2019年01月12日 (土)

道徳が教科になった!<番組内容>

今年度から正式な教科になった「道徳」がテーマ。
番組には、「教科になるってどういうこと?」「何が変わったの?」など、心配する保護者の声も。

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【ホゴシャーズの意見】

・教科化、大賛成! 教科としてきちっと学んだ方が絶対将来には役に立つ。
・不安ばかり。先生からも不安の声を聞いている。


◆そもそも、道徳が教科になって何が変わったのか?◆

① 「教科書」ができた
・道徳が教科になる前、「道徳の時間」で使われてきたのは多くの場合”副読本”。
・正式な教科になったので、国の検定を通った“教科書”が主な教材になる。
・教科書は、道徳で学ぶべき「項目」に沿って作られている。

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<項目> 
希望と勇気、努力と強い意志/親切、思いやり/規則の尊重/生命の尊さ など
学年によって学ぶ項目の数は異なるが、小学5年生だと22個。



②「議論」を重視する
・子ども同士の議論を通して、「自分ならどうするか」と考える力を大事にする。
・取材で訪れた学芸大学付属世田谷小学校2年生のクラスでは「アリとキリギリス」をテーマに学習。
「キリギリスは本当になまけ者なのか?」について議論をしていた。

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子どもたちから出た意見
“アリが働いているときは、ぐうたらしていなかったし歌をうたっていた。だから怠けてないのでは?”
”やっぱり怠けていると思う“



③「評価」をつける
・「よい」「もう少し」など、数値によって評価される国語や算数とはちがい、道徳の評価は「文章」。
・学習指導要領によると、評価の書き方は「児童の成長を積極的に受け止める」「他の子と比べない」。
・評価を児童に渡す通知表に記載するかどうかは、各学校の判断に任せられている。
・ただし、学校には必ず評価の記録を残すことになっている。

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【ホゴシャーズの意見】

●道徳で学ぶ22の項目について

・「善悪の判断」と「個性の伸長」は矛盾しているように感じる
・22項目全部は多いのでは?

●評価について
・成績表は子どもと話をするきっかけになる。できれば必ず評価を教えてほしい。
・息子は発達障害がある。どういうふうに評価されるか不安。


<実際に通知表を見たホゴシャーズは>
・誰にでも当てはまるような、当たり障りのない内容が書いてあった。
・コピーして貼りつけたような文言だった。




◆現場の先生の本音は… 覆面座談会◆

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【先生たちの意見】

●教科書について
・「親切、思いやり」など、学ぶべき項目が見出しに分かりやすく書かれていることがあり、児童は「どんな発言をすれば先生が喜ぶか」分かってしまう。結果、議論の幅が狭くなる。
・教師の手腕によるところが大きく、教科書のせいではない。

●考え、議論する道徳について
・すごく賛成。とにかく、考える子どもになってほしいと思うので。
・「この行動は良いか悪いか」というような単純な二項対立の議論になりそうだ。議論というものは、もっと深いもののはず。

●評価について
・当たり障りのない、金太郎アメ的な評価になってしまう。
・本当に道徳に評価は必要なのか、考えてしまった。



【ホゴシャーズの感想】

・教科書に項目が書かれていると、子どもも項目に寄せた発言をする。
・正解ばかり言っても仕方が無い。場違いな意見が議論を深めると思う。



【尾木ママの見解】

考え、議論する授業のためには本音で議論ができる、ということが絶対的な条件。
いろんな本音が出てくると、「じゃあ、どうする?」と議論がグッと前進する。





◆子どものホンネを引き出すために◆

枚方市立西牧野小学校の3年生のクラスでは、議論をとても大切にしている。
道徳の授業で「疑問に思ったこと」を子どもたちから募り、「特別活動」の時間を使って話し合っている。

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森本先生
「道徳の場合は、与えられている質問・回答すべき問題があるが、自分たちの中から『なぜ?』
という疑問が出ないと、話し合っても深まらない」

取材に訪れた時は、道徳の時間には友情について学習した子どもたち。
特別活動では、そこから発展して「人に頼ってもいいものなのか?」について話し合うことに。

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道徳と特別活動の時間では、先生も児童も輪になって座り、ボールが回ってきたら発言をするというルール。
子どもの疑問から議論を深める「フィロソフィー・フォー・チルドレン」と呼ばれる手法だ。

議論は展開し、子どもたちは「友だち」について思うことを次々に発言していた。

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【ホゴシャーズの感想】

・押し着せではない議論をしている。安心して発言できる学級づくりができている。
・自分たちで導いた議論なので、みな生き生きしている。



◆まとめ◆


【ホゴシャーズ】
・道徳が正式な教科になって1年たてば、また課題などが見つかる。親としてもできることを考えたい。
・学校で道徳について考えたら、親がやるべきなのは実践の場を作ることだ。

【尾木ママから】
・子どもがホンネでしゃべると、大人を超えるようないろんな意見が出る。
・学校任せにしないで、家庭でも「今日はどんなこと道徳で議論したの?」って聞いてみてほしい。

 






END

 

 

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30


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