< 学校・勉強 >
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子どもがゲームばかりして困る!とお悩みの保護者は多いのでは?
でも、子どもたちに聞くとゲームで「成長を感じる」「コロナで友達と会えないときもオンラインで遊べて寂しくない」などの言い分が。児童精神科医の関正樹さんとともに、子どもたちのゲームへの思いを知り、上手なつきあい方を考える。
保護者のお悩み「キレやすい!」「勉強しない!」
マルベリーさんの3人のお子さんは皆ゲームが大好き。マルベリーさんは、長男のそうたさん(小5)に、「ゲームも勉強もメリハリをつけてできるようになってほしい」と一日のスケジュールを決めさせている。しかし予定通りにいかないこともあり、ゲームを取り上げると、そうたさんは怒る。
マルベリーさん
・「うっせえ!ババァ!」などとキレる。中毒性があるのではと心配
ハナモモさんの長女なぎさん(小2)もゲームが大好き。今はホラーゲームに夢中。比較的ゲームを自由にさせているハナモモさんだが、ゲームと引き換えでないと勉強をしないことが心配だ。
勉強とゲームの関係は?
関正樹さん(児童精神科医)
・ゲームをするということと勉強をするということは、本来全く別のもの。出されている勉強の課題がバランスが良いかどうかを検討し、ゲームは引き合いに出さないほうが、勉強がより好きになる方向にいく
・「宿題が雑になっているよ」などの指摘はしないほうが良い。人はネガティブな指摘をされると嫌な気持ちになり、「直したい」とはならないから
・嫌な宿題を頑張ってやっていることを「えらいね」と言った方が宿題が苦でなくなり、雑さが少なくなってくる そうした方がいいサイクルになっていく
キレやすくなるのはなぜ?
関正樹さん(児童精神科医)
・好きなものを取り上げられると怒りが誘発される たとえば大人が友人とランチに行く時間をパートナーから取り上げられた時など、「なんで?!」と怒りがわいてくると思う
・「お母さんは僕の好きなものをわかってくれない」「いつも否定する」といった考えが怒りにつながり、結果として暴言や地団駄をふんだりということに
ゲームのどんなところに惹かれるのか?
ゲームに惹かれる気持ちについてマルベリーさんの長男そうたさん(小5)に聞いてみた。
そうたさん(小5)
・自分が主人公になって冒険したり、現実にはできないことができたり、自分が中心
・自分にとってゲームは現実逃避の道具 ただでさえストレスが溜まっていて逃げ場になっている
・お母さんにはゲームのことよりもストレスを理解してほしい
マルベリーさん
・「ストレスを抱えている」と言うとは思わなかった 気持ちを聞くと、私もちょっとゲームに対する考え方って変わってくるかなと思う
関さんによれば、子どもにとってゲームは「楽しみ」であるだけでなく、「苦痛の緩和」としての役目や、「放課後にみんなで集まる公園のようなコミュニティー」としての役割があるという
そんなゲームについて親子ともに納得できるルールを作るには、親もゲームを知る必要がある
ゲームの種類によって区切れる(やめられる)ポイントが違う
・対戦型ゲーム:撃ち合い、レーシングゲームなどは1試合終わったところ
・街や建物を建造するゲーム:区切りがない 「今日何をやりたいか」事前に計画を立てておく
ゲームばかりでなくリアルも充実させたい!
