2018年11月03日 (土)

子どもの心身の不調<番組内容>

テーマは「子どもの心身の不調」。
今回は小学生になっても続くおねしょ「夜尿症」と、
思春期を迎える多くの子どもたちが苦しんでいる「起立性調節障害」の2つを取り上げた。
スタジオに専門家も迎え、親子で病気にどう対応していくか語り合った。

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◇夜尿症◇

<ホゴシャーズの声>
・毎晩のようにおねしょをする。いつ治るの?
・子どもが悪いのではないと分かってはいても、つい腹を立ててしまう。

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<専門家>
順天堂大学医学部付属練馬病院・小児科医師 大友義之さん

◆夜尿症とは、「5~6歳以降も続くおねしょ」と定義される。
◆受診のめやす:
 ①小学生になっても続いている
 ②頻度が週1回以上
 ③本人または親が困っている
◆小学校入学時点で「夜尿症」と診断がつくのは15%弱。珍しくはない。


<ホゴシャーズ・サメさんの場合>
・小学2年生の息子が毎晩のようにおねしょをしている。
・寝る時にはオムツをはき、寝る2時間前から水分を控え、寝る直前にトイレへ行くようにしているが・・・
・朝になるとオムツはぱんぱんに膨れあがり、時にはオシッコが漏れて布団がぬれてしまう。

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<大友先生の見解>
・水分をとるとおよそ2時間後にオシッコとして排出されるので、寝る2時間前から水分を控えるのはOK。
・サメさんは家庭でできる対策はきちんと行っている。


◆夜尿症の原因
・夜間、という尿量を少なくする「抗利尿ホルモン」の分泌が少ない。
・ぼうこうがいっぱいになる前にオシッコが出てしまうが、本人が気づかない。

◆治療法
・薬の服用:尿量を減らす薬やぼうこうの働きを調節する薬などがある。
・アラーム療法:下着にセンサーを付けるとオシッコが漏れた瞬間に音が鳴る。その音で子どもが目覚め、オシッコを我慢することで次第にぼうこうにためられるようになる。


<ホゴシャーズ・にんじんさんの息子が治ったきっかけ>
小4の時、学校で友だちにおねしょのことを告白したら、意外にも「俺なんかしょっちゅう!」という答えが返ってきた。それからはおねしょを気にしなくなり、翌年の冬にはなくなった。

<大友先生の見解>
・夜尿症の子どもはよく眠れていない場合が多い。友だちの言葉を聞いて安心し、睡眠の質が向上したことが要因かも。睡眠の質が向上すると、尿量減らす抗利尿ホルモンの出方もよくなる。
・子どもがよく眠れるようにするめに、親は、子どもが寝る前に強く叱らないことも大事。



◇起立性調節障害◇

◆症状・・・朝起きられない、寝つきが悪い、食欲不振、めまいや立ちくらみ、頭痛、腹痛、起立による失神、イライラ、無気力など

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<専門家>
大阪医科大学・小児科医師 吉田誠司さん


<ホゴシャーズの戸惑い>
・最初は病気だと分からず、「なぜ朝起きられないの?根性で起きなさい!」と責めてしまった。
・無理やり力ずくで学校に行かせようとしてしまった。

<吉田先生の見解>
・起立性調節障害はまだ一般的に認知度が低く、医者の間でも知れ渡っているとは言い切れない。
・原因は、自律神経がうまく機能せず、起立時に血圧低下や脳血流の不足が起こること。
・思春期は自律神経のバランスが崩れやすくなっているため症状が出やすい。

◆診断方法
・寝た状態と立ち上がった状態で、血圧と脈拍の数値を測り、診断する。
・小児科や耳鼻科などで診断を受けることができる。

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◆治療法
・病気の原因や症状を十分に理解し、生活習慣を改善する。
・心の状態が症状に影響を与えるので、心理的ストレスを減らすことも大切。

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<ホゴシャーズの戸惑い>
・学校で理解してもらえないことがある。

<起立性調節障害の子どもの気持ち>
・体調が悪くて学校に行けなかった時には罪悪感にさいなまれ、自分を責めてしまう。
・体調の悪化で長期間休んでしまうと、勉強の遅れや友人関係が気になり、症状が落ち着いても学校に行きづらい。

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<吉田先生の見解>
・不登校の子どもの3~4割が起立性調節障害だと言われている。
・学校に病気のことを理解してもらえないと感じたら、「医師の診断書を提出」するのもひとつの方法。患者側から診断書を医師に依頼してもいい。

<ホゴシャーズ・カイツブリさんの娘の症状が改善したきっかけ>
診断書を学校に提出し、学校の理解を得た。しかし部活に居づらくなってしまったこともあり、転部させてほしいと先生に相談、演劇部に入ることができた。演劇に没頭しはじめたら、症状が和らいだ。

<吉田先生の見解>
・自分の存在を認めてもらえる「居場所」を作ることが大事。自己肯定感が高まり、つらい状況でも頑張ろうという気持ちにつながる。
・環境が整えば、高校生の間に治る子どもが多い。

<尾木ママからアドバイス>
・全国に起立性調節障害の「親の会」がある。そこで情報を共有し、親も孤立しない、励まし合うのがとても大事。ぜひ、親の会につながってほしい。




END

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30


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