番組内容

2019年06月15日 (土)

テストは変わる <番組内容>

今回のテーマは「テスト」。
お笑いトリオ「パンサー」の向井慧さんをゲストに話し合った。
猛勉強の末に希望の大学に合格したという向井さんは、テストが好きだったというが、ホゴシャーズからはため息が・・・。
「「大切なのはテストの結果だけじゃない」と思いながらも、どうしても気になってしまうという。

<ホゴシャーズの意見>
・間違いが目についてしまい、「どうして間違えたの」って聞いてしまう。
・点が悪いと夫がものすごく怒る。なんとかしなきゃと思うけど焦るのは、自分ばかり。本人はいたって平然。


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◇テストはそもそも何のために作られたのか?◇

<専門家 田中耕治さん:佛教大学教育学部 教育における評価について研究>

・テストは1910年代のアメリカで作られた。個人の能力を客観的に調べるため、集団を対象に使われた。
・日本では「試験」として明治初期からスタート。当時は一人一人が合格点を目指すためのものだった。
・戦後受験競争が広がると、テストは、人と比べる競争のための道具として使われるようになる。
・受験競争は過熱し、社会問題へと発展。そこで2001年、文科省は「テストは人と点数を比べるものではなく、学習の到達度を測るためのもの」と方針を改めた。
・田中先生によると、テストは本来、次の学びにつなげていくためのものだという。

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◇テストの結果を見た後、どんな言葉をかけたらいいの?◇

<専門家 坪田信貴さん:塾主宰>

・子どもの性格を見極めながら接すること

(例) 楽天家タイプの子どもの場合はポジティブな言い方だと聞く耳を持ちやすい
 ×「そんなんじゃ就職先もないよ」・・・ネガティブ
 ○「もっと頑張れば、いい大学に入れるよ!」・・・ポジティブ

(例)コツコツやる堅実なタイプの場合はテストの結果が悪いとパニックになりがち
 →「間違えた問題をやり直そう」など具体的にやることを示すと落ち着けるかも!


子ども自身が、テストの結果をどう受け止めているのか?
子どもの表情をよく観察してから、どんな言葉をかけるのか考えよう!

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<専門家 田中耕治さんの見解>

・評価の基本は観察から始まる。喜んでいるのか?落ち込んでいるのか?観察しよう。
・“出来なかったところ”ではなく“出来たところ“を見ると、子ども達の達成感につながる。
・出来たところを「どうしてできたの?」と聞くと子どもが答えを導き出した方法を振り返り、力になる!

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◇テストが変わる!◇

記述問題が増えているという最近のテスト。現場の教師達の実感を聞いた。

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・小学校から大学まで、記述問題は確実に増えている。
・採点が難しい!採点基準や模範解答例を用意してもそれを超えた答えが子どもから出てくる。教師の価値観によって採点にばらつきがあってはいけないので難しい。
・しかし、知識はただ覚えるものではなく、使うものだということを経験として学べるのはいいことだ。

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<尾木ママの意見>
いま、テストとともに、「学力」の概念も大きく変わる時代に入っていると感じている。
是非ネットなどで、実際の変わり始めている入試問題などをチェックしてみて!




END

 

 

 

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2019年06月01日 (土)

シリーズ 虐待を防ぐには(2)「どう叱ればいいの?」<番組内容>

◇「シリーズ・虐待を防ぐには」◇
今回のテーマは「どう叱ればいいの?」


子どもへのいきすぎたしつけが、虐待に発展するケースが社会問題となっている中、今年4月には東京都の条例で「保護者による体罰の禁止」が、日本で初めて明文化された。
でも、子育て中の人たちからは・・・ 
「お尻ペンペンもダメ?」「どうやって叱ったらいいの?」
と、戸惑う声が。

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【ホゴシャーズの実感】
カッパさん「叱るっていうより怒るって感じになってる」
夕顔さん「余裕がなくなってきたりとかすると早くしてよ、パン!」
だいこんさん「3回言って聞かなかったら叩くっていうことで、お尻ペン!」

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ざくろ家の場合】

ざくろ家の男三人兄弟は、遊び盛り、食べ盛り!ざくろさんのイライラは日常茶飯事。
「早く起きなさい、早く支度しなさい、片付けなさい、ご飯食べなさい!」一日に何十回も怒ってしまう。
とっさにバシン!と出るばかりか、何言っても聞かないときは、お庭にポイッも。すると、子どもは「助けて!」と大声を出すので、あわてて戻す。
上手に叱るのは難しい・・・。

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(ざくろさん)
・ほったらかしにすると、将来ろくな大人にならないんじゃないかっていう思いがある。
・育児本も読み、寄り添いもご褒美作戦もやったが、どれも心に響かない。全部やり尽くしてしまった感が…

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◇子どもをたたくなど、手を上げることについて、どう思う?◇

