番組内容

2019年12月07日 (土)

気になる!先生の働き方 <番組内容>

今回のテーマは「先生の働き方」

街で子どもたちに聞いてみると・・・
「いつも汗をかいている!朝4時に起きるって言っていた!」
「大きな行事のときがすごく忙しそう!」
「夜10時半までやっていたって!」

どうしてそんなに忙しいのか?
父親が現役の先生というブルゾンちえみさんと、教育社会学者の内田良さんといっしょにとことん考えます。

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<尾木ママの考え>
先生の働き方の問題は、学校の先生の問題だけでない。教育の質に大きくかかわっている。



◇先生の一日に密着!◇

大阪市の公立中学校で働く吉田正成先生の一日に密着した。

朝7時15分、生徒が登校する1時間前に仕事開始。ひととおり事務作業を済ませると、学校に行きづらいという生徒の家に向かった。
朝8時45分1時間目開始。美術が専門の先生、授業は1日平均3コマほど。ほかの教科と比べると少ないが、授業の前後にやらなければならない作業が多いという。
さらに、職員室に戻ると事務作業が…。
先生たちには、生徒指導や安全管理など学校を運営するための仕事も割り振られているのだ。
さらに、帰りの会を終えた4時からが一段と忙しくなる時間。部活、生徒会、事務作業と仕事を終え、終わったのは6時。

家に帰っても一部作業をする吉田さん。
「教師という仕事は、生徒のことを考えたら結局やってしまう職業」と思っている。

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<専門家・内田良さんの考え>
吉田先生の一日は標準的な一日。小学校・中学校で在校時間だけで11時間から11時間半というのが文部科学省の調査のなかでも明らかになっている。


<尾木ママの考え>
全体として教師に対する管理が強まっている。アンケート調査や報告業務など事務作業が増えている。
一方、大切な保護者対応にかける時間や、職能開発にかける時間は国際比較調査をみても少ない。


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◇働き方に大きな影響を与える教育を取り巻く環境の変化◇
さらに、先生の働き方に大きな影響を与えているのが、学校を取り巻く環境の変化だ…。


<尾木ママの考え>
この10年から15年で外国籍の子や、発達障害といわれる子、不登校の子が増えてきた。
さらに、いじめの認知件数も増加し、減っているところは何もないように感じている。



◇環境の変化に対応していくための課題◇

神奈川県横浜市では環境の変化に対応するため、ある取り組みを行っている。670人の子どもが通う日枝(ひえ)小学校。この学校で外国籍や外国にルーツをもつ子どもたちは全体の2割。中国やフィリピン、ロシアに韓国など12か国に及ぶ。教員歴33年の齊藤光世さんは、「児童支援専任教諭」という仕事を担当している。児童支援専任教諭は、不登校やいじめ、言葉の壁によるトラブルなどあらゆる困りごとを支えている。

学校に来ていない子の家庭に出向いたり、元気のない子のケアにあたったり…。
齊藤さんは、「どの家庭にどこまでケアしていくのかが難しい」と語る。


校長の話「社会でいま抱えている問題を、学校がすでに抱え込んでしまっているような状況。福祉的なことや、医療的なことも含めて、全部担ってしまっている状況。そういうところに対して、人的なものや、予算配当などが、まだまだ不十分だと感じる」

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児童支援専任教諭は、事例を報告する検討会を行ったり、警察・児童相談所・地域の方と連携して問題の解決に当たったり、さまざまな取り組みを行っている。


保護者とゲストのブルゾンちえみさんの意見>
・保護者としても児童支援専任教諭のような先生がいると、相談しやすいし、話しやすいと感じた。
・児童支援専任教諭のような先生がいると、先生の負担も変わってくるから、必要と感じた。

一方、こうした先生に来てもらうためには予算的なものが必要かも…。

<尾木ママの考え>
・やはりさまざまな仕組みを行うためにも予算は絶対的に必要。日本はOECDの加盟国のなかでGDPに占める教育予算の割合が最下位。これは大きな問題!

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◇動き始めた働き方改革◇
・今年1月の文部科学省の中央教育審議会でも議題になった教員の働き方改革。
1月の残業時間の上限目安45時間、変形労働時間制の実施などとならんで取り上げられたのが、地域・保護者との連携をうながすこと。登下校の対応や夜間の見回り、お金の徴収などはボランティアや保護者、教育委員会など学校以外が担うべきとの考えだ。

<ホゴシャーズの意見>
・PTAのなり手もいないなかボランティアでいるのかなと不安に感じる

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◇愛知県・北名古屋市の取り組み◇
愛知県の北名古屋市では、自治体が予算を組み、ボランティアを手配するコーディネーターを有償で雇い、学校に配置。コーディネーターは先生たちが必要とする仕事に、適した人を探し出す。コーディネーターが責任をもって適した人を連れてくる仕組みができあがっている。

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<尾木ママの考え>
教育は未来への投資。子どもたちの幸せ、親の幸せに加え 国家の命運もかかっている。
ここには予算が絶対的に必要。国民的な世論にしていくことが大切だと考えている。

 

 

END

*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:25 | 固定リンク


2019年11月30日 (土)

シリーズ 虐待を防ぐには(4)「児童相談所~子どもの一時保護~」<番組内容>

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前回に引き続き、児童相談所について考える。

児童相談所は、親の意思にかかわらず子どもを一時保護する権限を持つ。
思わぬタイミングで子どもと離れることは、保護者としてはつらいことでもあるが、子どもにとってはどうなのか。

そこで、一時保護された経験がある子どもの話に耳を傾けた。




 <VTR1>

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スタジオにきてくれたオクラさんの娘、さきさん(仮名・中学1年生)が一時保護されたときのことを取材させてもらった。

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さきさんは、父親から毎晩 どなられていたという。
「読んだ本を片づけろ!」「スマホを出しっぱなしにするな!」「制服を脱ぎっぱなしにするな!」

父親は、怒りのスイッチが入ると、何十分もどなり続け、母親がいくらやめるように言っても、エスカレートするばかり。

さきさん「全部“心にくる”みたいな。体じゃなくて、気持ちが傷ついていった感じ。
毎日、お父さんが帰ってくるのが怖いとか、お父さんが帰ってきたらどうしようとか、気が重くなる。お父さんが帰ってくるから、夜が一番怖い。何回も死にたいと思って。
自分も死にそうで怖かったけど、いつ私がお父さんを殺すかもわからないし、一番怖かったのは自分が死ぬよりもお父さんを殺してしまうこと。」

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そこまで思いつめていることは、母親にも言えず、2年近く、ひとりで我慢した。
さきさん「これ以上もう我慢すると危ないかなと思うときがあって。もう助けてほしいみたいな。」

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そしてある夜、学校の連絡帳に「お父さんのいる家にもう帰りたくありません」と書いた。
翌日先生に提出すると、学校が児童相談所に連絡。

その日のうちに訪れた児童相談所の職員にさきさんは3時間かけて、父親とのことを話した。
職員は優しく話を聞いてくれたという。

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さきさん「今日は家に帰れますか?帰りたいですか?と聞かれて、
『お父さんの顔を見るだけで怖い』って言ったら、『ちょっと保護しますね』って、
児童相談所に行きましょう、と言われた」
 

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一時保護の施設では、個室にひとり。
初めての場所で、さらにその日の夜、大きな雷が鳴っていて怖かったというが、お父さんがいるよりは安心だったのか、眠ることができたという。
 

