番組内容

2020年05月09日 (土)

10歳ごろのプチ反抗期 <番組内容>


番組アンケートによると、「10歳ごろ親への態度が変わった」という保護者は76%。
「親に対して急に“あぁ言えばこう言う”ようになり、毎日イライラしています!」
「言葉づかいが乱暴になってきました。これは、早い反抗期ですか?」
保護者から寄せられたさまざまな意見や疑問に、小山アナウンサー(2児の父親)も「わかります!わかりますよ!」と共感。

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今回、一緒に考えてもらうのは、医師星野恭子さん。
子どもの発達や睡眠の問題に詳しく、多くの親子を診察している。

 

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星野恭子さんは10歳ごろの子どもの変化について、こう語る。
・10歳ごろは、思春期の1歩手前の“前思春期”という時期。
このころ、“心をつかさどる脳”とも呼ばれている「前頭前野」が大きく変化する。
・子どもの前頭前野の発達を理解すると、反抗期の子どもたちへの接し方のヒントがつかめるかもしれない。


尾木ママは…
・この時期にですね親が接し方を変化させると、反抗期の嵐が小さくなったり、早く通り過ぎたりすることも。

 


 

そこで、今回は、子どもの脳の変化を意識しながら、「10歳ごろのプチ反抗期」について考えていく。

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まずは、ポニーさんのお悩みから
「息子が小学4年生の終わりごろから急に何に対しても「ヤダヤダ」と言い、親の言うことを聞かなくなりました。命に関わる大事なことをどう話せばいいのか悩んでいます」

自宅におじゃましてみると…
●次男のこうせいくん(小5)は、半年前から何を言っても「ヤダ」と言うようになった。
ポニーさんが特に困っているのが、自転車のヘルメットについて。
ポニーさんこうせいくんに「ヘルメットがないと危ないし、免許がわりだから、きちんとかぶってほしい」とずっと話してきた。

しかし、こうせいくんは「まじでムリ」「ヤダヤダヤダヤダヤダヤダ」と拒否をする。
こうせいくんにかぶりたくない理由を聞いてみると…
「かぶるのが恥ずかしい」「友だちに会うと嫌じゃん」

ポニーさんは、これまで親に言われたことは守ってきたこうせいくんが最近は友達との関係が密になってきて、友達優先だという気持ちも理解できる。
ヘルメットについて、どう話せば、こうせいくんの心に響くのか分からず、悩んでいる。

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尾木ママは…
・これはもう典型的な“前思春期”のお手本のような行動。
・すてきだなと思ったのは、こうせいくんが友達関係をものすごく大事している。
・ポニーさんも子どもの気持ちを理解しているが、それでもうまくいかないのがこの時期。
それぐらい10歳くらいというのは、特殊な時期。

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星野恭子さんによると、「特殊な時期」というその理由は、脳の変化にある。

・10歳ごろ、急激に発達するのが「前頭前野」。
“心をつかさどる脳”といわれ、物事を判断したり、感情をコントロールしたりする。
この前頭前野の働きによって、人からの視線を感じたり、社会的に自分がどう動いていったらいいのか考えはじめたりするようになる。

・しかし、思春期に入ると、からだの成長のために性ホルモンの分泌が活発になり、前頭前野を刺激し、感情のコントロールや判断力が不安定になるという。

・いわば、“脳が混乱している”くらい、特殊な状況。
自分の中でも分からなくなるぐらい、ごちゃごちゃしていて嵐のような状態。

・子どもが親に反抗的な態度をとるのは、意図的にやっているのではない。
 

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■では、反抗的な子どもに親はどう接すればいいのか、星野さんに聞いた。

・おとなのしぐさや表情から「大人が何を考えているのか」と気持ちを推し量ることもできるようになる。すると、親が「ああしなさい、こうしなさい」と上から目線で言っても、反抗する。本当にそうだなと思っても、反抗する時期。

・10歳くらいから、接し方を変えて、子どもと同じ目線で、本音で向き合うことが大事。
真摯(しんし)に向き合うと、信頼できる親子関係を作ることができる。


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■では、ポニーさんが息子にヘルメットをかぶってほしいという思いは、どう伝えればいいのか。星野さんに聞いた。

・「免許代わりとか決まり事だから」ではなくて、「お父さんとお母さんはあなたのことが本当に大事なんだよ」と、命の大切さや、あなたが大事なんだよというメッセージをしっかり伝える。
・子どもの理屈にも耳を傾けて、そのあとで心から伝えよう。

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つづいては、たまねぎさんのお悩み
「うちでは、子どもに夜9時に寝てほしいとずっと話してきました。
子どもが急に“わが家のルール”に反発するようになってきたとき、どうしたらいいでしょうか。」


自宅におじゃましてみると…

たまねぎさんは「子どもの健康のために、3食きちんとご飯を食べて、夜9時に寝てほしい」
しかし、親の価値観を子どもに押しつけるだけでいいのかとも悩んでいる。

あまりにも強く押しつけ過ぎると、ものすごく反抗することもあるのではないか。
また、子どもの人生は子ども自身のものなので、あまり親がセーブするのもよくないのではと考えている。

しかし、寝る時間だけは譲れない…

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●長女のななこさんと、次女のまこさんに話を聞いてみると
・歴史の本を読んだり、絵を描いたり2人にはやりたいことがいっぱいあってこっそり遅くまで起きている
・まわりの友達も“寝る時間は、10時”という子が多いため、「自分たちも9時に寝なくてもいいのではないか」と思っている。
・夜9時に寝るっていうルールは、厳しくなってきたので11時はさすがに無理だと思っているけど、9時半ぐらいは認めてほしい。

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尾木ママは…
・「ゲームをやらせない」とか「夕ご飯は家族そろって食べる」など親の信念を伝えることは大切。
・一方でそれを押し通すだけではなく、子どもの意見を聞くことも必要

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■では、具体的にどう話し合えばいいか、星野さんに聞いた。

たまねぎさんは、「睡眠時間を夜9時30分や10時にして、もし心身の不調が出てしまうと、取り返しがつかないのではないか」と心配している。
・昼間、元気に活動できるかを考えるといい。
1日~1週間ほど睡眠が遅くなったとしても、急に脳が悪くなるということではないので9時半に寝て全然問題がなければ、9時半にしようと数日実験を行い、昼間に眠気が残ってしまったら、元に戻そうというふうに考えるといい。

・親の正論だけで通用しなくなってきたら、本当に正しいことなのかを子どもにも調べさせるなどして、子どもにもバトンを渡す気持ちで話し合おう。
・判断をする力やあとで見直す力も前頭前野の役割なので、意識しよう。

・子どもたちが「11時はさすがに無理だよね、9時半ぐらいかな」と言っているのでお母さんがこれまで伝えてきことが、きちんと伝わっていると信じて。

 




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最後は多くの保護者から寄せられた、“つい言い合いになってしまう”という悩みを考える。

・子どもが言い返してきて、全然話し合いになりません
・あぁいえばこういうのでケンカが増えました

そのうちのひとり、バジルさんの自宅におじゃました。

バジルさんの長女、ふうかちゃんは、ぬいぐるみが大好きで、バレエもピアノもがんばっている小学6年生。
●最近の言い合いの原因は、ふうかちゃんの部屋の入口に、ズラリと並ぶ漫画。
実は、ふうかちゃんの物ではなく、父親と母親が若いころに読んでいた漫画なのだが、これを最近、ふうかちゃんが、親が知らない間に読んでしまっているという。

バジルさんとしては、ふうかちゃんが「中学受験をしたい」と言い出したので、今は、“漫画よりも勉強を優先してほしい”と思っている。

●漫画のことを聞いてみると…

バジル「それは夜、隠れて読んでいたら、朝起きられないね。受験よりも漫画読みたいならどうぞって言ってるじゃん、いつも。」
ふうか「じゃあ漫画どっかに隠してよ!」
バジル「それは無理でしょ!」
ふうか「布でもいいから隠してよ。」
バジル「それを我慢できるようにならないと、今後あなた何もできないよ。」
ふうか「お母さん、そんなに読む暇あったなら、そのぶん勉強もしてないってことだよね!?」

