2022年1月

ひとりっ子の子育て <みんなの声>

 

◆一人っ子の回を見て、保護者としてではなく元一人っ子として、そうそう!そうだよね!と凄く共感しました。なかなか自分の意見が言えない、空気を読みすぎてしまうという部分は、大人となりもう40になりましたがそのままで、今会社で働く上でネックになっています。いい子でいる、親の理想の子どもでいるのを許容しすぎたゆえに、自分は何がしたいのかどうしたいのか考えようとしても、何かにブロックされている感覚があります。現在中3の男の子と年長の女の子がいますが、自身の経験を踏まえてできるだけ「本人がどう考えたか」を尊重し、決めつけやこちらの理想を押し付けないようにしたいと思っています。しかしながら、同居する私の母がいつも暴走してしまいます。自分たち家族だけではない環境だと、子育ての価値観を揃えることは難しいと感じる毎日です。



◆ひとりっ子の子育ての回、拝見しました。うちも一人っ子ですが、周囲には一人っ子があまりいないのでなかなか悩みを共有、共感できるママ友もいません。今回の企画、お母さん達の悩みを食い入るように見てました!…共感できることばかりで涙が出そうでした。私も日頃こんなふうに気軽に同じ立場で話し合える友達がもっと欲しいのになと同時に思いました。次回も企画してほしいです。また、私のような一人っ子を持つママは悩みを周囲に打ち明けづらく子育ても孤立しがちです。私の居住地が都市部でも無いので一人っ子は少ないせいもあります。私のようなママがもっと気軽に話し合えるコミュニティが世の中に出来たら良いのになといつも感じています。





 

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2022年01月22日 (土)

ひとりっ子の子育て <番組内容>

ひとりっ子の数は年々、増え続けている。
ある調査によると、およそ30年で倍以上に。

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増え続けるひとりっ子だが、保護者たちはさまざまな悩みを抱えているようだ。
「もしかして、周りの大人たちに甘やかされすぎ?」
「兄弟げんかができないから、ひ弱になりそう」
「ひとりぼっちで、さみしい思いをさせているかも」

ハリネズミさん(中2男)、シソさん(中3女)、カッパさん(大2女)の3名のひとりっ子のホゴシャーズをスタジオに招き、恵泉女学園大学学長の大日向雅美さん、そして尾木ママとともに、ひとりっ子の子育てについて話し合っていく!

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まず、ひとりっ子の親たちがどんな悩みや不安を抱えているのか聞いてみると…

[1] 「ひとりっ子は“かわいそう”」と言われる

ハリネズミさん「通りすがりのおばあさんに『子どもは3人からよ』と言われたこともある。」
シソさん「周囲の人に『もうひとり作らない?』と言われた。私の勝手ではないか、と思う。」

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どうして「ひとりっ子は“かわいそう”」と言われるのか?

尾木ママ
「ひとりっ子は、競い合いの機会が少ないことや、親が年をとったときに介護をひとりでやらないといけない、などの理由ではないか。しかし、それは他の方法でいくらでも補うことができる」

大日向さんの考察
「子どもの人数や家族の在り方の理想というのが、時代によって変わっていって、それを私たちが無意識に頭に染みこませてしまっているのではないか。例えば、戦前は『国を守る兵隊』として子どもの数がたくさん必要で、大家族も珍しくなかった。しかし、戦後のベビーブームで子どもが増えると今度は多すぎると思われるように。次第に『2人が普通』という意識が浸透していったのでは。」

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[2] ぬくぬく育つのではないかと心配

ハリネズミさん「両親、おじいちゃん、おばあちゃんとか、みんなが温かくて、ぬくぬく育っている。ビシッと厳しいことを言われたときに、グサッときそうな感じがあるので、これから社会の荒波で大丈夫かなと心配。」
シソさん「同じく他人からキツいことを言われて、傷つくのが想像できてしまう。」

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こうした心配から、親たちはあえて厳しくしてしまうという。

ハリネズミさん「キャッチボールでものすごいスピードで投げて捕らせたり、どこまでもボールを取りに行かせたりしていた。」
シソさん「上下でもまれてこい、とスポーツのチームに放り込んだ。」
カッパさん「夏休みや冬休みに、親元を離れて2週間の課外活動のスクールに入れた。」


[3] ついつい口出ししてしまう

ハリネズミさん「一緒に食事をしていると食べ方、箸の持ち方などについつい口出ししてしまう」
シソさん「娘が朝、登校するときに、ドアを閉めるまで『大丈夫?』『行ける?』『鍵持った?』などとしつこく確認してしまう」

子どものことを心配し、ついつい厳しくしてしまったり、口出ししてしまうひとりっ子の親たち。こうした親の関わり方を、子どもたちはどう思っているのか?



