として、ふうかさんは夜に一人で筋トレをしているという。
*しかし実はそれだけに留まらず、習い事の帰りに家の周りを一人でランニングすることもあるのだと言うではないか。
驚くバジルさんに…


尾木ママのアドバイス】

「それは、ふうかさんが一人になれる時間や空間を確保したいという願いの表れ。(その点をバジルさんは心に留めつつ)ふうかさんの方でも、走る時間帯を変えるとか、そのためにどうするべきかなど段階を踏んで組み立てを整理した方がいい」


◇「私が言わなきゃ誰が言う?」、親としての責任感

尾木ママにアドバイスを受け、貼ってあったルールは撤廃したと言うバジルさん。
しかし、バジルさんに親として共感すると言うホゴシャーズも。

ウニさん「『私が言わなかったら誰が言うの?』という責任感から、一生懸命叱ることもある」
ももさん「思春期の子どもは『ほっといてくれ』となるが、親にしてみるとまだ信用ならないのですべてを知りたい。だから私は、子どもの部屋に突入して、自分の聞きたいことを全部聞いて答えをもらって帰る。子どもは『もう二度と来るな!』とにらみつけるけど…」


尾木ママのアドバイス】

「思春期の子どもとぶつかり合うこと自体は悪いことではないが、そこに『自立を促す視点』があるかということがポイント」

▼『自立を促す視点』を入れるには、常に主語を“あなた”に置き換えること。

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◆噴火のようだった反抗期をなんとか乗り越えた、ハムスターさんの場合

*現在は高2のりょうたさんは、中学のころ常に不機嫌でピリピリしていた。

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ハムスターさん「『うっせー毒親!おまえが俺をダメにしてる!』と言われたことがあってショックだった」

*当時のりょうたさんは、寝る間も惜しんでスマホゲームをする毎日。それが原因で親子はいつも言い合いに。
*ある日とうとう、ハムスターさんがスマホを取り上げ、ゲームアプリを消そうとした。
するとりょうたさんは、ハムスターさんの携帯をとって投げつけ画面が粉々に。

りょうたさん「前にも何回かスマホを取り上げられていたので、溜まっていた怒りが噴火みたいになり、割っちゃいました」

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*実は、当時りょうたさんのスマホは家のWIFIでしか使えないようになっていた。外で友だちと自由にやりとりできないことをりょうたさんはとても不満に感じていた。
「親にとってはたかがスマホ。しかし息子にとってはそれ以上の物なのか…」この事件をきっかけに考え直したハムスターさんは、高校入学祝いに外でも使えるスマホを渡す。
*その後りょうたさんがスマホゲームをやる時間は大幅に減り、ハムスター家の食卓には今、親子の団欒が戻った。


◇子どもにとって、スマホは生命線

尾木ママ「今の子どもは生活がスマホで成り立っているところがある。スマホは子どもにとっての生命線と言える一方、問題もはらんでいるので思春期にとっては大きな課題」


◇しかし、スマホのルールはイタチごっこ!?

ウニさん「うちで大事件だったのは、オンラインで勝手に契約を変更してギガ数を増やしていたこと」
うめさん「結局ルールは、いくら作ってもイタチごっこ。必ずどこかに穴がある」


尾木ママのアドバイス】裏門は開けておけ

尾木ママ「ルールは全部は守れないし、親の裏をかくのも成長の証。学校でも、校則など「ルールはルールだ!」と表ではしっかりと言うが、実は『裏門は開けておけ』というのが、教師の共通認識だった」

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◆親子関係が良好だったネクタリン家にも、反抗期が訪れた!?

ネクタリン家で、娘が小さいころからやっていたのが「BBA(バーババア)」

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*キッチンのカウンターをはさんでネクタリンさんがマスター、娘のらなさんはお客さんという設定。マスターはお客さんの言うことには反論しないというルール。
*その日にあったことや悩みごとをいつも話していたらなさんだが、中学生になると…

ネクタリンさん「部屋に閉じこもって、全然バーに来てくれなくなった。『うちは成功している』と思っていたバーババアが、音を立てて崩れた」

*現在高校1年生のらなさんは、そのころのことを聞くと
「親とあまり口をききたくなかった。閉じこもっている間はずっと勉強。あの時間があって、ちょっと勉強に集中できた」

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*一方、娘の部屋のドアが閉まっていた3年の間、なるべくバーに立ち続けていたというネクタリンさん。
すると…

ネクタリンさん「ふわっとお客さんが戻ってきた。「今日楽しかった」と、急に自分の事を話だして、何も無かったかのように戻った」


◇子どもは必ず帰ってくる

うめさん「娘が今、反抗期に入っているのかなと思うが、自然に戻ってくるもの?」
ネクタリンさん「うちの場合は、私が同じ所にいたからかと思う。私が(あきらめて)他に行っちゃってたら、戻って来てくれたのかどうか」


尾木ママのアドバイス】

反抗期は必ず終わる。親は、子どもが成長して戻って来るという信頼を寄せながら、待っていてほしい。絶対大丈夫だから」

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◇最後にホゴシャーズが、尾木ママや番組に思ったこと

うめさん「例えば『性』の話などなかなか切り出せないテーマも番組が出してくれて、一緒に見ていた家族と話ができるというのはありがたかった」
ももさん「親は完璧じゃなきゃいけないものだと肩ひじを張っていたが、尾木ママから『親は親らしくなくていいのよ』と言ってもらい、頑張らなくてもいいんだと本当に気が楽になった」


尾木ママからの最後のメッセージ】

尾木ママ子育てはまだまだ続くけれど、本当に大丈夫。安心して子どもと向き合って、子どもをリスペクトして下さい。そういう関係になればゆるぎないと思います」

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皆さん、だいじょうぶよ〜!


番組はこれで終わりますが、私たちはこれからも、皆さんの子育てを応援する番組を、皆さんとともに作っていきたいと思っています。
今までご視聴頂いた皆様、ご出演頂いた皆様、尾木ママ、7年間本当にありがとうございました。

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END

 

 

 

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | カテゴリ:番組内容 | 固定リンク


  
2022年03月12日 (土)

聞いてよ!尾木ママ~思春期の悩み~<番組内容>

これまで好評だった「聞いてよ!尾木ママ」シリーズ。
最後に尾木ママに聞いてもらうのは、常に反響の大きかった「思春期の悩み」

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番組に届いた思春期の子を持つ親のお悩みについて考えていく!
ゲストは、高校3年生でインフルエンサーひかりんちょさん。

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【お悩み[1]「子どもの個室がない!」】

ステビアさんは、家の間取りで悩んでいる。
息子のけんしんさん(高3)と娘のちせさん(中2)の部屋は、2人で6畳。
タンスを目印に部屋を分けているが、お互いの様子は丸見えの状態。

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■思春期における子ども部屋の役割とは?

発達心理が専門渡辺弥生さんによると、思春期は自分自身を見つめるための“自分だけの居場所”が欲しくなる時期
必ずしも個室を作る必要はないが、子どもがありのままでいられる場所があることが大切だという。


■子どもに個室はなくても・・・

では、どのようにして子どもの“自分だけの居場所”を作ってあげればよいのか?
あるホゴシャーズの家庭に話を聞いた。

6歳から14歳まで5人の子どもを育てている、ヒグマさん。
以前はきょうだいみんなで使っていた14畳の部屋を、あるモノを使い、男女別の空間にしたのだという。
それが・・・ロールカーテン!