●こうやって言い返す娘に、バジルさんは、つい腹が立ち、言い合いになったり、長めのお説教をしたりしてしまうという。

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尾木ママは…
・親子がバチバチと言い合える関係はいい。根底には信頼関係があると思う。
・子どもたちのやる気を出すには、好きなことをやってエンジンをまずかけて、あたためてから苦手なことにも入っていくといい
・好きなことが漫画を読むことだったら、何分読んでパッと切り替えて、次は中学受験の問題集をやるなど段取りを整えるといい
・特に長期休みの時には、遊びや勉強など1日の予定を決めることが大事。

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●そこで、バジルさんふうかちゃんも話し合うことに。
ただし、言い合いにならないよう、星野さんのアドバイスを実践する。

星野さんのアドバイス
思春期の脳は揺れ動いて、数秒前と違うことを言ったりするが言い返さずに親が「子どもも大変なんだ」と理解して、一歩引いて話す進め方が大事。」

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●話し合いを撮影させてもらった
ふうか「(漫画を読む時間は)1時間。15分かける4回がいい。」
バジル「そんなこま切れだとつまんなくない? 大丈夫?」
ふうか「うん」
バジル「漫画は今、3回なんですけど。」
ふうか「じゃあ、ストレッチしながら漫画読む!開脚しながら読むの。」
バジル「それは悪くはないんだけど…、どうなの。」


バジルさんは、なんとか、子どもの言うことを否定することなく、言い合いをせずに話し合いを終えた。
バジル「明日からできそうですか?」
ふうかちゃんは、持っているカワウソのぬいぐるみを動かして、うなずく動作をさせる)
バジル「カワウソに返事をさせないで、自分が返事をしてください!」
ふうか「カワウソ頑張るもん!」
バジル「カワウソが頑張るんじゃ困る。ふうかちゃんがやってくれないと困る。」

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星野さんの感想…
・とてもいい!話し合うときの2人の距離が近くなって、肩を寄せ合って一緒に決めようという気持ちがグーッと近寄っている
・それからVTRを見ていると、カワウソのぬいぐるみがお母さんに対して返事をしているが、“カワウソのぬいぐるみは、ふうかちゃん自身”なんですね。
気持ちが揺れ動くのも思春期の特徴で、「こうしたい」という自分を通したい自分(=ふうかちゃん自身)と、「お母さんの言っていることも正しいかも」という自分(=カワウソのぬいぐるみ)の意見も混在している。

なので、最後にふうかちゃんが「カワウソ頑張る!」と言ったときに「あらカワウソちゃん、よろしくね。じゃあカワウソちゃんはふうかちゃんを助けてあげてくれる?」というくらいユーモアを入れて。
そのくらいの接し方をするといい。

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●しかし、その後…
バジルさんの話では、2人で決めたスケジュールをふうかちゃんが守れずにバジルさんは、またガミガミと怒ってしまったという...

星野さんの意見
・スケジュール管理というのもまさに前頭前野の役割。
いま、発達の途中だと受け止めて「今すぐにはできない」と理解しよう。

・「ほら!お母さんが言った通りじゃないの!」なんて言ってはダメで、「じゃあどうする?もう一回考えてみよう」「もうちょっとやりやすいようなスケジュールをもう一回立てようよ、ねぇ?カワウソくん」など、楽しく話し合おう。

・無理矢理やらされると、脳の働きはネガティブに動く。
褒めると、ドーパミンという脳内物質が活性化して、やる気が起きたり、ものごとが判断できたりするように成長する。

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尾木ママの意見

・この時期に子どもと真正面からぶつかり合うだけじゃなくて子どもの意見もちゃんと受け止めて。そして親も率直な意見を言おう。
これを大事にすると、子どもが、「うちの親は私のことを受け止めてくれているんだ、深く愛しているんだな」と感じて信頼関係が深まる。

信頼関係が深まって、絆が強くなっていくことを最高の財産だと思って、楽しみにしながら、思春期を過ごして下さい。

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 END

 

 

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2020年04月25日 (土)

休校長期化!どうのりこえる?<番組内容より>

◇休校中に使える子どもの学習支援コンテンツ◇


<文部科学省 子供の学び応援サイト>
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学年別、目的別に利用できるオンラインコンテンツ等のリンクが掲載されている。





◇児童精神科医による提言◇

<新型コロナウィルス感染症拡大から子どもの心の健康を守るために>

番組に出演された児童精神科医 高岡健さんほか児童精神科医による提言は、「岐阜県立希望が丘こども医療福祉センター」のホームページ内にある
 ●「新型コロナウイルス感染症拡大から子どもの心の健康を守るために」を掲載しています。
  詳しくはこちら「PDF:701KB」をご覧ください。
というお知らせの文章からご覧になれます。



 


◇ホームエデュケーションを行っていたくるみさんが立ち上げたプロジェクト◇

<多様な学びプロジェクト>
https://www.tayounamanabi.com/

平日昼間に子どもを受け入れてくれる場所を募ってマッピングしたほか、地域の大人から専門分野を教えてもらえる活動などを行っている。
外出自粛が求められている現在、「休校中もここあるよ!」のページで、感染予防しながら子どもの受け入れを行っている居場所や、電話相談、食事の補助サービスなどのリンクを掲載している。
「休校中もここあるよ!」→ https://www.tayounamanabi.com/single-post/kyuukoutyuumokokoaruyo



 

 

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2020年04月18日 (土)

ためこまないで!"コロナストレス"<番組内容より>

●子どもや子育て世代向けの役立ち情報
「ストレスをためる子どもにどう向き合えばいいのかわからない」「子どもに感染させないために、何をしてはいけないのか、よくわからない」子育て世代に役立つ情報が掲載されたHP

日本小児科学会
WHOから世界中の子どもたちへ(WHOヘルシーペアレンティング)

 

●困ったとき・話を聞いてほしい時の相談先
「ストレスがたまってつらい」「子どもに手をあげてしまいそう…」子どもとの関係に悩んだり、家庭内でのトラブルがあれば、抱え込まずに相談しましょう。

【電話相談】
都道府県・市町村ごとに子育てについて相談できる窓口が設置されています。
 お住いの地域の公式HPから探してみてください。
児童相談所
 養育やしつけ、親子間のトラブルなど子どもに関する相談ができます。夜間、休日も対応しています。
 「189」に電話をかけると、お近くの児童相談所にかかります。

LINEで相談する】
東京都・神奈川県・群馬県ではLINEで子育てや子どもに関する相談を無料で受け付けています。受付時間などについては、各相談窓口のHPをご覧ください。

東京都 LINE相談「子ゴコロ・親ゴコロ」
神奈川県 「かながわ子ども家庭110番相談LINE」
群馬県 「ぐんまこども・子育て相談」




■「マインドフルネスヨガ」
“自分の体”にしっかり意識を集中させることで、つい考えてしまう不安や悩みを一度頭から追い出し、心を落ち着かせるヨガ。

・・・・そもそも「マインドフルネス」とは?
日本語にすると「十分に注意をしている状態」。
自分の呼吸に集中する“瞑想”など様々なやり方がある。

ヨガで体を動かすことで、お子さんも集中しやすくなります。
それぞれの動きに3分から5分かけ、ゆっくりやってみましょう。

 

[1] 自分に集中
・あぐらで楽に座り、両手は膝の上に。
・軽く目を閉じ、呼吸に耳をすませてみる。自分の呼吸の速さや、長さを感じる。
・さらに、お腹や胸、肩などのわずかな動きを感じる。
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普段あまり意識することのない“自分の呼吸”を感じてみよう。