そこで、中学生のひとりっ子の子どもたち3人から本音を聞いてみると・・・

・親は全部を管理したがる。SNSとか、買ったCDとか。干渉が多いので自分の好きなことがちょっとできないこともある
・趣味専用の棚を作っているが、親に『またこれ好きなの?』『それだけにお金使うの?』などと言われるが、趣味がどれだけ大切だと思ってるのか!

こうした干渉により、子どもは親に本音を言い出しづらくなっているという。

・文句を言っても伝わらないし、諦めて、適当に親の言うことを聞いて生活している
・言われすぎて、親が自分の部屋に入ってきても『もういいかな』と無反応になっちゃう
・重いと感じるけど、頼られているし、“いい子”を演じなきゃいけなくて、我慢し続けなきゃいけない


子どもたちの声を聞いたホゴシャーズは・・・

シソさん「私が言っても、あまり言い返さないので、分かってくれているのかと思い込んでいた・・・」
ハリネズミさん「バーッと言っても黙っている感じなので、聞いてくれていると思っていたが、本当は違うのかも・・・」

尾木ママ
「親が過干渉になったり、言い負かしたりし続けると、子どもは自分の本音を言い出せなくなってしまう。そして、“いい子”にならなきゃと重荷に感じてしまう。」


では、親は子どもにどう関わっていくべきなのか。ヒントとなる事例がある。

ホゴシャーズコホラさんと、ひとりっ子の娘のうみさん(高3女)親子。
小学生の時から文武両道の優等生だったうみさん。しかし、中学生の時に、学校に行けなくなった時期があった。
その時、コホラさんは、娘のうみさんを懸命に励まそうとしたが、言われたひと言は思いもよらないものだった。

「ママはわたしの気持ちを分かっていない」

自分の思いを優先させて、娘の本音を聞けていなかったのではないかと反省したコホラさんは、関わり方を変えて「たた見守ること」を心がけるように。すると、うみさんは次第にリラックスした雰囲気になってきて、親子関係も良好になったのだという。

うみさん「昔は悩み事があったときに向き合いすぎてくれていたが、今は、いい意味で軽く返してくれる。ある意味で“いいかげん”。けど今のほうがちゃんと聞いてほしいときは一緒に向き合ってくれる感じ」

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尾木ママ
“いいかげん”というのは、言葉を変えれば、子どもの成長や発達に、親たちが信頼を寄せてリスペクトしていくということ

大日向さん
「『厳しくしなきゃいけない』『集団で生きていけるようにしなくては』などという悩みは、子どもの人数にかかわらず、親たちが、みな持っている悩み。本当は、親たちはもっと自然体でいい。そして、それを許す社会であってほしい。」

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END




投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | カテゴリ:番組内容 | 固定リンク


不登校 家族のすれ違い <みんなの声>

◆「不登校 家族のすれ違い」を見ました。 不登校の子どもを持つ親の会の世話人をしており、私自身の子どもも不登校経験者です。リアルなやり取りが紹介されており、ゲストのコメントも的確で思いやりに満ち、25分間ながらもすばらしい内容でした。このような番組をできるだけ多くの方々に見てほしいと思いました。特に不登校に対して、社会の理解がまだまだ進んでいないので、何といっても広報力のあるNHKさんには期待しています。不登校については、いろいろな課題がありますが、最近感じられるのは、やはり親自身(両親ともに)が学校復帰からなかなか離れられないことです。文科省は教育機会確保法で舵を切ったことになりましたが、それでもです。親の会に来る方は、少しずつ変わっていくのですが、来られない方の方が圧倒的多数ですし、親の会を知らないのか、行きづらいのか、ですから、考えが変わらない方々がたくさんいます。どうやって、その方々に届けばいいのか思案しています。学校はあまり助けにならない?と思ってしまっています。