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さらに思春期の姉妹のスペースは、それぞれの勉強机を直角に配置し、本棚がお互いの視線を遮るようになっている。
これで二人とも「プライベートな空間」を確保しているのだ。

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(ヒグマ家)長女「 “ずっと誰かと一緒にいないといけない”“誰かの視線がずっとあるように感じる”というのが解消されたことが一番嬉しかった」

尾木ママ「一番大事なのは、家族が安心して集える場所。部屋だけ与えて家族のコミュニケーションが途絶えてしまうというのでは本末転倒!」



【お悩み[2]「身長が低いと悩む我が子へ」】

続いてのお悩みはベニバナさんから。

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ひかりんちょさん「私も身長が低い方なので、人から身長の話をされると気にしちゃう。身長を伸ばすにはどうしたらいいか調べるけど、何が正解か分からない。」


■本当はどうなの!?身長クイズ
・・・ということで、まずは正しい知識をクイズで身につけよう!

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今回、クイズの答えを教えてくれるのは、子どものからだの成長に詳しい医師堀川玲子さん。

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では、どのようにして身長は伸びるのか?
長い骨の端の方にある「成長板(せいちょうばん)」という部分で「軟骨」が増え、やがて硬い骨になる。こうして骨が長くなることで、背は高くなる。
この時に必要な栄養素が、たんぱく質やカルシウム。さらに軟骨を作るように働きかける成長ホルモンも欠かせない。

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堀川さん「全ての栄養素が大切だが、特にたんぱく質をしっかりとることが大切。たんぱく質は筋肉や骨をつくるのにも役立つし、体の構造の基本になるので非常に重要だと思います。」


続いて第二問。

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堀川さんによると、成長ホルモンの出る時間は決まっておらず、大切なのは、眠っている長さと質のよい睡眠
成長ホルモンが出る大きな波は、眠りに入った後、30分から1時間以内にやってくる。
その後はおよそ3時間おきに眠りが深くなると共に波がやってくるのだ。

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尾木ママ「日本の子どもたちは国際的にも睡眠時間が短い。だから、みんな寝てね!」

〈身長へ悩む我が子へ、親はどんな声かけをする?〉
小柄だが身長にコンプレックスをほとんど感じたことがないという尾木ママからのアドバイス。
まずは、「“小さい”ということが人格のマイナスにならないような声かけをする!」
尾木ママ自身、小さい頃から「山椒は小粒でもピリリと辛いんだよ」などと親からたくさん声かけをされたという。
さらに、「身長と関係のないところでたくさん褒める!」
勉強や日常生活など些細なことでもたくさん褒めてあげることが“認められている”というポジティブな感覚に繋がる。



【お悩み[3]「外出ルールが決められない!」】

最後はダックスさんのお悩み。

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ダックスさんは繁華街での犯罪トラブルなどが心配だというが、娘は「友だちは行っている」と訴えてくるのだという。

尾木ママ「自由を求めるのがこの時期の子どもの特徴。子どもの意見も聞きながら、ルールをきちんと決めていくのが重要。」

ダックスさん「2人でちゃんと相談、説明し合ったら素直に言ってくれるのかなと。でも、自分のテリトリーに置いておきたい気持ちがどうしてもまだあり、寂しい。」

〈尾木ママからのアドバイス〉
これは親が最初にぶつかる葛藤。「ちゃんと自立出来るように育てよう」と思ってやってきたのに、いざ自立し始めると寂しくて…というのはどの親にも言えること。「寂しい」と子どもに伝えてもいいと思う。


最後に、子どもの安全を研究している宮田美恵子さんから、子どもの外出についてアドバイス!

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保護者はお子さんに次のようなことを伝えましょう。
 [1] 人が多い場所は、痴漢やスリなどの犯罪に注意。
 [2] お手洗いなどで1人になる時は、友達同士で声を掛け合う。
 [3]「家に着くまでが外出」という意識をきちんと持つ。




尾木ママ感想〉
思春期は心も体もガラッと変わる時期。みんな悩むと思うが、子どもが成長している証だと信じて頑張って!

ひかりんちょさん感想〉
「お母さんやお父さんがこんなふうに思っていたんだ」と改めて知ることが出来て、反省した部分もある。
でも、自分のことは自分が一番分かっているから、私の意見や気持ちをちゃんと聞いて受け取って欲しい。



END


投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | カテゴリ:番組内容 | 固定リンク


  
2022年03月05日 (土)

子どもの心の不調<番組内容>

 今回のテーマは「子どもの心の不調」

2017年の20歳未満の精神疾患総患者数は、27.6万人(厚生労働省「患者調査」より)。
番組アンケートでも半数を超える保護者が悩んだことがあると回答した。

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ゲストは3児の母である、くわばたりえさん。
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子どもの心の不調を感じたとき、保護者はどう対応したらいいか、考えます。



ホゴシャーズのお悩み[1] 「保護者はどう対応したらいいの?」◇

ラディッシュさんは、娘カンナさん(中1)の、心の不調について悩んでいる。
バレエや新体操をが好きだったカンナさん。小学5年生のときから、様子に変化があった。

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小児科を受診すると、「起立性調節障害」と診断された。
薬を処方され、起立性調節障害の症状は改善してきたものの、勉強が手につかない・体がだるいなどの状態が続いている。
ラディッシュさんは、今までのような小児科のもとでの対応でいいのか、それとも精神科に行ったほうがいいのか、悩んでいる。


◇精神科に行くべきなのか?
子どもの心の不調に、20年以上向き合ってきた、成増厚生病院の児童・思春期精神科 医師の森野百合子さんが、保護者の悩みにこたえる。

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森野さん
「親御さんがご覧になってて、今までとちょっと様子が違うぞというのは1つの大事なサイン。専門の医療機関に相談に行ってみられるのもいいかなと思います。」

森野さんは、小児科児童・思春期精神科など、子ども向けの医療機関に相談することを勧めている。児童・思春期精神科は、主に18歳までの子どもを対象としている(病院によっては20歳までの場合も)。

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※児童・思春期精神科は全国的には数が少なく、厚生労働省の認定する機関は121ヶ所(令和2年7月)。
近くにない場合は、まず国立成育医療センターの「子どもの心の診療ネットワーク事業」HPに掲載されている拠点病院や、自治体の精神保健福祉センターに相談してみてください。

※子どもの心の不調については、「子どもの心相談医」という資格を持つ小児科医にも相談できる。
「子どもの心相談医」は、子どもの心理発達の基礎、様々な行動の問題、発達障害、虐待、 薬物依存、メディア漬けなどについて幅広く対応している。現在、全国で約1000名の相談医が認定を受け、各地で活動している。
公益財団法人日本小児科医会のHPにて検索することが出来る。
https://jpeda.or.jp/cgi/web/index.cgi?c=member-counseling_list

また地域の保健所、保健センターが相談を受けてくれることも多い。

※国立研究開発法人 国立成育医療研究センターのHPでは、子どもの心の不調に対応している小児科・心療内科・精神科について検索することが可能(一部エリアを除く)。
https://www.ncchd.go.jp/kokoro/kyotenmap.php


そして、ラディッシュさんは、もうひとつ悩みが・・・。

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ラディッシュさん
「小児科の先生からカウンセリングを勧められたけれど、娘は『知らない人にプライベートな話をするのは抵抗がある』と言い、行きたがらない。