[2] ネコのポーズ
・両手両ひざで身体をしっかり支え、四つんばいに。
・(A)腰を落として背中で谷を作り、続けて顔を上げる。
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・(B)今度は逆に頭を下ろし、続けて背中で山を作る。
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「吸って吸って吸って」のリズムで息を吸いながら(A)の動きをし、
「吐いて吐いて吐いて」と息を吐きながら(B)の動きをする。
無理はせず、背中の伸び縮みをしっかり感じることが大事。



[3]フラミンゴのポーズ
・立ち上がって、片足を上げる。
・床についている足の裏(親指・かかと)を意識し、バランスをとる。
・手のひらを胸の前で合わせ、真上に伸ばした状態でキープ!
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「吸って吸って吸って、吐いて吐いて吐いて」の呼吸を4~5回繰り返す。
反対の足も行い、バランスをとりやすいのはどちらか意識してみよう。


「頭の中で過去や未来の事をつい考えてしまうが、そうではなく“今ここ”に注意を向ける。
今マインドフルネスヨガをやっている間は、怖いこと、悪いことは起きていない。
今は大丈夫だ、と思ってもらえたらいいと思います」
指導:土屋さとみ(臨床心理士・ヨガインストラクター)



 

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2020年04月11日 (土)

"いい親プレッシャー"をぶっとばせ!<番組内容>

今回のテーマは「いい親プレッシャー」

スタジオには、「いい親にならなければ!」というプレッシャーに悩んだ経験のあるホゴシャーズに集まってもらい、その経験談や、どうすればプレッシャーから解放されるのか、話し合う。

ゲストは、育児漫画家の高野優さん。自身の子育ての体験をもとにした漫画を多数出版し、母親の気持ちを楽にするための子育て講演会を全国各地で開催している。

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【“いい親プレッシャー”の実態は?】

講演会で保護者たちの悩み相談も行う高野さんは、20年前も今も、プレッシャーに悩む保護者が多いと感じるという。
いい親にならなければいけない、というプレッシャーはどういうときに感じるのだろう。

ホゴシャーズに話を聞くと、ジュゴンさんからは、「忘れ物をなくす、片づけの習慣をつけるなど、子どもの生活習慣を正すためには、まず親自身ができていないといけないというプレッシャーがある」という意見、ポピーさんからは、「ちゃんとした子どもに育てるための生活のプレッシャーが大きい」という意見が出た。

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そんなポピーさんのお宅にカメラがお邪魔すると、毎日子どもがやるべきことを終わらせられるように、細かく時間管理をし、勉強をチェックし、子どもがやる気をなくしたときには叱咤激励してと、母親が息つく暇なく頑張っている日常があった。
ポピーさん本人も「ギリギリでやっている」といい、子どもが勉強ができなかったり、なにかに失敗したりすると、自分にバツがつけられたように感じるという。

一方で、父親のホゴシャーズにも話を聞いてみると、チャボさんは、「子育てで母親と同じか、それ以下のことをやっていても“パパなのにすごいね”と言われ、母親と父親では周りからの見方が違うと感じる」とのことだった。

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【なぜ、母親にプレッシャーが大きいのか】

なぜ、母親に対するプレッシャーが大きいのか。國學院大學教授の水無田気流さんに話を聞いた。

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水無田さんによると、
1つ目は、
明治時代に人工的に作られた「良妻賢母」という思想が、戦後、一般家庭に普及し、今なお人々の意識の中に根強いということ。
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2つ目は、
日本の母親に求められる家事・育児のレベルが先進国の中でもトップクラスであり、特に食文化が非常に複雑で手間がかかり、日本には、家族で食卓を囲むことが重視されすぎている文化があるということ。
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3つ目は、
日本の社会が、個人の自由より「母親」という役割規範を重視していること。
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主に、以上3つの理由が挙げられるという。



【海外をみてみると…】

フィリピンのセブ島で子育てをした経験があるジュゴンさんに話を聞いてみると、セブ島の食文化はいたってシンプル。
子育ても、みんなで面倒をみようという意識が高いので、母親に何か用事があるときは、簡単に誰かにあずかってもらえて、現地の母親たちは、みんなラクに楽しそうに子育てをしているという。

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一方で、いい親プレッシャーに悩まされている日本の母親たち。番組が行ったアンケート調査によると、いい親プレッシャーは、「子どもに必要以上に厳しくあたってしまう」など、子育てにいい影響より悪い影響があると考える母親が多いことが分かった。

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【いい親プレッシャーとどう向き合う?】

スタジオに来たホゴシャーズの一人、ユーカリさんも、かつてはいい親プレッシャーに悩まされていた。
雑誌やテレビに出てくるような完璧な母親を目指して、毎日部屋をきれいにし、食事もおやつも手作りを心掛け、子どもたちのスケジュールも分刻みで管理していた。

しかし、ある日、仕事の後で作った食事を三男が全部なぎ倒すという事件が起き、ユーカリさんは感情を爆発させて泣き出してしまった。
その時長男がかけた言葉をきっかけに、ユーカリさんは少しずつ自分のやり方を変えていき、完璧に家事をこなすことよりも、子どもと過ごす時間を大切にするようになった。

いい親プレッシャーから解放されつつあるユーカリさんは、より家族との時間を楽しめるようになっているという。

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【自分がもっていた価値観を見直す】

タツノオトシゴさは、夫婦で子育ての方法を見直した話を披露。
「今はとにかく子どもを優先しよう」と生活に優先順位をつけ、それをかなえるためには、家事や仕事など、子育て以外に割く時間を減らす努力をしたという。「大切なのは、夫婦で価値観を共有したこと」というタツノオトシゴさん

何より大変だったのは、「それまで周りから塗りたくられた価値観をぶち破る」ことだったという。

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【子どもたちの気持ちは…】

いい親にならなければとプレッシャーを抱える親たちだが、子どもたちはどう思っているのか。
トウガラシ家とポピー家で子どもたちに話を聞いた。

トウガラシさんは、シングルマザーで仕事が忙しかったころ、子どもを放課後一人にさせていたことに罪悪感をもっていた。
しかし子どもは、「自分の好きなアニメがあったから、寂しいと思わなかった」と言い、さらには、トウガラシさんが母親として、自分の好きなものをそのまま認めてくれることが本当にいいところだという。

ポピーさんは、プレッシャーのあまり子どもたちにガミガミ言ってしまうことに罪悪感をおぼえていたが、子どもたちは「お母さんは、忙しいのに勉強に付き合ってくれて優しいと思う」と言う。

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そんな子どもたちをみて、スタジオでは「子どもが100点満点でなくても、自分が子どもたちをとても愛しているので、子どもたちも100点満点の母親じゃなくても愛してくれると思う。」という意見や、「親がニコニコしていると子どももニコニコし出す。ニコニコをみてお互い安心して生活できる」という意見が出た。

尾木ママは、“いい親プレッシャー”というのは、社会や周りから自分がどうみられるかというところから生まれる場合があること。それを気にするよりも、大事なのは、子どもたちからみてどういう親か、子どもたちをどうサポートし、元気を出させてあげられる母親かどうかだ、という。


【高野さんからのメッセージ】

最後に高野さんから、今も“いい親プレッシャー”を感じる母親にメッセージをもらった。
高野さんは、「子どもが何歳になっても親である限りプレッシャーはゼロにはならない。プレッシャーを抱える自分も、理想と現実の間で悩む自分も丸ごと受け入れて笑ってすごせればいい」という言葉とともに、プレッシャーを背負いながらも、「それでオッケーだよ!」ということに気づく自分のイラストを描いてくれた。

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END 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


2020年04月04日 (土)

聞いてよ!尾木ママ~生活習慣のお悩み~<番組内容>

「ウワサの保護者会」も6年目に突入
今年度から尾木ママとタッグを組むのは、小山 径(こやま・けい)アナウンサー!
みなさんよろしくお願いいたします。
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今回は「聞いてよ!尾木ママ ~生活習慣のお悩み~」と題してホームページに寄せられた「子どもが朝起きられない!」「前日に学校の準備をしない!」というお悩みについて、くわばたりえさんモーリー・ロバートソンさんと一緒に考えました。