◆1/15放送の「不登校 家族のすれ違い」を拝見いたしました。 西野氏がおっしゃっていた「『学校ぐらい行けないやつが社会で通用する訳がない』という根強い考え方が、学校へ行かない選択肢の大きな壁になっている」というお話に居ても立っても居られない気持ちです。私事でございますが今月初めてSNSで知ったオンラインでのホームスクール保護者おしゃべり会に参加する事になり、今から楽しみにしています。今後も番組を心の拠り所にさせて頂きます。


◆毎回録画して楽しみに見ています。不登校の会をみて、最後の先生たちのコメントに自然と涙が出てきました。 私の子どもたちは幸運にも毎日学校に行ってくれてますが、いつどうなるかわかりませんし、番組を見ることで考え方や、私1人じゃ気づかないこと、専門的な視点や紹介される本、参考になります。あたたかい意見にこちらも安心します。これからも楽しみにしております。


◆うちには、高校生と中学生の姉弟がいます。高校生の子は完全不登校、中学生の子は五月雨登校中です。ぜひ、小中学生にとどまらず、高校生の不登校についても取り扱っていただけたらありがたいです。よろしくお願いします。


◆15日放送の「不登校」の回を見ました。当事者なので、よく理解できました。泣きそうになりながら見ました。 我が家は娘と2人の母子家庭ですが、高3の娘が昨年夏休み明けから不登校となりました。うつ病と診断され、ずっと自宅で過ごし、今は回復しつつあります。 不登校の子どもを持つ親の苦しみは、経験した人にしか分からないと思います。 友人や職場の人に相談しても、困った顔をされ「ああ、こういう相談はどう励ましてよいか分からず、相手を困らせるだけだ」と感じ、誰にも相談できません。唯一、娘の主治医の先生に「不登校になったのはお母さんのせいではない」と言われたのが救いでした。 また、不登校の子どもを持つ方のブログを読みあさり、「自分だけじゃないんだ」と思うことで、何とか精神の安定をはかれています。 だからこそ、もっと番組で不登校を取り上げてほしいです。学校の先生も理解が不足していると思います。 世の中の人に、不登校は他人事ではないこと、無理に学校に行かなくてよいこと、親が味方になって、自宅で過ごさせ「充電」する時間が大切なことを知ってほしいです。 今回の番組では、お母さんたちが割りとすんなり不登校を受け入れたように感じましたが、最初は受け入れるのが大変だったと思います。失敗談や不登校あるあるをもっと取り上げて下さると「うちだけじゃないんだ」と励まされる方も多いと思います。「不登校の子を持つお母さんはこんな思いをしているのか」と理解して下さる方も増えると思います。 定期的に取り上げていただきたいテーマです。 とにかく、約19万人です! 一番つらい思いをしているのは子どもたちです。世の中の理解が進んでほしいと切に願います。 どうぞよろしくお願いいたします!



