2018年05月19日 (土)

はずかしい? 授業のダンス <番組内容>

運動会でも、体育の授業でも、さけては通れない”ダンス”!
でも子どもたちは、はずかしいと思う気持ちや苦手意識があるようだ。

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番組のアンケートでは、保護者たちの49%が
「授業でダンスを教える必要性がわからない」「学校の先生が教えられるの?」など
不安や疑問を持っていると答えた。

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スタジオでは尾木ママと7人のホゴシャーズ、そして振付稼業air:man(エアーマン)の杉谷一隆さんも加わって話し合った。

<ホゴシャーズの不安・疑問>
・自分もダンスが苦手だったので子どもがはずかしい思いをしたり、授業についていけなかったりすることがないようダンスの教室に行かせている。
・逆上がりや跳び箱ができるようになるほうが、子どもたちに達成感があるのでは?ダンスで何が得られるのか?
・運動会を楽しみにしていた息子だったが、花笠踊りの練習を一度休んだことでついていけなくなり「運動会は嫌」と泣いた。苦手意識から「ダンスが嫌・体育が嫌」となるのではと不安。
・そもそも学校でダンスを教える必要があるの?

<そこでまず見てもらったのは「学校で習うダンスの内容」>
・小学校で習うのは:
 「リズム系ダンス」リズミカルな曲で踊るほか、外国のフォークダンスや日本の民謡を学ぶ。
 「表現系ダンス」身近なものの動きをまねするなど、想像力を使ってストーリーを作る。

・中学生で習うのは:
 「創作ダンス」「フォークダンス」
 「現代的なリズムのダンス」(ヒップホップやジャズダンスなど)


<VTRを見たホゴシャーズの感想>

★メリット
・タコの動きをまねするのもダンスなら、表現力がつきそう。

★不安・疑問
・ヒップホップなどは、できる子とできない子の差が大きそう
・小学校1年生のときは、学童のダンスサークルで楽しく踊っていた息子が、2年生の終わりに「人前で踊るのがはずかしいからやめる」と言い出した。


<保護者としては、子どものはずかしいという気持ちも分かるので、無理に踊ってほしいとも言いにくい。どうしたらいいのか。>

体育の授業の内容を研究・提案している松田恵示さん(東京学芸大学 副学長)と、その指導法を現場で実践している中学校教師の2人に話を聞いた。

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中学校教師の意見
・生徒が「ランニングマン」「クラブステップ」など高度なステップをカッコよく踊らなくては!と先入観があるのでは?

振付稼業air:man杉谷さんの意見
・カッコ良く踊らなくてもいい。自分の仕事で考えると、バンドマンのPVに振り付けをすると下手でもおもしろい、楽しそう。そういう踊りのパワーはすごい。

松田教授の意見
・うまい・へた、できる・できないという概念を忘れないと、はずかしさは消えない。
・はずかしいということは、見ている人を初めて意識するとういことでもあり、実はコミュニケーションのきっかけとしては大事。
・ダンスは遊び。本当におもしろくて遊んでいる状態は、すごく主体性がある状態なので、結果的にリズム感がつく・おもしろいことを探れる力がつくなど、いろんな成果があらわれる。


<「楽しむことができれば成果があらわれる」と先生達は言うけれどはずかしい気持ちがあるのにダンスを楽しむことはできるの?>

番組では、踊ることが「はずかしい」「苦手」という子どもたちにダンスの授業をうけてもらった。教えてくれるのは横浜市の小学校で教えている土谷先生。「全日本ダンス教育指導者コンクール」で入賞したこともある。

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土谷先生は、遊びやゲームにダンスの「表現」を加えるという手法で教える。
 ◆○○のまねをしながら「鬼ごっこ」(※ロボットのまね、など)
 ◆「だるまさんが○○した!」(※寝てしまった!など)」
 ◆リズムに合わせてサイコロを渡していくゲーム

子どもたちは、はずかしがらずにアイデアを出して表現し、楽しくステップを踏んでいた。


<VTRを見たホゴシャーズの感想>
・子どもたちがすごく輝いていた。
・みんなで同じ動きで踊るのがダンスだと思っていたが、表現遊びから入るのは親しみやすい。


振付稼業air:man杉谷さんの意見
・運動神経がいい人ならリズム感がいいかわけではない。
・ダンスは「コミュニケーションツール」だととらえたほうがいい。うまく踊れない、リズムがうまくとれない、というのは度外視してほしい。
・踊るのが苦手でも、アイデアを出すのが好きであれば「振り付け師」の才能があるかもしれない!


尾木ママの意見
・表現をすることは、とても大事なこと。
・学校でも、みんなとダンスを揃えることを指導するよりも、子どもたちがいきいきと輝く授業にしていくといいと思う。



<先生についてのホゴシャーズの不安・疑問>

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・ヒップホップなどのジャンルは特に難しそうに感じるが、学校の先生が教えられるの?
・ダンスが苦手な先生もいるのでは?

 

<そこで、ダンスが苦手という先生がどんな授業をしているのかVTRを見てもらった>

・葛西中学校の永田先生は、ソフトボールなどは得意だがダンスが苦手だった。
・永田先生が指導する生徒たちの練習を見せてもらうと・・・
ヒップホップのステップや、ちょっと難しいダンスに挑戦していた。
生徒たちは、自分たちで教え合い、楽しそうに学んでいた。
・実は永田先生、「自分たちで考える力」を大切にしていて
生徒同士が教え合えるように時間の配分やグループ分けなどを考えている。

生徒たちの意見
・最初はダンスはイヤだったけど、楽しんでる人を見ていたらおもしろくなった。
・教え合うと、教える側も教えられる側もできるようになる。

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尾木ママの意見
・教え合うと、教える側は何の得にもならないと大人は考えがち。
しかし「なんで伝わらないんだろう」と深く考えたり、相手の立場に立って考えたりすることで、すごく成長する。

振付稼業air:man杉谷さんの意見
・ダンススクールは、ダンス「を」学ぶ(技術)
授業のダンスでは、ダンス「で」学ぶ(コミュニケーション力など)


<最後に振付稼業air:manのみなさんと踊ろう!>

・尾木ママと子どもたちが、番組オープニング曲に合わせてダンスを振り付け。
・「ウワサ」「フクロウ」ってどうやって表現する?子どもたちからもたくさんのアイデアが!

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上手に踊れなくても、楽しくコミュニケーションできるのがダンス。
みなさんは、どう感じましたか?


(ディレクターK) 

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:54


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