子どもが医療機関への受診を嫌がる場合、どうしたらいいのか。
森野さんによると…
「心の不調は、本人だけの問題ではないかもしれない。親や学校の皆が変わる必要があるかもしれない。
だからこそどうしたらいいか知りたい、心配している。という気持ちを子どもに伝えること。

そして病院の予約がなかなか取れない、先になってしまうという心配に対して、森野さんは、地域のクリニックや、学校の先生、スクールカウンセラーに相談することも選択肢の一つだと話す。



ホゴシャーズのお悩み[2] 「受診までの葛藤」◇

ボダイジュさんの娘ほのかさん(17歳)は、3年前から児童・思春期精神科で統合失調症の治療をしているが、現在に至るまで、様々な葛藤があった。
もともと、活発だったほのかさんは、小学6年生のときいじめを受けたことをきっかけに様子に変化が…。
次第に、「手が汚い」「マスクをしていないと落ち着かない」と発言するようになった。

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中学生になると、「テスト中に自分の考えが人に聞こえてしまう」と幻聴や妄想に悩まされるようになった。
それでも、ほのかさんは病院に行くことが出来なかった。
「変な目で見られるのが嫌で、泣いたりして苦しかった。仲良かった子が、精神科にいる他の子を、なんか下に見るような感じて話していて。それであんまり行きたくないなって思った。」

ボダイジュさんも、娘を精神科に連れていくことに抵抗があったという。
「まさかそんなことはないだろうと私も否定して。認めたくないっていうか、自分の子どもが精神的な病にかかるなんて信じたくないっていう気持ちですかね。」
半年間、一人で抱えて悩み続けたという。

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しかし「悪口が聞こえる」「部屋でも誰かに監視されている」という幻聴や妄想が起きるようになり、ボダイジュさんは受診をせざるを得ないと判断した。
受診をしてみると、「病気のせいだと分かり、診断がついてホッとした」という。
ほのかさんとの接し方も変化し、出来るだけほのかさんをよく見て、合わせていくようになったという。

ほのかさんは主に投薬による治療をすることになった。何度か入院もしたが、ゆっくりと回復を目指している。
一人で外出も出来るようにはなり、4月からは通信制高校に通うことになっている。

今、ボダイジュさんは、当事者家族が集まるSNSのコミュニティーに参加している。
似た境遇をもつ家族との交流が、心の支えとなっている。

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好きなこと、楽しいことを大切に、自分らしく自分のペースで生きることが回復につながると分かり、病気が自分を見つめ直す機会になったという。

森野さんによると、
・早くに相談することで治療も早く進む。
・病気になったから終わりでは全然ない。薬を飲みながら普通に生活を送る人も沢山いる。
という。


◇学校で正しい知識を伝える◇

教育現場では、精神疾患についてどのように教えているのだろうか。
草加東高校(埼玉)では、正しい知識をもつことが予防につながると、6年前から教え始めた。
アニメやクイズを導入し、精神疾患は誰もがなりうる病気であることを伝える。

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養護教諭・道上恵美子さんは、
「授業を行うことで、つらいときは相談してもいいんだよ、先生方も保護者も皆であなたを支えるよというメッセージを伝えたい」と話す。

一方、尼崎小田高校(兵庫)では、医療関係の仕事を目指す生徒向けに授業を行っている。
実際に精神疾患にかかった経験をもつ人たちが、生徒に語る。
「病気になったから終わりというわけではない。
病気にかかってもやっぱり人間だから、目を見て喋ってくれたり温かい言葉を掛けてくれると嬉しい。」

4月から実施される新学習指導要領では、精神疾患の項目が盛り込まれている。
子どもたちも、保護者も、学校の先生も、皆が正しい知識をもつこと。
そうすることで精神疾患の予防や偏見をなくすことにつながっていく。


END



 

 

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | カテゴリ:番組内容 | 固定リンク


  
2022年02月26日 (土)

食べ方が気になる!<番組内容>

今回のテーマは、子どもの「食べ方」について。
はしや茶碗の持ち方がおかしい・・・などのお悩みにこたえていく。

さて、みなさんのお子さんは、どんなおはしの持ち方をしていますか?

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今回は、子どもの食べ方について学校や保護者からの相談にのっている、笹田哲さん(神奈川県立保健福祉大学 教授)のアドバイスを受け、食べ方が上達するにはどうすればいいか、を考える。

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笹田さんは、おはしの使い方をどのように指導したら良いのか?という相談を何年も前から受けているという。


【実際のホゴシャーズの悩みとは・・・・・】

ビオラさんの場合>
小学4年生のユウセイさんは食事をするのに苦労しているという。
おはしが交差していてうまくつかめない
麺を食べるときは、おはしの先に引っ掛けて持ち上げている。
ユウセイさんの姉2人は、苦労することなくおはしを使えるようになった。
そのため、いずれ使えるようになるだろうと、ビオラさんは考えていたが・・・
なかなかうまく使えない。市販の補助器具なども試してみたが、うまくいかない。

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はちみつさんの場合>
小学1年生のかえでさんは、おはしを使うのが苦手。
今でもスプーンを使いたがる。
はちみつさんは、食事の時に度々注意はしているが、持ち方よりもおいしく楽しく食事をしてほしいという気持ちもあって、つい甘くなってしまう、という。

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【2人のおはしの持ち方は・・・・】

ユウセイさん:交差はし・・・特徴:つまみにくい
かえでさん:にぎりはし・・・特徴:疲れやすい

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もう1つ良くある持ち方として、親指がでっぱってしまう持ち方がある。

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【おはしの基本的な持ち方】

まず、親指と人差し指の間におはしを1本乗せる。
次に、薬指の第一関節を目安におはしの先を置く。
そして、親指、人差し指、中指を使っておはしをこのように持つ。
最後に、中指をおはしの間に入れる。

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この方法が難しく感じた場合は・・・定規を使う方法がある。

まず、おはしを持つ要領で、定規を親指と人差し指ではさむ。
その時、薬指を定規の下から少しだけ出す。
定規の上におはしをのせ、指を動かさないようにしながら、定規だけ上から抜き取る。
最後に中指をおはしの間に入れる。

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はしを自在に使えるようになるには、指の分離が備わっている事がポイント。

指の分離とは・・・・?
それぞれの指を独立させて動かせること


【指の分離をうながす方法】

まず親指と人差し指をあわせる。そして、ゆっくりと開く。
次は、親指と中指をあわせて、開く。
このように、親指とそれぞれの指をあわせて、ゆっくり開く動作を繰り返す。
最初は片手ずつ。できるようになったら両手でやってみる。

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他にも、こんなお悩みが・・・。

はっさくさんの場合>
小学3年生のひろやすさんの、茶碗やコップの持ち方が気になっている。
人差し指をうつわにひっかけて持ち上げ、口もとに運んでいる。
最近は時々、自分で器を持ち直す様子も見られるといが、まだまだクセはなおりきらない。

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器が大きくて、重いことも原因の1つ。
小さくて軽いもので器を変えてみると効果が出る事も多い。

器の基本的な持ち方ができるようになるためには、腕の保持力と手を返す動きが備わっていることが必要。
食事をする際、器を持つ方の手は、手のひらを返し肘を浮かせた状態を保っているのだ。


【手を返す動きをきたえるトレーニング】

お椀の中にボールを入れて持ち上げる。
親指を縁において、4本の指は底に当てて、持つ。
中のボールがこぼれないように、クルクル回す。

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もう1つ笹田さんが気になったのはユウセイさんのうどんの食べ方。
実はユウセイさん、麺をすするのが苦手。食べるのに時間がかかるという。

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麺類をすするというのは、麺とスープとそれから空気も取り込んでいく。
鼻と口の呼吸、お腹を使う腹式呼吸が身につくと楽に食べられるようになる。

横隔膜が上下に動く事で空気を取り入れる呼吸を腹式呼吸という。

ここで、ストレッチマン・レジェンドが登場!