◆出演者の皆さんの温かい雰囲気が好きで毎回放送を拝見しています。昨日の「不登校家族のすれ違い」の回を拝見させていただき、親の方が不安になりすぎず子供を信じることの大切さを教えていただきました。 我が家の長男は幼稚園の年中ですが、半年前から登園拒否になり荒れて手がつけられなくなりました。当時は私自身仕事をしていたこともあり、しばらくは無理矢理幼稚園に行かせましたが、息子が鬱のような状態にまでなってしまって、考えを改めなければいけない状態になりました。転園先も探しましたが見つかりませんでした。 私は休職して息子と一緒にいることを選びましたが、荒れている息子と1日中ずっと一緒にいる時間は孤独で先が見えずにとても辛かったです。 夫は話を聞いてくれていましたが、本当の辛さをわかってもらえていない気がしてよく喧嘩もしました。そうこうしていたら私がストレスで体調を崩してしまったので、夫がテレワークを取り入れてなるべく家にいてくれるようになり、徐々に同じ方向を向けるようになっていきました。 息子は児童精神科を受診し、軽度の発達障害の診断を受けたので療育に繋がることができました。今は主に児童発達支援施設に通っていますが、幼稚園にも好きなカリキュラムの日は行くという感じで、先生方にも柔軟に対応していただけています。 一番酷かった時には片時も私から離れることができませんでしたが、今は児童発達支援施設か幼稚園で日中1人で過ごせるようになりました。病院・福祉・幼稚園の先生方に助けていただきながら、息子のやりたいことを支えて、少しずつ息子は自信を取り戻してよく笑うようになりました。 就学までまだ一年ありますが、特別支援学級の希望とは別に、不登校になった場合の様々な選択肢も知りたいと思っております。私が自分で調べたものでは、通信教育、フリースクール、ホームスクーリングがありました。視覚過敏、聴覚過敏といった感覚過敏も出ているので、行きたくても学校に行けないという状況が容易に想像できます。学校に行かなくても色々な選択肢があるということ、学校に行かなくても豊かな人生を送れるということ、そのような体験談も教えていただく機会があればいいなと思いました。 私は息子のおかげで、学校に行くことが全てじゃないという生き方を知ることができました。「どんな選択をしても大丈夫だよ。」と伝えてあげたいのです。お金の準備もありますので「不登校のその先」をどうか取り上げてほしいです。 息子が登園拒否になって一番辛かったのは周囲の理解を得られないことでした。私が甘やかしているというように言われていると私は感じていました。学校教育に携わる方々も学校以外の学びの選択肢を実際に知る機会は少ないのではないでしょうか。 普通に学校に行けた人たちが知ることのない様々な学びの選択肢があることを発信していただきたいです。知らないから不安になってしまうだけだと思うのです。その子に合った学びの選択肢を寛容に受け止められる温かい社会になってほしいです。



◆「不登校 家族のすれ違い」拝見しました。 不登校の子どもを持つ保護者として、とても共感できる内容で、不登校が理解できない沢山の方に見て頂きたいと思いました。 学校に行くとか行かないでその子の価値を左右する世の中を変えないと、病む子ども達はますます増えると思います。大人の価値観と子ども達の価値観がそういう世の中を作ってきました。今回のこの番組は子ども達の未来を明るく照らしてくれる番組だなと思いました。素晴らしい番組をありがとうございます!



◆1月17日放送の不登校がテーマの回を家事をしつつ見るでもなく流していたときのこと。大学生の息子がちらりと見て『不登校の子にスポットを当てるなら、併せて、不登校になるギリギリラインでなんとかがんばっているたくさんのこどもたちを救う方法を放送して欲しいな』とポロリ。息子は不登校になったことはありませんが今までの自分や周囲の友だちを見ていてそう感じたのでしょうか。


◆子供の不登校を考える。 不登校が問題ではなく、不登校でも社会で活躍できるかどうかだと思います。こう発言すると学校を否定するのかとおしかりになる、そうではなく、こどもたちの選択肢を広げてあげるべきと思うからです。原因はひとによりさまざまと思います。引きこもりや社会に出て行けない人たちもおられますが、様々な原因の中に、両親の無関心や逆に過保護なども多くの原因の中の一つと感じています。



 

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:00:00 | カテゴリ:みんなの声 | 固定リンク


2022年01月15日 (土)

不登校 家族のすれ違い <番組内容>

その数、実に19万人。8年連続で増え続ける小中学生の不登校。
「“学校に行けないのは甘えだ”と言う夫と言い争いになる」など、家族の間で意見が異なり、悩む保護者も。

30年以上にわたり不登校の子どもたちの居場所を運営してきたNPO法人たまりば理事長の西野博之さんと、自分の9年間の不登校経験を漫画に描いた漫画家の棚園正一さんをゲストに迎え、家族の悩みについて考える。

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不登校 祖父母が理解しないとき
小学6年生の長男が夏ごろから学校に行かなくなったコリアンダーさんは、同居する夫の両親の無理解に悩んでいる。