ジュゴンさん
・ゲーム内で畑を耕す次男に、「そんなのやってないで家の庭の雑草抜いてよ!」と言いたくなる
尾木ママ
・アクティブな生活スタイル、自然環境からワクワクするような興奮が得られれば幅が広がる
関正樹さん
・余暇活動の充実は大事な視点 好きなゲームによって好む余暇活動も異なる
・何かを作り出すゲームが好きな子はキャンプを好む傾向
・戦闘ゲームを好む子は人との競い合いが好きなので競争するような活動を探す
・ハマれることを見つけていくことが大事
ゲームばかりの日々からリアルに興味が広がったあおいさん
はやぶささんの長男あおいさん(高1)は小学5年生の頃、中学受験を頑張るも様々なストレスから不登校になり、ゲームばかりの日々を過ごしたことがある
あおいさん
・自分だけ学校行けてない。親からも責められる。苦しい状況を忘れたい。そんな気持ちでした。
・(あの時)ゲームがなかったら今この世にいない
はやぶささん
・最初はゲームに制限をかけていたが、ゲームをやっていないときすごい葛藤で泣いていたりする
・見てる方もつらいが彼はもっとつらい だったら任せてやりたいだけやらせようと腹をくくった
ゲームを親に認められると心に余裕が生まれ、他の事にも関心が向くようになったあおいさん。
今は、両親が通うダンススクールの動画配信を引き受けている。ゲームを足掛かりに、あおいさんの世界は少しずつ広がっている。
関正樹さん
・オンラインゲームのコミュニティがいったん小さな居場所となる。それを家庭が認めると、小さい居場所と家庭はちゃんとつながる
・すると居場所はちょっと広がり、安心できる土台の上にチャレンジができるようになる
・リアルに関心が広がるのは「どこに行くか」より「誰とつながるか」。その「誰」の最初は家族
・はやぶささんはあおいさんを肯定的に見ることで、「誰とつながるか」の第一歩をすごく一生懸命にやられたのだと思う
全体を振り返って
ハナモモさん
・ルール作りに関して改めて子どもと話し合って我が家の一番いいスタイルをつくりたい
マルベリーさん
・そうたの「ストレス」という言葉が刺さった。今彼が現実に抱える問題について話し合い、そのうえでゲームについて話を深めていけたらと思う
尾木ママ
・昔はゲームはダメだと思っていたが、コロナ禍で友達とゲームでつながりあうことは大きな役割を持っていた。大人がどう環境を整えていくか、考えていく必要がある
ゲームのこと。まずは子どもと話してみませんか?何かヒントが見えてくるかも。
END
今、子どもの性教育が注目されている。
その背景には、子どもの性被害防止への関心の高まりや、学校の性教育に不安を抱く保護者のニーズがあるという。一方で、アンケートをとってみると「子どもに性について話すことに抵抗がある」「親が伝える必要があるのだろうか」という声も多かった。
保護者はどう向き合っていけばよいのだろうか?
今回のゲストは、性教育の専門家・村瀬幸浩さん。
もともと保健体育科の高校教諭だった村瀬さんは、およそ半世紀にわたって性教育に携わり、現在も講演や執筆活動を行っている。
子どもに性について伝える試み
~タツノオトシゴさん家の場合~
小2の娘と5歳の息子がいるタツノオトシゴさん。子ども用の本棚に性教育の絵本や漫画を置くなど、家庭で性について当たり前に話せるような環境をつくっている。
実は以前、タツノオトシゴさんは生理中で体調が悪かった妻のじゅりさんに対して気遣えず、傷つけてしまったことがある。このとき初めて、性の知識が足りないことを自覚し、子どもたちにも正しい知識を持ってほしいと思うようになった。実際、子どもがお風呂で生理中の母の体調を気遣うなど、性の知識が伝わっていると実感することもあるという。
<村瀬さんのアドバイス>
・子どもに性について質問された場合、否定したりごまかしたりするのはNG!とっさに答えが浮かばないときは、「いい質問だね、調べておくよ」と言って、後で調べてきちんと答えてあげるとよい。
・子どもが知りたいことと、大人が答えなくてはいけないと考えていることが、大きく異なる場合もある。「どうしてそういうことを聞こうと思ったの?」と、子どもの疑問に寄り添うことが基本。
・思春期を迎えると、性について親に聞かなくなる。子どもが質問をしてくるうちにしっかりと向き合うことで、「性について話してもいいんだ」と子どもが思える信頼関係を築くことができ、トラブル回避につながる。
日本の性教育の現状は?
