番組内容

2020年01月18日 (土)

外国ルーツの子どもとつくる新たな学校 <番組内容>

今回のテーマは「外国ルーツの子ども」

日本に住む外国人は282万人。この30年間で2.6倍も増加。
いま学校にも、外国ルーツの子どもが増えている。

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外国ルーツの子どもが増えることで「多様な文化に触れ合える」といった声もある一方で、番組には学校の先生や保護者からは様々なモヤモヤが寄せられた。

そこで!ウワサの保護者会では、学校の先生外国ルーツの子どもの保護者日本人の保護者に加えて、フィリピンにルーツを持つタレント秋元才加さん、専門家の山脇啓造さん(明治大学教授)をお呼びして、これからの学校のあり方をホンネで考えていく!


秋元才加さん(フィリピン生まれ。母親がフィリピン人)
子どもの頃、母が学校から配布される書類が読めず、難しい話は先生や友達に聞いて、自分で対応していた。

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番組では全国の先生300人にアンケートを実施。
外国ルーツの子どもが増えたと感じている先生は64%。増えたと感じた人の中で、悩みを感じた先生は66%。

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◇外国ルーツの子どもと向き合う先生の思い◇

・大分県の由布院小学校。2019年の夏。ネパール人の男の子(小2)が転校してきた。
・初めて受け持つ外国ルーツの子ども。担任の先生は『言葉の壁』『文化の壁』『保護者とのやりとり』で戸惑うことも。
・例えば、体育の授業でケガをしたときも、言葉が通じず原因が分からない。日本独特の掃除や給食のルールを1から教える。さらに、日本語の文字が苦手な保護者に、学校行事のお知らせ内容を電話で伝えることも。

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◇外国ルーツの子ども みんなの本音◇

先生たちの本音>

いざわさん(元中学校教師)
・外国ルーツの子どもの保護者に、運動会の持ち物について電話で連絡。ちゃんと伝わっているか不安だった経験がる。
・不登校ぎみなブラジルルーツの子どもを担当したときは、性格が明るく、いつも笑顔で「大丈夫!」と言うため、何が原因かわからず戸惑った経験も…。

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外国ルーツの子どもの保護者たちの本音>

パームさん(インドネシア人の夫と結婚しイスラム教徒に改宗)
イスラム教徒は、女性の肌の露出が好まれない。そのため、校長先生に「娘がプールの時、水着ではなくラッシュガードを着たい」と交渉したがNGだった。しかし、校長先生が代わって再び相談をすると、あっさりOK。校長先生によって対応が違うことに困惑。

ナディさん(両親共にイラン人でイスラム教徒 6歳の時に来日)
イスラム教徒は、宗教上の理由で豚肉が食べられない。給食で豚肉を食べないようにしていたら、みかんと牛乳だけの日もあった。空腹を満たすため、家に帰ってから食事をすることも・・・。

ホオズキさん(中国出身で日本人の夫と結婚)
PTAの仕事が大変!うちの学校はポイント制(PTAの仕事をするとポイントがたまる制度)。日本語が心配だったので、ポイントが大きい執行委員などを引き受けることができず、とにかくポイントをためるのが大変。

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日本人の保護者の本音>
ももさん
授業のペースを外国ルーツの子どもに合わせるために、日本人の子どもの学力低下がないか心配。

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尾木ママの意見>
「子どもも親も学校の先生も大変になっている大きな要素は、学校の『一斉主義』。一人一人の子どもに合わせるというのが本来の教育の姿」


◇外国ルーツの子どもの受け入れ制度を整えた学校◇

・横浜市にある南吉田小学校。全校児童およそ730人のうち、半数が外国ルーツ。現在19の国と地域の子どもが通っている。
・日本語が得意ではない子どもに簡単な言葉で授業を教える「国際教室」が各学年にあり、来日して間もない子どもたちに基礎的な日本語を教える「初期指導教室」も設置、それぞれに専任の先生がついている。そのため、担任の先生は通常のクラス運営に専念できる。
・授業中に外国ルーツの子どもに同時通訳をするボランティアもいる。そのおかげで、外国ルーツの子どもも、日本人の子どもも、同じペースで学ぶことができる。
・外国ルーツの子どもの保護者対応のために、職員室には外国語でプリントを制作したり、電話対応をするスタッフが2名常駐。日本語が苦手な保護者も安心。
・このような体制を整えるために、横浜市が市内にある公立学校にかけるお金は、年間およそ1億5千万円。「将来的に日本を支える人材になる」として予算を組んでいる。
・現在 南吉田小学校では、子どもたちが異文化に興味を持つようになり、保護者からは「公立のインターナショナルスクールのよう」と評判も上々だ。

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◇外国ルーツの子どもと共に暮らしていくためには◇

山脇さん(明治大学教授)
南吉田小学校のエリアは2010年代から外国ルーツの子どもが増え、保護者から不安の声があがった。
そこで、どんな体制が学校に必要なのか?校内にプロジェクトチームを作り考えていった。
これまで外国人の問題は自治体任せだったが、2019年に「日本語教育推進法」ができたため、国から自治体への支援が増えていくと思われる。

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<はじまりだした外国ルーツの子どもへの支援>

かすたねっと(文部科学省)
国は、各都道府県・市町村教育委員会等で公開されている、世界各国の言語に翻訳された教材や、保護者向けのプリントのひな形など、様々な資料を検索、利用することができるサイトを開設している。
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<共にくらしていくためには>

秋元才加さん
今年はオリパラもあって、日本的にも多様化、外国ルーツに対する意識も高まっている時期。ここからスタートにして、日本で多様化が進んでいくといいと思う。

ももさん
外国ルーツのお子さん保護者のことも、日本人の子ども保護者のことも、平等に考えて、みんなが納得できる学校になったらなって思います。

ナディさん
異文化ルーツの人たちは、もっとこうしたら学校が良くなるかもしれないっていう目線を持っていることもあるので、一緒にもっと日本の学校を良くしていける仲間だって思ってもらえると嬉しい。私も頑張っていきたい。


尾木ママの意見>
子どもたちは、すでに外国ルーツの子どもたちと一緒に生活をしている。
大人がもっと子どもたちを応援してあげられるように、異文化を共有していける社会、学校をつくっていくことが大事。


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あなたの身近にも異なる文化を持つ人たちが。
まずは、お互いを知ることから始めてみませんか?

 


END

*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:25 | 固定リンク


2020年01月11日 (土)

聞いてよ!尾木ママ <番組内容>

今回のウワサの保護者会は、「聞いてよ!尾木ママ」
番組ホームページに寄せられた子育てのお悩みにこたえる。

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一緒に考えるゲストは、
雑誌などで人生相談の連載を受け持つ作家・演出家 鴻上尚史さん
3人の子どもを育てる くわばたりえさん

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1つ目のお悩みは、沖縄県石垣市みーさんから。

小学3年生の長男が髪型をネタにしたあだ名で呼ばれて悩んでいます。
毎日のように「ハゲ」「ゆでたまご」などと言われています。
担任の先生に話すべきなのか、子どもをなぐさめて励まして静観すべきなのか、
こんなとき 親はどうしたらいいんでしょうか?



【VTR】
自宅に伺い、話を聞かせてもらった。
あだ名で悩むかずまは、小学3年生。
家では、いつも弟を楽しませて兄弟げんかもほとんどしない、優しい性格。
母親のみーさんは、「また今日も言われた、あの子に言われた、この子に言われた…」と毎日悩む息子に対して、子どもの気持ちに共感するだけでいいのか、「気にするな」と言っていいのか、向き合い方に悩んでいるという。

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かずまの気持ちも聞かせてもらった。
「お坊さんとか一休さんとかおにぎりとかハゲタマとかハゲと言われる。
かまってほしくって言ってんのかなぁって思うけど、言ってる人がどういう気持ちで言ってるのか、知りたい」

あだ名を言うのは複数名の友達。一緒に遊ぶ仲のいい子も、言うのだそう。

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母親のみーさんは、嫌だという気持ちを友達に伝えてみたらと提案。
かずまは、「やめてほしい」と友だちに言ったが、いつも明るく笑っている性格なので、本気だというのが伝わらない・・・
また、髪型を変えることもかずまに提案したが、それはイヤだという。

かずまの理由は?
「このほうが好きだから。さわった感じでも気持ちいいし、運動していても汗たれてるときでもすぐ風が当たったら乾くし、涼しいし。
自分自身が変わるのも、きついかも。なんかいい方法が見つかればいいんだけどね…」

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【スタジオでは・・・】

くわばたさんのVTRの感想
・すごく優しい子なので、みんながちょっかい出したくなるのかなと思った。
・友達に「さわったら気持ちいいよ」など、髪型のいいところをアピールするのはどうか。


