2020年01月11日 (土)

聞いてよ!尾木ママ <番組内容>

今回のウワサの保護者会は、「聞いてよ!尾木ママ」
番組ホームページに寄せられた子育てのお悩みにこたえる。

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一緒に考えるゲストは、
雑誌などで人生相談の連載を受け持つ作家・演出家 鴻上尚史さん
3人の子どもを育てる くわばたりえさん

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1つ目のお悩みは、沖縄県石垣市みーさんから。

小学3年生の長男が髪型をネタにしたあだ名で呼ばれて悩んでいます。
毎日のように「ハゲ」「ゆでたまご」などと言われています。
担任の先生に話すべきなのか、子どもをなぐさめて励まして静観すべきなのか、
こんなとき 親はどうしたらいいんでしょうか?



【VTR】
自宅に伺い、話を聞かせてもらった。
あだ名で悩むかずまは、小学3年生。
家では、いつも弟を楽しませて兄弟げんかもほとんどしない、優しい性格。
母親のみーさんは、「また今日も言われた、あの子に言われた、この子に言われた…」と毎日悩む息子に対して、子どもの気持ちに共感するだけでいいのか、「気にするな」と言っていいのか、向き合い方に悩んでいるという。

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かずまの気持ちも聞かせてもらった。
「お坊さんとか一休さんとかおにぎりとかハゲタマとかハゲと言われる。
かまってほしくって言ってんのかなぁって思うけど、言ってる人がどういう気持ちで言ってるのか、知りたい」

あだ名を言うのは複数名の友達。一緒に遊ぶ仲のいい子も、言うのだそう。

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母親のみーさんは、嫌だという気持ちを友達に伝えてみたらと提案。
かずまは、「やめてほしい」と友だちに言ったが、いつも明るく笑っている性格なので、本気だというのが伝わらない・・・
また、髪型を変えることもかずまに提案したが、それはイヤだという。

かずまの理由は?
「このほうが好きだから。さわった感じでも気持ちいいし、運動していても汗たれてるときでもすぐ風が当たったら乾くし、涼しいし。
自分自身が変わるのも、きついかも。なんかいい方法が見つかればいいんだけどね…」

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【スタジオでは・・・】

くわばたさんのVTRの感想
・すごく優しい子なので、みんながちょっかい出したくなるのかなと思った。
・友達に「さわったら気持ちいいよ」など、髪型のいいところをアピールするのはどうか。


鴻上さんのVTRの感想
・嫌な思いをしても、髪型を変えない、自分を変えないというのはすばらしいこと。
・かずまくんは、言う側に動機があるはずだと思っているが、言ってる側は、おそらく動機はない。
「やめて」と軽く言うのではなく、「なぜそういうことを言うの?」ということを、順番にちゃんと時間かけて一人ずつしゃべっていくのがいいのでは。
・一対一で話し合っても、全く分かってくれない場合は、親や先生が登場すべきだが、友だちと向き合うことは、かずまくんの成長に、ものすごいプラスになると思うので、親はドキドキするけど、ちょっと見守ってあげてみては。


尾木ママのVTRの感想
・低学年の大きな特徴で、言っている子どもたちも、悪気はないことが多い。本能で、言い返さないタイプの子にからむ。
・かずまくんのえらいところは、「やめてよ」と、ちゃんと意思表示をできるところ。
・言われる子どもが、嫌と思わないニックネームというのが大事なので、嫌なら気持ちを伝えよう。

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あだ名に悩むわが子に、親はどう向き合えばいいのか・・・

尾木ママの見解
みーさんがしているように「共感」をするのは大前提として大事。
「共感」はハートのクッションをイメージして「わかるよ」「つらいよね」など、親の意見は言わずに、子どもの気持ちをいったん受けとめよう。
「共感」だけでなく、「壁」も同時に行ってほしい。
「壁」は、親の価値観や捉え方を子どもにしっかり示す。
例えば、「好きな髪型を変えないことは、いいことだと思う」という価値観や、「学校に行きたくないくらいの気持ちだったら、いつでも守るよ」という親の姿勢だ。

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みーさんの感想(電話)
そこまでしっかり親の指針を示せばいいんだという自信がなかった。
壁になろうという意識が自分の中でなかったので、すごく勉強になりました。

 




2つ目のお悩みは、大阪市のクリさんから。

小学2年生の息子が、友達と遊びません。
友達と遊ばないと、将来的にコミュニケーション能力の低い子どもになるのではと心配です。
このまま見守っているだけでいいのでしょうか。


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クリさんがスタジオにきて、気持ちを聞かせてくれた。
・学校の先生は、「孤立してることもないし、グループで作業をしないといけないときには、発言もしているし、協力してやっている」と言うが、休み時間に、1人で本を読んでいたり、絵を描いたりしている。
・子ども自身は、悩んでいる感じはない。
・ただ、「友達に声がかけられないのかな?」と思い、「鬼ごっこ入れて」って言ってみよう!と、話しかける練習をしようとしたら、「そんなことはしたくない。遊ぶのは家に帰ってパパやママ、弟とも遊べるから、無理して声をかけたくない」と言われた。


【VTR】
友だちと遊ばない子どもには、いろんなタイプがあるということで、小学2年生のひろとが、家でどう過ごしているのか取材させてもらった!