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さきさんが一時保護施設にいたのは2か月。

母親のオクラさんは児童相談所から、「さきさんを家に帰すには安全な環境が必要」と言われ、自治体の窓口や地域の人を訪ね、相談して回った。

そして、夫と別居することを決断。
一時保護は解除され、さきさんは、家に戻った。

さきさん「今が一番幸せ。先生に相談してなかったら、自殺を考えていたかもしれないし、お母さんがいなかったら、こういう生活ができていない。
命の恩人だと思っているし、全部お母さんに感謝している。」


 

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<スタジオの保護者は・・・>

虻川美穂子さん(北陽)
携帯そこに置くなとか、服そこに脱ぐなとか言いがちなこと。
その延長で自分の娘が自殺まで考えているなんて。

ホゴシャーズの感想
中一の娘も似ていて、毎日夫の悪口を言うし、夫が帰って来る頃になると「気が重い」とかオクラさんの話を聞いて、もしかしたら悪い方向に発展したら
わが家も同じようなことになるかもしれないと思った。


さきさんの母親・オクラさんは・・・
◆見極めが難しい。“いきすぎたしつけ”のように、将来を心配して「勉強しなさい」と父親が言うことを、娘が「うるさいよ」と言い返してエスカレートしていく。
夫と娘がやりあっているときは、娘も中学生なので一方的にやられっぱなしじゃない。
だから娘の内面的な心の方まで目がいってなくて、そこまで思いつめていたのか・・・と思った。
◆子どもが勇気をもって学校に言って、児童相談所が介入したことによって、私自身、虐待っていうことと向き合って、すべてがプラスだったと思う。



<児童相談所の所長を務めた川並利治さんは・・・>

◆心理的虐待は傷などが目に見えることがないので、心の傷がどのぐらい深いのか、わかりづらい。さらに、もうひとつは中学生で思春期なので、なおさら見極めづらいことも。

◆子どもは、SOSを出しにくい・出せないもの。
例えば、「叩かれるのは自分が悪い」というように自分を卑下することによって、現実に耐えようとする。

◆保護者はそこで、「あなたは悪くないよ、守ってあげるよ、大切だよ」と言い続けることが大事。すると、子どもは本音を言ってくれる。


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<尾木ママの意見>
さきさんは、先生にSOSを出したのがすごい。
◆もし「自分の担任が若くて頼りないなと」思っても、学校全体で対応するし、児童相談所や専門機関と連携しているので、基本的にSOSを発信してほしい。

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<VTR2>

一時保護施設で2か月を過ごしたさきさんは、父親からは守られたが、施設での生活に疑問を感じることもあった。

さきさん「“ちょっと保護しますね、児童相談所に行きましょう”と言われて、1日~2日とか短いだろうと思ったら、2か月だった。」

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学校から制服のまま一時保護施設へ。
持ち物も制服も、学校の教科書も、すべて預かられ、2ヶ月の間、返してもらえなかったという。
さらに、外出もできない、学校にも通えない。

さきさん「学校とか部活に行きたかった。“いつ出られるんですか?”と聞いたけど、別居とかいうそういう提案がない限り、安全だと思えない限り、出させられないって言われて。あっち(父親)が悪いのに、私だけこんな不便な思いして、私だけすごい過ごしにくい環境で、なんで私だけこんな思いしないといけないんだろうって、ずっと思っていた。」

 

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<スタジオの保護者は・・・>

虻川美穂子さん(北陽)
守られているっていう事実もあるとは思うけど、もうちょっと柔らかくしてもらえたら、って思う。


<児童相談所の所長を務めた川並利治さんは・・・>
◆実は一時保護所の方は課題がいっぱいあって、最大の問題は、保護中の期間学校に行けないということ。
◆学年それぞれに応じたものではないプリントをやってもらったり。
全く学習やってないということはないが・・・。


さきさんの母親・オクラさんは・・・
「学習タイム」というのがあったが、その学年に応じた勉強ができなくて、新学期始まったときに新しい教科書を届けたが、それも全部没収されて、見ることもできなかった。
学校に復帰したとき、すぐにテストで、娘が大変な思いをしていた。


<尾木ママの意見>
◆被害者が隔離されて加害者が普通に仕事しているのが“不公平だ”という子どもの気持ち、すごくよくわかる。
◆いじめられている人が「転校したら」なんて勧められて、加害者はのうのうと学校行って楽しく遊んでいる。「なんで僕が転校するんだろう」というのと一緒。
◆一時保護の問題には、今聞いただけでも、難しい問題がたくさんあるので、一時保護に至る前の段階でどういうふうに私たちがつながっていけるのか、手を差し伸べることができるのかというのがポイントだと思う。




<VTR2>

番組では、一時保護になる前に手を差し伸べる取り組みを取材した。
スタジオに来てもらったのは、子ども虐待防止のため親子支援を行うNPO法人の理事長、畠山由美さん。

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畠山さん「本来なら、助けてくれる夫や祖父母、兄弟や友達がいるのが望ましいが、『困った、助けて』って言える人がいないことが一番問題。
1週間に1回でも、ご飯を作らなくていいとか、ちょっと大変な時に支えるだけで、また育児ができるようになるが、そういう助け手がいないのが、大きな問題。」

畠山さんのNPOが運営するのは、栃木県日光市にある育児支援施設。
食事や洗濯、お風呂などの家事・育児支援を行っている。
日光市は、家事や育児を手助けすることが一時保護を未然に防ぐと考え、NPOと連携して養育困難な家庭を支えている。

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この施設では、子どもをみてもらうだけでなく親自身も頼ることができる。
例えば、預けた子どもを迎えに来た際、一緒に夕食をとって帰る親もいれば、ちょっと休みたいときには、子どもと一緒にお昼寝をしてから仕事にいく親もいる。

支えてもらっている保護者
「“一人だと大変だろうから今日お風呂入っていったら”と言ってもらって、子どもだけでなく私も一緒にお風呂に入って、あとは帰って寝るだけ、というのが楽ですね。1回だけでも、気持ちが楽になります。すごい甘えさせてくれます。」

この施設で働く金子さんは・・・
「実家って『もうやだ~』って言えるじゃないですか。皆さんここにくると『もうやだ~』『育てられない~』とか言ってますけど。
そういう場所が心地いいんでしょうね。
母親がちょっと休みたいと言って赤ちゃんと一緒に寝てたりすると、『頑張ったね』って毛布を掛けます。みんな頑張ってます。」

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<VTRを見た虻川美穂子さんの感想>

◆思わず、泣いちゃった。施設の方が優しくて、泣いてしまったんですけど。お風呂とか、全然入れないんですよね。2歳ぐらいまでは自分の体も洗えない、なおかつ休んだら“母親としてダメ”と勝手に思っていたので。
こんな優しいこと言われたらちょっと泣けちゃう。

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<虐待防止に取り組むNPO法人代表 畠山さんの意見>
◆お風呂って本当に大変で。しかも兄弟が年子でいたりしたら、戦争みたいなもの。
お風呂やご飯を食べさせることを、毎日一人で全部やらなきゃって無理ですよね。
まずお母さん自身が優しくされないと、こんな大変なことできないと思う。

◆地域の中で具体的な子育て支援があれば一時保護しなくてもいいということで栃木県内で同じような支援施設が9か所に増えた。
県が予算をとって、県と市が予算を組んで、ひとつずつ増えていった。