鴻上さんのVTRの感想
・嫌な思いをしても、髪型を変えない、自分を変えないというのはすばらしいこと。
・かずまくんは、言う側に動機があるはずだと思っているが、言ってる側は、おそらく動機はない。
「やめて」と軽く言うのではなく、「なぜそういうことを言うの?」ということを、順番にちゃんと時間かけて一人ずつしゃべっていくのがいいのでは。
・一対一で話し合っても、全く分かってくれない場合は、親や先生が登場すべきだが、友だちと向き合うことは、かずまくんの成長に、ものすごいプラスになると思うので、親はドキドキするけど、ちょっと見守ってあげてみては。


尾木ママのVTRの感想
・低学年の大きな特徴で、言っている子どもたちも、悪気はないことが多い。本能で、言い返さないタイプの子にからむ。
・かずまくんのえらいところは、「やめてよ」と、ちゃんと意思表示をできるところ。
・言われる子どもが、嫌と思わないニックネームというのが大事なので、嫌なら気持ちを伝えよう。

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あだ名に悩むわが子に、親はどう向き合えばいいのか・・・

尾木ママの見解
みーさんがしているように「共感」をするのは大前提として大事。
「共感」はハートのクッションをイメージして「わかるよ」「つらいよね」など、親の意見は言わずに、子どもの気持ちをいったん受けとめよう。
「共感」だけでなく、「壁」も同時に行ってほしい。
「壁」は、親の価値観や捉え方を子どもにしっかり示す。
例えば、「好きな髪型を変えないことは、いいことだと思う」という価値観や、「学校に行きたくないくらいの気持ちだったら、いつでも守るよ」という親の姿勢だ。

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みーさんの感想(電話)
そこまでしっかり親の指針を示せばいいんだという自信がなかった。
壁になろうという意識が自分の中でなかったので、すごく勉強になりました。

 




2つ目のお悩みは、大阪市のクリさんから。

小学2年生の息子が、友達と遊びません。
友達と遊ばないと、将来的にコミュニケーション能力の低い子どもになるのではと心配です。
このまま見守っているだけでいいのでしょうか。


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クリさんがスタジオにきて、気持ちを聞かせてくれた。
・学校の先生は、「孤立してることもないし、グループで作業をしないといけないときには、発言もしているし、協力してやっている」と言うが、休み時間に、1人で本を読んでいたり、絵を描いたりしている。
・子ども自身は、悩んでいる感じはない。
・ただ、「友達に声がかけられないのかな?」と思い、「鬼ごっこ入れて」って言ってみよう!と、話しかける練習をしようとしたら、「そんなことはしたくない。遊ぶのは家に帰ってパパやママ、弟とも遊べるから、無理して声をかけたくない」と言われた。


【VTR】
友だちと遊ばない子どもには、いろんなタイプがあるということで、小学2年生のひろとが、家でどう過ごしているのか取材させてもらった!

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・まずは、毎日行うという「クイズの出しあい」
読んだ伝記の本から、ライト兄弟の問題を出す、ひろと
ひろと「ウィルバーが死んだのは何歳から何歳まででしょう?」
・それに対する、母からのクイズ問題は「豊臣秀吉の昔の呼び名はなんでしょう?」
ひろとは「木下藤吉郎!」と答えた。
・いつも、読んだ本やテレビの情報からクイズを作って、お母さんと出しあうのが好き。

他にも、将棋や、ブロックあそび、読書など、家には好きなものがたくさんあるみたい。

・何度も読んでいるという、齋藤孝さんの本。なぜ、この本が好きなのか聞いてみると・・・
ひろと「このキャラクターは、元気者で。この人は、食べっぷりとか。俺はどれかな?と。」
ひろとは、自分に似ているキャラクターがどれかということに、興味があるみたい。


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スタジオでは・・・
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クリさんの不安①
「私といるとすごく楽しそうだが、子どもがそれだけで満足して、居心地が良すぎて、もっと友だちの間でもまれないといけないのでは?」

鴻上さんの意見
・将棋で手加減しているのを、ぼちぼちやめるといい。そうすると、もっと成長を感じると思う。
「僕は、息子に小5で負けましたからね、将棋。」

尾木ママの意見
ひろと君が、本の中で「自分はどのタイプかな?」と言っていたのは“自分磨き”といって、自分のことを徹底して見つめて、自分とは何者だろう、どういうタイプかなと、自己分析すること。
これをしっかりやっておくと、小学校5年生、6年生ぐらいで個性がはっきりしたとき、自分の趣味と同じ子や、同じようなタイプの子と出会ったときに友達になれると、お母さん以上の友達になりますよ。



クリさんの不安②
「自己分析ができていたりとか冷静に見るところはあるが、まだ小2なので、本能のまま、楽しい鬼ごっこに、うわーっと入っていくような子どもらしさが、まだあってもいいのでは。」

鴻上さんの意見
・鬼ごっこをやりたくてたまらないというのと、伝記本を読みたくてたまらないというのは同じこと。
同調圧力に負けないで育ってほしい。
・そのうちまわりから、「お前あれしないと変だよ、これするの普通だよ」と言われはじめて、本当はやりたくないのにやりはじめたりするのは、もったいない。







3つ目のお悩みは、浜松市のかーかさんから。

娘の学校のことを知りたいのですが、話してくれません。
あの手この手で聞こうとするも、話してくれません。
あれこれ聞かない方がいいんでしょうか。

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スタジオでは、電話で、かーかさんに気持ちを聞いた・・・

かーかさんの不安
「・友達関係とか、どんなふうにして遊んだとか、全て知りたい。
・楽しく遊べたときはいろいろ話してくれるが、1人で帰ってきたりとか、テンションが下がり気味の日は何も話してくれなくて、さらに心配になる。
・この先、学年が上がるにつれ、もっと話してもらえなくなるかも。不安。」


【VTR】
今回、学校のことを親に話さないという小学生・中学生・高校生の子どもたちに意見を聞かせてもらった。

●まずはあやめさん、小学6年生。
学校のことを親に話さない理由は…「話してもムダ」
「お母さんの思っているいい子・悪い子と、私たちが思っているいい子悪い子の価値観が違うっていうのが大きい。」
「『友だちが、こういうことを知っていてすごいんだよ』と言っても、『それ常識?お母さんから見るとただ自慢している人なのかな?』とかそういうふうに思われちゃうときついのかな。」
否定しないでほしいなっていう気持ちがある。」
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みおさん中学3年生。
小学生の頃から、学校のことは何を聞いても「普通」としか答えない。
「もう普通ですね、学校は。好きでも嫌いでもなく。
例えば、『嫌なことあった』と言ったら、『何、何、何、何?』って、すごい聞かれると思うので、『普通』っていう。
友達とギクシャクした関係になったり、すごい嫌なことがあったり。
そういうときに聞かれると、気持ちがよどみます。
「楽しいことも、『こんなことがあったよ。』って言ったら『誰、誰、誰?どんな子?どんな子?』と追及されて、イチから説明も面倒くさい。」
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ももこさん高校2年生
「親は、楽しかったという前提で話を聞いてくる。
先生が、小学校高学年の時は特に好きじゃなくて、居心地のいい場所ではなかった。
『そんな楽しい話ないよ。』っていう感じだった。」
学校のことを聞きたい親は、どうしたらいいと思う?という問いに対しては…
「子どもの様子を見て、明らかに楽しそうに帰ってきたときだけ聞いてみるとか、そこから徐々にとか聞くようにすれば、自分だったらもうちょっと答えるかな。」
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スタジオでは・・・

かーかさんVTR感想(電話)
・子どもたちは、思ったより大人の考えを持っているんだなって思ったのとうちの娘も「普通」って言葉をよく使うので、「普通」って普通なんだっていうその言葉にホッとしようと思いました。


尾木ママの意見
・子どもの個人的なプライベートなことだけを聞くのではなくテレビを一緒に見て、楽しいニュースや事件をきっかけに、それを共通の話題として話してほしい。
日常から親の価値観を話しておくと、トラブルが起きたときに相談してもらえる、信頼関係の強い親子関係になる。

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かーかさんの感想(電話)
学校のことばかり考えていたので、もうちょっと視野を広げて子どもの好きな話題からでもいろいろ思いを聞いてみようかなと思いました。


くわばたさん感想
子どもって、勝手にこっちが、「ちっちゃくて守ってあげよう」と思うけど、今日子どもたちの意見をたくさん聞いて、大人と子どもじゃなく、人と人として関わらないといけないと、改めて思いました。



END

みなさんも番組ホームページに、子育てのお悩みや、ご意見をお寄せください。




投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:25 | 固定リンク


2020年01月04日 (土)

片づけられない!<番組内容>

ホゴシャーズのみなさんに「子どもの片づけ」についてアンケートを行ったところ…

7割の方から、「うちの子どもは片づけができない」というお悩みが返ってきた。
どうすれば、自分で片づけができるようになるのか?
2児の母である小倉優子さん、親と子の片づけの専門家澁川真希さんと一緒に考えた。


◇ランドセルを片づけない子どもたちに悩むポニーさん◇

ポニーさんのお悩みは、学校から帰った息子たちがランドセルを決められた棚に片づけてくれないこと。何度か注意すると、ようやく片づけ始めるが、棚の前まで持って行くのに、棚の中には置いてくれない。

子どもたちに片づけない理由を聞くと、「めんどくさい」という答え…。

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いったいどうすれば、片づけてくれるのだろうか?