~海外と比べて~
日本と海外の性教育に詳しい埼玉大学の田代美江子さん。
性教育の国際的なスタンダードとなっている、ユネスコの『国際セクシュアリティ教育ガイダンス』の訳者の一人である。
日本の教科書は海外の教科書と比べて、性について学ぶのに必要な情報が足りていないという。
例えば、ドイツでは、8~10歳向けの生活科の教科書で、性交についてイラストや文章でしっかりと説明がなされているが、日本の学習指導要領には、「受精に至る過程は取り扱わない」との「歯止め規定」がある。
<田代さんの見解>
・体や性は自分自身を形づくるもの。子どもが発達段階に応じて性について正しい知識を身につけることで、自分自身を大切な存在だと思えるようになる。すると、他者の権利も尊重できるようになり、よい対人関係にもつながる。
・小さいうちから性をポジティブに捉える基盤を作ることで、深刻なトラブルを避けることができるようになる。
小学校における性教育の新しい試み
大阪市立生野南小学校の1年生の授業。
子どもたちは、水着で隠れる場所について確認した後、体の様々な部位を触られるとどんな気持ちになるかを考えていく。体を触られて嫌な気持ちになったとき、たとえ相手が身近な大人であっても「嫌だ」と意思表示をし、信頼できる大人に相談してよいということを学ぶ。
<村瀬さんのアドバイス>
・性犯罪の加害者にも被害者にもならないために、子どもにまず伝えたいのが「プライベートパーツ」、つまり「水着で隠れる場所(胸、性器、お尻)+口」のこと。
・そもそも体はすべてその人のものだが、プライベートパーツはその中でも特に他人が触ったり、触らせたり、見ようとしたり、見せたりしてはいけない部分。
・たとえ親であっても、お世話や看護で必要な場合以外に、子どもの性器やお尻をふざけて触ることは避けるべき。プライベートパーツを触ることが「好き」の表現だと教えてしまうことになりかねない。すると、体を触られても拒否できず被害者になったり、逆に相手が嫌がっているのに触ってしまい加害者になったりするリスクがある。
生野南小学校では、1年生から6年生まで「性・生教育」の授業が続いていく。
2年生では妊婦体験などを通して赤ちゃんについて学ぶほか、5年生では恋愛やDVについて、6年生では結婚や子育てについて考えていく。
<性教育とは>
・性教育は自分と社会との関係について考えたり、人間関係をどう作るのかを学んだりするための重要な学び。(尾木ママ)
・性教育は性器や性交についてだけではなく、家族とは何かというような大きなテーマを含む。そういうふうに考えて、勉強してみようかなと思っていただけると嬉しい。(村瀬さん)
最後に・・・
<すでに思春期のお子さんがおられる保護者の方にも、村瀬さんからのメッセージ>
性教育を始めるのに、遅すぎるということはありません。親は子どもに対し「性についての疑問があったらいつでも聞いてね」と、子どもが安心して性の会話ができるという雰囲気や姿勢を示すことが大切です。そのうえで、性教育に関する本や、信頼できる性教育の動画やサイトを提示するのもよいでしょう。
END
ウワサの保護者会!今回は「子どものSNSトラブル」。
今や、中高生はもちろん小学生もスマホを持つのが当たり前の時代となった。
そこで保護者を悩ませているのが、子どものSNSトラブル。
子どもがSNSで思わぬトラブルに巻き込まれたときどうすればよいかを考える。
<尾木ママの意見>
・スマホ保有率は年々増え続け、子ども達にとってSNSは人間形成の場としても重要になっている。
しかし、子ども達のSNSリテラシーが追いつかずトラブル多発!親もじっくりと考えなくてはいけない。
<ホゴシャーズの悩み>
・ネクタリンさん「自分が子どもの頃はなかったツールなので、具体的なアドバイスができない」
・ユキヒョウさん「子ども(小5)にスマホを持たせたとき、トラブルに対応できるか不安」
◇子どものSNSトラブル[1] 息子がチャットで返信が遅いと責められた◇
ベルガモットさんの中2の息子はグループチャットで返信が遅いといつも責められていた。
自分にも事情があることを伝えるよう助言するが、状態は悪くなるばかり。
悩む息子を見かねた父親は、結局スマホを没収するしかなかった。
息子はトラブルから解放されて安心したと話す。
<ホゴシャーズの感想>
・ネクタリンさん「子どもがスマホを取り上げられて安心したというのに驚いた」
・ユキヒョウさん「子どもが困っていても、パッと取り上げることができるのか不安」
<尾木ママの見解>
・子どもたちの生活にSNSがどっぷりと入り込んできている
・スマホを取り上げたのは良い判断。いざというときは親が守ることが大切。
◇子どものSNSトラブル[2] “SNSいじめ”にあうことも・・・◇
カシューナッツさんの娘はグループチャットで中学1年から3年まで繰り返し悪口を書かれ続けた。
親子喧嘩で偶然その事実を知ったカシューナッツさん。
しかし、話を聞いてなぐさめることしかできず、無力感にさいなまれた。
カシューナッツさんは、どうしてSNSいじめに気付けたのか・・・?
カシューナッツさん「イライラした様子の娘と喧嘩が始まり、そこから話を聞いていくと娘が打ち明けてきた。」しかも「お父さんやお母さんに心配かけたくなかったから言わなかった」という。
<尾木ママの見解>
・親子喧嘩を通して偶然知ったというが、全然偶然ではない。必然となる、親子の信頼関係があった。だから、日常の生活の中の親子関係作ることが大切。
・信頼できる親子関係があれば、子どもからサインを出してくるはず。
子どもの変化に気付き、SNSでトラブルがあると分かったらどうすればいいのか?