コリアンダーさん
・祖父が長男に「学校に行きなさい」と言って追いつめる。
・長男が不登校になったのは「嫁(コリアンダーさん)のせいだ」と祖父母に責められる。
・精神科医のアドバイスも受けて、長男が好きに過ごせるよう見守るようにしたコリアンダーさん。長男がやっと元気になってきた矢先、祖父が「学校に行きなさい」「運動会に出なさい」と追い立て、長男が殻に閉じこもるようになる、こうして、コリアンダーさんの努力が削られていく
コリアンダーさんの夫は、最初は学校に行かせようとしていた。しかし、在宅ワークが増え、息子の苦しむ様子を目の当たりにして「行かせるのは無理だ」と思うようになった
・夫は「子どものことは妻でなく自分に言ってくれ」と祖父母に伝えたが、祖父は夫がいないときにコリアンダーさんを批判する

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尾木ママ
・板挟みの中で本当によく耐えておられる

西野博之さん(NPO法人たまりば理事長)
・タブレットで遊んでいるから学校行けないというわけではない。タブレットがあることでなんとか今を生きている。しかし、それが祖父には理解できず「嫁が甘やかしてる」となってしまう。
・夫の理解が進んだのはすごいこと。他にも妻の愚痴をどう聞くかなど、夫ができることや果たすべき役割はいろいろある

棚園正一さん(不登校経験のある漫画家)
・息子さんの気持ちが少しわかる。自分のせいで変な空気になっていると考え、自分を責めて苦しくなってしまうのでは。
・家庭が安心できる休める場所になれたらいい。

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意見の食い違いからくる夫婦間の溝 

高校2年生の息子がいる純一さんとあかねさん。かつて息子の不登校をきかっけに夫婦の関係がぎくしゃくしたことがある。
小学3年生の頃、息子が学校に行かなくなった。あかねさんは、幼いころから繊細な息子の様子を見ていて「いつか行かなくなるのでは」と思っていたが、夫の純一さんは違った。

純一さん
「まさか!と思った。何とか学校に戻れるよう道筋をつけてあげたいという気持ちだった」

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純一さんは息子と一緒に風呂に入っては、学校や友達の大切さを説き、学校に行くよう話した。純一さんは「いやなことがあっても、学校は我慢して行けるのがよいこと。親として道筋をつけてあげたい」という気持ちだったという。しかし息子が、学校に戻ることはなかった。

一方であかねさんは、外に出ることもできず「生きている意味がない」と嘆く息子を見て、学校に戻る以外の選択肢を考え資料を集めて夫にも伝えたが、興味を持たれず、孤独を感じていた。

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西野博之さん
・「学校に通わなかった人間が、この先どうなるか分からない」という大人の不安が大きな壁になる
・学校に行かなかった子たちを30年以上見てきたが、ちゃんと社会に出て家庭を持って生きている子たちがたくさんいる。そういうことを知っていれば大丈夫なのだが、あまりに知られていない。

カキさん(小3長男が不登校)は、夫婦ともに無理に学校に行かせることはしていないが、夫と意識の差があるのを感じている。

カキさん
・夫は朝早く仕事に行き夜帰って来て、息子の様子をあまり知らない。
・帰宅した時に、たまたま長男が寝転んでゲームをしていたりしたら、「学校休ませてこんなんじゃダメでしょう!」と怒る。
・夫は休日に遊びに連れて行ってくれるのはうれしいのだが、「今日釣りに行ったから、明日は学校行こうね」などと言って、長男を自分の希望する方向に導こうとする。
・意見が合わず言い合いになってしまう

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棚園正一さん
・自分が学校に行けなかった頃、家庭教師や支援者などいろんな人がやってきた。
・絵を描くとみんな褒めてくれるのだが、その後「じゃあ学校のみんなに(絵を)見てもらおうね」「だったら明日学校行ってみようか」と言う人もいた。言わなくても「学校に行って欲しい」「学校に行ったほうがいい」という思いが「透明なセリフ」のように滲み出ている人も少なくなかった。そういうことが辛かった。


夫が変わると・・・埋まった夫婦の溝

その後、意見の違いが埋まらず喧嘩が増えていた純一さんとあかねさん。特に純一さんは手を尽くしても状況が変わらないことに「八方ふさがり」と悩んでいた。そんな純一さんに、あかねさんは、医師が子育ての心構えについて書いた本『子どもを信じること』を手渡した。