<片づけの専門家澁川真希さんの話>

ポイントは、「子ども目線で考える」こと。
そのうえで澁川さんは、棚の場所と棚板の形状を見直すことをおススメした。大人にとってはちょっとしたことでも、子どもにとっては面倒なことがある。棚までの動線をなるべくシンプルにすることが大事だという。
また、棚板がデコボコしていると荷物が引っかかり、出し入れしづらい。

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◇子どもたちとランドセルの片づけ場所を見直すポニーさん◇

ポニーさん、澁川さんのアドバイスを受け、子どもたちと一緒にランドセル置き場を見直すことに。このとき、親が一方的に決めるのではなく、子どもたちが改善方法を選ぶことが大事。子どもが主体的に関わると、やる気や責任感につながるという。

まず、棚の向きを変え、棚にランドセルを置くまでの動線がほぼ一直線になるように改めた。そして、でこぼこした棚板の上には、ツルツルしたシートを敷くことに。

さらに、置き場所を兄弟の身長に合わせて変えた。

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こんなちょっとしたことで、子どもたちは片づけるようになるのか?

翌日…子どもたちは、ちゃんと片づけた!
その後も、自分からすすんでランドセルを片づける日が続いている。



◇子どもが片づけの必要性を分かってくれないハナミズキさん◇

中学生の息子が片づけなくて困っている。
ところが、当の本人は散らかっていても、どこに何があるかが分かるため、特に困っていない。「なぜ片づける必要があるの?」と聞かれるという。
こういう場合は、親はどうすればいいのか?


◇家族で片づけのルールを作ったネクタリンさん◇

親と子の片づけ定義は違うと考えるネクタリンさん。
ネクタリン家では、リビングなど共有スペースに私物を置くのは禁止
という片づけルールを作った。

以前は、一人娘のらなさんが守れないこともあったが中学生になったのを機にあらためて親子で話し合った

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らなさん「『公園とかにゴミが落ちてたら嫌でしょ?だからみんなで使う場所はきれいにしようね』と言われて納得したので、キレイに使うようにしています。話し合わなかったら、たぶん今も散らかっていたと思う。」

実は、らなさん自身の部屋はキレイな時と散らかっている時がある。
でも、ネクタリンさんは片づいていなくても、あえてなにも言わないという。
らなさんは、テスト期間が終わった後などに片づけている。



<片づけの専門家澁川真希さんの話>

“片づいている状態”には親子間で差がある。
・生活のリズムで片づけられれば、毎日きれいでなくてもよい。ただし、片づけようという時に片づけ方が分からないとか、他の部屋に隠すとかにならないようにする。
・片づけの声かけも否定や命令口調ではなく、子どもの話を聞いたうえで、たとえば、「片付けをやらないと、おやつはない」ではなく、「片づけが終わったら、おやつにしよう」という声かけにするといい。

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◇子ども部屋の片づけにお悩みのはやぶささん◇

はやぶささんは、夫婦共働きで多忙を極め、中学生の子どもたちの部屋に手をかけられずにいた。
そこへ、片づけの専門家澁川さんが訪問。
部屋のカーテンがレールから外れていると指摘されたが、はやぶささんはそのことに気づいていなかった。

澁川さん「部屋の環境に対しての意識がほとんど向いていない。親が気づいて片づけをすることによって、子どものささいな変化にも気づけるようになる。」

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はやぶささん、まずは、部屋の使い方について、親子で話し合うことに。

すると、子どもたちからは、物が多いという不満が出てきた。
実は、子ども部屋の本棚には、子どもたちに読んでもらおうとはやぶささんが買った本がいっぱいなのだ。しかし・・・

子どもたち「本自体そこまで好きじゃないから、読まない。」「一度目を通したら、ほとんど見ないことが多い。」

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本棚の使い方をめぐって、親子間に認識のズレがあることが分かった。

さっそく作業開始。
まず、物を「使う・捨てる・部屋から移動するに分けて整理。
つづいて、収納スペースの確保。衣装ケースなども、子どもの目線より上に置かない。

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そして懸案の本棚は、はやぶささんが子どもたちに薦めていた本を減らし、子どもたちがよく使う物を置くスペースを新たに作った。

子どもたち「以前は探さないと出てこないものが多かった。よく見る物を置けたので良かった。」

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今回気づいたことがあるというはやぶささん。

はやぶささん「部屋がキレイになると、その状態を保とうとするので、今もキレイです。子どもたちが何を欲しているのか分かるようになり、コミュニケーションのチャンスが増えた。」


小倉さんと澁川さんの感想◇

・親も子もそれぞれの思いがあるから、話し合うことが大切。(小倉さん)
・片づけは、自分がやりたいことや必要なものを選ぶ力を育む。選ぶものが、今はおもちゃかもしれないけど、ゆくゆくは自分の進路にもなる。(澁川さん)



<尾木ママの見解>
・片づけで、親の子どもを見る目が整理される。子どもに対してのアンテナが張られる。


単なる片づけにあらず。
まずは親子でゆっくり話し合ってみよう。



END

*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:25 | 固定リンク


2019年12月28日 (土)

気づいて!きつ音の悩み <番組内容>


ウワサの保護者会!今回のテーマは「きつ音」

思い通りのタイミングでことばを声に出せない症状で、同じ音を繰り返して発する「連発」、音を伸ばして発する「伸発」、ことばが出づらい「難発」の3つ症状がある。

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「幼児期には20人に1人が発症するが、成長とともに出なくなるケースが多い」と言われている。
しかし実際には、きつ音に悩む小中学生も多く、その親も、わが子のきつ音とどう向き合えばいいのか悩んでいる。



<尾木ママの経験>
「教師時代を振り返ると、きつ音がある子はいなかったわけではないんですけど、その子がおとなしかったせいか、口数も多くなかったので気づけなかった・・・」


<自身もきつ音がある菊池良和医師によると>
・きつ音を専門に診察する「きつ音外来」に訪れるのは、幼児だけでなく小・中・高・大と幅広い年代。
・中でも中高生の3割は、いじめや相談相手がいないことで不登校の悩みを抱えている。

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◇きつ音の悩み 学校生活の苦しさ◇

みけねこさんの長女、小学5年生のじゅねさんは難発のきつ音があることで、学校生活にさまざまな困難があるという。
たとえば、音読。途中でことばがつかえてしまい、焦るとさらに出づらくなるという。発言も発表も苦手になり、授業中に手も挙げられない。

一番の悩みは“友達とのコミュニケーション”
自分だけスラスラ話せないから仲間外れにされそうで、会話中にきつ音が出ると心がパニックを起こすという。
みんながしているように友達をあだ名で呼ぶこともできず、毎日孤立感に苦しんでいる。最近は、学校に行きづらいと感じることもあるという。

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菊池良和医師の見解>
・きつ音がある子は、場を盛り上げられない自分はこの場にふさわしくないと、自ら身を引いてしまう。
・最初は話したいと思っていても、話し方を指摘されると、その気持ちが減っていってしまう。


◇親のつらさ◇

番組には、全国のホゴシャーズから「親もつらい!」という声が届いた。
「きつ音が出るたびに言い直しさせてしまった」「子どものことばを我慢できずに先取ってしまった」など・・・


みけねこさんの後悔>
・小学生になって初めて「相談できるところ、行ってみる?」と聞いたけど娘は完全拒否。幼児期に行っておけばよかった。


たけのこさんの後悔>
・「なにを言いたいの」とイライラして強く言ってしまった。余計にきつ音を長引かせたかなと、とても後悔。


<きつ音に悩む親子を支援している堅田利明さんの見解>
・子どもは話し方が不安で、親もどうしていいかわからない。親子の悩みを話しあえる場がとても大事。

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◇きつ音の悩みを相談できる場所◇

広島で9年前から年3回開かれているイベント、「きつおん親子カフェ」。
参加者も運営者もきつ音の当事者やその家族で、互いに不安なく交流できることを目指している。
代表の戸田祐子さんも次男にきつ音があり、相談相手がいなくて苦しんだ経験を持つ。

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中高生のグループトークでは、きつ音の話し方を隠すことなく日ごろ言えない悩みが語られた。
親たちも、子どものきつ音に対してどう向き合えばいいのか、複雑な思いを語り合い、共有している。

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菊池良和医師の見解>
子どもに「きつ音のまま話していいんだ」と新たな気づきを与えることも治療法のひとつ。


堅田利明さんの見解>

親は自分のしつけや子育てがきつ音の原因だと思って苦しんでいる。
同じ悩みを持つ親同士で集まる安ど感や、わかってくれているという安心感は大きい!



