2016年07月15日 (金)

ちゃんと知りたい!イスラム教徒ホゴシャーズ登場 <番組内容>

今回のテーマは「ちゃんと知りたい!イスラム教徒ホゴシャーズ登場」。

イスラム教徒(このあとはムスリムと表記)ホゴシャーズが、日本人ホゴシャーズの疑問に答えるという今回の企画。
外国出身者3人と結婚をきっかけに改宗した日本人2人の合計5人のムスリムホゴシャーズ、そして、子どもの知り合いにムスリムがいるというおなじみホゴシャーズ2人が語り合った。

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【日本でイスラムへの関心が高まっている背景にあるもの】

・昨年1月に起こった過激派組織IS=イスラミックステートの事件以降、イスラム関連のニュースが目立つ。
そのため、大人も子どももイスラムへ関心を寄せるようになった。

・日本で暮らすムスリムの数はこの30年で20倍に増加。日本の学校に通うムスリムの子どもの数も増加傾向にある。
現在、モスクは全国に80か所以上。

⇒全国のモスク(イスラム教寺院)には「どのような宗教か」という問い合わせが殺到、中高生の訪問者も増えている。
もはやムスリムは遠い存在ではない!

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【おなじみのホゴシャーズからの声】

・娘の中学校にムスリムの子どもが入学してきた。どう接したらいいのか分からない。
・地域の活動にムスリムの親子が参加。どういう人たちかちゃんと知りたい。
・怖いイメージがあるが、偏見をなくしたい。


【ムスリムホゴシャーズの悩み】

・子どもがイジメやからかいを受けることを恐れて、ムスリムであることをひた隠しにしている。
・社会科の授業で世界史や現代社会などイスラムの話題が出てくる科目を嫌がる。


【ムスリムの子どもたちの本音】

・ISと自分の信じているイスラムという宗教が結びつけられるのがイヤ。耐えられない。
・SNSによってムスリムへの悪口がドンドン広がっている。
・ムスリムも同じ人間。普通に接してほしい。

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★尾木ママの意見★

・教育の責任は大きい。教師が子どもたちの偏見を正せないことが問題。
・教師が事実を知り、子どもたちをフォローすることが重要。


【一般のムスリムはISのことをどう考えているか】

中東やイスラムを専門とするNHKの出川解説委員に聞いたところ…
・ISなどは、コーランなどイスラムの教えを極めて極端に解釈し、ねじ曲げていると一般のムスリムは考えている。
・確かに『イスラムの敵やイスラムの教えに背くものと戦え』と書かれてはいるが、異教徒や宗派の異なる人々を虐殺したり、暴力で支配したりすることは、イスラムの本当の教えとは相容れないと感じている。


【事前アンケートでムスリムではないホゴシャーズから多く寄せられた疑問】

〈1〉 学校での礼拝はどうしてるの?
→1日5回礼拝することが望ましいと聖典「コーラン」にあるものの、わが子に学校で礼拝するよう強制するムスリムホゴシャーズは誰もいなかった。
→子どもが自らの意思で「学校でも礼拝をしたい」と言った場合は、学校に相談の上、屋上に続く階段の踊り場や校長室など、あまり目立たないところで礼拝を行っている。
→礼拝しているところを見かけたときはそっとしておいてほしいとのこと。

〈2〉 女子は学校でも頭にスカーフをかぶるの?
→「コーラン」には「あなたの美しいところを隠しなさい」と書かれているものの、「スカーフをかぶりなさい」とは書かれていない。
ただ、ムスリムは髪を美しいものと解釈しているため、スカーフをかぶる人が多い。
→ザーラーさんの場合:女子は初潮が訪れたらスカーフをかぶると解釈している。
公立の小学校に通う小4の娘は練習の意味でスカーフをかぶって登校。練習だから、娘がスカーフをはずしても気にしていない。
 →ナスリーンさんの場合:高1の娘はふだんスカーフをかぶっていない。モスクに行くときだけマナーとしてかぶる。
娘の友人でいつもかぶっている女子はスカーフも含めてファッションをコーディネートし、オシャレを楽しんでいるという。

〈3〉 断食の時はどうしてる?
→ムスリムは1年に1回、1か月間断食を行う。ずっと飲まず食わずなわけではなく、日没から翌朝の日の出までは飲食OK。
→飲食が許されている夜の間は毎日がパーティー状態。友人や親戚を訪れたり、反対に自宅に来たりして共に食事を楽しみ近況を報告し合う。
→子どもたちも断食を楽しみにしていて、みずからも断食したい気持ちでいっぱい。
でも、また成長過程にあるので無理はさせられない。親は子どもが何日断食できたかを前の年と比べ、子の成長を感じるという。


【反抗期の息子が不良になったらどうする? ~ヤスミーンさんの場合~】

・次男が中学生のころ不良仲間とつるむように。
・ある朝息子の部屋に行ったら、前日まで黒かった髪が金髪に。驚いて腰を抜かした。
・それでもヤスミーンさんはイスラムの教えの通り、息子に接し続けた。

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【子育てで困ったときのイスラムの教えとは?】

・何ごとにも忍耐強く向き合う
・怒らない
・子どもの考えを尊重する
⇒ヤスミーンさんは・・・
・息子が帰宅した後、深夜に時間をかけて話し合った。
① 息子の言い分をじっくり聞く。
② 自分の正直な気持ちや意見を冷静に、何度もねばり強く伝えた。


★尾木ママの意見★

・子どもの話を聞き、親の思いを伝えるという親子のコミュニケーションはとても大事。でも、今の日本人には少なすぎる。
⇒親子のコミュニケーションの時間を作る努力を!


【ヤスミーンさんの息子の本音】

・自分のことを見守ってくれている母に対して「味方はいる」と実感。
・親の意見を聞き入れた背景にもまたイスラムの教えが。
⇒「親を敬え」というイスラムの教えに従い行動する両親の姿を見て、おのずと親を大切にする心が育っていた。

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【ムスリムの子どもに対する考え方】

・子どもは預かりもの。
・子どもだから怒っていいというのは間違い。


★尾木ママの意見★

・日本の親は子どもは自分の所有物だと考え、支配的になってしまうことが多い。
・親は子どもを一人の人間として尊重することが大切。
・いろんな価値観や考えの人たちがお互いに交流しながらアイデアを出し合い、新しい子育てのカタチを模索しよう!


【ちゃんと知りたい!ムスリムホゴシャーズ登場 まとめ】

・ムスリムホゴシャーズが子育てで大切にしていることは「子どもの考えを尊重し、忍耐強く向き合う」こと。
・異文化の中にも子育てのヒントがいっぱい。興味を持ってみたら糸口が見つかるかも!

 

(ディレクターS)

mo

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:54


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