(夕顔さん)
・水泳のコーチがよく”ケツバット“というお仕置きをしていたが、それだけコーチが私たちの方を向いていた事が分かっていた。コーチのことは大好きだった。
(ネクタリンさん)
私の母にパシーンと叩かれ、ベランダにポンと出され、水を張った浴槽にジョボンと入れられた。でも「痛い、悲しい、辛い、傷つく」しか覚えていない。なんでいけなかったのか、理由が分からなかった。だから自分は、子どもに絶対手をあげない。言葉でもいいと思う。



【専門家 福井大学 子どものこころの発達研究センター教授 友田明美先生の見解】 
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・一回だけだったら大丈夫だろうと思う体罰も、強度頻度を増すと、場合によっては脳まで傷つけてしまう
・感情や犯罪抑制力に関わる前頭前野が萎縮したり、扁桃体が変形したりする。
・押し入れに閉じ込める、ベランダにおきっぱなしにするなどの体罰が逆効果になる。


【ホゴシャーズのお悩み】
「つい手を上げてしまう悩みを相談できる人は、実は一人もいない…」

・夫と教育方針が違う。
・近所のママ友も、「あのお母さんって手をあげてるの?」と思われるのがいやで話せない。
・結局、ネット検索や、育児書を読みまくっている。


(夕顔さん)
「『親の顔が見たい』という世間の言葉は、母親を指していると思う。理不尽に、全部私?って思う事がよくある」
(ざくろさん)
「保健便りのプリントに『早寝早起き、朝御飯』とあると、やらなくてはと思う」



【専門家のアドバイス 数多くの虐待事件を取材してきたルポライターの杉山春さん】
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■「大阪二児置き去り死事件」
・23歳の母親が 3歳と1歳の子どもをマンションに置き去りにし餓死させた。
・周囲の人に聞いても完璧な子育てをしている人だった。
・様々な事情で完璧な子育てができなくなった時、大変さを隠し、子どもがいない事にして「すてきな生活をしている自分」をブログにあげていった。

(杉山さん)
「だから、あんまり頑張らない方がいいというのは、事件のお母さんたちに教えてもらった。だめな自分をまず自分が許してあげるということを学んだ」



◇体罰禁止を定めた東京都の条例について、どう思う?◇

(ざくろさん)
「正直ショック。全力で子育てをしてる状況での『お尻ペンペン』。
こんなことしたら法律に違反するんじゃないかと、変なブレーキがかかり、子どもに対して全力でぶつかれなくなるのではないか。どうしたらいいのか分からない…」



◇では、どう叱ればいいのか?◇

【専門家 子育て支援に長年携わっている 大日向雅美さん(恵泉女学園大学学長)】
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ポイント《1》 「感情的に叱るのはダメ、感情を込めて叱る」
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・過去を持ち出したり、未来をつぶしたり、人と比較して叱るのはダメ。
・「これだけはしないで」という思いを込めて叱る。


ポイント《2》 現場を見ていない父は要注意」
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・日中、仕事で出ていて現場を見ていない父親が、妻に言われたからというだけで、頭ごなしに叱るのはだめ。
・「お母さんから聞いたけど、どうなの?」 と切り出すとよい。


ポイント《3》 「パーツで叱る」
・叱るときは、全人格を否定しないで、「きみがいい子だというのはよく知っているよ」というのを大前提に、「だけど、君がしたこれとこれは、パパは許せないよ」などと部分的なところだけを叱る。


ポイント《4》 「すぐに効果を求めない」
・発達によって子どもの理解力はそれぞれ違う。
・1回では解決しないので、繰り返し伝えることも必要。
・「父母が震えるほど怒ったことを自分はした」という、記憶だけでいい。

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【尾木ママのまとめ】
条例とか法律で「たたくのやめましょう」という以上は、親を責める方向ではなく、社会全体が変わるべき。そんなに慌てないで、じわっと社会の文化そのものを変えていこう。



◇つい手をあげてしまったことのある保護者へ・・・
子どもの脳を研究している友田先生から、メッセージが!

「自分たちはもう、子どものお尻を叩いて育ててきてしまった。
 もう手遅れではないか?と思われるかもしれないませんが…大丈夫です

・親子の間に築かれる絆、愛着によって、脳は回復する。
・褒めたり認めてあげたりすることで、やる気を出す神経伝達物質ドーパミンが作られる。
・ドーパミンによって、子ども自身が意欲を持ち、集中力が増す。
・親は自信をもって子どもを褒め、楽しい子育てをしよう!

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 「ウワサの保護者会」では、これからも「虐待」について、考えていきます。
みなさんも、番組ホームページやツイッターに、ご意見をお寄せ下さい!