◇安心して話せる環境づくり◇

「きつ音がある子どもたちが安心できる環境」を学校でも作ろうという取り組みがある。
“きつ音を理解する特別授業”で言語聴覚士が伝えたのは・・・

・「同じ音を繰り返す“連発”の話し方は、苦しそうに見えて、実は自然で楽な話し方だ」ということ。
・さらに「周りがおかしいと指摘したりからかったりすると、うまく話そうとするあまり逆に言葉が出にくくなり、“難発”などの症状に悪化してしまう」ということ。

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連発の話し方のままでコミュニケーションが取れれば、もしかしたらきつ音は“困りごとにならない”かも。

実際に授業を行ったクラスのきつ音がある男の子は、みんなが“味方”になってくれたことで、授業中の発言は積極的になり、以前より学校にも行きたくなったという。

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<ホゴシャーズの感想>
・「そのままでいいんだよ」と言ってもらえて元気になっていく様子がすごくいい!
・きつ音がある娘はストレスをためて話していたと気づいた。連発は楽な話し方と知れてよかった。
・周りが気にしなければ、自分も気にしないで済む。環境によって変わるその子の気持ちはすごく大事!


<尾木ママの見解>
「きつ音がある子が1人クラスにいると、その子への理解を深めるプロセスの中で“多様性”がこの教室の中にもいっぱいあると伝えられる。先生の役割、指導力は大きい!」

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◇きつ音の悩みを相談したいときは◇
各都道府県にある「言語聴覚士会」までお問い合わせを。




END

*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:25 | 固定リンク


2019年12月07日 (土)

気になる!先生の働き方 <番組内容>

今回のテーマは「先生の働き方」

街で子どもたちに聞いてみると・・・
「いつも汗をかいている!朝4時に起きるって言っていた!」
「大きな行事のときがすごく忙しそう!」
「夜10時半までやっていたって!」

どうしてそんなに忙しいのか?
父親が現役の先生というブルゾンちえみさんと、教育社会学者の内田良さんといっしょにとことん考えます。

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<尾木ママの考え>
先生の働き方の問題は、学校の先生の問題だけでない。教育の質に大きくかかわっている。



◇先生の一日に密着!◇

大阪市の公立中学校で働く吉田正成先生の一日に密着した。

朝7時15分、生徒が登校する1時間前に仕事開始。ひととおり事務作業を済ませると、学校に行きづらいという生徒の家に向かった。
朝8時45分1時間目開始。美術が専門の先生、授業は1日平均3コマほど。ほかの教科と比べると少ないが、授業の前後にやらなければならない作業が多いという。
さらに、職員室に戻ると事務作業が…。
先生たちには、生徒指導や安全管理など学校を運営するための仕事も割り振られているのだ。
さらに、帰りの会を終えた4時からが一段と忙しくなる時間。部活、生徒会、事務作業と仕事を終え、終わったのは6時。

家に帰っても一部作業をする吉田さん。
「教師という仕事は、生徒のことを考えたら結局やってしまう職業」と思っている。

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<専門家・内田良さんの考え>
吉田先生の一日は標準的な一日。小学校・中学校で在校時間だけで11時間から11時間半というのが文部科学省の調査のなかでも明らかになっている。


<尾木ママの考え>
全体として教師に対する管理が強まっている。アンケート調査や報告業務など事務作業が増えている。
一方、大切な保護者対応にかける時間や、職能開発にかける時間は国際比較調査をみても少ない。


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◇働き方に大きな影響を与える教育を取り巻く環境の変化◇
さらに、先生の働き方に大きな影響を与えているのが、学校を取り巻く環境の変化だ…。


<尾木ママの考え>
この10年から15年で外国籍の子や、発達障害といわれる子、不登校の子が増えてきた。
さらに、いじめの認知件数も増加し、減っているところは何もないように感じている。



◇環境の変化に対応していくための課題◇

神奈川県横浜市では環境の変化に対応するため、ある取り組みを行っている。670人の子どもが通う日枝(ひえ)小学校。この学校で外国籍や外国にルーツをもつ子どもたちは全体の2割。中国やフィリピン、ロシアに韓国など12か国に及ぶ。教員歴33年の齊藤光世さんは、「児童支援専任教諭」という仕事を担当している。児童支援専任教諭は、不登校やいじめ、言葉の壁によるトラブルなどあらゆる困りごとを支えている。

学校に来ていない子の家庭に出向いたり、元気のない子のケアにあたったり…。
齊藤さんは、「どの家庭にどこまでケアしていくのかが難しい」と語る。


校長の話「社会でいま抱えている問題を、学校がすでに抱え込んでしまっているような状況。福祉的なことや、医療的なことも含めて、全部担ってしまっている状況。そういうところに対して、人的なものや、予算配当などが、まだまだ不十分だと感じる」

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児童支援専任教諭は、事例を報告する検討会を行ったり、警察・児童相談所・地域の方と連携して問題の解決に当たったり、さまざまな取り組みを行っている。


保護者とゲストのブルゾンちえみさんの意見>
・保護者としても児童支援専任教諭のような先生がいると、相談しやすいし、話しやすいと感じた。
・児童支援専任教諭のような先生がいると、先生の負担も変わってくるから、必要と感じた。

一方、こうした先生に来てもらうためには予算的なものが必要かも…。

<尾木ママの考え>
・やはりさまざまな仕組みを行うためにも予算は絶対的に必要。日本はOECDの加盟国のなかでGDPに占める教育予算の割合が最下位。これは大きな問題!

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◇動き始めた働き方改革◇
・今年1月の文部科学省の中央教育審議会でも議題になった教員の働き方改革。
1月の残業時間の上限目安45時間、変形労働時間制の実施などとならんで取り上げられたのが、地域・保護者との連携をうながすこと。登下校の対応や夜間の見回り、お金の徴収などはボランティアや保護者、教育委員会など学校以外が担うべきとの考えだ。

<ホゴシャーズの意見>
・PTAのなり手もいないなかボランティアでいるのかなと不安に感じる

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◇愛知県・北名古屋市の取り組み◇
愛知県の北名古屋市では、自治体が予算を組み、ボランティアを手配するコーディネーターを有償で雇い、学校に配置。コーディネーターは先生たちが必要とする仕事に、適した人を探し出す。コーディネーターが責任をもって適した人を連れてくる仕組みができあがっている。

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<尾木ママの考え>
教育は未来への投資。子どもたちの幸せ、親の幸せに加え 国家の命運もかかっている。
ここには予算が絶対的に必要。国民的な世論にしていくことが大切だと考えている。

 

 

END

*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:25 | 固定リンク


2019年11月30日 (土)

シリーズ 虐待を防ぐには(4)「児童相談所~子どもの一時保護~」<番組内容>

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前回に引き続き、児童相談所について考える。

児童相談所は、親の意思にかかわらず子どもを一時保護する権限を持つ。
思わぬタイミングで子どもと離れることは、保護者としてはつらいことでもあるが、子どもにとってはどうなのか。

そこで、一時保護された経験がある子どもの話に耳を傾けた。




 <VTR1>

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スタジオにきてくれたオクラさんの娘、さきさん(仮名・中学1年生)が一時保護されたときのことを取材させてもらった。

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さきさんは、父親から毎晩 どなられていたという。
「読んだ本を片づけろ!」「スマホを出しっぱなしにするな!」「制服を脱ぎっぱなしにするな!」

父親は、怒りのスイッチが入ると、何十分もどなり続け、母親がいくらやめるように言っても、エスカレートするばかり。

さきさん「全部“心にくる”みたいな。体じゃなくて、気持ちが傷ついていった感じ。
毎日、お父さんが帰ってくるのが怖いとか、お父さんが帰ってきたらどうしようとか、気が重くなる。お父さんが帰ってくるから、夜が一番怖い。何回も死にたいと思って。
自分も死にそうで怖かったけど、いつ私がお父さんを殺すかもわからないし、一番怖かったのは自分が死ぬよりもお父さんを殺してしまうこと。」

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そこまで思いつめていることは、母親にも言えず、2年近く、ひとりで我慢した。
さきさん「これ以上もう我慢すると危ないかなと思うときがあって。もう助けてほしいみたいな。」