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●「子どもが朝起きられない!」石川県在住・スズドリさんのお悩み

「中学2年の息子が 朝が弱く遅刻ばかり
 夫が「大人になったとき通用しないよ」と
 何度も言うのですが 朝起きられません」

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【VTR取材】
スズドリさんの息子こたろう(中2)を取材させてもらった。
リビングで、ゲーム機を通じて学校の友だちと楽しそうに話しながら、テレビゲームをやっている。
ところが、同じオンラインゲームで遊ぶ友だちがたくさんいて、毎日、夕方の6時くらいから友だちが集まり始めて8時から10時が一番盛り上がるので、ゲームをやめられるのが11時をすぎてしまうという。

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スズドリさんは友だちと楽しそうにしているのはいいが、なかなかゲームを終わらせることができず、寝る時間が遅くなると困っている。

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夜の11時にゲームをやめてもこたろうは、布団の中で動画を見る。
次々と見たい動画がすすめられて、寝るのは深夜0時をすぎてしまうという。

そして、起きる時間は、朝8時だが、スズドリさんが何度起こしても起きない。
遅刻が多いというこたろうに、早起きをしたい気持ちがあるのか聞いてみると・・・

こたろう「少しだけある。早起きしたら友だちと長い時間遊べるから。あと、遅刻しとったらダメやし、大人になっても遅刻ばっかはダメやから・・・ゲームをそんなにやり過ぎないほうがいいのかなと思います。」

こたろう自身もやめた方がいいと頭では分かっているが友だちとつながって遊ぶゲームの楽しさには勝てない・・・どうしたらいいのか。


モーリーさんの意見
自分自身も子どもの時にインベーダーゲームにはまって、ゲーム中毒のようになった。
熱くなるし、ゲームの中では自分が主役になれるのが楽しかった。
現実に戻ると、見たくないものや悩んでいることが押し寄せてきてつかの間の幸せだった。
さらに友だちと話して、そこにいるかのように楽しんでいたら絶対抜けられない沼のようなものでは。


尾木ママの意見
親が「早く寝なさいとか早く起きなさい」と言うだけではゲームや動画の魅力に勝てない。
だから子ども自身が睡眠の重要性を理解して、自分で起きようと思うことが大事。

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【VTR取材】
子どもの睡眠に詳しい医師の星野恭子さんに話を聞いた。
小中学校での講演で睡眠の重要性を伝えている。


(1)朝起きられないのは、そもそも睡眠不足。
朝6~7時に起きるには、中学生でも9~10時間寝てもいい。
睡眠不足に陥れば、「集中力が続かない」「情緒的に不安定になる」「自己肯定感が低くなる」「なんでもないのにイライラする」という。

(2)睡眠時間がただ長ければいいのではなく、子ども自身に意識してほしいことは「体内時計」。
・そもそも人間の体内時計の周期は、およそ25時間とも言われていて、ほおっておくと、夜更かしになりやすいという。
・これを調整するのが「朝の光」。目で光を感じると、脳の「視交叉上核(しこうさじょうかく)」に届いて「体内時計」を24時間に調整する。
・朝、太陽の強い光を浴びると、日中元気に活動して、夜は眠くなる「生活リズム」ができるという。

星野さんは子どもたちに「早起きリズムは命のリズムだよ」と話す。
人間は、昼間活動する動物なので、それを踏み外せばいろんな心と体の問題が起きてくる。
命のリズムが弱くなり、パフォーマンスが上がらなくなるという。

(3)さらに子どもに意識してほしいことは「早く寝ること」。
星野さんは、小学4~6年生にも「9時に寝て」中学生には「せめて10時」と話すそう。
もちろん現実的には、塾や習い事、クラブなどで難しいかもしれない。
でも、昼間のパフォーマンスがよくなるように寝る時間を早くしましょうという。

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尾木ママの意見
子どもが反抗的な時期で子どもが嫌がっても、正しいことや基本的な知識を発信することが大事。
深追いはしない。「うんと言え!」などとは言わない。


星野さんは、子どもが“睡眠が大事”だと理解したら、親子で「生活の見直し」を話し合ってほしいという。

例えば、スズドリさんは・・・
・動画を見る時間を夕方にするなどして、まずは11時に寝るようにする
・さらに、ゲームの時間を少しずつでも短くする工夫をしてほしい

バジルさんの娘ふうかさん(小6)も、朝起きられないというがその原因は、夜に「漫画を読みたい」からだという。


星野さんのアドバイスは
・思春期の入り口は心の声を聞いてあげてほしい
父親との食事より、マンガに価値を置きたいと思う時期なのかもしれない。
子どもの気持ちをくみ取って、親子で話しあいをしてほしい。

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●2つ目のお悩み「前日に学校の準備をしない」京都府在住・はちみつさんのお悩み

「小5の娘が前の日に学校の準備をしません。

 やらせようとしてもすぐに脱線します。
 どうしたらいいのでしょうか」

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【VTR取材】
ねいろさん(小5)が学校の準備のときに脱線する様子を見せてもらった。
・給食袋の中の箸を洗わなければならないのに出していない
・学校の準備とは関係ないものを片づけたり、目にした果物を食べたいといったりするという脱線

結局、前日に準備は終わらず、いつも学校の準備をするのは、朝になってから。
学校に行く20分前。
ところが、「時間が足りない!」「早くしないと!」とバタバタ走り回り、
「もう間に合わないじゃん!」と不機嫌になり、朝もスムーズに準備ができないという。

はちみつさんは、ねいろちゃんが朝から不機嫌になるのもイヤなのだという。

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ねいろちゃんに、朝、不機嫌になる理由を聞いてみると・・・
「だって、私が早く起きてドタバタしているのに、妹(年長)は遅く起きていいし起きたらダラダラしている。」

さらに、「準備ができないのは、妹が散らかしてるせいだ」と母親からしたら“よくわからない理由”を言うのだという。


尾木ママの意見
小学4~5年生ぐらいになると、行動だけを見るのではなく心を見つめてあげるのが大事。
妹のせいにするのは、思春期特有の「甘えなおし」といって小さいころのように、甘えることがある。
1対1の時間をとって、たっぷり甘えさせるといいと思う。

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尾木ママの意見
忘れ物に関しては、失敗をさせることが大事。
忘れることで友だちに迷惑をかけたあとに自分の頭で「どうしようかな、やっぱりママが言っているみたいに前の日に準備した方がいいかな」と考えて、学習していく。

先生と連携することも大事。
連絡帳などで「しばらく忘れ物があっても見守りますので先生のほうもよろしくお願いします」と伝えよう。

子育てというのはひとり立ちを促す
自立を応援するという気持ちで向き合ってみて。

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END

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


2020年03月16日 (月)

一斉休校、どうのりきる?<番組内容>

今回のテーマは、「一斉休校、どうのりきる?」

新型コロナウィルスの感染拡大を受け、公立の小中高の、およそ99%が突然の休校に踏み切った。
強いショックを受けた子どもたちに、大人がどう向き合えばいいかを考える。

ゲストは、中1と小1の子どもを育てる本上まなみさん、教育学が専門の東京大学名誉教授の汐見稔幸さん、聖路加国際病院感染管理室マネージャーの坂本史衣さん



【突然の休校にショックを受ける子どもたち】

卒業を間近に控えた小6の女の子。突然の休校で、いつも励ましてくれた大好きな先生に会えなくなり、勉強への意欲をすっかり失ってしまった。
卒業と同時に引っ越す中3の女の子は、仲間と過ごす最後の時間をうばわれた。そんな娘をどう励ましていいかわからず、親も苦しんでいる。

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汐見さんは、
「“節目”というのは、それまでを振り返り、これからの目標を立てるための大切な時間。それが、突然奪われてしまった。子どもの中に大きな空洞ができている」と語る。