 

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


2019年05月25日 (土)

シリーズ 虐待を防ぐには(1)「親も助けてほしい」<番組内容>

※虐待かも?と悩んだ時に相談できる場所をページの最後でご紹介しています。

虐待事件がニュースなどで繰り返し報道される中、「虐待」は子育て世代がとても気にする社会問題となっている。番組には「虐待はひとごとだとは思えない」という保護者からの声が多く寄せられている。
そこで「ウワサの保護者会」では、ホゴシャーズと、虐待について研究している専門家などを交えながら、虐待を防ぐにはどうすればいいのかシリーズで取り上げていく。



シリーズ 虐待を防ぐには① ~親も助けてほしい~

【専門家 林浩康教授(日本女子大学社会福祉学科)虐待が起きる背景や支援のあり方について研究】
特殊な家庭で虐待が起きるわけではなく、一般的な家庭でも「孤立した育児」や「経済的な不安」などが引き金となり、虐待につながる可能性はあるという。そのため、虐待を予防するためには一般的な家庭を支援することも必要だという。

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 【専門家 黒田公美さん(理化学研究所・脳神経科学)哺乳類の親子関係や愛着行動について脳科学の視点から研究】
・子ども虐待の罪で服役中の人にアンケート調査を行った結果、虐待の背景には夫婦の不仲や経済的な不安などの「子育て中のストレス」、うつなどの親自身の「精神的な問題」など複数の困難な要因が重なっていたことが分かった。
・配偶者との別離や病気など突発的な出来事で、子育てするのが難しくなる状況に追い込まれる可能性は誰にでもある。「親の自己責任」と言って支援をしないでいると、そのしわ寄せは子どもにきてしまうと指摘する。

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【親たちの本音:ひとごととは思えない】

「虐待という言葉を聞くのも本当は嫌だけど、そんなに遠くの話ではないと思う」(4児の母/小2~中2)

「自分自身が精神的に追い詰められてた時は、本当に可哀想な事したかなって思ってた時期もありました。その当時は、この状況をなんとかしなくちゃっていう思いで、もがきました」(2児の母/年長・小3)
「妻を突然亡くし、1人で3人の子育てをすることになった。想定外ばかり起きる中で、自分の感情が抑えられない時があった」(ライオンさん
「子どもが生まれる前は自分が感情的に怒る人間ではないと思っていた。誰しも最初に思っていたのとは違う状況に陥るのではないか」(マルベリーさん

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 【時代とともに孤立してきた子育て環境が、親を追い詰めている】
・かつては親戚や地域で気軽に助け合っていた子育て。しかし高度経済成長期以降、核家族化が進み、閉じられた空間で主に母親が子育てをするようになる。
・オイルショック以降は経済が低迷し、児童手当の受給者がより限定されるなど、国からの経済的支援も期待できなくなり、子育ては家族の責任で行うべきという考えが定着していった。
・林教授は、こうした時代背景の中で親は過剰な責任感を持つようになり、ベビーシッターを利用することも躊躇するような空気が醸成されたのではないかと指摘する。

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【親たちの本音:相談できるところがない】
「虐待してしまうかも」と悩んだホゴシャーズの中には、公的な機関の相談窓口に頼った人もいる。

・無料の電話相談を利用しようとしたが混んでいてなかなかつながらない。30回かけても、連続でつながらない。今聞いてほしいので、『かかれ』と祈るように押しています。(コチョウランさん
・育児に追い詰められて子どもにあたってしまい、警察沙汰になったこともあるが、行政の相談窓口を訪ねたところ「これぐらい軽ければまだまだ大丈夫ですね」と言われてしまった。(キヌアさん

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【なぜ支援が行き届かないのか?専門家・黒田公美さんの見解】
日本では子どもの心の傷や親の辛さに対する支援の重要性があまり認識されていない。例えば日本の医療は非常に質が高く、骨折の診療で一晩待たされることはない。しかし、人間の心に対する深い理解に基づいた福祉のあり方が欧米に比べると少しまだ遅れている。

虐待を防ぐには、どうすればいいのか。
「ウワサの保護者会」では、これからもシリーズで考えていきます。




「もしかして虐待かも?」と悩んだ時に相談できる場所

児童相談所 全国共通ダイヤル TEL:189
子育てに悩む家庭の支援や出産・育児の相談に応じています。相談は匿名でも可能で、秘密は守られます。
※24時間対応。最寄りの児童相談所につながります。
※一部のIP電話等からは利用できない場合があります。こちらの一覧表にある各児童相談所の電話番号をご利用ください。
一覧表


PCIT-JAPAN(ピーシーアイティ・ジャパン)
「PCIT」【親子で参加するプログラム】
こころや行動に問題を有する子ども(主に2~7歳)と育児に悩む養育者の両者が一緒に受ける心理療法。親子が遊んでいるの様子を見ながら、セラピストが別室でトランシーバーを使って親にスキルをライブコーチする。コミュニケーションの質を高めることで、親子関係の回復を目指す。