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そしてある夜、学校の連絡帳に「お父さんのいる家にもう帰りたくありません」と書いた。
翌日先生に提出すると、学校が児童相談所に連絡。

その日のうちに訪れた児童相談所の職員にさきさんは3時間かけて、父親とのことを話した。
職員は優しく話を聞いてくれたという。

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さきさん「今日は家に帰れますか?帰りたいですか?と聞かれて、
『お父さんの顔を見るだけで怖い』って言ったら、『ちょっと保護しますね』って、
児童相談所に行きましょう、と言われた」
 

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一時保護の施設では、個室にひとり。
初めての場所で、さらにその日の夜、大きな雷が鳴っていて怖かったというが、お父さんがいるよりは安心だったのか、眠ることができたという。
 

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さきさんが一時保護施設にいたのは2か月。

母親のオクラさんは児童相談所から、「さきさんを家に帰すには安全な環境が必要」と言われ、自治体の窓口や地域の人を訪ね、相談して回った。

そして、夫と別居することを決断。
一時保護は解除され、さきさんは、家に戻った。

さきさん「今が一番幸せ。先生に相談してなかったら、自殺を考えていたかもしれないし、お母さんがいなかったら、こういう生活ができていない。
命の恩人だと思っているし、全部お母さんに感謝している。」


 

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<スタジオの保護者は・・・>

虻川美穂子さん(北陽)
携帯そこに置くなとか、服そこに脱ぐなとか言いがちなこと。
その延長で自分の娘が自殺まで考えているなんて。

ホゴシャーズの感想
中一の娘も似ていて、毎日夫の悪口を言うし、夫が帰って来る頃になると「気が重い」とかオクラさんの話を聞いて、もしかしたら悪い方向に発展したら
わが家も同じようなことになるかもしれないと思った。


さきさんの母親・オクラさんは・・・
◆見極めが難しい。“いきすぎたしつけ”のように、将来を心配して「勉強しなさい」と父親が言うことを、娘が「うるさいよ」と言い返してエスカレートしていく。
夫と娘がやりあっているときは、娘も中学生なので一方的にやられっぱなしじゃない。
だから娘の内面的な心の方まで目がいってなくて、そこまで思いつめていたのか・・・と思った。
◆子どもが勇気をもって学校に言って、児童相談所が介入したことによって、私自身、虐待っていうことと向き合って、すべてがプラスだったと思う。



<児童相談所の所長を務めた川並利治さんは・・・>

◆心理的虐待は傷などが目に見えることがないので、心の傷がどのぐらい深いのか、わかりづらい。さらに、もうひとつは中学生で思春期なので、なおさら見極めづらいことも。

◆子どもは、SOSを出しにくい・出せないもの。
例えば、「叩かれるのは自分が悪い」というように自分を卑下することによって、現実に耐えようとする。

◆保護者はそこで、「あなたは悪くないよ、守ってあげるよ、大切だよ」と言い続けることが大事。すると、子どもは本音を言ってくれる。


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<尾木ママの意見>
さきさんは、先生にSOSを出したのがすごい。
◆もし「自分の担任が若くて頼りないなと」思っても、学校全体で対応するし、児童相談所や専門機関と連携しているので、基本的にSOSを発信してほしい。

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<VTR2>

一時保護施設で2か月を過ごしたさきさんは、父親からは守られたが、施設での生活に疑問を感じることもあった。

さきさん「“ちょっと保護しますね、児童相談所に行きましょう”と言われて、1日~2日とか短いだろうと思ったら、2か月だった。」

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学校から制服のまま一時保護施設へ。
持ち物も制服も、学校の教科書も、すべて預かられ、2ヶ月の間、返してもらえなかったという。
さらに、外出もできない、学校にも通えない。

さきさん「学校とか部活に行きたかった。“いつ出られるんですか?”と聞いたけど、別居とかいうそういう提案がない限り、安全だと思えない限り、出させられないって言われて。あっち(父親)が悪いのに、私だけこんな不便な思いして、私だけすごい過ごしにくい環境で、なんで私だけこんな思いしないといけないんだろうって、ずっと思っていた。」

 

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<スタジオの保護者は・・・>

虻川美穂子さん(北陽)
守られているっていう事実もあるとは思うけど、もうちょっと柔らかくしてもらえたら、って思う。


<児童相談所の所長を務めた川並利治さんは・・・>
◆実は一時保護所の方は課題がいっぱいあって、最大の問題は、保護中の期間学校に行けないということ。
◆学年それぞれに応じたものではないプリントをやってもらったり。
全く学習やってないということはないが・・・。


さきさんの母親・オクラさんは・・・
「学習タイム」というのがあったが、その学年に応じた勉強ができなくて、新学期始まったときに新しい教科書を届けたが、それも全部没収されて、見ることもできなかった。
学校に復帰したとき、すぐにテストで、娘が大変な思いをしていた。


<尾木ママの意見>
◆被害者が隔離されて加害者が普通に仕事しているのが“不公平だ”という子どもの気持ち、すごくよくわかる。
◆いじめられている人が「転校したら」なんて勧められて、加害者はのうのうと学校行って楽しく遊んでいる。「なんで僕が転校するんだろう」というのと一緒。
◆一時保護の問題には、今聞いただけでも、難しい問題がたくさんあるので、一時保護に至る前の段階でどういうふうに私たちがつながっていけるのか、手を差し伸べることができるのかというのがポイントだと思う。




<VTR2>

番組では、一時保護になる前に手を差し伸べる取り組みを取材した。
スタジオに来てもらったのは、子ども虐待防止のため親子支援を行うNPO法人の理事長、畠山由美さん。

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畠山さん「本来なら、助けてくれる夫や祖父母、兄弟や友達がいるのが望ましいが、『困った、助けて』って言える人がいないことが一番問題。
1週間に1回でも、ご飯を作らなくていいとか、ちょっと大変な時に支えるだけで、また育児ができるようになるが、そういう助け手がいないのが、大きな問題。」

畠山さんのNPOが運営するのは、栃木県日光市にある育児支援施設。
食事や洗濯、お風呂などの家事・育児支援を行っている。
日光市は、家事や育児を手助けすることが一時保護を未然に防ぐと考え、NPOと連携して養育困難な家庭を支えている。

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この施設では、子どもをみてもらうだけでなく親自身も頼ることができる。
例えば、預けた子どもを迎えに来た際、一緒に夕食をとって帰る親もいれば、ちょっと休みたいときには、子どもと一緒にお昼寝をしてから仕事にいく親もいる。

支えてもらっている保護者
「“一人だと大変だろうから今日お風呂入っていったら”と言ってもらって、子どもだけでなく私も一緒にお風呂に入って、あとは帰って寝るだけ、というのが楽ですね。1回だけでも、気持ちが楽になります。すごい甘えさせてくれます。」

この施設で働く金子さんは・・・
「実家って『もうやだ~』って言えるじゃないですか。皆さんここにくると『もうやだ~』『育てられない~』とか言ってますけど。
そういう場所が心地いいんでしょうね。
母親がちょっと休みたいと言って赤ちゃんと一緒に寝てたりすると、『頑張ったね』って毛布を掛けます。みんな頑張ってます。」

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<VTRを見た虻川美穂子さんの感想>

◆思わず、泣いちゃった。施設の方が優しくて、泣いてしまったんですけど。お風呂とか、全然入れないんですよね。2歳ぐらいまでは自分の体も洗えない、なおかつ休んだら“母親としてダメ”と勝手に思っていたので。
こんな優しいこと言われたらちょっと泣けちゃう。

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<虐待防止に取り組むNPO法人代表 畠山さんの意見>
◆お風呂って本当に大変で。しかも兄弟が年子でいたりしたら、戦争みたいなもの。
お風呂やご飯を食べさせることを、毎日一人で全部やらなきゃって無理ですよね。
まずお母さん自身が優しくされないと、こんな大変なことできないと思う。

◆地域の中で具体的な子育て支援があれば一時保護しなくてもいいということで栃木県内で同じような支援施設が9か所に増えた。
県が予算をとって、県と市が予算を組んで、ひとつずつ増えていった。

◆“家から切り取る”とか“親から離す”というイメージではなくて“お母さんも一緒になってこの子を育てていこうね”という気持ちでやっています。



<尾木ママの意見>
◆困った状況でない時、ふだんから、「自分の地域にどんなショートステイがあるのかな」と調べたり登録しておくといいと思う。

◆一番大事なのは、頼り合ったり力を貸したりする、実家みたいな感覚の地域のつながり。

◆親の体罰禁止という法律が成立したが、法律ができたから虐待とかがなくなるわけではない。
日常の中で親が楽に頼れたり、相談できたり、愚痴を聞いてくれる所がある、そういう地域づくりが一番大事。