そして、尾木さんは、
「子どもたちは、なぜ学校に行けないのか、明確な基準や根拠を見いだせず、納得感を持てずに苦しんでいる」と語る。

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卒業の時期ではない子どもたちにも、休校の影響は表れている。

≪ホゴシャーズの声≫
・小3の娘は自閉症。家にこもる生活が続きパニックに。大好きな学校に行けず、『がっこ、がっこ』と泣く娘が切ない。
・小1の息子が、学校が休みになって不安なのと、体を動かすことが難しいからか、夜泣きやおねしょをするようになった。

ショックを受けた子どもたちをどうケアすればいいかについて、尾木さんは、「まずは、子どもの気持ちを楽にするため、ちゃんと話を聞いて受け止めてあげること。そして、親も、子どもに、自分のつらいことを話したりして“共有する”ことが有効だ」と語る。


【外に出られないストレス】

ホゴシャーズ
からの声で多かったのは、「どこまで、子どもを外に出していいかわからない」という悩み。
学校から「不要不急の外出は控えよ」というお知らせがあったため、自宅で「“軟禁”のような生活をしている」という声も。
「外に出られないストレスで、きょうだい間のケンカが増えて困っている」という声もたくさん寄せられた。

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子どもの外出について、坂本さんは、次のように語る。
「熱がなく具合が悪くないことを前提に、たとえば公園で遊ぶことについては、さほどリスクはない。行かないほうがいいのは、密閉されていて人が大勢で話し合っているような場所。子どもが感染した例は少ない。また重症化するケースもまれ。手洗いを励行していれば、過度に心配しなくてもいい」と語る。


≪ホゴシャーズの声≫
・わが家が子どもたちのたまり場に。お友達が毎日4人くらい来て、一日中いっしょにいる。

坂本さんは、自宅に友達が集まって遊ぶことについても、「密閉空間にならないように換気をこまめにして、手洗いを励行していれば、禁止にしなくていい」と語る。

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また、「外出を控えよ」と要請やお知らせがあった現状について、汐見さんは、「それぞれの地域や家庭の状況に応じて柔軟に対応できるよう、議論することができなかったのか」と苦言を呈する。

さらに、尾木さんも、「学校側も、これからでいいから、個別の状況に合わせた対応を考えてほしい。子どもたちとの“信頼関係”にも関わってくる」と語る。


【この苦境をどうのりきる?】
突然起きたこの苦境をのりきるために、親たちは模索を続けている。


≪ホゴシャーズの声≫
・なげいてもしかたないので、この機会に自分でできることを増やす。いっしょに料理をしたり、家事を覚えてもらう。


今回の休校を機に、料理や家事など、「ふだんできないことを子どもに体験してもらう」という声が多く届いている。
VTRでは、生まれて初めて料理に挑戦する姉弟を紹介した。
(その際紹介した、「火も包丁を使わない」かんたんレシピについては下部に掲載)

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汐見さんは、
「子どもは、家庭が危機状態になった時、力を発揮するようにできている。素直に『大変だから手伝って』と言ったら、喜んで手伝ってくれる。料理一つとっても、誰かの役に立っているという実感が、子どもたちのやる気を増幅してくれる。今回は、“役立ち感“というものを身につけるいい機会にもなる」と語る。

さらに、「料理以外にも、部屋のレイアウト変更を一緒に親子でやってみるなど、子どもが自分のやったことを評価されることを検討してみるといい」とアドバイスする。

 




子どもたちが作っていた料理のレシピのご紹介>

火も包丁も使わないので安心です。
教えてくださったのは、料理研究家の上田淳子さんです。

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●鶏肉のみそ風味蒸し

(材料 1人分)

・鶏もも唐揚げ用 5~6個(150g)
「みそだれ」
・みそ 大さじ1→プチトマトくらいの大きさ
・砂糖 大さじ1→同様


(作り方)

1)耐熱の器にみそだれの材料を入れる。

鶏もも肉を入れ、調味料をまんべんなくなじむようにからめる。→ スプーンなどの道具または手で

2)肉を重ならないように広げ、ラップをふんわりかけて 600Wのレンジで4分加熱。
やけどに気をつけながら取り出し、蒸気でやけどをしないようにラップをとる。


*好みでブロッコリー、キャベツなどの野菜を一緒に加熱しても(ただし量が多い場合は、レンジ加熱時間を少し調整すること)





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●辛くないチーズタッカルビ

(材料 1人分)
・鶏もも肉唐揚げ用 5~6個(150g)
「ごまみそだれ」
・みそ 大さじ1
・砂糖 大さじ1
・しょうゆ 小さじ1
・白すりごま 大さじ1
・ごま油 小さじ1
・おろしにんにく(チューブで) 3~5センチくらい

・キャベツ 100g (大きめの葉なら2~3枚くらい)
・ピザ用チーズ 50g


(作り方)

1)ボウル又は鶏肉のトレーに鶏肉とごまみそだれの材料をすべて入れてよく混ぜ合わせる(スプーン、箸、手などで)


2)キャベツは洗って水けをきり一口大にちぎりながら耐熱皿に入れる。

3)2)のキャベツの上にまんべんなく肉を広げ、残ったたれも全体にかける。ふんわりラップをしてレンジに4分かける。

4)やけどに気をつけながらいったん取り出し、蒸気でやけどをしないようにラップを外す。ピザ用チーズをまんべんなく表面にちらし、ラップをせずに再度レンジに2分かける。


*レンジは600Wを使用しています。
ただし、機種や使用する耐熱容器によって多少加熱状況が違ってくる場合があります。
分数は目安で、もし火が通っていない場合は、再度30秒~1分程度加熱してください。

 

 




*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:00:00 | 固定リンク


2020年03月07日 (土)

"運動嫌い"が心配 <番組内容>

今回のテーマは「子どもの運動」
特に、運動が嫌いで、ふだんからあまり運動をしていないという子の保護者に集まってもらい、悩みや疑問を語り合う。ゲストは、運動がちょっと苦手だというサバンナの高橋茂雄さん。さらに、スペシャルゲストとして、元体操のお兄さんの小林よしひささんが楽しく運動できる方法について教えてくれる。

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<「子どもの運動」現状は?>

専門家として子どもの発達と運動の関係に詳しい茨城大学准教授 渡邊將司(わたなべまさし)さんが参加。
子どもの体力は1985年をピークに急激に低下しているという。
その後、教育委員会や地域で対策が取り組まれるようになったが、ほとんど横ばい状態だ。実はいま、運動をする子としない子で、運動能力は大きく二極化しているという。

運動習慣のある子どもの能力は高くなっている一方で、運動習慣のない子どもの能力が低くなっている。

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<ホゴシャーズの意見>
・ボールを渡しても楽しそうではない。外で全く遊ばない。
・「外出ておいで」といっても、行かない。寒いし、疲れちゃうといっている。宿題もあるし、休ませてくれと…。


◇どうして運動しないの?◇
どうして運動をしないのか?まちのなかで聞いてみると、主に4つの理由があがってきた。

苦しい…「走ると苦しい」「疲れる」
できないのが恥ずかしい…「自分だけが逆上がりができないのがイヤ」「みんながゴールして待っている中で、ひとりで校庭を走るのがイヤ」
環境がない…「ボールの数が足りない。」「いっしょに運動する友だちがいない。」
必要性を感じない…「運動しても、将来役にたたないのではないか?」

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<ホゴシャーズの意見>
・自分自身も運動嫌いな子と全く同じ気持ちで育ってきたので、気持ちがよく分かる。
・運動に必要性を感じないといわれると、どう説明したらいいか戸惑ってしまう。


<専門家の意見>
公園に行っても魅力を感じないということもある。日本の公園面積は欧米に比べて小さいうえ、似たような公園が多い。その場所ごとに特徴をつけてあげれば、もっと行くようになると考えている。



運動、好き・得意になってほしい?