ストレッチマン・レジェンドと一緒に腹式呼吸のトレーニング】

コップの中にある綿ボールをストローで吸って、もう1つのコップに移す。
麺をすするときのように、真下を向いて吸うのがポイント!

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ストレッチマン・レジェンドと一緒にお椀を持つためのトレーニング】

手のひらを上向きにして伸ばした両腕の上に、バスタオルをふわっとかける。そのバスタオルの中に、タオルで作ったボールを入れて転がす。

腕の保持力が鍛えられる。

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【収録を終えたビオラさんは・・・・】
ビオラさん、家に帰って、さっそくユウセイさんとトレーニング。
定規を使っておはしの持ち方も練習。

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すると・・・・。

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ビオラつかめるようになったじゃない!

大人も子供も、食べ方のちょっとしたコツをつかんでたのしく食事ができるといいですね!

レジェンド
「はさんで すすって よく噛んで
 きれいに食べてね! 端っこまで。
 はしだけに・・・ヌハっ」




END






投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | カテゴリ:番組内容 | 固定リンク


  
2022年02月12日 (土)

努力してほしい!<番組内容>


スポーツでも、勉強でも、子どもには目標に向かってコツコツ努力してほしい
親としてはそれが理想だけれど…

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「なかなか努力してくれない」「努力したのに結果が出なかった…」といったホゴシャーズの声も。
今回はそんな“努力”に関するお悩みについて考えていく!ゲストは、井上咲楽さん。

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◆ホゴシャーズのお悩み[1] 「努力してほしい!」

ポピーさんは、息子のりょうまくん(小3)に努力してほしいことがあるという。
それは「漢字の練習」。3年生になると難しい字も増えて、覚えるのが結構大変…。
だからこそポピーさんは、毎日コツコツ努力を続けることが大事だと思っている。

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りょうまくんは、漢字のプリントを冬休みの間1日1枚することになっていたが…
なかなか身が入らない。

りょうまくん「頑張りたいとは思ってるけど、難しい…」

ポピーさんがりょうまくんに努力をしてほしいのは、将来のためを思ってのこと。
「中学受験や、高校受験、さらには将来やりたいことができたときのためにも、それが実現できるように、できる限りの自分を伸ばす努力はしておいて欲しい」



◆努力してほしい!そのためには…
一体どうすれば、子どもが自分から進んで努力をするようになるのか?

アドバイスを聞いたのは、「教育系ユーチューバー」葉一さん。 

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塾で教えていた経験を生かし、小中学生向けの授業動画や保護者向けの動画を配信している。

3つの大事なポイントを教えてくれた。

まずは、「量を減らす」
苦手なことは大人でも子どもでもやりたくないもの。たくさんの量をはじめからやらせようとしても、子どもはやる気がそがれ、定着もしない。
本人がこの量だったら覚えられるんじゃないかな?と思える量まで減らしてあげることが大事!

次に、「見守る」
親が、子どもを“監視してる人間”になるのはNG。口が出なくても、視線が痛い。横で洗い物など家事をしながら、質問があったら答えるなど、頼られたときにサポートするぐらいの距離感がいい。

そして、「過去と比較して褒める」
以前できなかったことができるようになったことを褒めると、子供たちのモチベーションが上がりやすい。「できなかったことも覚えていたうえで褒めてくれている」と子どもが喜んでくれるというメリットも。

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(尾木ママ)
「1カ月前と比べて変化がなかったら、1年前と比べてもいい。長いスパンで子どもの進歩を見つめて、それを子どもに伝える」


◆ホゴシャーズのお悩み[2] 子どもの努力が無駄に…?

ピスタチオさんは、子どもがせっかく努力をしたのに、それが無駄になってしまったのでは?
と悩んでいる。

娘のりほさんは幼稚園の時に新体操をはじめた。中学・高校では新体操部のある学校に進学し、週6日のハードな練習をこなしていた。そんな娘の努力をピスタチオさんはずっと応援していた。
しかし、高校2年生のとき、りほさんが突然、「もう新体操はやらない」と部活にいかなくなってしまった。部長に選ばれなかったことに納得がいかないことが理由だという。

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りほさんは、その後も部活には戻らず、最後の大会に出ることもなかった。
10年以上の努力はなんだったのか。こんな形でやめてしまっては、娘もその意味を見出せないのではないか、ピスタチオさんは、心の整理がついていない。

スタジオのホゴシャーズ・ポピーさんも、努力しても結果が出ないと、子どもの自己肯定感が下がってしまうのでは、と共感する

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◆努力が無駄に?そのとき子どもは…
子どもの努力が報われなかった…と親が感じたとき、子ども自身はどんな思いなのか?
あるホゴシャーズの話を聞いた。

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ステビアさんの長男、けんしんさん。
小学生の頃、地元の野球チームで練習に励んでいたが、試合に出ることはほとんどなかった。
「スポーツするんだったら、試合に出ないと意味がない」と考えていたステビアさん。
息子が活躍する姿を見られず、ショックを受けていた。

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しかし、ステビアさんは、その後の練習や試合の様子を見に行くなかで、あることに気づいた。
けんしんさんは、誰よりも声を出し、常に笑顔でチームをサポートしていた。
後輩に慕われ、レギュラー争いをしていた子にも優しくできる姿に、ステビアさんは感心したという。
「すごいなあ、あたしならできないなって。この子は私とは違うことができる子だなと思いました」

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現在高校3年生のけんしんさん。「野球をするのが楽しかったから続けていた」と当時を振り返る。
けんしんさんにとって、野球をしている時間そのものが、大切なものだったのだ。

ピスタチオさんの感想〉
・けんしんさんを見て、大会にでることだけが努力の結果ではなく、大会に出れないとしても、実りがあったんだなと思う。親の私の方がちょっと期待をしすぎていたかもしれない

井上咲楽さんの感想〉
・私も中学でバレーボール部を3年間続けたが、試合にはほとんど出られなかった。でも、辛いことも多かったけれどそこを乗り越えた自信はある。それだけで全然無駄じゃなかったと感じる。ただ、あの時もし辞めてても何か違う道があったんじゃないかとも思う。(途中でやめたとしても)何も無駄ではないと思う。

尾木ママの感想〉
・過大な期待を寄せてしまうのはそれだけ子どもを愛しているから。けれど、努力の後の物語は子ども自身が作っていくものだと思う。若い時の苦労、途中で辞めることも含めて、貴重な体験。

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◆あの「はやぶさ2」でも…

最後に、努力にまつわる、あるエピソードをご紹介。
小惑星探査機「はやぶさ2」。
地球からはるか離れた小惑星の砂を採取し、持ち帰るという人類初のミッションを見事成功させた。

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©JAXA/NHK

このプロジェクトのメンバー選考では、“失敗経験”をしているかどうかが重視されたという。
「はやぶさ2」は、前例のないミッション。
だからこそ、努力をしても成功する保証はないことばかり。
過去に失敗した経験がある人は、それでも、めげずに挑戦できるはずだと考えられたのだ。