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本を読んだ純一さんは「 “親ができることは自分が変わること”だとあった。それまでは親ができるのは子どもを励まして学校に行かせることだと思っていたが、確かに子どもを変えることはできない。自分が変わるためにはどうしたらいいのだろう」と思った。

純一さんは、その本に書かれていた、「アイスクリーム療法」という認知行動療法を試してみることにした。冷蔵庫をアイスクリームでいっぱいにし、子どもにいつどれだけどのように食べてもいいよと宣言する。子どもは片付けもしなくていい。そして、親は一切小言を言わないというのがルールだ。実際にやってみると、食べ散らかしたり、ご飯の前に食べたりする息子に、小言や注意を言いたくて仕方ない自分に気づいた。そのことから、自分がこれまでどれほど子どもをコントロールしようとしてきたかを思い知らされたのだった。

そこから、純一さんは変わった。「『頑張って学校に行ってみよう』と言うのは彼のハンドルを横から親の思うとおりに動かすようなもの。そういうことを一切やめようと決めた」という。さらに「学校に行かなかったら不利益になるのかどうか本当はわからない。必要以上に不安を感じて、嫌がる子どもに行けというのは違うんじゃないかと思うようになった。」。

あかねさんは、夫が「一緒の方向を向いてくれた」と思って嬉しかったという。「その時はもう孤独ではなくなった。」。くしくも、夫婦の考えがそろった頃、息子は「フリースクールの体験に行ってみる」と一歩を踏み出した。

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西野さん
・父親がちょっとその子に寄り添い温かく見守り始めたときに何かが変わる
・父親が味方になったとき、不登校を通じてすごくいい夫婦になっていくケースが多々ある


不登校 家族はどう見守る?

棚園さん
・家族の中で不登校をめぐって摩擦がある時期は必ずあるのではないか。それを繰り返していく毎日が、あるべき道なのではないかと思う。

尾木ママ
・誰かを責めるのではなく、子どもを信じて。そして周囲の人は親のことも信じてほしい。

西野さん
・学校に行きづらくなった子たちを見てきて命が削れてきていると感じる。
・親としてとにかく生きていてくれればという原点を見誤らなければ子どもはちゃんと生きていける。

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不登校について話したいときは、各地の親の会、FacebookなどのSNSで活動するグループもあります。
家族も思いを抱え込まずにいきたいですね。

END

 

 

 

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | カテゴリ:番組内容 | 固定リンク


2022年01月08日 (土)

どうにかしたい!緊張<番組内容>

ウワサの保護者会!今回は「緊張」がテーマ。

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番組には「子どもが緊張しすぎて、本番で力が発揮できない!」というお悩みが寄せられた。
緊張しすぎないためにはどうしたらよいのかを考えていく。
ゲストは、緊張しやすいタイプだという、森三中の黒沢かずこさん。


ホゴシャーズの悩み>
トキさん親子のお悩み 緊張のあまり力を発揮できない◇

トキさんの長女あゆみさん(中2)は、大事な場面で緊張しすぎてしまう自分に困っている。
学校の卓球部の試合でも、体がこわばり空振りなどをしてしまうという。

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いま親子で心配しているのは、来年に迫った高校受験。普段のテストでも緊張で思うような結果が出せないからだ。
トキさんは、どうサポートしてあげればいいのか悩んでいる。

専門家の情報>
関西学院大学総合心理科学科教授・有光興記さんは、緊張を科学的に研究している。

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そもそも、緊張とは何か?
受験や試合など大事な場面で、それを乗り越えたいと交感神経が働き、体が興奮状態になること。
頑張ろう!という、やる気の表れでもある。

適度な緊張がパフォーマンスを良くする
全く緊張していないときと、緊張しすぎているときはパフォーマンスがうまくいきにくい。
最もうまくいきやすいのは、適度に緊張しているときだという。

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不安を感じると、緊張しすぎる
「失敗するかもしれない」「他の子からどう言われるかわからない」といった不安で頭がいっぱいになると、その場でやるべきことに集中できなくなる。さらに、体がより緊張するため、実力が発揮できなくなる。
子どもは、そもそも人生経験が少ないため、不安が高まりやすい。また、10歳前後になると、他人からどう見えているかを意識し始めるため、不安を感じやすくなるという。