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NHKでは、さまざまな番組で虐待について考えていきます。
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END

*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

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2019年11月23日 (土)

シリーズ 虐待を防ぐには(3)「もしものときの児童相談所」<番組内容>

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みなさんは、児童相談所についてどれくらい知っていますか?
今回のテーマは、シリーズ虐待を防ぐには第3弾「もしものときの児童相談所」

ニュースでよく聞く児童相談所ですが、
多くの保護者は、「怖そう」「関わりたくない」と、あまりいいイメージを持っていないよう。

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<児童相談所に長年つとめた鈴木浩之さんインタビュー>

◆児童相談所に関わったから、「おしまいだ」とか「絶望だ」とか「ここまで来てしまった」とは思わないでほしい

◆児童相談所は、親を罰するのではなくて保護者と一緒に子どもの未来とか安全とか幸せをつくっていく、
そういうお手伝いをしたいというのが児童相談所の役割

◆保護者にとってショックな出来事である「一時保護」を行うのも児童相談所だが保護者と対立をするということをしようとしているわけではなくて
そこからが子育てのリスタートだと思う

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<尾木ママは・・・>
◆児童相談所で「助けてもらえた」とか、「ヒントをもらった」といういい話が伝わらないで、鬼気迫る時だけ児相が登場するから全然、児童相談所が理解されてないなと思う


<スタジオの保護者は・・・>

虻川美穂子さん(北陽)の意見
「児相」っていう響きがドドドーンと、重たい!

ももさんの意見
相談しにいった時点で「自分が頼りない親」「ダメな親」というイメージを持たれてしまうのではないかと思うと、相談しづらい


<児童相談所の所長を務めた川並利治さんは・・・>
◆児童相談所という名前が毛嫌いされるというようなこともあるので一部の自治体では「子どもセンター」「子ども総合相談センター」と名前を変えて、相談しやすくする工夫をしている

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<VTR1>

みなさんは、2015年から設置された全国共通ダイヤル189を知っていますか?

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全国共通ダイヤル189は、最寄りの児童相談所につながる電話番号。
「児童心理司」や「児童福祉司」などの職員が24時間休みなく、虐待や子育ての相談を受けている。
「あの子、虐待をうけているかも」という「周囲からの通告」、そして、親自身が「子育てがつらくて子どもにあたってしまう」という場合もこの番号にかけることができる


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番組では今回、自分で児童相談所に通告したという母親の話を聞かせてもらった。

2人の子どもを育てるアキクサさんは、長女の子育てに悩んでいた。
長女はこだわりが強く、泣き出すと何時間も暴れて、おさまらない。
夫は連日、深夜まで仕事。実家の親にも、何度か相談したが、ひとりで頑張りなさいと“叱咤激励”を受け、自分がしっかりしなきゃと追い詰められたそう。
ひとりで悩む日々が2年以上続き、あるとき、自分の感情を抑えられなくなってしまった。

当時の日記には・・・
「ただ静かに話したい。でもできない。
だまってほしいのに だまってくれずに 口をふさいで首をしめてしまった」

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消えているテレビの画面に映った自分の姿を見て、
「助けてほしい」と児童相談所に電話をした。
誰かに、ちょっと子どもを見てもらいたいと思ったそう。

児童相談所に電話をすると、職員がすぐに来た。 やっとそのとき、我にかえった。

日記「こんなに小さくてかわいいのに、なんで私はひどいことをしたり、傷つけてしまうのか、つらくなって泣いた」

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<VTRを見たスタジオ保護者の感想>

うしさんの意見
そういう気持ちは、すごく分かる。
手を出したことはないし、絶対にやっちゃいけないけど、私もうまくいかなかったときに相談できず、とりあえず一人で頑張るしかなかった。
感情をなんとか抑えて、今日が終わったらまた明日とやり過ごしていた。

虻川美穂子さん(北陽)の意見
子育てをしていると、もしかしたらちょっと紙一重だなと思う。


<児童相談所の所長を務めた川並利治さんの意見>
◆今、社会が「産んだ子は頑張って育てなさい、自分の子なんだから」という養育を強いる風潮がある。
反対に「そんなに頑張らなくてもいいよ」と強力に言えるのが児童相談所。

 



<VTR2>


孤立した育児で追い詰められ、
児童相談所の職員に来てもらったアキクサさんだが、
ほっとしたのもつかの間、思わぬことを言われた。

児童相談所の人は「じゃお母さん、仕切り直しってことで!」と言いながらパーッと子どもを連れていってしまったそう。

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アキクサさん
「私が望んだのは一時保護で連れてかれることじゃなくて、ちょっとの間だけ距離を取らせてもらえることだった。」

アキクサさんは、2~3日、子どもを預かってもらえると思っていたが、その日から2ヶ月、一時保護となった。

児童相談所は、親の意思にかかわらず、子どもを一時保護する権限があるため、とまどう親が多い。
親はどう受け止めればいいのか、児童相談所で長年、親のカウンセリングをしている五月女(そうとめ)友美子さんに聞いた。


五月女友美子
さん
◆一時保護は非日常的なことなので、すぐ気持ちを落ちつけるということはとても難しい。
◆子どもが保護されてしまったのに、自分ばかりが自宅でゆったり過ごしてはいけないんじゃないか、おいしいものを食べちゃいけないんじゃないかという方も多く「お母さん、それは違いますよ」という話をしたことがある。
◆やっぱり保護者が元気になる必要があって、ちょっと外に出て、買い物や楽しいことに、気持ちも体も動かしてほしい。
◆煮つまった環境をちょっと解放するのが一時保護の役割。

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アキクサさんも、時間がたつにつれ、少しずつ自分の育児を振り返ることができたという。
「子どもが産まれてから、ずっと一人で向き合って寝られてなかった。
保護されている間は、寝られたし、ちゃんと食事もまともにとれた。
子どもの特性について勉強したりとか、私はどういう声かけをしてあげればよかったのかなとか、考えました。」


 


<VTRを見た虻川美穂子さんの感想>
◆いきなり子どもと引き離されたら、どうなっちゃうんだろう!
体を半分持ってかれたような気持ちになっちゃうと思う。
だからアキクサさんは、そこを乗り越えて、子どもの愛おしさをもう一回見る時間ができたというのは、児相の力なんだなと思う。


<児童相談所の所長を務めた川並利治さんの意見>
◆一時保護されると親もショックでなので本当に保護するかどうかというのは、児童相談所側も非常に迷って迷って、安全のために親子を分けたほうがいいという場合に一時保護する。
◆だからやはり、お互いに元気を取り戻す時間と空間を提供するというようなことが一時保護の役割

 


 

◆オクラさんも、子どもを一時保護された経験があるが、その際、不安になったことがあったという。

中1の娘が一時保護されたきっかけは、夫の言動。
「部屋を片づけろ!」「服を脱ぎっぱなしにするな!」と毎晩、娘をどなりつけ、怒りがエスカレートすると、何十分もとまらない。
「片づけないなら、この家から出て行け!」と、もみあいになることも。
オクラさんは、そのたびに、「やめて!」と夫に言ったが、その行為はおよそ2年、続いた。
 

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ある日娘は、連絡帳に「お父さんのいる家に、もう帰りたくありません」と書いた。

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すると翌日、学校が児童相談所に通告。そのまま一時保護された。

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オクラさんは、学校から電話を受けそのことを知った。
「がく然とした。何の権限があって!みたいな。
調べると、親の同意に関係なく保護できるすごい強力な権力を持つ組織だということを知って。」

さらに、娘が一時保護されていた2か月、非常に不安な気持ちで過ごしたという。
その理由は子どもの様子を教えてもらえなかったから。

オクラさん
「こちらからしてみれば、子どもが急にその日から帰って来なくなって子どもを拉致されたっていう気持ちだった。
『子どもはどうですか?』って聞いても、なんにも教えてくれないし。
どういうふうにこれから過ごしていくのか、一日の流れとかも全く教えてくれない。
下着とか着替えとか『持っていきます』っていったら、『それはもう全部、こちらのものを使用するから、いらないです』って言われた。」


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娘を一時保護されたオクラさんは、児童相談所から、「家が安全でないと、娘さんを返せません。
家を安全にするためのプランを出してください」と言われたそう。

考えるうちに気付いたのは、「娘が頼れる場所がない」ということ。
そこで、近所の人や学校の先生、地域の児童委員などに家の事情を全て話し、何かあったら娘を助けてほしいとお願いした。

オクラさん
◆隠してきたからこうなってるんだと思うから、全部さらけ出したほうが、お父さん自身にも私はいいと思う。
◆とにかく娘の中学校時代の1日1日っていうのは、大人の1日よりも全然大事、貴重な時間なので、それを早く取り戻してあげるために自分にできることはなんなのかと考えた。