〈はやぶさ2 プロジェクトマネージャー 津田雄一さん〉
「一つの成功をするためには100の失敗があって、その上に技術っていうのは、ピラミッドのように積み重なっていくもので、失敗であっても、そこで頑張ったんであればやっぱり成長につながっているはずで、そういう挑戦したことが勲章なんじゃないかなと思います」

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努力は実っても、実らなくても、成長につながる。親子共々忘れずにいたいですね。

END



投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | カテゴリ:番組内容 | 固定リンク


  

ひとりっ子の子育て <みんなの声>

 

◆一人っ子の回を見て、保護者としてではなく元一人っ子として、そうそう!そうだよね!と凄く共感しました。なかなか自分の意見が言えない、空気を読みすぎてしまうという部分は、大人となりもう40になりましたがそのままで、今会社で働く上でネックになっています。いい子でいる、親の理想の子どもでいるのを許容しすぎたゆえに、自分は何がしたいのかどうしたいのか考えようとしても、何かにブロックされている感覚があります。現在中3の男の子と年長の女の子がいますが、自身の経験を踏まえてできるだけ「本人がどう考えたか」を尊重し、決めつけやこちらの理想を押し付けないようにしたいと思っています。しかしながら、同居する私の母がいつも暴走してしまいます。自分たち家族だけではない環境だと、子育ての価値観を揃えることは難しいと感じる毎日です。



◆ひとりっ子の子育ての回、拝見しました。うちも一人っ子ですが、周囲には一人っ子があまりいないのでなかなか悩みを共有、共感できるママ友もいません。今回の企画、お母さん達の悩みを食い入るように見てました!…共感できることばかりで涙が出そうでした。私も日頃こんなふうに気軽に同じ立場で話し合える友達がもっと欲しいのになと同時に思いました。次回も企画してほしいです。また、私のような一人っ子を持つママは悩みを周囲に打ち明けづらく子育ても孤立しがちです。私の居住地が都市部でも無いので一人っ子は少ないせいもあります。私のようなママがもっと気軽に話し合えるコミュニティが世の中に出来たら良いのになといつも感じています。





 

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2022年01月22日 (土)

ひとりっ子の子育て <番組内容>

ひとりっ子の数は年々、増え続けている。
ある調査によると、およそ30年で倍以上に。

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増え続けるひとりっ子だが、保護者たちはさまざまな悩みを抱えているようだ。
「もしかして、周りの大人たちに甘やかされすぎ?」
「兄弟げんかができないから、ひ弱になりそう」
「ひとりぼっちで、さみしい思いをさせているかも」

ハリネズミさん(中2男)、シソさん(中3女)、カッパさん(大2女)の3名のひとりっ子のホゴシャーズをスタジオに招き、恵泉女学園大学学長の大日向雅美さん、そして尾木ママとともに、ひとりっ子の子育てについて話し合っていく!

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まず、ひとりっ子の親たちがどんな悩みや不安を抱えているのか聞いてみると…

[1] 「ひとりっ子は“かわいそう”」と言われる

ハリネズミさん「通りすがりのおばあさんに『子どもは3人からよ』と言われたこともある。」
シソさん「周囲の人に『もうひとり作らない?』と言われた。私の勝手ではないか、と思う。」

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どうして「ひとりっ子は“かわいそう”」と言われるのか?

尾木ママ
「ひとりっ子は、競い合いの機会が少ないことや、親が年をとったときに介護をひとりでやらないといけない、などの理由ではないか。しかし、それは他の方法でいくらでも補うことができる」

大日向さんの考察
「子どもの人数や家族の在り方の理想というのが、時代によって変わっていって、それを私たちが無意識に頭に染みこませてしまっているのではないか。例えば、戦前は『国を守る兵隊』として子どもの数がたくさん必要で、大家族も珍しくなかった。しかし、戦後のベビーブームで子どもが増えると今度は多すぎると思われるように。次第に『2人が普通』という意識が浸透していったのでは。」

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[2] ぬくぬく育つのではないかと心配

ハリネズミさん「両親、おじいちゃん、おばあちゃんとか、みんなが温かくて、ぬくぬく育っている。ビシッと厳しいことを言われたときに、グサッときそうな感じがあるので、これから社会の荒波で大丈夫かなと心配。」
シソさん「同じく他人からキツいことを言われて、傷つくのが想像できてしまう。」

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こうした心配から、親たちはあえて厳しくしてしまうという。

ハリネズミさん「キャッチボールでものすごいスピードで投げて捕らせたり、どこまでもボールを取りに行かせたりしていた。」
シソさん「上下でもまれてこい、とスポーツのチームに放り込んだ。」
カッパさん「夏休みや冬休みに、親元を離れて2週間の課外活動のスクールに入れた。」


[3] ついつい口出ししてしまう

ハリネズミさん「一緒に食事をしていると食べ方、箸の持ち方などについつい口出ししてしまう」
シソさん「娘が朝、登校するときに、ドアを閉めるまで『大丈夫?』『行ける?』『鍵持った?』などとしつこく確認してしまう」

子どものことを心配し、ついつい厳しくしてしまったり、口出ししてしまうひとりっ子の親たち。こうした親の関わり方を、子どもたちはどう思っているのか?



そこで、中学生のひとりっ子の子どもたち3人から本音を聞いてみると・・・

・親は全部を管理したがる。SNSとか、買ったCDとか。干渉が多いので自分の好きなことがちょっとできないこともある
・趣味専用の棚を作っているが、親に『またこれ好きなの?』『それだけにお金使うの?』などと言われるが、趣味がどれだけ大切だと思ってるのか!

こうした干渉により、子どもは親に本音を言い出しづらくなっているという。

・文句を言っても伝わらないし、諦めて、適当に親の言うことを聞いて生活している
・言われすぎて、親が自分の部屋に入ってきても『もういいかな』と無反応になっちゃう
・重いと感じるけど、頼られているし、“いい子”を演じなきゃいけなくて、我慢し続けなきゃいけない


子どもたちの声を聞いたホゴシャーズは・・・

シソさん「私が言っても、あまり言い返さないので、分かってくれているのかと思い込んでいた・・・」
ハリネズミさん「バーッと言っても黙っている感じなので、聞いてくれていると思っていたが、本当は違うのかも・・・」

尾木ママ
「親が過干渉になったり、言い負かしたりし続けると、子どもは自分の本音を言い出せなくなってしまう。そして、“いい子”にならなきゃと重荷に感じてしまう。」


では、親は子どもにどう関わっていくべきなのか。ヒントとなる事例がある。

ホゴシャーズコホラさんと、ひとりっ子の娘のうみさん(高3女)親子。
小学生の時から文武両道の優等生だったうみさん。しかし、中学生の時に、学校に行けなくなった時期があった。
その時、コホラさんは、娘のうみさんを懸命に励まそうとしたが、言われたひと言は思いもよらないものだった。

「ママはわたしの気持ちを分かっていない」

自分の思いを優先させて、娘の本音を聞けていなかったのではないかと反省したコホラさんは、関わり方を変えて「たた見守ること」を心がけるように。すると、うみさんは次第にリラックスした雰囲気になってきて、親子関係も良好になったのだという。

