2018年01月13日 (土)

どう伸ばす?コミュニケーション能力 <番組内容>


テーマは、「どう伸ばす? コミュニケーション能力」。

価値観や考え方の違う人との関わり合いが求められる現在、「コミュニケーション能力」の必要性が高まっている。

スタジオには「子どものコミュニケーション能力が心配」というホゴシャーズが。

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<シャイ過ぎる? 大人と話せない子どもたち>

病院で先生に症状を聞かれたが黙り込んでしまったハナミズキさんの息子・ミズキくん(小5)。

イタチさんの娘・ミウちゃん(中2)は、部活に禁止されているスマホを持ってきた理由を先生に何度も聞かれたが、答えられなかった。

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どちらのケースも、親が子どもの代わりに答えたというが、やはり子どもたちのコミュニケーション能力は落ちているのか…?


<親が分かってあげ過ぎ?>

演劇を通じてコミュニケーション教育に取り組む、劇作家・演出家の平田オリザさんに聞いた。

「子どものコミュニケーション能力は下がっていないが、コミュニケーションの機会が減っている」
「単語でしゃべるだけでも親が子どもの言いたいことを分かってあげてしまうため、文章で話す力が身につかない子が出てきている」

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子どもたちでなく、親の関わり方や環境の変化に原因があると平田さんは言う。
子どもたち本人にも話を聞いてみた。

病院で黙り込んでしまったミズキくんは・・・、
「自分が聞かれているとは思わなかった」。
大人に自分の意見を言うのが苦手なミウちゃんは・・・、
「お母さんに言い返されるので、意見を言うのをあきらめた」。

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これを受け、イタチさん
イタチ「私も聞いてるつもりではいたけど、つい、それは○○なんじゃない?と言ってしまうので、押しつけられてると思ってたのかな」


<「自己主張」と「空気を読め」の矛盾を自覚しよう>

いよかんさんの息子・リクトくん(小3)は、大の魚好きだが、話し始めると止まらなくなり、友だちに引かれてしまうことも。
いよかんさんは、リクトくんにもっと空気を読んで、うまく会話できるようになってほしいというが…。

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リクトくんに聞くと・・・、
『どこまで空気を読めばいいか、正直分からない』。

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子どもにもっと「自己主張」してほしいハナミズキさんとイタチさん。
一方、「空気を読む」ことを要求するいよかんさん。
親によって子どもに求めるコミュニケーション能力が違うようだが…。

平田オリザさんは、
親が『自己主張』と『空気を読む』ことの矛盾を自覚していないことが子どもを混乱させていると指摘する。
親はその矛盾をまず自覚し『切り替えられる』能力を子どもに身につけさせることが大事だという。

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ハナミズキ
「これまで空気を読みなさいと育ててきたのに、急に自己主張しなさいと言われれば、息子も混乱したはずだ」

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<家庭でコミュニケーション能力をどう育む?>

ネクタリンさんの娘・ラナちゃん(小6)は、
小さい頃から自分の気持ちを表現するのが苦手だったというが、
ある取り組みを続けたことで、変わることができた。

学校から帰ってきたラナちゃんをキッチンに呼び寄せたネクタリンさん。
ありふれた親子の会話のようだが、ひとつ大事なルールがある。
それは「大人は聞き役に徹し、子どもの意見に決して反論しない」こと。
名付けて、「バーBBA(ババァ)」。
何を言っても反論されないという時間を設けることで、
ラナちゃんは、自分の気持ちを言葉にできるようになった。

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<親が聞いてあげたら「聞ける子」にも>

「バーBBA」を続けることで、ラナちゃんには「話す」能力だけでなく、相手の話を「聞く」能力も身についたそうだ。

尾木ママも、
「お母さんの聞く姿勢を子どもが見て学んだ。コミュニケーション能力の幅が、ぐーっと広がっている」と評価した。


<分かり合えないことからはじめよう>

最後に平田オリザさんからアドバイス。
「人はそもそも分かり合えないもの。
でも、少しずつ分かり合えるようにするものと考えると楽になる。
『伝わらない状態』と『少しでも伝わった喜び』がセットとなりコミュニケーション能力は育っていく」

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尾木ママ
「自分に自信が持てれば、コミュニケーションはできるようになる。
落ち込んだり責めるよりも、通じなくて当たり前だというところから入った方がいい」

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コミュニケーション能力は、失敗や成功を積み重ねながらゆっくり育つ!


END

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:54


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