AF-CBT Japan(エーエフ シービーティ・ジャパン)
「AF-CBT」【親子で参加するプログラム】
コミュニケーションやしつけに悩んでいる5歳~17歳のお子さんを持つ家族が、より安全で穏やかな毎日を過ごせるようお手伝いするプログラム。子どもと養育者が対象で、個別に受けるセッションと親子合同で受けるセッションを組み合わせて行われる。


一般財団法人MY TREE(マイ ツリー)
「ペアレンツ・プログラム」【親向けプログラム】
「子育てが苦しい」「子どもを無視したり叩いたりしてしまう」 という親の回復プログラム。身体と心のリラクセーション法の習得、自尊感情の回復、子育てが楽になるコミュニケーションとしつけ方法の練習を行う。


株式会社 メンタルサポート研究所
「子どもと笑顔で過ごすためのプログラム」【親向けプログラム】
イライラや怒り、悲しみなどの不快な感情を処理する方法を知り、親自身のこころと身体が楽になっていくことを目指すと同時に、子どもとの適切な接し方について学ぶ。少人数定員6名の全12回。座学に加え、参加者と講師が互いの思いを語り合いながら成長を目指す。


一般社団法人 WANA関西
「SEP」【親向けプログラム】
自分を好きになれない方、家族を含めた対人関係に問題をかかえがちな方が、5回の学習で認知の修正法と定着方法を身につけるプログラム。生育過程など環境からの課題を見つめ、認知(考え方)の偏りを短期間で修正する方法を学習する。



専門家・黒田先生のプロジェクトでは他にも親向けのプログラムを紹介しています。 ※NHKのサイトを離れます。
 

 




 

 

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2019年05月18日 (土)

答えに困った!子どもの質問 <番組内容>

「自由ってなに?」「なぜ人は生きるの?」お子さんに聞かれて答えに困ったこと、ありませんか?
そんな哲学的ともいえる子どもの質問に、どう答えればいいのか?
タレントのユージさんもスタジオに参加して、ホゴシャーズと一緒に考えた。

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◇街で聞いてみた…子どものこんな質問に困った!◇

・亡くなったおばあちゃんは、どこへ行ったの?
・普通って、なに?
・どうして虫を殺しちゃいけないの?
・なぜ人は生きているの?

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<ホゴシャーズの感想>
・うちの子だけじゃなかった!
・親しい先生が亡くなった時、死についての質問に、正しい答えを言ってあげたかったが、何が正しいのか分からず、すごく悩んだことがあった。

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◇哲学者に聞く なぜ子どもは難しい質問をするの?◇

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苫野一徳さん(熊本大学教育学部准教授)

・人は「何でだろう?」と答えにたどり着くまで永遠に考え続ける推論の能力がある。
・「なぜ人は生きているのか」「世界の始まりは何か」という究極的なことまで考える。
・そうした問いを持つと「本当のことを知りたい」「あの人のようになりたい」と世界を憧れの目で見るようになり、人生が豊かになる。
・子どもから問われたら、親は「なぜそう思うの?」「あなたはどう思うの?」と丁寧に聞き、対話の相手になることが大事。自分の考えを言語化すると、その考えが明確になり、新たな気づきが生まれる。そして、さらに考えを進めていくことができるからだ。


ホゴシャーズユージさんの感想◇
・いい答えを言ってあげたいという気持ちがあったが、もっと会話を楽しむつもりでいたら良かったのかな?(たけのこさん)
・子どもの質問に対して答える内容よりも、考える時間を共有する、ということが大切なんですね。(ユージさん)



◇子どもが質問しない! ハムスターさんの場合◇

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・小学生から大学生まで3人を育てているハムスターさん。「どの子からも難しい質問をされたことがない」のが悩み。ついには自分から「人って何で生きてるか気にならない?」と聞いてみたが・・・子どもたちの答えは「聞いてどうするの?」。

・哲学者の苫野さんによると、問いを持つタイミングは人それぞれ。長い目で見ればよく、心配する必要はない。ただし、子どもが問いを持ったときに「そんなこと聞いてどうするの?」などと問いをつぶさないこと。


<尾木ママの見解>
・どんどん疑問を出す子が、「素敵な子」だとか「探究心がある子」というふうに決め付けない。疑問が出てきたときにいつでも向き合える関係が大事。



◇“なぜ人は生きるのか?”―実際に子どもと話し合ったくるみ家◇

・6人の子どもを育てているくるみさんの家では、子どもたちと対話をすることが多い。 
そこで次男のひなたくん(小5)とりくとくん(小3)と、母のくるみさんで「なぜ人は生きるのか?」というテーマで1時間ほど話し合ってもらった。

