2017年07月29日 (土)

留守番する子の本音 <番組内容>

ある調査によると、小学生の子どもを持つ親の74%が「子どもを1人で留守番させたこと」があり、その38.9%が「1日2時間以上留守番させて」いる。

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子どもに留守番させている親の多くは、「留守中に何をしているのかわからない」「防犯・防災上も心配だ」「子どもに寂しい思いをさせている」などの悩みを抱えている。

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今回は、子どもに留守番させている親たちに加え、留守番をしている子どももスタジオに集まり、留守番することについての悩みを本音で語り合った。

<留守番させている親の気持ち>
★何しているんだろうなって思う。「宿題やっておいて」とか「上履きを洗っていてね」とかお願いしても、やってないんですよね。
★子どもに対して罪悪感とか申し訳ないという気持ちはない。留守番している時間が、子どもの自立につながるかな…でも、現実はそんなこともないなあと思っている。

<留守番中のルールを守れない子ども>
ラッコさんの家は両親共働きのため、子どもたち(小4男、中1女)が家で留守番していることが多い。特に小4の男の子は、親が帰ってくるまで3時間半くらい留守番している。

☆留守番中のルールその1「友だちを家に入れないこと」
 →実際には入れちゃっている。

☆留守番中のルールその2「おやつなどを食べすぎないこと」
 →最近、食べすぎて太ってしまった。

留守中の様子を見てみると…この日もインスタントラーメン、プリン、リンゴを食べている。これじゃあ太るのも仕方ない!?

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この子の行動についてスタジオの子どもに聞くと、みんな「食べたい!」と答えた。中には「注意する人がいないので、つい“もうやっちゃっていいかな”って思っちゃう」子も。

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<留守中、友だちを家の中に入れてもOK!?>
留守番中のルールで、親が最も悩んでいるのは「家に友だちを入れることを許すかどうか」ということ。
★家のものが何かなくなったとき、友だちを疑ったり親同士でやりとりするのがイヤだ。
★将来的に、子どものたまり場になってしまうのもイヤ。
★家の中のカーテンやソファなどで遊び、事故があったら困る。
中にはOKという親も。理由は・・・
★家の中でゲームをしているだけなので、そんなに汚されたりしない。
★外に出て遊び、どこに行ってるのかわからないよりは、トラブルの心配が少ない。

<親に黙って、インターネットに動画をアップ>
カカオさんのお宅では、最近こんなトラブルがあった。

☆ユーチューバーに憧れている小5の男の子が、親に内緒でユーチューブに個人チャンネルを開設。3ヶ月間に49本もの動画をインターネット上で公開した。
☆動画の中には、男の子の顔や名前などの個人情報や、家の中の様子が無頓着に含まれている。
☆ママ友に教えられてカカオさんは初めて動画の存在を知り、ビックリして子どもと話し合った。動画は全て了解のもと削除したが、投稿禁止になったことについては子どもは不満に思っている様子。

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★(子ども)投稿すると、学校での知名度が一気に上がる。(動画を)見ている人が「もう撮らないの?」と待っていてくれているのに…

動画投稿のリスクについて、SNS運営会社の小木曽健さんによると・・・
「動画から家や学校を割り出して、見知らぬ人が(いたずらしようと)やって来てしまう可能性がある。動画には多くの情報が含まれていて、映り込んでいる教科書や体操着、窓の外の風景などからもいろいろなことが分かってしまう」とのこと。

あるホゴシャーズからは「動画を撮るのは問題ない。ウチは仲間内で見て楽しんでいて、インターネットにアップしなければいい」と語る。

★(尾木ママの意見)ルールというのは、社会で生活している以上は絶対に必要。でも、子どもたちにとっては「お母さんにルールを押しつけられた。勝手に決められた」という気持ちがあると、本能的に破りたくなるもの。だから、ルールを一緒に作るとよい。3日くらいやってみて、もう一度検討し直すというように、一緒にルールを作り上げることがすごく大事。

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<留守番している子どもの気持ち>
よく留守番している子の本音を聞いてみた。
★留守中はテレビを見ているだけ。シーンとしているから、寂しいなと毎日思っている。
★ママが出かけているときは話せないから、寂しい。
★暇!なんか、ため息をついちゃう。(飼っている)猫と話してる。
中には「友だちが、僕の家の近くのマンホールから人が手を振っていたと言っていて、超不安になってきてる。家の中で電気全開にして、誰もいないか確認して、2階は暗いから行かないようにしている」と告白する男の子も。

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「ふだんは『寂しい』なんて言わないし、大丈夫って言ってたのに…」という親に、尾木ママは「親に心配かけたくないという思いや、男の子だから見栄張っているところがあるのかも」と指摘。さらに「マンホールから何かが出てきたっていう話は、子どもの不安な心理がすごく反映されている」と語る。

一方、留守番する子に「親がいて良かったと思うことは?」と聞くと…
★つまんない話でも、話し相手になって聞いてくれる。
★ケガしたら、電話で「大丈夫?」と心配してくれて、すごくありがたいなって思う。
★「お母さんは仕事が一番じゃなくて、あんなちゃんが一番だよ」と言ってくれたのがうれしい。
という答えが返ってきた。
発達心理学が専門の、埼玉大学教育学部・吉川はる奈教授に子どもへの接し方のポイントを聞くと、
☆留守中は手短でいいので、こまめに連絡を取ると子どもが安心する。
☆そのとき、「今から帰る」といった“業務連絡”だけでなく、「大丈夫?」などと親の気持ちを添えるとよい。
☆帰宅後は「宿題やったの?」などと子どもに畳みかけてしまいがちだが、まずは子どもの話を聞いてあげよう。 

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最後に尾木ママは
☆30分でもいいかた、子どもと特別に向き合った時間を作るといい。
☆留守中に連絡するときは、メールなどだけではなくて、電話で「どうしてる?」と生の声で伝えることも大事。 
と語った。

(ディレクターK)

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:54


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