運動が嫌いな子のホゴシャーズにアンケートをとったところ、嫌いでも苦手なままでもいいのではないか?という声が半数近くを占めた。
さらに、ホゴシャーズからは「大人になったら運動をやるようになる」「嫌いと思っている時間を楽しいと思う時間に変えたほうが有意義だと思う」などの意見も…。

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◇子どもが、運動が嫌いなとき、保護者はどう関わればいいの?◇

子どもが、運動が嫌いなとき、保護者はどう関わればいいのか。子どもの脳と運動の関わりに詳しい東京大学の教授で日本体育学会会長の深代千之さんによると、「運動しないと身体の機能が劣化する。」という。

思い通りに動かなくなる、小さい段差につまづく、Tシャツが脱げなくなるなど、大きな問題が起きると指摘。

そもそも人間は、進化する中で運動しながら生活をしてきており、運動しなくてもいい時代はここ40年から50年ほど。子どものころに運動の基本が作られるため、運動はしなければならないという。

さらに、小学校の時期に必要な運動として、「きついトレーニングではなく、走る・跳ぶ・投げる・打つなど、いろいろな動作を覚えることが重要」だという。

小学生のころは、脳と身体の末梢神経が急速に関連付けられるため新しい動きを覚えやすい。さらに、覚えた一連の動作が大脳から小脳に格納され、一生使える動きの記憶に変わるという。子どものころに覚えた自転車や泳ぎかたが大人になっても覚えているのはこのためだ。

しかし、運動は無理にやらせると嫌がるので、子どものころに楽しんで、面白がる環境を築いてやることが大切になるという。

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<尾木ママの意見>

運動はとても大切!いま「子どものロコモティブシンドローム」が大問題になっており、基本的な生活の骨格を支えるためにも運動は不可欠になっている。

子どもの意見を尊重することは絶対大切だが、運動においては、生きる力などさまざまなところに関わっているので、全く運動しないわけにはいかない。大人の責任として、子どもたちにどう面白がらせるような環境を作るのか、研究しないといけない。


子どものときに必要な運動量は?
WHOの基準や、文部科学省の幼児期運動指針などによると、子どものときに必要な運動量は1日60分
この運動も、スポーツにとらわれることなく、徒歩や犬の散歩、掃除、遊びなども運動に含まれるという。
子どもの時期は、なるべくたくさんの種類の遊びやスポーツを経験することが大切だという。

 


◇運動を楽しむ環境をどう作ればいいのか?◇

静岡県にある公園で、外で遊ぶのがあまり好きではない子どもたちが、運動遊びに挑戦。
教えてくれるのは、元体操のお兄さんの小林よしひささん

教えてくれたのは、“バナナ鬼”。ふつうの鬼ごっこは捕まったら終わりだが、バナナ鬼は友達が2回触ったら復活し、再び逃げることができる。さらに運動量も多く、とっさに止まったり体をひねったりするなど、さまざまな動きもできる。

続いて行ったのが、フラフープ。みんな思い思いの遊びを始めた。子どもたちは遊びのなかで、知らず知らずのうちに手首や体幹を使った動きをしているのだ。

さいごに、陸上競技場にやってきた一行。そこで始めたのは、“工作”。ペットボトルを短い円筒型にきりとって、片側にビニルテープを巻き付ける。名付けて、「ペットボトルジャイロ」。これをうまく投げると何メートルも飛ぶという。
手首をうまくひねるのがコツ。最初はうまくいかないが、練習すると、だんだん遠くへ飛ぶようになった。子どもたちに感想を聞くと、できるようになるにつれて楽しくなってきたという。

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VTRで紹介した「ペットボトルジャイロ」の作りかた

① 胴体の真ん中が丸いペットボトルを、5センチから8センチほどの高さの円筒になるように切り取る。
※あらかじめ、ペンでペットボトルの周囲に輪を描いた後、はさみなどで小さな切れ込みをいれると、きれいに切り取れます。
※小さなペットボトルは5センチほど、大きなペットボトルは8センチほどの高さになるように切り取ると、よく飛びます
※きれいにまるく切り取ると、風の流れを受けてよく飛びます。
②切り取った円筒の片側の切り口に、ビニルテープを円周にぴったり沿うようにして5~10周ほど巻き付ける。完成。

飛ばしかた
・ビニルテープを巻きつけたほうを前に向けて、ひねるように投げると飛んでいきます。



ホゴシャーズ・ゲストの高橋茂雄さんの意見>
・体育が大嫌いな子だったのに、楽しそうに運動をやっていたので感動した。
・お手伝いすることも運動だったら、余裕で1時間ぐらい運動できそう。


<尾木ママの考え>
・運動が嫌いでも、保護者のちょっとした後押しで変わるきっかけがつくれるかも。
・運動しないことで起きる問題を、決して家庭任せにせず、公共的な視点をもって取り組むことが大切!
子どもたちが集まれる場所、公共のスポーツ施設などいろんなところを充実させていくことがベスト。

 


END

*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:25 | 固定リンク


2020年02月22日 (土)

シリーズ 虐待を防ぐには(5)「"しつけ"どうすればいいの?」<番組内容>


「シリーズ 虐待を防ぐには」
の5回目、今回は、“しつけ”について!

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虐待などの事件の中には、「しつけのつもりだった」という言葉が親から聞かれることがある。
「しつけ」と「体罰」の境目はなんなのか?と戸惑う親も多い。
こうした状況がある中、昨年末に厚生労働省で「親の体罰に当てはまる具体的な行為」が検討された。

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これに対して思春期の子を持つ親たちからは・・・

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タイムさん 「これが虐待って言われたら、まあまあみんな虐待してるのかなって…」
きんかんさん 「私は教えるために叩きますし、私は私の考えを通しちゃうかも…」
などの声が聞かれた。


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そこで今回は、専門家尾木ママとともに、「しつけ」について考える。
親子のコミュニケーション改善から子どもへの効果的な指示の出し方を導く心理療法から、上手なしつけ方のヒントもご紹介!



【ホゴシャーズたちのしつけは?】

タイムさん 「長女が生まれたときは、『立派に育てたい!』という気持ちから、ガミガミついうるさく言ってしまう」
きんかんさん 「うちは、いっぱい怒鳴っていっぱい叩く。やっぱりちょっと痛みを感じないと覚えないので。おかげで悪いことはしなくなった」
ナッツさん 「私は『自分で学んで下さい』って思うのがしつけ。でも、夫はガンガン怒って厳しい!」


◇ナッツ家の厳しいしつけ 『厳しくしつける親の気持ち』

・12歳のツバサくんと暮らすナッツのリビングには、小型カメラが置かれている。

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単身赴任のが置いたものだが・・・

ナッツ
さん
「朝、『ツバサがまだ起きてないけど、今すぐ起こして!』とガンガン電話がかかってくる」


・もともと生活のすべてに厳しい夫・たろうさんは、ツバサくんが小学校に上がる前から、時には手をあげて厳しくしつけてきた。今では、毎日の勉強を写真に撮って送らせて、できていないと説教に…

なぜ、そこまで厳しくしつけるのか?

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たろうさん 「何かあったときに、ふんばれる人であってほしい。虐待のニュースを見ると、もしかしたら自分もあそこまでいってしまったかもしれないが、みんなが守ってくれた。感謝する一方で、親としては子どもに成長してほしい。最善の方法は何だったのかと、今でも悩みながらです」


専門家のアドバイス】
精神科医の加茂登志子(かもとしこ)さんによると・・・
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・体罰は、即時的な効果はあるが、逆に、不安や恐怖がなければ言うことを聞かなくなるということが、すりこまれていくところがある。
・つまり、親の言うことは聞くが、家の外では言うことを聞かない、あるいは、いじめをする側にまわる、などのことが起きてくる可能性が高くなる。


【そもそも、しつけって?】
子どもの成長や発達に詳しい、東京大学名誉教授の汐見稔幸(しおみとしゆき)さんによると・・・

・社会生活の中で、守らなきゃいけないルールを身に着けた上で行動できるようにしていくことが「しつけ」
着物を縫うときの「しつけ糸」と同じ。こういう風にするものだと子どもに分からせるために縫うが、成長とともに徐々に外して、子どもが自分で本縫いしていくことが大事。

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尾木ママのアドバイス】

・ちゃんと育ってほしいという愛情は、大事。
・体罰ではなく、もっと効果があるかもしれないという方法論を、もっと知るといい。



それでは、どうすればいか?