 ひなた:人間、生きていくのって食う・寝る・出すだよね。
 りくと:子孫を残すため。
 ひなた:宇宙人が人間を作り、この地球に人間を落とした!
 りくと:昔は海の卵で陸地に上がって進化をして人間になったという情報もある。
 りくと:違う人を成長させるために生きている。違う生き方をした人に教えてあげたり、教え合うため。
 ひなた:幸せになるため。原始時代から人は好きなこと趣味を大切に生きてきたかも。趣味を大切にする

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◇哲学者が解説!子どもたちの話し合い◇

・「違う人を成長させるために生きている」というりくとくん。多くの場合、「人は何で生きるのか?」と考えると、自分のこととしてしか考えないので、他人を理解しようとしている思考はすごい。
・「幸せになるために生きている」というひなたくんは、「くよくよするのではなく、人生に喜びを見つけ出せ、作り出せ!」という哲学者・ニーチェと同じ考え方!
・対話をすると「いろんな考え方があるんだな」という多様性に開かれる。「人と人は対話によって納得しあえることもある」ということも実感することができる。

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くるみさんの補足
・子どもに意見を聞く時に「それいいね、そう思ったんだ」と返すともっと出てくる。
・自分自身も遊びだと思って、対話を楽しんでいる。

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ホゴシャーズユージさんの感想>
・正しいこと私がを教えなくちゃって思っていたけれど、楽しんで子どもに教えてもらうくらいで良いんだと思った。(たけのこさん) 
・子どもはみんな、自分で考える時間さえもらえれば、くるみさんのお子さんのように大人を感心させる言葉って出てくるんじゃないか。
早く帰って子どもと話したくなった!(ユージさん)


忙しい日々、時には動かしている手を止めて、子どもの「なんで?」に付き合うと、いい時間になるかも!




END

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2019年05月11日 (土)

困った!学童に入れない <番組内容>

共働きやひとり親家庭が増え、需要が高まっている「学童」。

しかし、この春にはSNSで「保育園落ちた」ならぬ「学童落ちた」という言葉が目立った。学童が不足し「利用したくてもできない」という家庭が増えているのだ。学童に入れなかった家庭はどうすればいいのか?

今回は、「ウワサの保護者会・ジャーナル」と銘打ち、3人のお子さんがいる、くわばたりえさんと日本学童保育学会・代表理事の増山均さんをスタジオに招き、学童問題について話し合った。 

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 【学童に入れない… カタクリさんの場合】
都内に住むカタクリさんは、夫婦共働きで帰宅するのは早くても夕方6時。そのため長男を学童に預けていたが、小学3年生になる今年は待機児童になってしまった。夕方5時までは学校で過ごすことができるが、問題はそのあと。児童館は子ども一人で通える場所になく、企業が運営する学童は費用が高く予算オーバー。結局、習い事を入れたり、仕事を早く切り上げたりして対応することにしたカタクリさん。しかし夏休みの居場所は決まっていない。

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<ホゴシャーズの感想>
・学童の代わりに習い事に毎日通わせるのは、お財布に安心安全じゃない!
・フルタイムで働いていても入れないのは何とかしてほしい…



【保護者が学童をつくる ヒバリさんの場合】
待機児童が過去最多となった昨年。自分で学童をつくることにした保護者もいる。保育士として、子育て支援をするNPOに勤務するヒバリさんは、小2の長男が学童に入れなかった。このままでは仕事を続けられないかもしれないと上司に相談。すると「自分で学童をつくってみては」と提案された。
指導員や助成金の確保など課題はあるが、ヒバリさんは夏までの開設を目指している。

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<専門家・増山均さんの見解>
・そもそも法律に学童保育が書き込まれたのは1997年。
それまで半世紀は親たちがヒバリさんのように協力して、場所を探し運営費を作ってなんとかやってきた。今も公的支援は不足している。
・いま発表されている待機児童数は氷山の一角。実際には入れないと最初から諦めて申込みすらしない人もいる。学童保育そのものがないところもある。潜在的待機児童は膨大にいる


<国の待機児童対策>
「新・放課後子ども総合プラン」(2018年9月・文部科学省/厚生労働省策定)
→3年間で25万人分の受け皿を用意し、待機児童を0にするという方針を発表
→現在は「指導員の配置基準は2人以上(うち1人は有資格者)」という基準を拘束力のない参考基準に緩める方針。


<ホゴシャーズの意見>
・指導員の配置基準がゆるむのは心配。保育の質は担保してほしい!