◆“家から切り取る”とか“親から離す”というイメージではなくて“お母さんも一緒になってこの子を育てていこうね”という気持ちでやっています。



<尾木ママの意見>
◆困った状況でない時、ふだんから、「自分の地域にどんなショートステイがあるのかな」と調べたり登録しておくといいと思う。

◆一番大事なのは、頼り合ったり力を貸したりする、実家みたいな感覚の地域のつながり。

◆親の体罰禁止という法律が成立したが、法律ができたから虐待とかがなくなるわけではない。
日常の中で親が楽に頼れたり、相談できたり、愚痴を聞いてくれる所がある、そういう地域づくりが一番大事。

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NHKでは、さまざまな番組で虐待について考えていきます。
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END

*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:25 | 固定リンク


2019年11月23日 (土)

シリーズ 虐待を防ぐには(3)「もしものときの児童相談所」<番組内容>

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みなさんは、児童相談所についてどれくらい知っていますか?
今回のテーマは、シリーズ虐待を防ぐには第3弾「もしものときの児童相談所」

ニュースでよく聞く児童相談所ですが、
多くの保護者は、「怖そう」「関わりたくない」と、あまりいいイメージを持っていないよう。

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<児童相談所に長年つとめた鈴木浩之さんインタビュー>

◆児童相談所に関わったから、「おしまいだ」とか「絶望だ」とか「ここまで来てしまった」とは思わないでほしい

◆児童相談所は、親を罰するのではなくて保護者と一緒に子どもの未来とか安全とか幸せをつくっていく、
そういうお手伝いをしたいというのが児童相談所の役割

◆保護者にとってショックな出来事である「一時保護」を行うのも児童相談所だが保護者と対立をするということをしようとしているわけではなくて
そこからが子育てのリスタートだと思う

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<尾木ママは・・・>
◆児童相談所で「助けてもらえた」とか、「ヒントをもらった」といういい話が伝わらないで、鬼気迫る時だけ児相が登場するから全然、児童相談所が理解されてないなと思う


<スタジオの保護者は・・・>

虻川美穂子さん(北陽)の意見
「児相」っていう響きがドドドーンと、重たい!

ももさんの意見
相談しにいった時点で「自分が頼りない親」「ダメな親」というイメージを持たれてしまうのではないかと思うと、相談しづらい


<児童相談所の所長を務めた川並利治さんは・・・>
◆児童相談所という名前が毛嫌いされるというようなこともあるので一部の自治体では「子どもセンター」「子ども総合相談センター」と名前を変えて、相談しやすくする工夫をしている

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<VTR1>

みなさんは、2015年から設置された全国共通ダイヤル189を知っていますか?

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全国共通ダイヤル189は、最寄りの児童相談所につながる電話番号。
「児童心理司」や「児童福祉司」などの職員が24時間休みなく、虐待や子育ての相談を受けている。
「あの子、虐待をうけているかも」という「周囲からの通告」、そして、親自身が「子育てがつらくて子どもにあたってしまう」という場合もこの番号にかけることができる


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番組では今回、自分で児童相談所に通告したという母親の話を聞かせてもらった。

2人の子どもを育てるアキクサさんは、長女の子育てに悩んでいた。
長女はこだわりが強く、泣き出すと何時間も暴れて、おさまらない。
夫は連日、深夜まで仕事。実家の親にも、何度か相談したが、ひとりで頑張りなさいと“叱咤激励”を受け、自分がしっかりしなきゃと追い詰められたそう。
ひとりで悩む日々が2年以上続き、あるとき、自分の感情を抑えられなくなってしまった。

当時の日記には・・・
「ただ静かに話したい。でもできない。
だまってほしいのに だまってくれずに 口をふさいで首をしめてしまった」

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消えているテレビの画面に映った自分の姿を見て、
「助けてほしい」と児童相談所に電話をした。
誰かに、ちょっと子どもを見てもらいたいと思ったそう。

児童相談所に電話をすると、職員がすぐに来た。 やっとそのとき、我にかえった。

日記「こんなに小さくてかわいいのに、なんで私はひどいことをしたり、傷つけてしまうのか、つらくなって泣いた」

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<VTRを見たスタジオ保護者の感想>

うしさんの意見
そういう気持ちは、すごく分かる。
手を出したことはないし、絶対にやっちゃいけないけど、私もうまくいかなかったときに相談できず、とりあえず一人で頑張るしかなかった。
感情をなんとか抑えて、今日が終わったらまた明日とやり過ごしていた。

虻川美穂子さん(北陽)の意見
子育てをしていると、もしかしたらちょっと紙一重だなと思う。


<児童相談所の所長を務めた川並利治さんの意見>
◆今、社会が「産んだ子は頑張って育てなさい、自分の子なんだから」という養育を強いる風潮がある。
反対に「そんなに頑張らなくてもいいよ」と強力に言えるのが児童相談所。

 



<VTR2>


孤立した育児で追い詰められ、
児童相談所の職員に来てもらったアキクサさんだが、
ほっとしたのもつかの間、思わぬことを言われた。

児童相談所の人は「じゃお母さん、仕切り直しってことで!」と言いながらパーッと子どもを連れていってしまったそう。

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アキクサさん
「私が望んだのは一時保護で連れてかれることじゃなくて、ちょっとの間だけ距離を取らせてもらえることだった。」

アキクサさんは、2~3日、子どもを預かってもらえると思っていたが、その日から2ヶ月、一時保護となった。

児童相談所は、親の意思にかかわらず、子どもを一時保護する権限があるため、とまどう親が多い。
親はどう受け止めればいいのか、児童相談所で長年、親のカウンセリングをしている五月女(そうとめ)友美子さんに聞いた。


五月女友美子
さん
◆一時保護は非日常的なことなので、すぐ気持ちを落ちつけるということはとても難しい。
◆子どもが保護されてしまったのに、自分ばかりが自宅でゆったり過ごしてはいけないんじゃないか、おいしいものを食べちゃいけないんじゃないかという方も多く「お母さん、それは違いますよ」という話をしたことがある。
◆やっぱり保護者が元気になる必要があって、ちょっと外に出て、買い物や楽しいことに、気持ちも体も動かしてほしい。
◆煮つまった環境をちょっと解放するのが一時保護の役割。

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アキクサさんも、時間がたつにつれ、少しずつ自分の育児を振り返ることができたという。
「子どもが産まれてから、ずっと一人で向き合って寝られてなかった。
保護されている間は、寝られたし、ちゃんと食事もまともにとれた。
子どもの特性について勉強したりとか、私はどういう声かけをしてあげればよかったのかなとか、考えました。」


 


<VTRを見た虻川美穂子さんの感想>
◆いきなり子どもと引き離されたら、どうなっちゃうんだろう!
体を半分持ってかれたような気持ちになっちゃうと思う。
だからアキクサさんは、そこを乗り越えて、子どもの愛おしさをもう一回見る時間ができたというのは、児相の力なんだなと思う。


<児童相談所の所長を務めた川並利治さんの意見>
◆一時保護されると親もショックでなので本当に保護するかどうかというのは、児童相談所側も非常に迷って迷って、安全のために親子を分けたほうがいいという場合に一時保護する。
◆だからやはり、お互いに元気を取り戻す時間と空間を提供するというようなことが一時保護の役割

 


 