そしてもうひとつ。
一時保護されていた2か月の間に、夫との別居も決断した。

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オクラさん
◆とにかく目線を変えて、「娘を守る」!
私だけの手ではもうどうにもならないので地域の交流の場にも行って、下の子を連れていって、私たち家族を知ってください、と言った。
娘の姿がないと「あれどうしたの?」って気にかけてもらえるような地域とのつながりをとにかく持とうと思った。

◆いったんお父さんと離れることは、頭を冷やすとか、振り返る時間もあるでしょうし、いいことなんじゃないのかなって。

◆児童相談所が介入したことによって、私自身も虐待っていうことと向き合って、それがなかったらここまでの行動をしてなかった、ここまでの情報も知りえることがなかった。
子どもが勇気をもって学校に言ったこともそうですし、一時保護されたことは、すべてがプラスだったと思っています。

 


 

<児童相談所の所長を務めた川並利治さんの意見>
オクラさんは、大きな決断を2つされたと思う
「別居」は、娘に対して、あなたのことを守るよという強いメッセージ。
もう1つは、自分の家のもめごとを地域に話すのはなかなかできないが地域に気づいてもらうということが、虐待をストップできる大きな一歩。


<虐待防止活動をしているNPO法人代表 畠山由美さんの意見>
「通告」は、児童相談所と支援を必要としている方が出会うきっかけ。
児童相談所は、保護者を責めるところでも裁くところでもなくて、やっとつながれてよかったと思う。
目指すところは子どもの幸せ、家庭の幸せ、保護者の幸せ。


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<尾木ママの意見>
◆虐待の問題というのは、どうしても「自分とは関係ない」とか「ひどい親の問題」とか切り離しがちだけども、みんなつながっている、全員関係のある問題。
だから、まず児相ってなんだろうと。どんな仕事をしていて、どういうふうに僕たちが助けてもらえるのかというのを、まず知るということが大事だと思いますよね。

 

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NHKでは、さまざまな番組で虐待について考えていきます。
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END

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2019年11月16日 (土)

子どもって迷惑?<番組内容>

 

今回のテーマは「子どもって迷惑?」
子どもたちが道で遊んでいると叱られたり、公園での遊び声や登下校中のおしゃべりがうるさいといわれたり…。
子どもって、地域の中で迷惑な存在?

タレントの青木さやかさんと、恵泉女学園大学・学長の大日向雅美さんと考えていく!

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◇【子どもが近所で迷惑に!?】
ポニーさんの家の近くには、ボール遊びできる公園がない。子どもたちはしかたなく、家の前の道で遊んでいるが、近所の人から「静かに遊んでほしい」と注意されたことがあるという。

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他にも…
青木さやかさん「夜は静かにしてほしいという匿名の手紙をもらったことがあります」
うめさん「神社の駐車場で柔らかいボールでキャッチボールしていたら、怒られ、子どもは萎縮してしまいました」
アラマンダさん「マンションの駐車場で遊んでいると、遊び声がうるさいということで警察に通報されたことがあります」

一方、親が子どものころは…?
カブトムシさん「多少のことは許されていました」
うめさん「落書きをして、叱られて反省し、自分で消しました」


<専門家 大日向さんの意見>
子どもは失敗したり、いたずらしたり、叱られたりしながら育っていく。しかし、現代では、家でゲームすることが問題視される一方で、外で遊ぶと「迷惑」になってしまう。許容度の低い社会になってしまった…。

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子どもを取り巻く社会環境は、親の子ども時代と比べて大きく変化している!

◇【子どもを取り巻く社会環境の3つの変化】
(大阪大学・小野田正利教授の話)

①子育て世帯の減少
子どもと過ごす経験がある人が減っている。
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②「団塊の世代」の退職
退職後、家にいる時間が増えている人にとって、聞きなれない子どもの甲高い声などは、不快に感じてしまう。

③夜間就業者の増加
子どもが遊ぶ日中に休息を取る必要がある人が増えている。こうした人たちにとっては、子どもの遊び声などによって、必要な睡眠が脅かされることになると不快感は高くなる。


<専門家 大日向さんの意見>
昔は地域全体で子育てしていたが、今は近所付き合いが減っている。子どもと接する機会がなく、その子どもと顔見知りでないため、子どもを迷惑と感じてしまう。



変化した現代社会で子どもがトラブルを起こしたときは…?

◇【トラブルが起きたときの対応法】

ポイント①:状況を正確に把握

子どもから詳しく丁寧に話を聞いて全体像をある程度つかむ

ポイント②:謝りに行くときは子どもを連れていく
子どもにとっても成長の機会につながり、近所の人とも顔見知りになれる

ポイント③:相手を理解しようとする姿勢を示し、いい関係を作る
相手の事情を聞いて、お互い配慮できる点を探す。手土産を持っていくこともオススメ!


子どもと近隣住民とのトラブルに詳しい大阪大学教授・小野田正利さん
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<ホゴシャーズの経験>
カブトムシさんは、絵を描くことで子どもに『迷惑なこと』を分かりやすく伝える工夫をしている。
カイツブリさんは、謝ることを通じて、近所の人の事情を知ることができて、今もいい関係へ。

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<専門家 大日向さんの意見>
・子どもに自分の行為と周囲の感じ方を「見える化」して伝える
自分がしていることと、周囲が感じることの両方を“見える化”すると「迷惑なことを」を子どもが理解しやすい。子どもは自己中心的な世界から他者のことを徐々に考えられるようになる。

・「2-6-2」を目安にご近所との関係づくりを
2割の人は、子どもが大好きで味方になってくれる。別の2割の人は、関係性を築くのがなかなか難しいかもしれないということを目安に考え、残りの6割の人に対して、日ごろから挨拶するなどして、関係を深めていくと、味方が増えることが期待できる。



子どもも大人も地域でお互い顔見知りになるために…

◇【地域のつながりを大切に】
・一般の道を地域の遊び場として開放する「みちあそび」というイベントでは、近所の子どもも大人も自由に遊んでいる。
・イベントを主催する団体の代表・嶋村仁志さんは、社会で子どもが迷惑な存在と思われがちなことが気になり、道を遊び場として開放して、地域の交流を深められないかと、「みちあそび」の開催を考えた。4か月かけて地域の人たちに協力をよびかけ、実施へとこぎつけた。

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・いまでは、楽しみにしてくれる地域の人も増え、嶋村さんも「子どもが、町の人たちに覚えてもらっているのが、すごくうれしい」という。

【尾木ママの見解】
大人、子ども、高齢者も一緒にみんなで元気な街づくりをすることが大切!


子どもだって地域の住人。
大人も子どもも幸せに暮らすために、できることをやってみませんか?

END



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2019年11月09日 (土)

誰もが過ごしやすいクラスって?<番組内容>


発達障害のある子にとって困難が多い学校生活。
多様な子どもたちが過ごしやすいクラスをつくるにはどうすればいい?
児童精神科医の髙岡健さん、お子さんに発達障害のあるホゴシャーズ、発達障害について知りたいホゴシャーズと一緒に考えた。

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◇問題行動には理由がある 自閉スペクトラム症・ADHDのあるみずきくん◇

シャチさんの長男みずきくん(14歳)は、小学1年生のときに自閉スペクトラム症とADHDの診断を受けた。特性としてIQが高いみずきくんは、小学3年生のころから日本史が大好きで、今は世界の現代史や時事問題にも関心を持ち、自分で本を読むなどして、学ぶことが好きだ。

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幼いころは泣き虫だったみずきくんが、学校で問題を起こすようになったのは小学2年生のころ。
周囲の子に暴力をふるったり、教室から逃げ出してしまったりしたのだ。
しかし、その背景には、周囲の大人が知らなかった理由があった。

みずきくん「保育園のころからいじめられっ子だった。小2のころに辛さがピークに達し、攻撃側に回ることで、弱者じゃなくなって自分を守りたいと思った。」

また、教室から逃げ出したのも、周囲の子たちがからかうことに耐えられなくなったという背景があった。
そんなとき、先生にはどうしてほしかったのだろうか?