■子育ての4つのスタイル
アメリカの発達心理学の研究によると、子育てについて親は4つのタイプに分けられるという。
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・そして、これらの親に育てられた子どもが思春期、青年期になったときに見られる傾向がこちら。

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目指したいのは、リーダーシップのある親。
子どもは自信があって、感情のコントロールも上手になるという。

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きんかんさん 「自分は、完全に独裁タイプ。実は、息子は自分の考えや意見をほとんど言わない子になってしまった。私が全部コントロールしてきたのが原因か・・・」


専門家のアドバイス】

加茂先生 「まず、自分にマイナスの点、弱点もあったことに気がつくところがすばらしい。そして、その弱点に手当てをしていくのが重要なポイント。中学生であっても、やり方はたくさんある。例えば、温かみを出すというのは、どうやるのか、体罰にならないしつけは、どういうふうにするのかということを知らなかったり、経験がなかったりするだけで、めざしたい理想はあって、そこにいきたいんだけど、いきにくいという状況になっている」


尾木ママ 「子育てに手遅れはない」

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◇イライラ怒鳴り声のマルベリー家が、半年で大きく変化!?

マルベリーさん 「ここに全部一回しまって!水筒とお弁当箱、出して!」
・3人の子どもをしつけようと格闘し、怒鳴り声が響いていたマルベリー家・・・

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・効果的なしつけを学ぼうと、マルベリーさんは、「PCIT」(ピーシーアイティー)という親子の関係を良くするための心理療法を受ける。

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・ここでは、プレイルームで親子が遊ぶ「特別な時間」をもうけ、この間、子どもに対してやってはいけないこと「ドントスキル」と、 やるべきこと「ドゥスキル」を使い、子どもが楽しくのびのびと遊べるようにする。

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・これを家でも毎日5分10日間続けると、反抗的だったかいとくんの態度は、大きく変わった!

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ナッツさん 「これを5分やったあとに、またバーンって怒ったら意味がない?」


専門家のアドバイス】

加茂先生 「基本的には、5分をやる一方で、言葉の暴力や体罰をやめる必要はある。しかし、その1日5分はすごく重要。親御さんの練習の時間でもあり、5分であっても親子の時間というのは宝石のような時間。それをお子さんたちに体験してもらうのだ」




◇いよいよしつけの段階へ!

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PCITには、さらにステップが。
・「5分の特別な時間」で親子の良い関係を強化したら、それを土台として「良い指示の出し方」を学ぶ。

・後半では、親が子どもに、してほしいことを伝えるための、8つの効果的な指示の出し方を学ぶ。 
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1週間後、マルベリーを訪ねてみると・・・

マルベリーさん「ゴミ、ここに入れて下さい」 (指示するときは、具体的に1つだけ。言い方も丁寧に)

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かいとくん、お母さんの言うことをすぐきいた。
それどころか、ゲームの途中でも、洗濯物を畳むお手伝いをすぐにやってくれた!

・そして、どうしたことか、お兄ちゃんまで、自分からすぐにお風呂を洗ってくれた!

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そうたくん 「お母さんが変わったのがうれしい。自分も少し変わらなきゃいけないなと思う」


きんかんさん 「今までどれだけ自分が勝手な指示や要求を子どもにしていたのかがよく分かった。叱る怒るばかりじゃなくて、子どもの考えを引き出せるようにやっていこうかと思った」


専門家のアドバイス】

・小学校低学年じゃなくても、塾の送り迎えの時間、食事のとき、宿題を見ているときにドゥ・スキルドント・スキルを実践するだけで効果的。

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尾木ママのまとめ】

尾木ママ 「しつけというのは、丁寧に説明すること。共感力の豊かな子になると、悪さもしなくなってくる。今回、体罰禁止のガイドラインが出たのは歴史的な転換点で、私たちが前進していくきっかけを作ってくれたんだと思えればいい」



◇「ウワサの保護者会」では、これからも「虐待」について、考えていきます。
みなさんも、番組ホームページやツイッターに、ご意見をお寄せ下さい!

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投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:25 | 固定リンク


2020年02月01日 (土)

大調査!放課後の居場所 <番組内容>

ウワサの保護者会!今回のテーマは「大調査!放課後の居場所」

放課後の定番といえば・・・公園!
ところが、最近はどこもボール遊び禁止。思うように遊べない!

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尾木ママが子どもの頃は・・・>
小さい頃はとにかく裏の山や川でナマズとったり遊んでばかり。走り回っていた。


<ゲストの山口もえさんは3児の母!>
・子どもはエネルギーが有り余っているが、公園はルールが厳しすぎる。習い事で放課後をつぶしている。


ポニーさんの経験>
・公民館行っても大人に怒られてしまうから、大きい声を出して遊べない。発散ができない!

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◇アシカ家とポニー家のケース◇

アシカの長女こころさん(中2)は、家族がいると落ち着いて話せないから家に友達を呼びたくない!
もっと自由に話したいからと、最近よく行く場所は「ファミレス」。
決して安くないが、月1000円の小遣いとお年玉を切り崩してなんとかやりくりしているらしい。

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ポニーさんの長女ららさん(小6)は、オシャレをしたり流行を追いかけるのが楽しいお年頃。
お小遣いをもらって友達と向かう先は…「ショッピングセンター」。写真や動画を撮って遊ぶのが定番!
母は娘の撮った写真が自動的にスマホに入るからちょっと安心と言うが…。

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<長年子どもの放課後を研究してきた明石要一教授によると>
・この30年間で、子どもたちの放課後の居場所がなくなった。
・共働き世帯が増えたことで、家も友達を呼びづらくなっている。

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ポニーさんの悩み>
・最近は連絡網が配られず、友達の母親に事前連絡やお礼が言えないから遊びに行かせづらい!
・共働きの家も多く、不在の時に行かせるのは気が引ける・・・

山口もえさんの意見>
・自分がいる時は家に来てもらっているが、親の目がある中で遊ぶのは果たして楽しいのか。
・子ども同士だけでもめたり、解決したり。そういう経験が大事と思う。


◇もも家とハムスター家のケース◇

ももさんの長男(中2)は、毎日“玄関前”に友達と集まってゲームをしている。しかし夏は暑くて冬は寒い!
それでも子どもたちが玄関前にこだわる理由は、自宅のWi-Fi。使い放題で居放題の楽園なのだ!
「最初は葛藤があったが、公園はWi-Fiつながらない、ボールも遊べないと言われると、わからなくもない…」

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ハムスターさんの長男リョウタくん(中3)は、受験勉強で忙しい今、友達と集まるのは“スマホゲームの中”。
友達もみんな塾通いで忙しく、集まるための移動時間ももったいないという。
「時間があったら公園でサッカーとかしたい。でもみんな塾が忙しくて遊ぶ時間が作れない」

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尾木ママの見解>
・スマホはいい面も多いけど、頼りすぎるとface to faceの対人関係が作れなくなる。

明石要一教授の見解>
・ゲームなど少人数の遊びが増え、集団で遊ぶ体験がものすごく減ってきた。
・集団をまとめるリーダーシップが育まれなくなり、学園祭が開けなくなった大学もある。
・子どものリーダーシップを育むためにいま注目しているのが“打ち上げ”。大勢を仕切る体験が積める!