◆オクラさんも、子どもを一時保護された経験があるが、その際、不安になったことがあったという。

中1の娘が一時保護されたきっかけは、夫の言動。
「部屋を片づけろ!」「服を脱ぎっぱなしにするな!」と毎晩、娘をどなりつけ、怒りがエスカレートすると、何十分もとまらない。
「片づけないなら、この家から出て行け!」と、もみあいになることも。
オクラさんは、そのたびに、「やめて!」と夫に言ったが、その行為はおよそ2年、続いた。
 

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ある日娘は、連絡帳に「お父さんのいる家に、もう帰りたくありません」と書いた。

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すると翌日、学校が児童相談所に通告。そのまま一時保護された。

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オクラさんは、学校から電話を受けそのことを知った。
「がく然とした。何の権限があって!みたいな。
調べると、親の同意に関係なく保護できるすごい強力な権力を持つ組織だということを知って。」

さらに、娘が一時保護されていた2か月、非常に不安な気持ちで過ごしたという。
その理由は子どもの様子を教えてもらえなかったから。

オクラさん
「こちらからしてみれば、子どもが急にその日から帰って来なくなって子どもを拉致されたっていう気持ちだった。
『子どもはどうですか?』って聞いても、なんにも教えてくれないし。
どういうふうにこれから過ごしていくのか、一日の流れとかも全く教えてくれない。
下着とか着替えとか『持っていきます』っていったら、『それはもう全部、こちらのものを使用するから、いらないです』って言われた。」


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娘を一時保護されたオクラさんは、児童相談所から、「家が安全でないと、娘さんを返せません。
家を安全にするためのプランを出してください」と言われたそう。

考えるうちに気付いたのは、「娘が頼れる場所がない」ということ。
そこで、近所の人や学校の先生、地域の児童委員などに家の事情を全て話し、何かあったら娘を助けてほしいとお願いした。

オクラさん
◆隠してきたからこうなってるんだと思うから、全部さらけ出したほうが、お父さん自身にも私はいいと思う。
◆とにかく娘の中学校時代の1日1日っていうのは、大人の1日よりも全然大事、貴重な時間なので、それを早く取り戻してあげるために自分にできることはなんなのかと考えた。

そしてもうひとつ。
一時保護されていた2か月の間に、夫との別居も決断した。

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オクラさん
◆とにかく目線を変えて、「娘を守る」!
私だけの手ではもうどうにもならないので地域の交流の場にも行って、下の子を連れていって、私たち家族を知ってください、と言った。
娘の姿がないと「あれどうしたの?」って気にかけてもらえるような地域とのつながりをとにかく持とうと思った。

◆いったんお父さんと離れることは、頭を冷やすとか、振り返る時間もあるでしょうし、いいことなんじゃないのかなって。

◆児童相談所が介入したことによって、私自身も虐待っていうことと向き合って、それがなかったらここまでの行動をしてなかった、ここまでの情報も知りえることがなかった。
子どもが勇気をもって学校に言ったこともそうですし、一時保護されたことは、すべてがプラスだったと思っています。

 


 

<児童相談所の所長を務めた川並利治さんの意見>
オクラさんは、大きな決断を2つされたと思う
「別居」は、娘に対して、あなたのことを守るよという強いメッセージ。
もう1つは、自分の家のもめごとを地域に話すのはなかなかできないが地域に気づいてもらうということが、虐待をストップできる大きな一歩。


<虐待防止活動をしているNPO法人代表 畠山由美さんの意見>
「通告」は、児童相談所と支援を必要としている方が出会うきっかけ。
児童相談所は、保護者を責めるところでも裁くところでもなくて、やっとつながれてよかったと思う。
目指すところは子どもの幸せ、家庭の幸せ、保護者の幸せ。


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<尾木ママの意見>
◆虐待の問題というのは、どうしても「自分とは関係ない」とか「ひどい親の問題」とか切り離しがちだけども、みんなつながっている、全員関係のある問題。
だから、まず児相ってなんだろうと。どんな仕事をしていて、どういうふうに僕たちが助けてもらえるのかというのを、まず知るということが大事だと思いますよね。

 

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NHKでは、さまざまな番組で虐待について考えていきます。
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END

*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

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2019年11月16日 (土)

子どもって迷惑?<番組内容>

 

今回のテーマは「子どもって迷惑?」
子どもたちが道で遊んでいると叱られたり、公園での遊び声や登下校中のおしゃべりがうるさいといわれたり…。
子どもって、地域の中で迷惑な存在?

タレントの青木さやかさんと、恵泉女学園大学・学長の大日向雅美さんと考えていく!

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◇【子どもが近所で迷惑に!?】
ポニーさんの家の近くには、ボール遊びできる公園がない。子どもたちはしかたなく、家の前の道で遊んでいるが、近所の人から「静かに遊んでほしい」と注意されたことがあるという。

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他にも…
青木さやかさん「夜は静かにしてほしいという匿名の手紙をもらったことがあります」
うめさん「神社の駐車場で柔らかいボールでキャッチボールしていたら、怒られ、子どもは萎縮してしまいました」
アラマンダさん「マンションの駐車場で遊んでいると、遊び声がうるさいということで警察に通報されたことがあります」

一方、親が子どものころは…?
カブトムシさん「多少のことは許されていました」
うめさん「落書きをして、叱られて反省し、自分で消しました」


<専門家 大日向さんの意見>
子どもは失敗したり、いたずらしたり、叱られたりしながら育っていく。しかし、現代では、家でゲームすることが問題視される一方で、外で遊ぶと「迷惑」になってしまう。許容度の低い社会になってしまった…。

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子どもを取り巻く社会環境は、親の子ども時代と比べて大きく変化している!

◇【子どもを取り巻く社会環境の3つの変化】
(大阪大学・小野田正利教授の話)

①子育て世帯の減少
子どもと過ごす経験がある人が減っている。
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②「団塊の世代」の退職
退職後、家にいる時間が増えている人にとって、聞きなれない子どもの甲高い声などは、不快に感じてしまう。

③夜間就業者の増加
子どもが遊ぶ日中に休息を取る必要がある人が増えている。こうした人たちにとっては、子どもの遊び声などによって、必要な睡眠が脅かされることになると不快感は高くなる。


<専門家 大日向さんの意見>
昔は地域全体で子育てしていたが、今は近所付き合いが減っている。子どもと接する機会がなく、その子どもと顔見知りでないため、子どもを迷惑と感じてしまう。



変化した現代社会で子どもがトラブルを起こしたときは…?

◇【トラブルが起きたときの対応法】

ポイント①:状況を正確に把握

子どもから詳しく丁寧に話を聞いて全体像をある程度つかむ

ポイント②:謝りに行くときは子どもを連れていく
子どもにとっても成長の機会につながり、近所の人とも顔見知りになれる

ポイント③:相手を理解しようとする姿勢を示し、いい関係を作る
相手の事情を聞いて、お互い配慮できる点を探す。手土産を持っていくこともオススメ!


