2016年05月20日 (金)

いじめ パート1 子どもにどう向き合う? <番組内容>

今回のテーマは「いじめ パート1 子どもにどう向き合う?」。

いじめをうけて、子どもが不登校になったり、自殺に追い込まれたりするケースが後を絶たない。
親としては、早めにわが子のいじめをなんとかしたいが、番組アンケートでは、「いじめられたことを親に話したくない」という子どもが70%もいた。

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その理由には
・親を心配させたくない。
・いじめられたことが「みじめ」だから、親に知られたくない。
・親に言うと、エスカレートすると思ったから
などという子どもの気持ちがあった。

対する尾木ママのメッセージ
「子どもの小さな変化を観察すること。」
子どもは心配させるといけないからと思っても、朝食時のお箸の運びがいつもより遅いとか、「いってきまーす」っていう声が小さいなどの変化がある。

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そこには、ふだんから何でも話ができるような親子関係を築いていることが大事。
いじめがあったときだけ、「どうしたの?どうしたの?」と聞いても、言いたくない気持ちになるかもしれない。

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次に、番組では、いじめがあると気付いた時、親はどう子どもに接すればいいのかデメキンさん親子のケースから考えた。

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【デメキンさんの長女、きょうかさん(大学2年生)】
・小学2年生から中学3年生まで、ずっといじめらていた。
・家で無意識に髪の毛を抜いていた。
・肌がぼろぼろになるまでかきむしっていることもあった。

【いじめを受けていた娘に対し、当時の母の気持ちは…】
「いじめっ子たちにに負けるな!やったらやり返せ!」
娘に強くあってほしいという思いが強くなり、ついつい口うるさくなってしまった。
「もっと強く言い返せばいいのよ」「言い返せるものなら、言ってやればいいじゃないの」
など、母としてのアドバイスが1つでも効けば、娘がいじめから抜けられるのでは…と思い、毎日励まそうとしていたという。

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【スタジオでは他のホゴシャーズたちもその親の気持ちに同調した】
すずらんさんは、
「子どもからいじめの話を聞いていると、だんだん親まで責められているような感覚になって、ちょっと子どもに当たるような『あなたがここを直したらいいんじゃないの?』という発言をしてしまう。親の気持ちもぐちゃぐちゃになってきちゃう」
と語った。

【一方、デメキンさんの娘、きょうかさんの母に対する気持ちは…】
・(母が)すごく考えてくれているのもわかっていたが、自分自身の内面的な問題だと考えていたので正直関わってほしくなかった。 
・励ましについても、思春期特有の「うるさいな」みたいな思いがあったし、いじめについて“話し合い”みたいになるのが嫌だった。

8年間もいじめられたきょうかさんが、一番つらかったのは、中学校の2年生の時。
幼少時代に仲がよかった友だちからいじめられていて、家に帰って、今日1日あったことを思い出して
「今日はナニナニちゃんとナニナニちゃんに無視された。夕方にもナニナニちゃんに無視された…。前はすごく仲よかったのに、今はどうしてこうなっちゃったんだろう」
と、むだに考えるようになってしまって、答えが出るはずもないのにずっと考えてしまうのがつらかったという。

【そんな時、きょうかさんを支えてくれたものとは…】
1つは、本。

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熱い本を読んで、主人公たちの気持ちになって、自分とは違う人物になって、その1日は終える。
続きが気になる状態にして、自分の気持ちをつなぎとめていたという。

「家では、いじめのことをただ忘れたかった…」

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そして、きょうかさんを支えてくれたものがもう1つ。
帰ったら、家に母親がいて
「おかえり」っておいしいご飯が出てきて、「今日買い物でね」っていう、どうでもいい話。
家族との楽しい食卓と、笑顔が一番の支えだったと語ってくれた。

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きょうかさんは、いじめのことを、親から根掘り葉掘り聞かれるのではなく、日常のことを家族と2、3話すだけで、いじめだけで世界が構築されてるわけじゃないっていうことにふと気づけたという。

スタジオではいじめへの考え方について話し合った】
〈1〉 親にできること
「いじめ」…人間らしい心を傷つける行為
      人権侵害
・いじめる行為は、とても非人間的だということを、親が子どもに日常生活の中で表現していかなければならない。
・ドラマやニュースをみながら、親が「こんなのママ許せないわ」「嫌ね」という感情表現をしっかり子どもに見せる。
そうすることで、人間らしい心を傷つける行為は許されないという価値観を子どもも考えることができる。

〈2〉 親の考え方・受け止め方
実は、いじめが陰湿化した時代に育ったホゴシャーズ。
その「いじめの受け止め方」に問題があるかもしれない。

親自身も子どもの頃に、
「いじめられたほうにも非があるのではないか…」と思ってしまったというホゴシャーズ。

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親が「いじめた側が悪い」と強く認識することが大事。
そうすることで、子どものいじめにもきちんと向き合うことができる。
親が子どものいじめときちんと向き合うためには、自身の子どもの頃のいじめと向き合うことも必要かもしれません。

パート2では、いじめられた子どもを元気にするために、親ができることを考えます。
 

(ディレクターK)

 

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投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:54


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