◇理想の“放課後の居場所”◇

理想の“放課後の居場所”とは―。
親子双方の思いを叶えてくれる夢のような場所があった!

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<東京都文京区 ビーラボ>
中高生限定の秘密基地のような居場所。無料Wi-Fiでゲームもでき、勉強をサポートするスタッフもいる。
区の施設なので、ダンスや音楽のスタジオもすべて利用料無料。
和太鼓やDJなど様々なイベントも開かれ、新たな仲間や夢が見つかるという。

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<長野県茅野市 CHUKOらんどチノチノ>
17年前に茅野駅にできた中高生限定の居場所。こちらも利用料はすべて無料。
一番の特徴は、市の予算の使い道など施設の運営を中高生自身に任せていること。
大きな予算を動かす時には、市の職員などを相手に事業計画をプレゼンしなくてはいけない!

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<みんなの反応>
・これこそまさにリア充!
・中高生限定だから、小さい子や大人がいなくて気を遣わないのがいい。
・やっている事は普段ダメと言いがちな事ばかり。なのに勉強をやっていたのがびっくり。
・各自治体に一つはほしい!


<山口もえさんの感想>
・子どもたちの放課後の居場所がないのは、大人が奪ってしまったからでは。今度は大人が与えなくては!


<尾木ママの提言!>
・子どもには放課後を保証される権利がある。それを保証するのは大人の義務。
・決して学校の勉強だけで子どもの力がつくわけではない。生活体験、遊び体験はものすごく重要!

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放課後は学校とも家庭とも違う、特別な時間。
親子が納得できる居場所、一緒に考えませんか?

 

END



*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:25 | 固定リンク


2020年01月18日 (土)

外国ルーツの子どもとつくる新たな学校 <番組内容>

今回のテーマは「外国ルーツの子ども」

日本に住む外国人は282万人。この30年間で2.6倍も増加。
いま学校にも、外国ルーツの子どもが増えている。

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外国ルーツの子どもが増えることで「多様な文化に触れ合える」といった声もある一方で、番組には学校の先生や保護者からは様々なモヤモヤが寄せられた。

そこで!ウワサの保護者会では、学校の先生外国ルーツの子どもの保護者日本人の保護者に加えて、フィリピンにルーツを持つタレント秋元才加さん、専門家の山脇啓造さん(明治大学教授)をお呼びして、これからの学校のあり方をホンネで考えていく!


秋元才加さん(フィリピン生まれ。母親がフィリピン人)
子どもの頃、母が学校から配布される書類が読めず、難しい話は先生や友達に聞いて、自分で対応していた。

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番組では全国の先生300人にアンケートを実施。
外国ルーツの子どもが増えたと感じている先生は64%。増えたと感じた人の中で、悩みを感じた先生は66%。

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◇外国ルーツの子どもと向き合う先生の思い◇

・大分県の由布院小学校。2019年の夏。ネパール人の男の子(小2)が転校してきた。
・初めて受け持つ外国ルーツの子ども。担任の先生は『言葉の壁』『文化の壁』『保護者とのやりとり』で戸惑うことも。
・例えば、体育の授業でケガをしたときも、言葉が通じず原因が分からない。日本独特の掃除や給食のルールを1から教える。さらに、日本語の文字が苦手な保護者に、学校行事のお知らせ内容を電話で伝えることも。

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◇外国ルーツの子ども みんなの本音◇

先生たちの本音>

いざわさん(元中学校教師)
・外国ルーツの子どもの保護者に、運動会の持ち物について電話で連絡。ちゃんと伝わっているか不安だった経験がる。
・不登校ぎみなブラジルルーツの子どもを担当したときは、性格が明るく、いつも笑顔で「大丈夫!」と言うため、何が原因かわからず戸惑った経験も…。

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外国ルーツの子どもの保護者たちの本音>

パームさん(インドネシア人の夫と結婚しイスラム教徒に改宗)
イスラム教徒は、女性の肌の露出が好まれない。そのため、校長先生に「娘がプールの時、水着ではなくラッシュガードを着たい」と交渉したがNGだった。しかし、校長先生が代わって再び相談をすると、あっさりOK。校長先生によって対応が違うことに困惑。

ナディさん(両親共にイラン人でイスラム教徒 6歳の時に来日)
イスラム教徒は、宗教上の理由で豚肉が食べられない。給食で豚肉を食べないようにしていたら、みかんと牛乳だけの日もあった。空腹を満たすため、家に帰ってから食事をすることも・・・。

ホオズキさん(中国出身で日本人の夫と結婚)
PTAの仕事が大変!うちの学校はポイント制(PTAの仕事をするとポイントがたまる制度)。日本語が心配だったので、ポイントが大きい執行委員などを引き受けることができず、とにかくポイントをためるのが大変。

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日本人の保護者からは「授業のペースを外国ルーツの子どもに合わせるため、学力低下がないか心配」という声も。

尾木ママの意見>
「子どもも親も学校の先生も大変になっている大きな要素は、学校の『一斉主義』。一人一人の子どもに合わせるというのが本来の教育の姿」


◇外国ルーツの子どもの受け入れ制度を整えた学校◇

・横浜市にある南吉田小学校。全校児童およそ730人のうち、半数が外国ルーツ。現在19の国と地域の子どもが通っている。
・日本語が得意ではない子どもに簡単な言葉で授業を教える「国際教室」が各学年にあり、来日して間もない子どもたちに基礎的な日本語を教える「初期指導教室」も設置、それぞれに専任の先生がついている。そのため、担任の先生は通常のクラス運営に専念できる。
・授業中に外国ルーツの子どもに同時通訳をするボランティアもいる。そのおかげで、外国ルーツの子どもも、日本人の子どもも、同じペースで学ぶことができる。
・外国ルーツの子どもの保護者対応のために、職員室には外国語でプリントを制作したり、電話対応をするスタッフが2名常駐。日本語が苦手な保護者も安心。
・このような体制を整えるために、横浜市が市内にある公立学校にかけるお金は、年間およそ1億5千万円。「将来的に日本を支える人材になる」として予算を組んでいる。
・現在 南吉田小学校では、子どもたちが異文化に興味を持つようになり、保護者からは「公立のインターナショナルスクールのよう」と評判も上々だ。

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◇外国ルーツの子どもと共に暮らしていくためには◇

山脇さん(明治大学教授)
南吉田小学校のエリアは2010年代から外国ルーツの子どもが増え、保護者から不安の声があがった。
そこで、どんな体制が学校に必要なのか?校内にプロジェクトチームを作り考えていった。
これまで外国人の問題は自治体任せだったが、2019年に「日本語教育推進法」ができたため、国から自治体への支援が増えていくと思われる。

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<はじまりだした外国ルーツの子どもへの支援>

かすたねっと(文部科学省)
国は、各都道府県・市町村教育委員会等で公開されている、世界各国の言語に翻訳された教材や、保護者向けのプリントのひな形など、様々な資料を検索、利用することができるサイトを開設している。
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<共にくらしていくためには>

秋元才加さん
今年はオリパラもあって、日本的にも多様化、外国ルーツに対する意識も高まっている時期。ここからスタートにして、日本で多様化が進んでいくといいと思う。

ももさん
外国ルーツのお子さん保護者のことも、日本人の子ども保護者のことも、平等に考えて、みんなが納得できる学校になったらなって思います。

ナディさん
異文化ルーツの人たちは、もっとこうしたら学校が良くなるかもしれないっていう目線を持っていることもあるので、一緒にもっと日本の学校を良くしていける仲間だって思ってもらえると嬉しい。私も頑張っていきたい。


尾木ママの意見>
子どもたちは、すでに外国ルーツの子どもたちと一緒に生活をしている。
大人がもっと子どもたちを応援してあげられるように、異文化を共有していける社会、学校をつくっていくことが大事。


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あなたの身近にも異なる文化を持つ人たちが。
まずは、お互いを知ることから始めてみませんか?

 


END

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投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:25 | 固定リンク


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