子どもと近隣住民とのトラブルに詳しい大阪大学教授・小野田正利さん
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<ホゴシャーズの経験>
カブトムシさんは、絵を描くことで子どもに『迷惑なこと』を分かりやすく伝える工夫をしている。
カイツブリさんは、謝ることを通じて、近所の人の事情を知ることができて、今もいい関係へ。

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<専門家 大日向さんの意見>
・子どもに自分の行為と周囲の感じ方を「見える化」して伝える
自分がしていることと、周囲が感じることの両方を“見える化”すると「迷惑なことを」を子どもが理解しやすい。子どもは自己中心的な世界から他者のことを徐々に考えられるようになる。

・「2-6-2」を目安にご近所との関係づくりを
2割の人は、子どもが大好きで味方になってくれる。別の2割の人は、関係性を築くのがなかなか難しいかもしれないということを目安に考え、残りの6割の人に対して、日ごろから挨拶するなどして、関係を深めていくと、味方が増えることが期待できる。



子どもも大人も地域でお互い顔見知りになるために…

◇【地域のつながりを大切に】
・一般の道を地域の遊び場として開放する「みちあそび」というイベントでは、近所の子どもも大人も自由に遊んでいる。
・イベントを主催する団体の代表・嶋村仁志さんは、社会で子どもが迷惑な存在と思われがちなことが気になり、道を遊び場として開放して、地域の交流を深められないかと、「みちあそび」の開催を考えた。4か月かけて地域の人たちに協力をよびかけ、実施へとこぎつけた。

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・いまでは、楽しみにしてくれる地域の人も増え、嶋村さんも「子どもが、町の人たちに覚えてもらっているのが、すごくうれしい」という。

【尾木ママの見解】
大人、子ども、高齢者も一緒にみんなで元気な街づくりをすることが大切!


子どもだって地域の住人。
大人も子どもも幸せに暮らすために、できることをやってみませんか?

END



*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

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2019年11月09日 (土)

誰もが過ごしやすいクラスって?<番組内容>


発達障害のある子にとって困難が多い学校生活。
多様な子どもたちが過ごしやすいクラスをつくるにはどうすればいい?
児童精神科医の髙岡健さん、お子さんに発達障害のあるホゴシャーズ、発達障害について知りたいホゴシャーズと一緒に考えた。

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◇問題行動には理由がある 自閉スペクトラム症・ADHDのあるみずきくん◇

シャチさんの長男みずきくん(14歳)は、小学1年生のときに自閉スペクトラム症とADHDの診断を受けた。特性としてIQが高いみずきくんは、小学3年生のころから日本史が大好きで、今は世界の現代史や時事問題にも関心を持ち、自分で本を読むなどして、学ぶことが好きだ。

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幼いころは泣き虫だったみずきくんが、学校で問題を起こすようになったのは小学2年生のころ。
周囲の子に暴力をふるったり、教室から逃げ出してしまったりしたのだ。
しかし、その背景には、周囲の大人が知らなかった理由があった。

みずきくん「保育園のころからいじめられっ子だった。小2のころに辛さがピークに達し、攻撃側に回ることで、弱者じゃなくなって自分を守りたいと思った。」

また、教室から逃げ出したのも、周囲の子たちがからかうことに耐えられなくなったという背景があった。
そんなとき、先生にはどうしてほしかったのだろうか?

みずきくん
「逃げたときは、追いかけたりしないこと。何もなくして、落ち着くために逃げているから、誰かに来られると困る。」

そんなみずきくんにどんなクラスならよかったと思うか聞いた。

みずきくん「いじめもないし、勉強が進んでいる子はどこまでも進めることができ、わからない子はとことん教えてもらえるような状態。」



<母・シャチさんの話>
小学2年生のころは、「普通になってほしい」と思い、わが子を受け入れていなかったが、小6のころには、いじめで苦しむみずきくんを見て、「生きてさえいればいい」と思った。


うみねこさんの場合>
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学校でよくパニックを起こしていたうみねこさんの次女。
担任の先生が変わると、クラス委員を務めるまでに成長した。

うみねこ
さん
が先生に、どんなことをしてくれたのか聞いてみたところ、「特別なことはしていない。みんなに同じようにしている。娘さんのためだけでなくクラス全体のためになる」との答えが返ってきた。

尾木ママ「本当にちょっとしたことで変わる」という。

尾木ママの実践>
・発達障害のある生徒が授業に集中できるように、15分で授業を区切り、間に雑談を入れるようにした。
・すると、その子だけでなくほかの子の意欲も成績も上がった。


<子どもが教室から出て行ってしまったら?>
子どもが教室から出て行ってしまった場合。みずきくんは「逃げたときは追いかけないでほしい」と言っていたが、先生はどうすればよいのだろうか?


髙岡先生(児童精神科医)の見解>
・逃げてもいい場所をあらかじめ作っておき、全員に対して、そこに逃げてよいと伝える。
・逃げ出したときは快く見送り、戻ってきたら歓迎する。



◇誰もが過ごしやすいクラスをどう作る? 特別支援学級の取り組み◇

公立小学校の特別支援学級を担任の先生に案内してもらった。そこには次のようなスペースがあった。

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・子どもたちが自ら設計して作った、不安になったときなどに落ち着くための部屋
・それぞれが過ごしやすいよう子どもたちが自分で考えて作った個別の学習スペース
・「揺れるいす」、「大きなボール」、「しっかり支えるいす」など子どもたちが自分で使いたいいすを選べる

校長先生「子どもたちは周りから与えられるより、自分で自分に合ったものを見つけていくことが大事だと気づかされた」

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◇誰もが過ごしやすいクラスをどう作る? 千駄谷小学校 3年生のクラス◇

3年生の担任 橋本先生は、一人一人が尊重され、自分で考えて行動できるクラスを作ろうと取り組んできた。取り入れたのは主に次の3つ。

サークル対話 誰もが本音で話し、お互いのことを知って認め合う
学び合い 自分がどうやって問題を解いたかを友達どうしで教え合う(教え合うときには、子どもたちは教室内を自由に立ち歩く)
自立学習 決まった課題を終えたら、自分が好きな学びに取り組める

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橋本先生「じっとしていられない子は話を聞いていることもつらい。学び合いというスタイルなら、自分で動いてよいのでフィットしている。それまで授業についていけなかった子も、友達に教えられると理解しやすかったようで、今では自分でも教えるようになった。」




ホゴシャーズ専門家の感想◇

・動き回ることをマイナスととらえず、生かすことができると、ほかの子たちも意見を言いやすくなるのでは?よつばさん)
・子ども同士の対話は誤解が解けてよいと思うもみじさん)
・サークル対話は必ずしも最初からはうまくいかない場合も。成立する条件は、子ども同士、先生と子どもの信頼関係があること。対話の経験があると、たとえいじめのようなことがあっても、子どもたちの力で解決することにつながる髙岡さん)


<尾木ママの見解>
・視点を切り替えることができれば、日本の学校もぐるっと変わってくる!



少し視点を変えれば、だれもが過ごしやすいクラスができるはず。
一人一人の子どもの思いを知ることがそのヒントになる!

 

END

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2019年10月19日 (土)

いじめ 相談してほしいけど・・・<番組内容>

ウワサの保護者会!今回はいじめをノックアウトとのコラボ回。
スペシャルゲストは、MCの高橋みなみさん!

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2019年滋賀県大津市のデータによると「いじめを受けたとき親に相談した中学生」は3人に1人。
もし自分の子どもがいじめられたら、親はどうしたらいい?たかみなさんと一緒に考えていく!