うみさん「昔は悩み事があったときに向き合いすぎてくれていたが、今は、いい意味で軽く返してくれる。ある意味で“いいかげん”。けど今のほうがちゃんと聞いてほしいときは一緒に向き合ってくれる感じ」

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尾木ママ
“いいかげん”というのは、言葉を変えれば、子どもの成長や発達に、親たちが信頼を寄せてリスペクトしていくということ

大日向さん
「『厳しくしなきゃいけない』『集団で生きていけるようにしなくては』などという悩みは、子どもの人数にかかわらず、親たちが、みな持っている悩み。本当は、親たちはもっと自然体でいい。そして、それを許す社会であってほしい。」

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END




投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | カテゴリ:番組内容 | 固定リンク


  

不登校 家族のすれ違い <みんなの声>

◆「不登校 家族のすれ違い」を見ました。 不登校の子どもを持つ親の会の世話人をしており、私自身の子どもも不登校経験者です。リアルなやり取りが紹介されており、ゲストのコメントも的確で思いやりに満ち、25分間ながらもすばらしい内容でした。このような番組をできるだけ多くの方々に見てほしいと思いました。特に不登校に対して、社会の理解がまだまだ進んでいないので、何といっても広報力のあるNHKさんには期待しています。不登校については、いろいろな課題がありますが、最近感じられるのは、やはり親自身(両親ともに)が学校復帰からなかなか離れられないことです。文科省は教育機会確保法で舵を切ったことになりましたが、それでもです。親の会に来る方は、少しずつ変わっていくのですが、来られない方の方が圧倒的多数ですし、親の会を知らないのか、行きづらいのか、ですから、考えが変わらない方々がたくさんいます。どうやって、その方々に届けばいいのか思案しています。学校はあまり助けにならない?と思ってしまっています。


◆1/15放送の「不登校 家族のすれ違い」を拝見いたしました。 西野氏がおっしゃっていた「『学校ぐらい行けないやつが社会で通用する訳がない』という根強い考え方が、学校へ行かない選択肢の大きな壁になっている」というお話に居ても立っても居られない気持ちです。私事でございますが今月初めてSNSで知ったオンラインでのホームスクール保護者おしゃべり会に参加する事になり、今から楽しみにしています。今後も番組を心の拠り所にさせて頂きます。


◆毎回録画して楽しみに見ています。不登校の会をみて、最後の先生たちのコメントに自然と涙が出てきました。 私の子どもたちは幸運にも毎日学校に行ってくれてますが、いつどうなるかわかりませんし、番組を見ることで考え方や、私1人じゃ気づかないこと、専門的な視点や紹介される本、参考になります。あたたかい意見にこちらも安心します。これからも楽しみにしております。


◆うちには、高校生と中学生の姉弟がいます。高校生の子は完全不登校、中学生の子は五月雨登校中です。ぜひ、小中学生にとどまらず、高校生の不登校についても取り扱っていただけたらありがたいです。よろしくお願いします。


◆15日放送の「不登校」の回を見ました。当事者なので、よく理解できました。泣きそうになりながら見ました。 我が家は娘と2人の母子家庭ですが、高3の娘が昨年夏休み明けから不登校となりました。うつ病と診断され、ずっと自宅で過ごし、今は回復しつつあります。 不登校の子どもを持つ親の苦しみは、経験した人にしか分からないと思います。 友人や職場の人に相談しても、困った顔をされ「ああ、こういう相談はどう励ましてよいか分からず、相手を困らせるだけだ」と感じ、誰にも相談できません。唯一、娘の主治医の先生に「不登校になったのはお母さんのせいではない」と言われたのが救いでした。 また、不登校の子どもを持つ方のブログを読みあさり、「自分だけじゃないんだ」と思うことで、何とか精神の安定をはかれています。 だからこそ、もっと番組で不登校を取り上げてほしいです。学校の先生も理解が不足していると思います。 世の中の人に、不登校は他人事ではないこと、無理に学校に行かなくてよいこと、親が味方になって、自宅で過ごさせ「充電」する時間が大切なことを知ってほしいです。 今回の番組では、お母さんたちが割りとすんなり不登校を受け入れたように感じましたが、最初は受け入れるのが大変だったと思います。失敗談や不登校あるあるをもっと取り上げて下さると「うちだけじゃないんだ」と励まされる方も多いと思います。「不登校の子を持つお母さんはこんな思いをしているのか」と理解して下さる方も増えると思います。 定期的に取り上げていただきたいテーマです。 とにかく、約19万人です! 一番つらい思いをしているのは子どもたちです。世の中の理解が進んでほしいと切に願います。 どうぞよろしくお願いいたします!



◆出演者の皆さんの温かい雰囲気が好きで毎回放送を拝見しています。昨日の「不登校家族のすれ違い」の回を拝見させていただき、親の方が不安になりすぎず子供を信じることの大切さを教えていただきました。 我が家の長男は幼稚園の年中ですが、半年前から登園拒否になり荒れて手がつけられなくなりました。当時は私自身仕事をしていたこともあり、しばらくは無理矢理幼稚園に行かせましたが、息子が鬱のような状態にまでなってしまって、考えを改めなければいけない状態になりました。転園先も探しましたが見つかりませんでした。 私は休職して息子と一緒にいることを選びましたが、荒れている息子と1日中ずっと一緒にいる時間は孤独で先が見えずにとても辛かったです。 夫は話を聞いてくれていましたが、本当の辛さをわかってもらえていない気がしてよく喧嘩もしました。そうこうしていたら私がストレスで体調を崩してしまったので、夫がテレワークを取り入れてなるべく家にいてくれるようになり、徐々に同じ方向を向けるようになっていきました。 息子は児童精神科を受診し、軽度の発達障害の診断を受けたので療育に繋がることができました。今は主に児童発達支援施設に通っていますが、幼稚園にも好きなカリキュラムの日は行くという感じで、先生方にも柔軟に対応していただけています。 一番酷かった時には片時も私から離れることができませんでしたが、今は児童発達支援施設か幼稚園で日中1人で過ごせるようになりました。病院・福祉・幼稚園の先生方に助けていただきながら、息子のやりたいことを支えて、少しずつ息子は自信を取り戻してよく笑うようになりました。 就学までまだ一年ありますが、特別支援学級の希望とは別に、不登校になった場合の様々な選択肢も知りたいと思っております。私が自分で調べたものでは、通信教育、フリースクール、ホームスクーリングがありました。視覚過敏、聴覚過敏といった感覚過敏も出ているので、行きたくても学校に行けないという状況が容易に想像できます。学校に行かなくても色々な選択肢があるということ、学校に行かなくても豊かな人生を送れるということ、そのような体験談も教えていただく機会があればいいなと思いました。 私は息子のおかげで、学校に行くことが全てじゃないという生き方を知ることができました。「どんな選択をしても大丈夫だよ。」と伝えてあげたいのです。お金の準備もありますので「不登校のその先」をどうか取り上げてほしいです。 息子が登園拒否になって一番辛かったのは周囲の理解を得られないことでした。私が甘やかしているというように言われていると私は感じていました。学校教育に携わる方々も学校以外の学びの選択肢を実際に知る機会は少ないのではないでしょうか。 普通に学校に行けた人たちが知ることのない様々な学びの選択肢があることを発信していただきたいです。知らないから不安になってしまうだけだと思うのです。その子に合った学びの選択肢を寛容に受け止められる温かい社会になってほしいです。



◆「不登校 家族のすれ違い」拝見しました。 不登校の子どもを持つ保護者として、とても共感できる内容で、不登校が理解できない沢山の方に見て頂きたいと思いました。 学校に行くとか行かないでその子の価値を左右する世の中を変えないと、病む子ども達はますます増えると思います。大人の価値観と子ども達の価値観がそういう世の中を作ってきました。今回のこの番組は子ども達の未来を明るく照らしてくれる番組だなと思いました。素晴らしい番組をありがとうございます!