みずきくん
「逃げたときは、追いかけたりしないこと。何もなくして、落ち着くために逃げているから、誰かに来られると困る。」

そんなみずきくんにどんなクラスならよかったと思うか聞いた。

みずきくん「いじめもないし、勉強が進んでいる子はどこまでも進めることができ、わからない子はとことん教えてもらえるような状態。」



<母・シャチさんの話>
小学2年生のころは、「普通になってほしい」と思い、わが子を受け入れていなかったが、小6のころには、いじめで苦しむみずきくんを見て、「生きてさえいればいい」と思った。


うみねこさんの場合>
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学校でよくパニックを起こしていたうみねこさんの次女。
担任の先生が変わると、クラス委員を務めるまでに成長した。

うみねこ
さん
が先生に、どんなことをしてくれたのか聞いてみたところ、「特別なことはしていない。みんなに同じようにしている。娘さんのためだけでなくクラス全体のためになる」との答えが返ってきた。

尾木ママ「本当にちょっとしたことで変わる」という。

尾木ママの実践>
・発達障害のある生徒が授業に集中できるように、15分で授業を区切り、間に雑談を入れるようにした。
・すると、その子だけでなくほかの子の意欲も成績も上がった。


<子どもが教室から出て行ってしまったら?>
子どもが教室から出て行ってしまった場合。みずきくんは「逃げたときは追いかけないでほしい」と言っていたが、先生はどうすればよいのだろうか?


髙岡先生(児童精神科医)の見解>
・逃げてもいい場所をあらかじめ作っておき、全員に対して、そこに逃げてよいと伝える。
・逃げ出したときは快く見送り、戻ってきたら歓迎する。



◇誰もが過ごしやすいクラスをどう作る? 特別支援学級の取り組み◇

公立小学校の特別支援学級を担任の先生に案内してもらった。そこには次のようなスペースがあった。

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・子どもたちが自ら設計して作った、不安になったときなどに落ち着くための部屋
・それぞれが過ごしやすいよう子どもたちが自分で考えて作った個別の学習スペース
・「揺れるいす」、「大きなボール」、「しっかり支えるいす」など子どもたちが自分で使いたいいすを選べる

校長先生「子どもたちは周りから与えられるより、自分で自分に合ったものを見つけていくことが大事だと気づかされた」

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◇誰もが過ごしやすいクラスをどう作る? 千駄谷小学校 3年生のクラス◇

3年生の担任 橋本先生は、一人一人が尊重され、自分で考えて行動できるクラスを作ろうと取り組んできた。取り入れたのは主に次の3つ。

サークル対話 誰もが本音で話し、お互いのことを知って認め合う
学び合い 自分がどうやって問題を解いたかを友達どうしで教え合う(教え合うときには、子どもたちは教室内を自由に立ち歩く)
自立学習 決まった課題を終えたら、自分が好きな学びに取り組める

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橋本先生「じっとしていられない子は話を聞いていることもつらい。学び合いというスタイルなら、自分で動いてよいのでフィットしている。それまで授業についていけなかった子も、友達に教えられると理解しやすかったようで、今では自分でも教えるようになった。」




ホゴシャーズ専門家の感想◇

・動き回ることをマイナスととらえず、生かすことができると、ほかの子たちも意見を言いやすくなるのでは?よつばさん)
・子ども同士の対話は誤解が解けてよいと思うもみじさん)
・サークル対話は必ずしも最初からはうまくいかない場合も。成立する条件は、子ども同士、先生と子どもの信頼関係があること。対話の経験があると、たとえいじめのようなことがあっても、子どもたちの力で解決することにつながる髙岡さん)


<尾木ママの見解>
・視点を切り替えることができれば、日本の学校もぐるっと変わってくる!



少し視点を変えれば、だれもが過ごしやすいクラスができるはず。
一人一人の子どもの思いを知ることがそのヒントになる!

 

END

*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:25 | 固定リンク


2019年10月19日 (土)

いじめ 相談してほしいけど・・・<番組内容>

ウワサの保護者会!今回はいじめをノックアウトとのコラボ回。
スペシャルゲストは、MCの高橋みなみさん!

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2019年滋賀県大津市のデータによると「いじめを受けたとき親に相談した中学生」は3人に1人。
もし自分の子どもがいじめられたら、親はどうしたらいい?たかみなさんと一緒に考えていく!

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◇子どもがいじめられたホゴシャーズ3人◇
・実際に、子どもがいじめられたときに、相談してくれず悩んだというホゴシャーズ

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<ホゴシャーズの体験>

ネクタリンさん:よくしゃべる子どもだったのに、突然しゃべらなくなる。「嫌なことあるなら言って?」と言っても答えない。あるとき急に「自分が嫌われていると思う出来事」を箇条書きにして、読み上げて、大号泣。

ごぼうさん:あるとき急に「俺の顔って変?」と言うように。心配になって様子を見ていたら「先生に言わない?」というので「言わないよ」と言ったら、ようやく「お前の顔変だな」と学校で言われていることを話した。

みやびさん:小6の時に、突然、朝起きれなくなり、めまい、吐き気。小児科に行くと起立性調節障害と言われて、体の異変があってから初めて「いじめにあっている」と言われた。



子どもたちはなぜ親にいじめの悩みを話すことができないのか?実際に一人で抱え込んでいた子を取材した。

◇親に言えない 認めたくない◇
・中2女子りおさん。小学校からいじめを受ける、不登校に。自殺を考えるまで追い込まれたが、親には言えなかった。
・3兄弟の末っ子。忙しく働く母親の姿を見て、これ以上負担をかけたくないという気持ちがあった。
・さらに、自分がいじめを受けていることが恥ずかしいという気持ちもあったという。

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<ホゴシャーズの意見>

ネクタリンさん:子どもなりに親を守りたいという気持ちがあるのかも。

カラスウリさん:自分もいじめ体験があるのでよく分かる。親に話すことで、いじめられていることを認めることになるので、抵抗があった。

ごぼうさん:子どもにも自尊心があるので、親に話すことで、また自尊心が傷つけられちゃうのかも。


<尾木ママの見解>
・親に言うと、学校の先生にも伝わってしまうのでは、という不安が子どもにはある。
 子どもたちは、先生たちが解決してくれない様子を見ているので、信じきれない部分がある。


<専門家 須永さんの見解>
・いじめられてストレスがたまっている時は、コップの中に水が8割くらい入っている状態。しかし、子どもとしては「まだ大丈夫」という認識を自分でしてしまう。本当に辛い状況で、体調を崩す、というのは、コップの水があふれてしまっている状態。その状態になるまで、周りの人には相談できない。

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須永祐慈さん(NPO法人ストップいじめ!ナビ副代表理事)
自身もいじめられて、不登校になった経験を持つ。



一方、コミュニケーションがとれていても、親の言葉が響かない例も。

◇親のアドバイスが響かない◇
・高1女子なこさん。中学校時代にいじめられるが、学校に通い続けた。希望する高校に進学するには、内申や出席が必要だったからだ。しかし、体調は限界を迎えていた。
・その様子を見ていた母親は「休み休み学校へ行くこと」を提案するが、本人は「その助けはいらない」。
・母親からすると「娘のことを思っているのに伝わらない。」

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<専門家 須永さんの見解>
・実体験からすると、アドバイスが欲しいわけではなく、つらい思いを抱えている自分を受け止めて欲しい、という思いがある。親が子どものことを、分かっているつもりでいるほど、反発がある。

<尾木ママの見解>
・だからこそ、親以外との接点というのが非常に大事になってくる。



今、NHKで第三者との接点を作るために取り組みが始まっている。

◇ネット相談が救いになる◇
・NHKが運営するウェブサイト「マダ友プロジェクト」。いじめや人間関係の悩みを書き込むと「マダ友=まだ見ぬ友達」から返事がもらえるという仕組み。
・これまで6000件以上の書き込みがあり、多くの子どもたちが救われている。

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・マダ友プロジェクト https://www.nhk.or.jp/ijimezero/madatomo/

 



<専門家 須永さんの見解>
・つながることは大事。言葉やアドバイスだけじゃなくて、誰かといる安心感が必要。
・ネット相談には危険もある。しかし「マダ友プロジェクト」のように、NHK職員がひぼう中傷の書き込みを無くした上でコミュニケーションができるサイトなど、安心して相談できる窓口にアクセスすべし。他には自治体の無料電話相談、LINE相談、民間がやっているチャイルドラインなど。
・親としては、そうした窓口にアクセスしやすい環境を作ってあげることが大事。



◇一体親には何ができる?◇

<たかみなさんの意見>
・自分がAKB48時代、精神的につらかったとき「しんどい」と母親に言ったら「それだったらもうやめたらいい!」と言われて、びっくりしたことがあった。求めているのは、そういう言葉ではなく、“ただフラットに横にいて欲しかった“ということ。

<ホゴシャーズの感想>
ももさん:これまでは、子どもと一心同体のつもりで、親がなんとかしないといけないと思っていた。でも、大切なことは、話しを静かに聞き、おいしいご飯を出したり、風邪をひいているときにのど飴を渡してあげたりすることなのかなと思った。

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<専門家 須永さんの意見>

ご飯が食べられる環境、布団があって寝ることができる環境があること。当たり前のようなことだが、そうした環境があるというだけで子どもは安心できる。悩んでいる子どもに親にしかできないことはある。




END


*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:25 | 固定リンク


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