◇緊張しすぎ 克服するには?◇
劇団に所属するとうこさん(小4)。人前に出ると緊張しすぎてしまうためオーディションを受ける勇気が持てないという。緊張を克服したいと、今回、番組の企画に参加してくれた。

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挑戦してもらうのは、お芝居だ。「赤ずきん」の台詞を覚えて、観客の前で披露する。

有光さんからのアドバイス[1]】
「動画で自分を撮ってみる」
 1. 観客から自分がどう見えているかを想像する
 2. 実際に芝居をしているところを撮影する
 3. 撮影した動画を自分で見る。(親は子どもができたところを認めることがポイント)

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緊張しすぎる人は、自分が失敗する姿を想像しがちだ。
しかし、撮影した自分の姿を見てみると、思っているほど悪くはないと気づくことが多い。すると、本番で緊張しにくくなるのだ。

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有光さんからのアドバイス[2]】
「4・4・8呼吸法」
4秒吸って4秒とめて8秒吐く。
体を落ち着かせる効果がある。ポイントは8秒ゆっくり吐くこと。
さあ、いざ本番へ!

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とうこさんは観客の前でお芝居をやりきることができた。


有光さんからのアドバイス[3]】
「緊張を和らげる“モノ”は?」
有光さんのオススメは、「お守り」。強く大きなものに守られている気持ちになる。「家族や友だちとの写真」も良い。誰かとつながっている、ひとりで闘っているのではないという気持ちになる。安心した気持ちになり、リラックスできる。


黒沢さんは大事な場面の前には、同じものを食べるというルーティン(決まり事)があるという。初めてやったときにうまくいったため、今も続けている。
尾木ママは扇子。あおいでいると気持ちが落ち着いてくるという。

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有光さんからのアドバイス[4]】
「本番直前や本番のその場でできること】
・全く関係ないものを3秒ほど見る。そうすることで、強制的に意識を別のことに移すことができ、緊張がやわらぐという。あらかじめ、そうすることを決めておくとよい。
・「やれるぞ!」「頑張るぞ!」といったかけ声も効果的。不安な気持ちを「やってやる!」という気持ちに切り替えることができる。



◇緊張、あの人たちはどうしてる?◇
緊張する場面を幾度となく乗り越えてきた2人に話を聞いた。

<東京オリンピック・アーチェリーで銅メダルを獲得 古川高晴さん>
オリンピックに5大会連続で出場しているが、最初の頃は緊張のあまり、思うような結果を残せなかったという。

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古川さんを変えたのは、「ここぞのときこそ力を抜け」という監督の言葉。
「試合で100%の力を出し切ろう!」と思うことをやめて、「実力の7割が出せればいい」と考えるようになった。
そうすることで、平常心を持つことができ、結果を出せるようになったという。
古川さんは東京オリンピックでも、この考え方が役に立ったと話す。

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<話題のCMを数多く制作 クリエイティブディレクターの箭内道彦さん>
企画をクライアントにプレゼンするなど、仕事で緊張する場面が多いという箭内さん。
「緊張してもいいと思うすべを身につけた」と話す。

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きっかけは、難関・東京藝術大学の4度目の受験のとき。
緊張のせいで気持ち悪くなり、試験会場に1時間遅刻して入った。その時、「吐き気がとまればいい」「何かが描ければいい」と乗り越えるべきハードルを低くすることで何とか試験を終えることができたという。
「緊張したおかげで、一発すごいものを描いてやろうと思わずに済んだ」といい、合格を果たした。以来、箭内さんは緊張をポジティブにとらえている。

箭内さん「相手を大切に、自分の言いたいことをなんとか伝えたいって思うから緊張する。緊張しているからこそ出る空気とか伝わる思いとかは絶対あるはずだと思う」


トキさんの感想>
緊張についてネガティブなイメージしかなかったが、うまくつきあえば武器になると思った。克服よりもハードルが下がった。

黒沢さんの感想>
自分がよく思われたい、頭よく思われたいと緊張していたが、自分は自分で生きようと思った。

尾木ママの感想>
・長い目で、緊張しいな自分ともつきあっていくことが大事。


END




 

 

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