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◇子どもがいじめられたホゴシャーズ3人◇
・実際に、子どもがいじめられたときに、相談してくれず悩んだというホゴシャーズ

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<ホゴシャーズの体験>

ネクタリンさん:よくしゃべる子どもだったのに、突然しゃべらなくなる。「嫌なことあるなら言って?」と言っても答えない。あるとき急に「自分が嫌われていると思う出来事」を箇条書きにして、読み上げて、大号泣。

ごぼうさん:あるとき急に「俺の顔って変?」と言うように。心配になって様子を見ていたら「先生に言わない?」というので「言わないよ」と言ったら、ようやく「お前の顔変だな」と学校で言われていることを話した。

みやびさん:小6の時に、突然、朝起きれなくなり、めまい、吐き気。小児科に行くと起立性調節障害と言われて、体の異変があってから初めて「いじめにあっている」と言われた。



子どもたちはなぜ親にいじめの悩みを話すことができないのか?実際に一人で抱え込んでいた子を取材した。

◇親に言えない 認めたくない◇
・中2女子りおさん。小学校からいじめを受ける、不登校に。自殺を考えるまで追い込まれたが、親には言えなかった。
・3兄弟の末っ子。忙しく働く母親の姿を見て、これ以上負担をかけたくないという気持ちがあった。
・さらに、自分がいじめを受けていることが恥ずかしいという気持ちもあったという。

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<ホゴシャーズの意見>

ネクタリンさん:子どもなりに親を守りたいという気持ちがあるのかも。

カラスウリさん:自分もいじめ体験があるのでよく分かる。親に話すことで、いじめられていることを認めることになるので、抵抗があった。

ごぼうさん:子どもにも自尊心があるので、親に話すことで、また自尊心が傷つけられちゃうのかも。


<尾木ママの見解>
・親に言うと、学校の先生にも伝わってしまうのでは、という不安が子どもにはある。
 子どもたちは、先生たちが解決してくれない様子を見ているので、信じきれない部分がある。


<専門家 須永さんの見解>
・いじめられてストレスがたまっている時は、コップの中に水が8割くらい入っている状態。しかし、子どもとしては「まだ大丈夫」という認識を自分でしてしまう。本当に辛い状況で、体調を崩す、というのは、コップの水があふれてしまっている状態。その状態になるまで、周りの人には相談できない。

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須永祐慈さん(NPO法人ストップいじめ!ナビ副代表理事)
自身もいじめられて、不登校になった経験を持つ。



一方、コミュニケーションがとれていても、親の言葉が響かない例も。

◇親のアドバイスが響かない◇
・高1女子なこさん。中学校時代にいじめられるが、学校に通い続けた。希望する高校に進学するには、内申や出席が必要だったからだ。しかし、体調は限界を迎えていた。
・その様子を見ていた母親は「休み休み学校へ行くこと」を提案するが、本人は「その助けはいらない」。
・母親からすると「娘のことを思っているのに伝わらない。」

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<専門家 須永さんの見解>
・実体験からすると、アドバイスが欲しいわけではなく、つらい思いを抱えている自分を受け止めて欲しい、という思いがある。親が子どものことを、分かっているつもりでいるほど、反発がある。

<尾木ママの見解>
・だからこそ、親以外との接点というのが非常に大事になってくる。



今、NHKで第三者との接点を作るために取り組みが始まっている。

◇ネット相談が救いになる◇
・NHKが運営するウェブサイト「マダ友プロジェクト」。いじめや人間関係の悩みを書き込むと「マダ友=まだ見ぬ友達」から返事がもらえるという仕組み。
・これまで6000件以上の書き込みがあり、多くの子どもたちが救われている。

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・マダ友プロジェクト https://www.nhk.or.jp/ijimezero/madatomo/

 



<専門家 須永さんの見解>
・つながることは大事。言葉やアドバイスだけじゃなくて、誰かといる安心感が必要。
・ネット相談には危険もある。しかし「マダ友プロジェクト」のように、NHK職員がひぼう中傷の書き込みを無くした上でコミュニケーションができるサイトなど、安心して相談できる窓口にアクセスすべし。他には自治体の無料電話相談、LINE相談、民間がやっているチャイルドラインなど。
・親としては、そうした窓口にアクセスしやすい環境を作ってあげることが大事。



◇一体親には何ができる?◇

<たかみなさんの意見>
・自分がAKB48時代、精神的につらかったとき「しんどい」と母親に言ったら「それだったらもうやめたらいい!」と言われて、びっくりしたことがあった。求めているのは、そういう言葉ではなく、“ただフラットに横にいて欲しかった“ということ。

<ホゴシャーズの感想>
ももさん:これまでは、子どもと一心同体のつもりで、親がなんとかしないといけないと思っていた。でも、大切なことは、話しを静かに聞き、おいしいご飯を出したり、風邪をひいているときにのど飴を渡してあげたりすることなのかなと思った。

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<専門家 須永さんの意見>

ご飯が食べられる環境、布団があって寝ることができる環境があること。当たり前のようなことだが、そうした環境があるというだけで子どもは安心できる。悩んでいる子どもに親にしかできないことはある。




END


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2019年10月05日 (土)

さよなら!子育てのイライラ <番組内容>

今日のテーマは、「子育てのイライラ」
言うことを聞かない子どもを相手に、日々イライラを募らせる保護者たち。しかし、これが高じると親子関係が悪くなるどころか、気づかぬうちに虐待の一歩手前…なんてことも!そこで今回は、専門家とともに、「イライラしないための方法」を検証する。

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◇子ども3人、それぞれに手がかかるマルベリーさんの家では、子育てのイライラが募るばかり!

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・遊び終わっても、おもちゃを片づける気配まったくなし…に、イライラ!
・言ってもすぐにやらない子どもに、イライラ!
・小さい子どもにジュースをこぼされ、しょうがないけどやっぱり…、イライラ!
・次男の反抗的な態度や、危ない行動にイライラ!




【子育てにイライラするホゴシャーズたち】

バクさん 「思春期の娘と、小さなことで口げんか。犬をなでて一人で反省…」
はちみつさん 「うちもオモチャがわーっとちらかって、そこで子どもがゲームやってる」
ネコさん 「イライラしがちな息子が暴言を。こっちも我慢の限界でキレてしまう」
パームさん 「年に何回か抑えられない怒りがこみあげる。叩きたくなるような衝動にかられるときもあるが、虐待などのニュースもあるので、気をつけなきゃと」
こまちさん 「子どもが2人になって、同時に叫んだり泣いたりするとパニックになってしまうときがある…」

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【尾木ママだってイライラした】
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尾木ママ 「うちも、2人目が生まれたときから一変。突然下の子が泣きはじめ、いつまで泣いてんのか、『うるさい!』と叫んだことがある。そりゃイライラしたわよ~」

「その後は夫婦げんかになってしまい、しんどかった。やはり解決方法を知っておきたかった」と言う。



そこで、番組でご紹介するのが・・・
【ホゴシャーズたちの『イライラ解消法!』】

パームさん『お祈りでクールダウン!』
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息子が部屋に制服の抜け殻を放置するというパームさん。「ああ言えばこう言う」年頃の子どもたちにイライラ。すると、敬けんなイスラム教徒のパームさんは、コーランを聞いたりお祈りしたり。
それがルーティンワークになって、口げんかをやめてクールダウンできるという!

 

こまちさん『歌でのせる!』
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今、恐竜にハマっている息子二人は、ともすれば恐竜図鑑の取り合いでケンカする!
すると、おもむろに立ち上がって音楽をかけるこまちさん。有無を言わさず息子たちを抱き上げて、踊りながら歌い始める!たちまち、息子たちは笑顔に~!