 


◇「待機児童解消のため、とにかく受け入れ人数を増やす」という国の方針について専門家は?◇

池本美香さん(日本総合研究所主任研究員・保育や学童問題に詳しい)
・親が働けるようにするためだけではなく、子どもが豊かな放課後を過ごすために何が必要かという視点を持つべき。
・フィンランドでは見守りの大人が常駐している公園があり、学童の役割を果たしている。公園内には建物があり、室内遊びをしたりおやつを食べたりすることもできる。
・ドイツでは、高齢者などと過ごす「多世代の家」という場所や、動物の世話をして過ごせる農場が放課後の居場所になっている。

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<ホゴシャーズの感想>
・自分で放課後の居場所を選ぶことができたら、子どもたちも満足できるのでは。
・放課後は、子どもがもっとのびのび自由に、やりたいことをやる時間のはず。


<尾木ママの意見>
・日本は「子どもの最善の利益を追求する」とうたう子どもの権利条約に批准しているのに、子どもたちが楽しむことができる放課後の居場所づくりが遅れている。これは大人の責任。子どもたちに申し訳ない!


<専門家・増山均さんの意見>
・日本では学校が中心で放課後は付け足し、と考えられがち。しかし放課後も子どもの成長発達のために大切な時間だということを忘れずに。





END 

 

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2019年04月20日 (土)

教えてゾロリ!子どもの気持ち <番組内容>

今回は「かいけつゾロリ」シリーズの作者・ゆたかさんが番組に登場。
尾木ママホゴシャーズ、タレントの岡田結実さんといっしょに「子どもの気持ち」について語り合った。

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◇「かいけつゾロリ」の魅力は?◇

オナラ、ダジャレ、“なんとかなるさ”の精神で、ピンチを乗り越える…
そんなゾロリに多くの子どもたちが憧れている!

さんがゾロリを描くときに大切にしているのは「自分が子どもだったころの気持ち」。うれしかったこと、勇気をもらったこと、嫌だったことなどをたくさん思い出すことで、子どもの気持ちに近づくのだという。

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 ◇子どもの気持ちがわからない!親の悩み◇

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子どもの気持ちを忘れないというさんホゴシャーズが相談したのは「子どもの気持ちが分からない」という悩み。

「一度ゲームを始めると決めた時間にやめないのは、なぜ?分からない!」
「外で遊ばないのはどうしてか分からない」
「体を動かすのが嫌いなのは、なぜか?分からない」 などなど。


◇子どもの言い分は?◇
「子どもの気持ちが分からない」というホゴシャーズに対して言いたいことがあるという小学生を集め、さんが言い分を聞いた。

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・「ゲーム=つまらない・勉強にならない・意味がない」と決めつけないで!大人も1度ゲームをやってみて!
・私が読みたい本とお母さんが私に読ませたい本が違う。ためになると言われても、好きでもないのに興味を持つのは難しい!
・「お母さんは自分の興味につきあってくれるけど、面倒くさそうなのが見え見え。無理につきあってほしくない」 という意見も。

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<原さんの考え>
・親子の気持ちがすれ違っている。大人は子ども時代を1度経験しているのだから、「大人のほうが分かって」
・子どももやがて大人になる。大人になっても今の気持ちを忘れないで。

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<尾木ママの見解> 
・ゲームの場合、あと何分ならやめられるのか、子どもに考えさせる。決めた時間でやめられなくても、5分ぐらいの“おまけ”はあってもいいじゃない!
・子どもを軽くあしらわない。対等に認め合う関係性を作る。
・親は自分が子どもだったころの気持ちを思い出してみて!



◇原さんが大事にしたいのは子どもの“好き”の気持ち◇

さんは執筆の合間に全国を飛び回り、サイン会を行っている。
会場にやってくる子どもたちに、原さんが必ず聞くのが「今、何が好き?」という質問。
子どもたちの好きなものや興味があることを応援したいという気持ちが込められている。

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<一方、ホゴシャーズは・・・>
・鉄道模型が大好きだけど、夢中になりすぎて友だちと外遊びをしないことが心配。
・魚が大好きで、学級新聞は全て魚をテーマにして書いていた。周囲に理解されているかどうかが心配。

子どもの好きなものや興味のあることに対して応援したい気持ちはあるものの、「これで食べていけるのか?」などと将来のことを考えると不安や焦りが募るという。

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<原さんの考え>
・「絶対に幸せになる道」なんてない。子どもが自分の手でつかむしかない。
・好きなことを見つけることは、実は難しい。でも好きなことが見つかれば、人は頑張れる。子どもが好きなものを見つけたときに、親は背中を押してあげてほしい!

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<尾木ママの見解>
・子どもは何が好きなのか、じっくり観察するとわかる。いろいろと与えてみるのではなく、引いた目で見る。
・「夢中になること」を持っていると、自分が夢中になっていることに対して否定的な人もいると知ることができるなど、人間としての土台を築いていく。社会を学んでいくことにもなる。


<原さんからのメッセージ>
ゾロリは、いくら失敗してもめげないで次に行こうとする。それが人生だと思う。そんなにうまいこといくことないはないが、諦めてやめてしまったらそこでおしまい。
子どもが社会に出たときに恥をかかないようにガミガミ言うのも大人の仕事。だけど、その裏で、見守る気持ちを持っていてくれるといいな。
1人の人間として、これから育っていく子どもの気持ちを無視しないで!

