2017年06月17日 (土)

子どもの発達障害Part4 どうする?進学・就職 <番組内容>

テーマは「発達障害のある子どもの将来」。 

番組に届く悩みの声には
「障害を認めたら進路が閉ざされてしまうのでは?」
「将来、ちゃんと自立できるのか?」 など、進学や就職に不安を抱くものが多かった。

4091.png   4092.png


スタジオには、発達障害のある子どもが「高校進学を控える」「大学に進学」「新社会人」という親や、息子・自分・父親と親子3代で学習障害だという親が集まった。


【将来が不安で前に進めない…】
「見えにくい障害」と言われる発達障害。
悩みを相談できず、抱え込んでしまう親が多い。 

トパーズさんの息子は、昨年、自閉スペクトラム症の診断を受けたが、そのことを夫に知らせられずにいる。
なぜなら夫は、息子が診断を受けることに激しく反対していたからだ。

4093.png


「障害と認めたら、それを一生背負っていくことになる」と夫は言うが、障害に向き合わないままでいいのか?進学や就職はどうなるのか?不安のなか、トパーズさんは前に進めずにいた。

尾木ママは、「将来のことが不安だからこそ“ふつう”にこだわってしまう」と夫に一定の理解を示しつつ、トパーズさんが「診断」という一歩を踏み出したことや、それ以来、息子に対して寛容になれたことを評価。
「お母さんの変化が必ず息子にも旦那さんにも波及する」と強調した。


【義務教育後の進路は?】

4094.png   4095.png

義務教育後の進路にはたくさんの選択肢があるが、そのなかから子どもの特性に最も合うものを選ばなければならない。
昨年、「障害者差別解消法」が施行され、学校でも障害がある子への対応が求められるようになったが、高校での支援体制はまだ十分でなく、取り組みは始まったばかりだ。

ホゴシャーズからは、さまざまな悩みや意見が出された。

<タンポポさん> 中3息子(自閉スペクトラム症)が公立高校を受験予定
・「中学卒業後のことは、情報が入ってこない」
・「障害のことを受験する学校に言ったほうがいいのか迷っている」

それに対し尾木ママは、
・「不安があるなら学校に言うべき。障害を理由に排除されることは法的にはありえない」
・「高校での支援充実はまだこれから。先生と一緒に前進していく姿勢が大事」 

<フラミンゴさん> 18歳の息子が私立高校を卒業し新社会人に
「子どもに選択させることが大事。高校も自分で決めさせたら、多少の困難はなんとかするようになった」

4096.png


<カバさん> 中3息子(学習障害)が高校進学を希望
・「学習障害は、読み上げてもらわないとテストが受けられない。受験のときも学校に対応をお願いするつもり」
・「受験に失敗しても他の人生がある」

尾木ママもカバさんの意見に同意。
「一般的な全日制高校の普通科にこだわるよりも、その子の特性に合うところが一番伸びる場所」

4097.png



【困ったら頼る メンドリさんとやすし君】
中1で自閉スペクトラム症とADHDの診断を受けたやすし君は、今年、私立高校を卒業し、大学の史学科へ進学した。
学校にいけなくなった時期もあったが、相談室に頼ったことで事態が好転した。以来、「悩みは抱え込まずに誰かに頼る」ことを心がけてきた。
やすし君は、大学生活への不安も「相談すること」で乗り越えようとしている。週に1度は、大学の相談室に通い続けるつもりだ

4098.png

「相談すること」を続けるなかで、やすし君のなかに「自立」への意識も芽生え始めた。


【自立のために親は?】
「いまの息子があるのは100%周りの方のおかげ」と断言するメンドリさん。息子の成長が頼もしい一方、将来に不安がないわけではない。

4099.png   40910.png

 中学卒業後、就職したカバさん。
周囲の理解がなく苦労もあったというが、息子には、自分の人生は自分で切り拓く力強さを身につけてほしいと考えている。

40911.png

尾木ママ「子どもに自己決定させていくことで、自己肯定感の高まりにもつながる。その積み重ねが自立につながる」

40912.png

悩んだら、抱え込まず相談しよう。誰かに頼ろう。それが自立に続く道!


(ディレクターS)

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:54


page top