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・まずは、毎日行うという「クイズの出しあい」
読んだ伝記の本から、ライト兄弟の問題を出す、ひろと
ひろと「ウィルバーが死んだのは何歳から何歳まででしょう?」
・それに対する、母からのクイズ問題は「豊臣秀吉の昔の呼び名はなんでしょう?」
ひろとは「木下藤吉郎!」と答えた。
・いつも、読んだ本やテレビの情報からクイズを作って、お母さんと出しあうのが好き。

他にも、将棋や、ブロックあそび、読書など、家には好きなものがたくさんあるみたい。

・何度も読んでいるという、齋藤孝さんの本。なぜ、この本が好きなのか聞いてみると・・・
ひろと「このキャラクターは、元気者で。この人は、食べっぷりとか。俺はどれかな?と。」
ひろとは、自分に似ているキャラクターがどれかということに、興味があるみたい。


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スタジオでは・・・
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クリさんの不安①
「私といるとすごく楽しそうだが、子どもがそれだけで満足して、居心地が良すぎて、もっと友だちの間でもまれないといけないのでは?」

鴻上さんの意見
・将棋で手加減しているのを、ぼちぼちやめるといい。そうすると、もっと成長を感じると思う。
「僕は、息子に小5で負けましたからね、将棋。」

尾木ママの意見
ひろと君が、本の中で「自分はどのタイプかな?」と言っていたのは“自分磨き”といって、自分のことを徹底して見つめて、自分とは何者だろう、どういうタイプかなと、自己分析すること。
これをしっかりやっておくと、小学校5年生、6年生ぐらいで個性がはっきりしたとき、自分の趣味と同じ子や、同じようなタイプの子と出会ったときに友達になれると、お母さん以上の友達になりますよ。



クリさんの不安②
「自己分析ができていたりとか冷静に見るところはあるが、まだ小2なので、本能のまま、楽しい鬼ごっこに、うわーっと入っていくような子どもらしさが、まだあってもいいのでは。」

鴻上さんの意見
・鬼ごっこをやりたくてたまらないというのと、伝記本を読みたくてたまらないというのは同じこと。
同調圧力に負けないで育ってほしい。
・そのうちまわりから、「お前あれしないと変だよ、これするの普通だよ」と言われはじめて、本当はやりたくないのにやりはじめたりするのは、もったいない。







3つ目のお悩みは、浜松市のかーかさんから。

娘の学校のことを知りたいのですが、話してくれません。
あの手この手で聞こうとするも、話してくれません。
あれこれ聞かない方がいいんでしょうか。

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スタジオでは、電話で、かーかさんに気持ちを聞いた・・・

かーかさんの不安
「・友達関係とか、どんなふうにして遊んだとか、全て知りたい。
・楽しく遊べたときはいろいろ話してくれるが、1人で帰ってきたりとか、テンションが下がり気味の日は何も話してくれなくて、さらに心配になる。
・この先、学年が上がるにつれ、もっと話してもらえなくなるかも。不安。」


【VTR】
今回、学校のことを親に話さないという小学生・中学生・高校生の子どもたちに意見を聞かせてもらった。

●まずはあやめさん、小学6年生。
学校のことを親に話さない理由は…「話してもムダ」
「お母さんの思っているいい子・悪い子と、私たちが思っているいい子悪い子の価値観が違うっていうのが大きい。」
「『友だちが、こういうことを知っていてすごいんだよ』と言っても、『それ常識?お母さんから見るとただ自慢している人なのかな?』とかそういうふうに思われちゃうときついのかな。」
否定しないでほしいなっていう気持ちがある。」
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みおさん中学3年生。
小学生の頃から、学校のことは何を聞いても「普通」としか答えない。
「もう普通ですね、学校は。好きでも嫌いでもなく。
例えば、『嫌なことあった』と言ったら、『何、何、何、何?』って、すごい聞かれると思うので、『普通』っていう。
友達とギクシャクした関係になったり、すごい嫌なことがあったり。
そういうときに聞かれると、気持ちがよどみます。
「楽しいことも、『こんなことがあったよ。』って言ったら『誰、誰、誰?どんな子?どんな子?』と追及されて、イチから説明も面倒くさい。」
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ももこさん高校2年生
「親は、楽しかったという前提で話を聞いてくる。
先生が、小学校高学年の時は特に好きじゃなくて、居心地のいい場所ではなかった。
『そんな楽しい話ないよ。』っていう感じだった。」
学校のことを聞きたい親は、どうしたらいいと思う?という問いに対しては…
「子どもの様子を見て、明らかに楽しそうに帰ってきたときだけ聞いてみるとか、そこから徐々にとか聞くようにすれば、自分だったらもうちょっと答えるかな。」
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スタジオでは・・・

かーかさんVTR感想(電話)
・子どもたちは、思ったより大人の考えを持っているんだなって思ったのとうちの娘も「普通」って言葉をよく使うので、「普通」って普通なんだっていうその言葉にホッとしようと思いました。


尾木ママの意見
・子どもの個人的なプライベートなことだけを聞くのではなくテレビを一緒に見て、楽しいニュースや事件をきっかけに、それを共通の話題として話してほしい。
日常から親の価値観を話しておくと、トラブルが起きたときに相談してもらえる、信頼関係の強い親子関係になる。

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かーかさんの感想(電話)
学校のことばかり考えていたので、もうちょっと視野を広げて子どもの好きな話題からでもいろいろ思いを聞いてみようかなと思いました。


くわばたさん感想
子どもって、勝手にこっちが、「ちっちゃくて守ってあげよう」と思うけど、今日子どもたちの意見をたくさん聞いて、大人と子どもじゃなく、人と人として関わらないといけないと、改めて思いました。



END

みなさんも番組ホームページに、子育てのお悩みや、ご意見をお寄せください。




投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:25


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