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END 

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2019年04月13日 (土)

子離れがさみしい!<番組内容>

「子どもが家族との旅行に来なくなりました…」
10歳くらいから友だちを優先して親と距離をとりはじめる子どもたち。
保護者からは、「そろそろ子離れの時期?」「どうすればいいの?」と戸惑う声が寄せられた。 

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そこで今回は、3人の子どもがいるはなわさんと一緒に「子離れ」について考えました。

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<はなわさんの経験>
長男が佐賀県の高校を卒業して、大学進学のため上京。さみしいような、ぽっかり穴が空いたような気持ち。

<ホゴシャーズの経験>
カラスウリさん(父)
「中2の息子が、公園でキャッチボールをしてくれなくなり、友達優先」
ネクタリンさん(母)
「娘が12歳くらいのとき、それまではママとすべて一緒がいいと言っていたのに、お箸とかマグカップとか全部、おこづかいで買い直した。さみしかったし、全否定されてる気がした。」
ユーカリさん(母)
「小6の息子が、近所で歩く時は5mくらい離れるようになった。ハグもよけるし、手も絶対つないでくれない。さみしいけれどまぁそれでいいのかな。さみしいですけど。」
いよかんさん(母)
「中2の息子が、部屋にいるときドアをぴったり閉めるようになった。前まで一緒に寝ようとかいっていたのに、急に大人になっちゃった。コミュニケーションが減ってさみしい」
ライオンさん(父)
「息子に、たまには一緒にお風呂に入ろうと言ったら、「今日くらいゆっくりさせて」と言われ、1人で入った。俺はじゃまなの?」

<尾木ママの話>
10歳前後になると、親との関係よりも友達関係を大事にし始めるのが“子どもの「親離れ」”



◇★じゃあ、親のさみしい気持ち、どうしたらいいの?◇

<心療内科医・姫野友美さんの見解>
・10歳前後から自我が出始める。親からたくさん愛情を受けると、飽和状態になり「もういい!自分で好きなことを好きなようにやる!」となる。これは親がたくさん愛情を注いだ証と、前向きにとらえる。

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・子どもが親から離れていくのはさみしいが、子どもにとっては大事な自立のステップ
親子関係も“世話をするかかわり方”から“精神的なつながり”にシフトしよう。
そのためには子どもの心を読み取る能力が必要なので、子どもが「なにを欲しているのか」観察するのかが大事。これが“子離れ”だ。

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<ホゴシャーズの感想>
・安心した、嫌われてなんぼ。気持ち悪いって言われるのが褒め言葉なんだなって。
・意識を変えなければいけない
・子どものことを見て、何を求めているかを探らなきゃいけないという、もっと大変な段階にきてしまったというプレッシャーも感じている

<尾木ママの話>
・子離れの時期に大事なのは“子どもの主体性”。
・親があれこれ口出しをしないで、まずはよく観察をする。
・子どもを信頼すると、子どもも親に対して「信頼感」や「尊敬心」をもち、「自分で工夫してみよう!」という決意になる。
子どもの自立には、自分で悩み考える力も大事だ。子どもを信じて見守ろう。

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<ユーカリさんの経験>
子どもの主体性を大切にして、身支度や宿題などに、口出しするのをやめたら、小5の息子が、自主的に朝5時に起きて宿題をやるようになった。

<はなわさんの経験>
息子の柔道に口うるさくアドバイスするのをやめたら、はじめは負けたり先生に怒られたりしていたが、だんだん強くなった。自分で経験して気づいていくことが大事なんだとわかった。




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<ホゴシャーズの疑問>

親から離れたいそぶりをする息子が急に甘えてくることがある。どうすればいい?

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ハナミズキさんの息子は、普段は「ほっとけオーラ」を出しているのに、急に「ちょっときて」ということがある。しかし、何も話さず、2~3分すると「もう行っていいよ」と言われて、戸惑う。
いよかんさんの息子は、そっと近づいてきて、お母さんの肩に頭を乗せることがあるが、すぐにいなくなって、なでなですることもできない。


<尾木ママの話>
★子どもが自立するときには「まだ依存したい」という甘えがある。自立願望と依存願望が共存する。
★自立しようとしてもがいている姿なので、「その心はなんだろう?」と心の観察をするといい。



◇★では、いよいよ子どもが進学や就職などで、親元を離れるときは…?◇

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<ホゴシャーズの経験>
ライオンさんの長男は、2年前大学進学のため親元を離れた。ライオンさんは喪失感があり、1番下の子が出て行くとき、どうなるのかと恐怖感をもっている。
サフランさんは、娘が出て行ったときに寝込んでしまった。息子が出て行ったときは、息子の漫画本やお箸など持ち物を全部見えないところに隠したくらい、つらかった。 