そのほかにも・・・

はちみつ
さん 「部屋を片づけないのには、子どもなりに理由があるんだろうと、その部屋の扉を閉め、部屋を使いたくなったときに言うようにしている」

ネコさん 「キャラ変でネコ語をしゃべる。「宿題するニャ」と言うと、子どもも聞きやすいし、頭の中のネコ語変換作業で、自分もクールダウン」
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【専門家からの評価】
精神科医で、親子の心のケアに長年携わっている加茂登志子さんによると、みんなが上手に使っているのは、「無視のスキル」だという。
・子どもの悪い所はスルーして、良いところだけに注目する「選択的注目」のこと。
・良い注目でも悪い注目でも、子どもにとって親の注目はご褒美になるので、例えば子どもが大声で騒いでいるときはそれを無視して、静かになった時点で「静かにしてくれてありがとう」と言う。

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さらに今回は、加茂さんが「イライラしない方法」を伝授!

◇ポイントは、「日常の親子の関係を良くしておくこと」
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そのために・・・
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【1日5分でできるイライラしない方法】

・1日5分間だけ、子どものリードで親が一緒に遊ぶ。
・その間だけは、「質問」「命令」「批判」の3つを封印し(Don’tスキル)
「ほめる」「くり返す」「まねる」「説明する」「楽しくする」の5つを実践(Doスキル)
・これは「PCIT(親子相互交流療法)」という1970年代にアメリカで開発された、親子の関係を良くする心理療法の中で実施される内容のひとつ。Don’tスキルとDoスキルで、子どもがのびのびと、楽しく遊べるようにする。



◇「特別な5分間」を実践してみたマルベリーさん
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・次男と「特別な5分間」を10日間実践。
・最初は「質問」や「命令」してはいけないことにとまどい、なかなかうまくできなかったが、5日もするうち、5つのDoスキルが自然とこなせるようになった!


マルベリーさん「自分の子どものことを褒めるのが苦手だったが、Doスキル、Don’tスキルを毎日がんばってやっていたら、いつしか普段の生活の中でも「ありがとう」などいい言葉がけができるようになった。
イライラの悪循環が家の中でぐるぐる回っていたのがちょっと和らいで、いい関係ができた。イライラしなくなってきました」


・思春期の子どもが相手でも、
DoスキルとDon’tスキルを食事の時間などに応用してみるとよいと、加茂さんはいう。

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【専門家のアドバイス】
子どもは本当に親が好きで頼りにしている。一緒に住んでいると、それが分かりにくくなるかもしれないが、そのことをもう1回思い出し、子どもにとっての「安全な場所」をうちの中で作っていくことがとても大事。

ときにはスルー、ときには褒めて、子育てで大変な毎日を乗り切りましょう!


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*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:25 | 固定リンク


2019年09月28日 (土)

校長先生 中学校を変える!<番組内容>

今回は、ウワサの保護者会“特別編”。
尾木ママがスタジオを飛び出し、中学校にお邪魔します!

訪れたのは、東京都世田谷区にある世田谷区立桜丘(さくらがおか)中学校
この中学校、かなり個性的!
生徒の自主性を重んじる“型破り”な教育で全国から注目を集めている。

10年かけてこの学校を作り変えてきたのは、校長西郷孝彦さん。
西郷さんは、どのような子どもたちを育てていこうとしているのか、その教育理念に迫った。

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◇校則なし?一体どうして…?◇

東京世田谷区にある桜丘中学校。全校生徒544人の公立中学校だ。休み時間、校内を歩いていると、ピアスをしている生徒や、髪の毛を染めている生徒、休み時間スマホを使う生徒も…。

実はこの学校、校則がない
当初あった校則を徐々に減らしていき、いまの姿になったという。子どもたちのもつパワーを抑えつけてはだめだと考えた西郷さん。

「好きにしていいよ」という中で、何をすればいいのか?何が正しいのか?中学校3年間のなかで、生徒たちが自らじっくり考えられる学校を目指したという。


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◇職員室前の廊下には…◇

さらに、職員室前の廊下は授業中なのに人がいっぱい!この廊下は、ひとりで勉強したい子や、教室に入りづらい子どもたちが集まっている。先生にお願いすれば授業に出ずに、この廊下で過ごすことができる。

教室に行きにくくても気楽に集まれる場所があれば、孤独にならず自分のペースで勉強に取り組むことができる。
インクルーシブ教育(障害、性差、国籍などの違いに関わらずだれもが共に学べる環境を備えた教育)を進めるこの学校。大切にしているのは、「違っていていいではなく、違っているほうがいい」という価値観。

それぞれのもっている才能をどう伸ばすのか?将来の日本を背負う人材をどう生かすのか、真剣に考えているという。生徒たちのなかには、パソコンの扱いに秀でた子や、英語の力をより伸ばしたい帰国子女、自らボランティア活動を始める生徒など、さまざまな子どもたちがいて、それぞれ自分のやりたいことをとことん追求したり、得意分野を伸ばしたりしている。



◇教師たちはどう考えているのか?◇

型破りな校長が率いる型破りな学校。働く先生たちは、「大変かと言われたら大変だけど、考え方を180度変えてがんばっている」「子どもが前向きになるような考え方をする声かけをフル回転で考えている」という。

西郷校長は、先生たちに「素の人間で子どもたちに接しなさい」と伝えている。教師も生徒も、ひとりの人と人として向き合うことを大切にし、3年間、教師も生徒と共に生き、成長することを目指している。

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<尾木ママの意見>
多様な子どものそれぞれの違いを認め、共に学ぶ環境は、とても大切。
これまで理想を海外に求めていたが、日本の東京にこうした取り組みがあることに感動と元気をもらった。しかも、少人数学級ではなく、通常の学級のなかでできていることに大きな驚きを感じている。





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投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:25 | 固定リンク


2019年09月21日 (土)

激論!運動会 <番組内容>

秋と言えば、運動会

楽しみにしている子どもや保護者は多い。しかし、組体操での事故や猛暑による熱中症など、課題も…
さらに、最近広がっている時短運動会も賛否両論。

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これからの運動会はどうあるべきか――
タレントの武井壮さんと名古屋大学・准教授の内田良さんを交えて語り合った。


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ホゴシャーズに運動会の印象を聞くと…

うめさん「年に一回の楽しみ。子どもたちの体育の成果が見られる。」
ジュゴンさん「顔をクシャクシャにして走る一生懸命な姿を見ることができる。」


◇運動が苦手な子どもにとっては…◇

カタツムリさんの長女・みくりさん(高2)は、運動が苦手。小・中学生の頃、運動会がつらかったという。
運動が苦手な姿が見られることや勝敗がつく競技で足を引っ張るのが嫌だった。
なにより、参加する意味が見いだせないことが一番つらかった。

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◇運動会は何のため?◇

<ホゴシャーズの意見>
ジュゴンさん「クラスメートとの和・協力・一致団結のために運動会は必要。」
カタツムリさん「団結力は運動会でなくても身につくのでは?」
パンダさん「子どもが楽しんでいることが大切。」

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◇「先生が気になるのは?」インタビュー◇

<元小学校教員・教育評論家の東和 誠さん>
・先生はクレームを恐れて、保護者の目を過剰に意識している。その結果、「見栄え」を重視した運動会になってしまう。
・限られた練習時間で完成度を高めようと意識するあまり、いきすぎた指導になってしまうことも…。

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<内田先生の意見>
・先生たちは長時間労働を強いられる中で、運動会のために無理くり時間を割いている。
・巨大組体操は、大人が楽しむためのサーカスのようになっている。子どもたちが安全に楽しむにはどうしたら良いかを考えなければいけない。

なんと尾木ママも6段ピラミッドのてっぺんから落ちた経験が!

