2019年01月26日 (土)

みんな同じにしなくちゃダメ?<番組内容>

本当は違う意見だけど、周りに合わせちゃうこと、ありませんか?

その原因は「同調圧力」かもしれない。
同調圧力とは、集団の中で多数意見が暗黙のうちに少数意見を従わせるよう強制する圧力のこと。
子どもたちの間でも日常的に起きているが、そのせいで嫌な思いをしていることも。


<尾木ママの見解>
・「個性の伸長」「個性を大事に」と言っているのに、「同調圧力」なんて全く反対の言葉。
何が起きているのか解きほぐしてほしい。

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<ゲスト 鴻上尚史さんの見解>
小学生の頃からみんなが「みんなと同じにすることを求めている」と感じていた。
日本は同調圧力が強い社会だから、みんなが少しでも楽に生きるためには少しでも抑えた方が良い。

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<ホゴシャーズの意見>
エゾリスさん)海外から帰国後、子どもたちが「みんなと同じ」であることに執着するようになった。
うしさん)子どもの自主性が強く、あまり周りに合わせない。この先うまくやっていけるのか親として不安。


◇周りに合わせた方が良い?◇
うしさんの娘は幼い頃に病気をしたため、周りと同じように遊んだり勉強したりすることができない時期があった。それ以来、ずっと自分のペースで日々を過ごしてきた。
うしさんは、いまもマイペースな娘が今後社会の中でうまくやっていけるのか心配している。

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<ホゴシャーズの意見>
カッパさん)娘は自分の意見を言ったことで辛い思いをした。言い方に気をつけた方が良いとアドバイスした。
トナカイさん)日本の学校は個性が見えにくい。みんなと合わせるように教育しているから、子どもたちも同じであることにこだわるのでは?
チェリーさん)自分はよく同調している。必ず誰かと関わらないと生きていけないのだから、合わせられるところは合わせるほうが集団生活においては上手くいくんじゃないか。

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◇なぜ、わたしたちは同調するのか?◇

東京大学大学院教授心理学博士、亀田達也さんによると・・・
・大勢の意見に合わせる「同調」はヒトが普遍的に持っている性質で、ヒトの生き延びに役立ってきた。
・たとえば、はじめて来た街で駅がわからないとき、多くの人が歩いて行く方向について行くと、駅に着くことがある。同調が役に立ったことになる。

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しかし、同調が悪い方向に働くときもあると、亀田さんは言う。
たとえば「はだかの王様」を例に考えてみる。

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・みんなが王様は裸だと思っているのに誰も言わない。
・一人が黙っていることが、他の人を黙らせる圧力になる。
・その「同調圧力」は連鎖して、みんなを黙らせる。
・個人個人は生き延びられたとしても、結果的に集団全体のパフォーマンスや振る舞いはひどくなる結果に。



◇自分はどうしてる?◇

<ホゴシャーズの意見>
ソルトさん)毎日同調しまくってるなあと再認識。生き延びるためだったんだと納得。
カッパさん)学校で、ちがう意見を言うのは大人でも難しい。
トナカイさん)誰かが発言すれば他の人も言いやすくなるかもしれないと思って発言するようにしている。

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<尾木ママの見解>
教師としては、保護者会などで意見を言ってもらうことは大切。自分は根回しをして多くの保護者に言ってもらえるよう計らった。学級や学校も変わっていかなかねばらないが、誰かが現状を打開しようとする姿勢を持ち続けることが大事。

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<鴻上さんの意見>
昔は、夜飲みに行って会社では言いにくいようなことを言うなど、オフの場でコミュニケーションをとっていた。ところが、今そうしたことはなくなって、意見を言う場がないのではないか。波風立たないようにしてきたら、ものすごく窮屈な社会ができてしまった。厄介な状況。

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◇良い方向に働くことも◇

<鴻上さんの意見>
・しかし、同調圧力が良い方向に働くこともある。東日本大震災の時、ずたずたの道路を1週間で直したことに世界中が驚いた。ものすごい力があるがために、個性を押しつぶす暴れ馬のようにもなるということ。



◇子どもは抜け出せる?同調圧力◇

<ホゴシャーズの意見>
チェリーさん)子どもが悪いことや間違ったことに同調するのは嫌だと言って欲しい。
トナカイさん)子どもも良くない事には関わりたくないはず。正直に一線を置いて欲しい。


◇同調圧力から抜け出したトナカイさんの娘の場合◇
トナカイさんの娘は小学生の時に、休み時間に勉強をしていたことをからかわれた。それ以来周りを気にして勉強をあまりしなくなった。

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しかし、中学に入ってからテレビのクイズ番組で正解を連発する大学生を見て、頭のいい人はかっこいい!と感じ、難しい大学に入るという目標ができた。

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目標ができたひかりさんは、周りのことも気にしなくなり、再び勉強するようになった。
周りを気にして悩んでいた頃の自分に、今の自分から贈る言葉。「自分に負けるな」。


◇同調圧力とのつきあい方◇

<ホゴシャーズの意見>
チェリーさん)周りでからかうのは悪い。勉強していい。
ソルトさん)学校では、みんな同じにするように言われているから、違うことをしている子がいると、周りの子どもたちが不安になるのでは?
エゾリスさん)なにかしらの自信があれば同調圧力に流されることもない。

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<鴻上さんの意見>
一定の年齢からは孤独と戦わなければいけない。自信が大事なんだけど、子どもが自信をつけるには実は親の無条件な肯定しかない。先にマイナスを言う親に育てられた子はずっと不安なまま。そうすると同調圧力にも負けるし、自分を持ちにくい。

<尾木ママの見解>
スマホで24時間ずっと誰かとつながって、どうしたって合わせられてしまうような環境では、いかに自分を大事にして自分の目標をしっかり持ち、自分と戦える子どもにするかが勝負。ひとりでグラウンド走るなんて立派なこと素晴らしいこと。応援してあげてほしい。

<ホゴシャーズの意見>
ソルトさん)自分の意見を言うばかりでなく、自分と違う意見を受け入れることをもっと意識していくことも必要では?
エゾリスさん)親から変わっていくべき。
トナカイさん)これから日本には外国人もたくさん入ってくる。自然と変わっていくのでは。


<鴻上さんの意見>
「同調圧力」という言葉を知ることから始まる。そして日本は同調圧力が強いんだよ、良いこともあるけど悪いことも大きいんだよということを、みんなが共有すれば必ず変わる。

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END

 

 

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30


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