◇「子どものSNSトラブル」に対して、親が注意すべきこと◇
<専門家の情報>
子どものSNSの問題に詳しい、兵庫県立大学環境人間学部准教授の竹内和雄さんからのアドバイス。
[1] 1人で抱え込まない
先生やカウンセラー、いろんな人に相談をする。ただ、子ども自身が「こうしてほしい」という具体的な策を持っていることもあるので、まずは子どもの話を聞くことが大切。学校に相談する場合は、複数の先生に頼ることが重要。先生もまた一人で抱え込んでしまい、うまく解決につながらない場合があるからだ。
[2] SNS上で解決を目指さない!
文字だけでは自分の状況が十分に伝わらず、誤解がなかなか解けないことがある。
実際に会うことで、相手の抱えている事情がよく分かることもある。
<尾木ママの見解>
・母親が弱気にならず覚悟を決めて動くことで、子どもの力にもなる。
・色々な相談窓口に頼ってほしい。解決の糸口は必ず見つかる。
・SNSトラブルの解決もリアルな“人との信頼関係”が基礎になる
◇SNSについてのルールを作った学校◇
長野県にある松川高校にはスマホルールがある。
そこには「SNSに誹謗中傷を書かない」というルールも定められている。
このルールを作ったのは、なんと生徒たち。きっかけは、学校がスマホの使用を禁止するかもしれないと告げたこと。授業中にスマホを触る生徒がいたためだ。そこで、吉村さんたちは学校側の動きを阻止するために、スマホのルールを作ろうと考えた。
当時、同級生の間で度々SNSによるいじめが起こっていたことも、その理由の一つだった。
二人は、全校生徒を巻き込んで話し合いの場を作った。すると、実は、多くの生徒がSNSの誹謗中傷を目にしながら、何もできずにいたことが分かった。
吉村さん「(誹謗中傷を)私も見た、俺も見たっていう意見はやっぱ出てきて、『変えなきゃ』って言ってる意見ももちろんいっぱい出てきた」
議論を重ねた結果、授業中にスマホを使わないようにすることだけでなく、「SNSの誹謗中傷もなくしていこう」という機運が生まれた。
ルールができて、およそ1年半。二人の志は、後輩達にも受け継がれている。
<尾木ママの意見>
・自分たちの問題は自分たちが一番分かっている。
ルール化し、それを守っていく事により学校のスマホ文化が根付いていく。
・トラブルを完全になくすことは難しい。だから、親子関係をどう築くのかが大事。
トラブルが起きても、相談しあえる親子関係があれば解決に向かっていく。
<SNSトラブルに巻き込まれた場合の相談窓口>
★文部科学省 24時間子供SOSダイヤル(0120-0-78310)
都道府県及び指定都市教育委員会に相談窓口が設置されています。
24時間子供SOSダイヤル「0120-0-78310」に電話をかけると、お近くの教育委員会の相談窓口につながります。
夜間・休日を含めて24時間対応しており、子どもも相談できます。
★警察相談専用電話(#9110)
全国の警察本部などに相談窓口が設置されています。
警察相談専用電話「#9110」に電話をかけると、お近くの警察本部などの相談窓口につながります。その場で専門の相談員が対応する場合や専門の担当部署をご紹介する場合などがあります。
END
今回のテーマは、“思春期の反抗期”!
ある日突然、子どもが暴言を吐くようになった!親をバカにするようになった…
思春期の子を持つ親なら、だれでも頭を悩ませる反抗期。親はどうすればいいのだろう?
【ホゴシャーズたちのお悩みは・・・】
はちみつさん 「『なんでなん?』となんでもしつこく絡んできて、親を論破しようとする」
ジュゴンさん 「もう、暴言を受けて傷つく母親状態」
◇娘が 『部屋に閉じこもってしまう』 しゃちほこさんの悩み・・・
10センチほどしか開けてくれないドアの中に、声をかけることしかできないしゃちほこさん。
なかなか会話にならず、思い切ってドアを開けて入っていいものかどうか悩んでいるという。
これに対してジュゴンさんも、高1の息子が食事のとき以外部屋から出てこないと同じ悩みを持つ。
◇思春期の子どもは、なぜ部屋に閉じこもってしまうのか!?