◆1月17日放送の不登校がテーマの回を家事をしつつ見るでもなく流していたときのこと。大学生の息子がちらりと見て『不登校の子にスポットを当てるなら、併せて、不登校になるギリギリラインでなんとかがんばっているたくさんのこどもたちを救う方法を放送して欲しいな』とポロリ。息子は不登校になったことはありませんが今までの自分や周囲の友だちを見ていてそう感じたのでしょうか。


◆子供の不登校を考える。 不登校が問題ではなく、不登校でも社会で活躍できるかどうかだと思います。こう発言すると学校を否定するのかとおしかりになる、そうではなく、こどもたちの選択肢を広げてあげるべきと思うからです。原因はひとによりさまざまと思います。引きこもりや社会に出て行けない人たちもおられますが、様々な原因の中に、両親の無関心や逆に過保護なども多くの原因の中の一つと感じています。



 

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:00:00 | カテゴリ:みんなの声 | 固定リンク


  
2022年01月15日 (土)

不登校 家族のすれ違い <番組内容>

その数、実に19万人。8年連続で増え続ける小中学生の不登校。
「“学校に行けないのは甘えだ”と言う夫と言い争いになる」など、家族の間で意見が異なり、悩む保護者も。

30年以上にわたり不登校の子どもたちの居場所を運営してきたNPO法人たまりば理事長の西野博之さんと、自分の9年間の不登校経験を漫画に描いた漫画家の棚園正一さんをゲストに迎え、家族の悩みについて考える。

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不登校 祖父母が理解しないとき
小学6年生の長男が夏ごろから学校に行かなくなったコリアンダーさんは、同居する夫の両親の無理解に悩んでいる。

コリアンダーさん
・祖父が長男に「学校に行きなさい」と言って追いつめる。
・長男が不登校になったのは「嫁(コリアンダーさん)のせいだ」と祖父母に責められる。
・精神科医のアドバイスも受けて、長男が好きに過ごせるよう見守るようにしたコリアンダーさん。長男がやっと元気になってきた矢先、祖父が「学校に行きなさい」「運動会に出なさい」と追い立て、長男が殻に閉じこもるようになる、こうして、コリアンダーさんの努力が削られていく
コリアンダーさんの夫は、最初は学校に行かせようとしていた。しかし、在宅ワークが増え、息子の苦しむ様子を目の当たりにして「行かせるのは無理だ」と思うようになった
・夫は「子どものことは妻でなく自分に言ってくれ」と祖父母に伝えたが、祖父は夫がいないときにコリアンダーさんを批判する

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尾木ママ
・板挟みの中で本当によく耐えておられる

西野博之さん(NPO法人たまりば理事長)
・タブレットで遊んでいるから学校行けないというわけではない。タブレットがあることでなんとか今を生きている。しかし、それが祖父には理解できず「嫁が甘やかしてる」となってしまう。
・夫の理解が進んだのはすごいこと。他にも妻の愚痴をどう聞くかなど、夫ができることや果たすべき役割はいろいろある

棚園正一さん(不登校経験のある漫画家)
・息子さんの気持ちが少しわかる。自分のせいで変な空気になっていると考え、自分を責めて苦しくなってしまうのでは。
・家庭が安心できる休める場所になれたらいい。

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意見の食い違いからくる夫婦間の溝 

高校2年生の息子がいる純一さんとあかねさん。かつて息子の不登校をきかっけに夫婦の関係がぎくしゃくしたことがある。
小学3年生の頃、息子が学校に行かなくなった。あかねさんは、幼いころから繊細な息子の様子を見ていて「いつか行かなくなるのでは」と思っていたが、夫の純一さんは違った。

純一さん
「まさか!と思った。何とか学校に戻れるよう道筋をつけてあげたいという気持ちだった」

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純一さんは息子と一緒に風呂に入っては、学校や友達の大切さを説き、学校に行くよう話した。純一さんは「いやなことがあっても、学校は我慢して行けるのがよいこと。親として道筋をつけてあげたい」という気持ちだったという。しかし息子が、学校に戻ることはなかった。

一方であかねさんは、外に出ることもできず「生きている意味がない」と嘆く息子を見て、学校に戻る以外の選択肢を考え資料を集めて夫にも伝えたが、興味を持たれず、孤独を感じていた。

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西野博之さん
・「学校に通わなかった人間が、この先どうなるか分からない」という大人の不安が大きな壁になる
・学校に行かなかった子たちを30年以上見てきたが、ちゃんと社会に出て家庭を持って生きている子たちがたくさんいる。そういうことを知っていれば大丈夫なのだが、あまりに知られていない。

カキさん(小3長男が不登校)は、夫婦ともに無理に学校に行かせることはしていないが、夫と意識の差があるのを感じている。

カキさん
・夫は朝早く仕事に行き夜帰って来て、息子の様子をあまり知らない。
・帰宅した時に、たまたま長男が寝転んでゲームをしていたりしたら、「学校休ませてこんなんじゃダメでしょう!」と怒る。
・夫は休日に遊びに連れて行ってくれるのはうれしいのだが、「今日釣りに行ったから、明日は学校行こうね」などと言って、長男を自分の希望する方向に導こうとする。
・意見が合わず言い合いになってしまう

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棚園正一さん
・自分が学校に行けなかった頃、家庭教師や支援者などいろんな人がやってきた。
・絵を描くとみんな褒めてくれるのだが、その後「じゃあ学校のみんなに(絵を)見てもらおうね」「だったら明日学校行ってみようか」と言う人もいた。言わなくても「学校に行って欲しい」「学校に行ったほうがいい」という思いが「透明なセリフ」のように滲み出ている人も少なくなかった。そういうことが辛かった。


夫が変わると・・・埋まった夫婦の溝

その後、意見の違いが埋まらず喧嘩が増えていた純一さんとあかねさん。特に純一さんは手を尽くしても状況が変わらないことに「八方ふさがり」と悩んでいた。そんな純一さんに、あかねさんは、医師が子育ての心構えについて書いた本『子どもを信じること』を手渡した。

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本を読んだ純一さんは「 “親ができることは自分が変わること”だとあった。それまでは親ができるのは子どもを励まして学校に行かせることだと思っていたが、確かに子どもを変えることはできない。自分が変わるためにはどうしたらいいのだろう」と思った。

純一さんは、その本に書かれていた、「アイスクリーム療法」という認知行動療法を試してみることにした。冷蔵庫をアイスクリームでいっぱいにし、子どもにいつどれだけどのように食べてもいいよと宣言する。子どもは片付けもしなくていい。そして、親は一切小言を言わないというのがルールだ。実際にやってみると、食べ散らかしたり、ご飯の前に食べたりする息子に、小言や注意を言いたくて仕方ない自分に気づいた。そのことから、自分がこれまでどれほど子どもをコントロールしようとしてきたかを思い知らされたのだった。

そこから、純一さんは変わった。「『頑張って学校に行ってみよう』と言うのは彼のハンドルを横から親の思うとおりに動かすようなもの。そういうことを一切やめようと決めた」という。さらに「学校に行かなかったら不利益になるのかどうか本当はわからない。必要以上に不安を感じて、嫌がる子どもに行けというのは違うんじゃないかと思うようになった。」。

あかねさんは、夫が「一緒の方向を向いてくれた」と思って嬉しかったという。「その時はもう孤独ではなくなった。」。くしくも、夫婦の考えがそろった頃、息子は「フリースクールの体験に行ってみる」と一歩を踏み出した。

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西野さん
・父親がちょっとその子に寄り添い温かく見守り始めたときに何かが変わる
・父親が味方になったとき、不登校を通じてすごくいい夫婦になっていくケースが多々ある


不登校 家族はどう見守る?