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◇子どもによる子どものための運動会◇

では、子どものことを第一に考えた運動会とは?

東京都の千代田区立麹町中学校では、従来の運動会のあり方を見直し、企画から運営まで生徒自身が行っている。

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うまくいかないことがあっても、先生たちはできるかぎり手を出さない。
校長の工藤勇一さんによると「子どもどうしで意見を出し合い、ぶつかり合う経験が大切」だという。
ただし、工藤校長は生徒たちにひとつだけ課題を与えている。

「大人のことは考えなくていいから、生徒全員が楽しめる運動会をつくってほしい。」

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4年前から始まった「生徒全員が楽しむ」ための運動会。

・クラス対抗制の廃止
・出場する種目を選べる
・ユニークな種目をつくる

など、さまざまな改革が行われてきた。

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今年、新たに作られた種目の一つ「救助リレー」。チームで一人の生徒を担いで運ぶこの競技は、病気でうまく走れない生徒も楽しめるようにと考案された。


<ホゴシャーズの感想>
カタツムリさん「みんなが全員のことを考えてるっていう姿勢が素晴らしい。こんな運動会だったら「頑張ってきな。」とかって送り出せそう。」
うめさん「 “輝け”とか“羽ばたけ”とか曖昧な目標じゃなくて、目標がはっきりしていてよかった。」


<内田先生の意見>
運動会の中心は“子ども”。子ども目線で運動会のあり方を見つめ直すことが大切。


<武井さんの意見>
“あのとき乗り越えた経験で、社会に出ても乗り越えられたな”といつか思えるような運動会になるのがいちばんいいと思う。


<尾木ママの意見>
麹町中の生徒たちは「楽しかった」と言っているが、そこに至るまでにはさまざまな苦しみやドラマがあったはず。全国の学校でも「苦しみを乗り越えた結果としての楽しさ」を目指してほしい。

 




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2019年09月14日 (土)

先生とうまくいってる? <番組内容>


ウワサの保護者会! 今回のテーマは「先生とうまくいってる?」
保護者の皆さん、先生との関係、最近いかがですか?

先生とのコミュニケーションの取り方について、尾木ママと二児の父パックンと一緒に保護者会で話し合いました。

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◇先生とのコミュニケーションうまくいってますか?◇

保護者の皆さんに番組アンケートを行ったところ、「先生に言いたいことが言えない」「子どものことがわかってもらえない」「言ってもムダだった」など、先生とのコミュニケーションに悩む声がたくさん寄せられました。

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◇先生に気をつかって言えない◇

ホゴシャーズのマリモさんは以前、子どものことを先生にちゃんと伝えられなかったことがずっと気になっています。
子どもが学校に行くことを嫌がったとき、その状況を先生にわかってほしいと思いましたが、先生に負担をかけてはいけないと思い、学校に電話をかけたり、相談に行ったりすることができなかったそうです。

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<ホゴシャーズの意見>
・先生はいつも忙しいイメージがあって、こんなことで先生に質問していいのかなと考えてしまう。
・“モンスターペアレント”と思われたら嫌だなと思って、電話はしづらい。
・特に年配のベテラン先生だと、言ったら失礼かなと思ってしまう。


<パックンの意見>
・“モンスターペアレント”と思われるのではないかと心配する必要ない。子どものことが心配です、と伝えるのは当然のこと(アメリカではごく当たり前の態度)
・そういうことがあったんだと、先生の発見につながるかもしれないから、親が学校以外の時間で気付いたことを先生に教えてあげよう。


<尾木ママの見解>
日本人の国民性かもしれないけれど、親は考え過ぎ!
先生に迷惑かけちゃいけないっていう思いも、昔より今のほうが強くなっている。



◇先生は親からの連絡をどう思ってる?◇

若手の先生からベテラン先生まで、現役の小学校教師6人で座談会を行ないました。
先生たちの本音は?

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Q. 職員室に電話がかかってくるとどう?
→学級がすごいガタガタしていたら、このことかな あのことかなといろいろ思いながら、とても沈んだ気持ちで電話に出る。
→職員室にいい電話はほとんどかかってこない。職員室で電話が鳴ると、先生はみんな身構える。自分じゃなかったら、ほっとする。


Q. 忙しい中、保護者からの相談はないほうがいい?
→忙しいからこそ、保護者も教師も 子どものことを一番大事にするべき。相談したいことがあったらしてほしい。初期対応が遅れてしまって事態が悪化するよりも、早い段階から連携を取れたほうがいい。
→保護者から小さなステップで伝えてくれたら、教師もクレームとして捉えず、一緒に対応できる。
→教師と保護者は、お互いにパートナーとして、子どもの成長を喜べるような存在であったらいい。
→情熱を持って先生になっている人が多いので、どんどん相談に来てもらえたらうれしい。


<ホゴシャーズの意見>
・先生に相談したいと思っても、そのタイミングがなかなかない。どうしたらいい?

<パックンの意見>
・“連絡が取りづらい”ということを先生に相談すればいいのではないか。

<尾木ママの見解>
・先生の側から、相談を受ける時間帯をきちっと示したほうが、保護者も相談しやすくなるのではないか。



◇先生に言っても なかなか伝わらない◇
番組アンケートには、先生に伝えてみたけれど、ちゃんと伝わった感じがしないという声も寄せられた。

<尾木ママの意見>
・1回言って先生にピタッと伝わるのは無理。保護者と先生のコミュニケーションの頻度がとても重要!
・先生の話に納得できないときには、遠慮せずに具体的に学校での子どもの様子を聞き出そう。その子への先生の見方は、家庭での子育てにとても役に立つ。



◇先生にちゃんと伝えるためには◇
先生に子どものことをちゃんと伝えるためにはどうしたらいいのか?
教師歴40年の大ベテラン、全国の保護者・教師の悩み相談にも応じている多賀一郎さんからアドバイスをいただきました。

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<専門家のアドバイス>
先生との関係をうまく保つのに大切なことは、“感情的にならない伝え方”
電話・手紙・連絡帳、どんな手段でも最初をどうするかということが重要。
最初に先生が構えるか、聞く姿勢になるかが、その後の関係性に大きく影響してくる。

電話で伝えるときには、すぐに本題から入らないのがポイント!
「この前は〇〇してくださってありがとうございます」など、感謝の気持ちが最初にあると、先生も構えずに話を聞きやすくなる。

連絡帳で伝えるときに、感情的にならないためのコツはこちら!
・一回 下書きをする。
・責める言葉は使わず、丁寧な言葉で書く。
提出する前に 家族に読んでもらう。


<ホゴシャーズの感想>
・先生に伝えるときに、いろいろ言わなきゃと焦ってしまうので、ワンクッションおこうと思う。
・先生に説明し過ぎると、先生が責められている気になるので、シンプルに伝えようと思う。

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<尾木ママの意見>
・保護者と先生がパートナーのような関係で、子どもの成長を願って取り組んでいくことが大事。
・保護者は、家での子どもがすべてだと思わないこと!家と学校での子どもの様子を先生と共有しながら、子どもの認識を深めていきましょう!


 


*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

 

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