【専門家のアドバイス】
長年親と子のメンタルヘルスケアに携わってきた精神科医の加茂登志子(かもとしこ)先生によると・・・
「思春期は、小さい頃に比べて社会が広がるぶん、自分と人を比較して自分への批判に過敏になったりするため、自分を取り戻す時間が必要になる」、ということだ。
*しかし高1男子の母、ジュゴンさんには疑問が。
ジュゴンさん 「でも、うちの息子がこもっているのはどう見てもスマホなんです!」
【尾木ママのアドバイス】
尾木ママ 「高1なんて、いろんな興味や社会的な関心、体の悩みとかいっぱい出てくるから、ぐっと深入りしていく。親に言っても解決しないから、自分で悩んで友だちに相談したり、いろんな事をしているはず」
◇しゃちほこさんの娘、ゆづきさんの本音は・・・
「宿題は?」などよけいなことを言われるので、リビングで家族と過ごすのは落ち着かないと言いながらも、以前はお風呂でお母さんに学校の話や悩み事を話していたという。今は時間が合わなくなってしまったが、お母さんとのお風呂は楽しかった。
加茂先生 「親が自分に関心を持ち、話に集中してくれるのは、子どもにとって何よりのご褒美。リラックスするし、自信が高まる」
◇では、思春期の子どもとのコミュニケーションを図るには?
・同じ趣味などがあれば、趣味の話をする。
・同じ趣味が難しい場合は、食事のときに、学校のことなどではなく料理のことなど気軽な話をするとよい。(だから、時には子どもの好きな食べ物を用意すると良いことも♪)
◇親子で、『衝突ばかりしてしまう』 はちみつさんの悩み・・・
小5のねいろちゃんは、最近急にお風呂洗いの手伝いを嫌がるようになった、
勉強を見ていても、売り言葉に買い言葉でヒートアップ!宿題を投げ捨てて行ってしまう。
はちみつさん「自分が一番正しくて、自分が中心だと思ってる。他の人は全部分かっちゃいないやつらだと思ってるから、人ともぶつかるし親にもぶつかるし・・・」
◇ネガティブトークをなくそう!
加茂先生によると、
親子関係を良くするためには、3つのネガティブトークを減らすことが効果的だという!
・1つ目は「命令」。
命令は、親が会話の主導権を握り、子どもは支配された気分になるのでNG
・2つ目は「質問」。
質問には、命令や否定のニュアンスが含まれることがある。
・3つ目は「批判」。
批判は、子どもの自尊心を傷つけ、摩擦を増やしてしまうのだ。
★そして、ネガティブトークの代わりに、ポジティブトークを増やそう!
◇この方法を実践するはちみつ家に、大きな変化が!
友だちとふざけてばかりで、なかなか勉強が進まないねいろさんに、はちみつさんはさっそく実践!
まず
「子どもの行動を言葉にする」というポジティブトークで、親が子どもに注目していることが伝えられ
「子どもがの言葉を繰り返す」ことで、子どもを受け入れ、理解していることを表現できる。
…するとねいろさんは、集中して勉強を終えることができたばかりか、なんと、あれほど嫌がっていたお風呂掃除も、自分から始めてくれた!
ねいろさんは・・・
はちみつさん 「最初は気持ち悪がられたけど、段々私も褒める事に慣れてきて。命令じゃなくて、『何々してください』とお願いする言い方を続けていたら、子どもも構えることなく素直にやってくれるようになりました」
【『ネガティボークをなくそう』を実践するポイント】
・この方法をやるのは、1日3分~5分でOK。
・「食事のときだけ」と限定して実践しても効果がある。
◇「褒めるところが見つからない」場合は、当たり前を褒めよう!
・子どもを褒めることが苦手な場合や、褒めるポイントが見つからない場合は、「当たり前のこと」を褒めると良い。
例えば
朝起きたら、「今日も起きれてすごいじゃん」
夕飯に呼んで席についたら、「すぐ来てくれてありがとう」
加茂先生 「皆さんが本当に当たり前だと思っているところを一つ一つ取り上げて丁寧に褒めていくと、その行動は必ず定着していきます」
◇忘れないで!「安心感の輪」
思春期の子どもを見守るとき、覚えておいてほしいのが「安心感の輪」という考え方。
子どもは保護者から離れ冒険し、また戻ってきて安心する。それを繰り返しながら成長していく。
思春期になると、冒険や探索の範囲が広がり保護者から離れる時間も長くなるが、戻る場所があるからこそ、自立に向かっていけるのだ。
↓
【専門家のまとめ】
加茂先生 「思春期は、社会の中で自分がちゃんと生きていく土台を築いていく人生の中で特別な時期。ネガティブのところに目が行く日常をちょっと切り替えて「やっている」ところに目を向けるといい。
子どもが探索行動を始める時には背中を押してあげる。必ず戻って来るので、その時は抱きとめてあげる。心の中で自分が親だということをドーンと持っておくといいかなと思います」
END