棚園さん
・家族の中で不登校をめぐって摩擦がある時期は必ずあるのではないか。それを繰り返していく毎日が、あるべき道なのではないかと思う。

尾木ママ
・誰かを責めるのではなく、子どもを信じて。そして周囲の人は親のことも信じてほしい。

西野さん
・学校に行きづらくなった子たちを見てきて命が削れてきていると感じる。
・親としてとにかく生きていてくれればという原点を見誤らなければ子どもはちゃんと生きていける。

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不登校について話したいときは、各地の親の会、FacebookなどのSNSで活動するグループもあります。
家族も思いを抱え込まずにいきたいですね。

END

 

 

 

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | カテゴリ:番組内容 | 固定リンク


  
2022年01月08日 (土)

どうにかしたい!緊張<番組内容>

ウワサの保護者会!今回は「緊張」がテーマ。

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番組には「子どもが緊張しすぎて、本番で力が発揮できない!」というお悩みが寄せられた。
緊張しすぎないためにはどうしたらよいのかを考えていく。
ゲストは、緊張しやすいタイプだという、森三中の黒沢かずこさん。


ホゴシャーズの悩み>
トキさん親子のお悩み 緊張のあまり力を発揮できない◇

トキさんの長女あゆみさん(中2)は、大事な場面で緊張しすぎてしまう自分に困っている。
学校の卓球部の試合でも、体がこわばり空振りなどをしてしまうという。

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いま親子で心配しているのは、来年に迫った高校受験。普段のテストでも緊張で思うような結果が出せないからだ。
トキさんは、どうサポートしてあげればいいのか悩んでいる。

専門家の情報>
関西学院大学総合心理科学科教授・有光興記さんは、緊張を科学的に研究している。

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そもそも、緊張とは何か?
受験や試合など大事な場面で、それを乗り越えたいと交感神経が働き、体が興奮状態になること。
頑張ろう!という、やる気の表れでもある。

適度な緊張がパフォーマンスを良くする
全く緊張していないときと、緊張しすぎているときはパフォーマンスがうまくいきにくい。
最もうまくいきやすいのは、適度に緊張しているときだという。

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不安を感じると、緊張しすぎる
「失敗するかもしれない」「他の子からどう言われるかわからない」といった不安で頭がいっぱいになると、その場でやるべきことに集中できなくなる。さらに、体がより緊張するため、実力が発揮できなくなる。
子どもは、そもそも人生経験が少ないため、不安が高まりやすい。また、10歳前後になると、他人からどう見えているかを意識し始めるため、不安を感じやすくなるという。



◇緊張しすぎ 克服するには?◇
劇団に所属するとうこさん(小4)。人前に出ると緊張しすぎてしまうためオーディションを受ける勇気が持てないという。緊張を克服したいと、今回、番組の企画に参加してくれた。

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挑戦してもらうのは、お芝居だ。「赤ずきん」の台詞を覚えて、観客の前で披露する。

有光さんからのアドバイス[1]】
「動画で自分を撮ってみる」
 1. 観客から自分がどう見えているかを想像する
 2. 実際に芝居をしているところを撮影する
 3. 撮影した動画を自分で見る。(親は子どもができたところを認めることがポイント)

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緊張しすぎる人は、自分が失敗する姿を想像しがちだ。
しかし、撮影した自分の姿を見てみると、思っているほど悪くはないと気づくことが多い。すると、本番で緊張しにくくなるのだ。

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有光さんからのアドバイス[2]】
「4・4・8呼吸法」
4秒吸って4秒とめて8秒吐く。
体を落ち着かせる効果がある。ポイントは8秒ゆっくり吐くこと。
さあ、いざ本番へ!

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とうこさんは観客の前でお芝居をやりきることができた。


有光さんからのアドバイス[3]】
「緊張を和らげる“モノ”は?」
有光さんのオススメは、「お守り」。強く大きなものに守られている気持ちになる。「家族や友だちとの写真」も良い。誰かとつながっている、ひとりで闘っているのではないという気持ちになる。安心した気持ちになり、リラックスできる。


黒沢さんは大事な場面の前には、同じものを食べるというルーティン(決まり事)があるという。初めてやったときにうまくいったため、今も続けている。
尾木ママは扇子。あおいでいると気持ちが落ち着いてくるという。

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有光さんからのアドバイス[4]】
「本番直前や本番のその場でできること】
・全く関係ないものを3秒ほど見る。そうすることで、強制的に意識を別のことに移すことができ、緊張がやわらぐという。あらかじめ、そうすることを決めておくとよい。
・「やれるぞ!」「頑張るぞ!」といったかけ声も効果的。不安な気持ちを「やってやる!」という気持ちに切り替えることができる。



◇緊張、あの人たちはどうしてる?◇
緊張する場面を幾度となく乗り越えてきた2人に話を聞いた。

<東京オリンピック・アーチェリーで銅メダルを獲得 古川高晴さん>
オリンピックに5大会連続で出場しているが、最初の頃は緊張のあまり、思うような結果を残せなかったという。

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古川さんを変えたのは、「ここぞのときこそ力を抜け」という監督の言葉。
「試合で100%の力を出し切ろう!」と思うことをやめて、「実力の7割が出せればいい」と考えるようになった。
そうすることで、平常心を持つことができ、結果を出せるようになったという。
古川さんは東京オリンピックでも、この考え方が役に立ったと話す。

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<話題のCMを数多く制作 クリエイティブディレクターの箭内道彦さん>
企画をクライアントにプレゼンするなど、仕事で緊張する場面が多いという箭内さん。
「緊張してもいいと思うすべを身につけた」と話す。

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きっかけは、難関・東京藝術大学の4度目の受験のとき。
緊張のせいで気持ち悪くなり、試験会場に1時間遅刻して入った。その時、「吐き気がとまればいい」「何かが描ければいい」と乗り越えるべきハードルを低くすることで何とか試験を終えることができたという。
「緊張したおかげで、一発すごいものを描いてやろうと思わずに済んだ」といい、合格を果たした。以来、箭内さんは緊張をポジティブにとらえている。

箭内さん「相手を大切に、自分の言いたいことをなんとか伝えたいって思うから緊張する。緊張しているからこそ出る空気とか伝わる思いとかは絶対あるはずだと思う」


トキさんの感想>
緊張についてネガティブなイメージしかなかったが、うまくつきあえば武器になると思った。克服よりもハードルが下がった。

黒沢さんの感想>
自分がよく思われたい、頭よく思われたいと緊張していたが、自分は自分で生きようと思った。

尾木ママの感想>
・長い目で、緊張しいな自分ともつきあっていくことが大事。


END




 

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:45 | カテゴリ:番組内容 | 固定リンク


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