<姫野先生の見解>
「空の巣症候群」:愛情をかける対象だった子どもがいなくなると、うつ状態になったり、自律神経のバランスを崩したり、頭痛や肩こり、食欲がないという身体的な症状が出る人もいる。

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・そうならないためには、子ども以外のところに興味や関心を少しずつ移していこう。若い頃にしたかった趣味や仕事、スポーツなどに打ち込むのもいい。
・保護者が外に楽しい世界を持つことは子どもにとっても、自分が大人になった時の参考になる。人生の1つのモデルを見せることができる。

★子離れとは、ただ離れることではなく、子どもと「心の関係」をつくること。
あらたな気持ちでお子さんを見つめてみてはいかがでしょうか。






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2019年04月06日 (土)

AI時代 何を勉強すれば?<番組内容>

AI(人工知能)の実用化がどんどん進んでいる。いつかAIが人間に代わって仕事をするようになるかもしれない。でも、そうすると子どもの将来は? 「怠け者になって、AIの奴隷になってしまうのでは?」 AI時代を生き抜くため、子どもたちはどんな勉強をすればいいのか?

学習環境の研究をしている東京大学の山内祐平教授とパパ1年生のりゅうちぇるさんも参加して話し合った。

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◇AI時代に仕事はどうなる?◇

<山内先生の解説>
・オックスフォード大学の研究者がアメリカの仕事を分析ところ、以下のような結果に。
【自動化される仕事】レストランの調理師や一般的な事務員など。
【自動化されにくい仕事】小学校の先生やデザイナーなど、なにか新しい物を作ったり、人間関係を大事にしたりするような仕事

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・最新の研究によると、自動化される仕事は、だいたい1割ではないかと言われている。
・新しい技術が生まれると新しい仕事も生まれるもの。あまり心配しなくてよい。


◇では、いまの時代、理系がいいの?文系がいいの?◇

<ホゴシャーズの意見>
もみじさん「論理的な考え方が仕事に役立つので、理系がよい。」
ももさん 「文系の、人の気持ちとか考え方のほうが大切。」
あやめさん「AIを作る側の人になればいいと思い、プログラミング教室を体験させた。」

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AI時代を見すえて、いまプログラミング教室に通わせようと考える保護者が増えている。
理由の1つに、2020年度から小学校でプログラミングが必修化になることがある。

<山内先生の解説>
・必修化といってもプログラミング科ができるわけではない。算数や理科などの中で、授業をより分かりやすくするためにプログラミングを使う。
・プログラミングを使って、なにかの問題を解決したりする思考力(プログラミング的思考力)を身につけさせる事が目的。

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◇「AI時代の親の心構え」インタビュー◇

<金沢工業大学 大学院 教授 三谷宏治さん>
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・AI時代に必要なのは、新しいものを生み出すこと。そのためにはやってみるしかない。
試行錯誤ができる力こそが、これから子どもたちが身につけるもの。
・企画を任せてみるのもいい。例えば、予算5,000円でお母さんの誕生日を仕切らせる。
自分で調べて、自分で決めて、成功したり失敗したりすることが、何よりの経験になる。
子どもを任せて信じてあげることが、親がするべきこと」


<人材育成コンサルタント 藤野貴教さん>
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・AIは“うのみ”にするが、人間は問いを持つ。 
「何のために生きるのか」「この仕事は何のためにやるのか」など一つ一つのことに目的と意思を持つことが、AI時代には必要。
・人生100年時代。親もこれから何十年も働いて生きる。
自分が何を大事に生きていくのか、親がそこに問いと目的意思を持つことも大事。


<尾木ママの見解>
・いろんな教室に行って「どれもうちの子には合わなかった。才能がない子だった」と言うのは間違い。興味を持ってるものが、子どもの才能。親はそれを支援してあげることが大切。

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2019年03月16日 (土)

くうねるあそぶ×ウワサの保護者会「災害 そのとき子どもは」<番組内容>

2018年、水害や台風など大きな災害に何度も見舞われた日本列島。
災害が発生したとき、子どもたちには、どんなことが起きていたのでしょうか?
今回は「くうねるあそぶ子ども応援宣言」と「ウワサの保護者会」がコラボして、災害が起きたとき、子どもたちを守るために私たちが今できることは何かを考えました。

子育て真っ最中の関根麻里さんユージさんも参加して、川崎市立上丸子小学校で収録しました。

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★「くうねるあそぶ子ども応援宣言」は、すべての子どもが安心して暮らせる社会を目指すためのシリーズ番組
http://www4.nhk.or.jp/kodomo-pj/


◇子どもと避難◇西日本豪雨で被災した家族の選択

・岡山県倉敷市真備町で西日本豪雨の被害にあった佐藤さん一家を取材しました。
・佐藤さんは、年少から小学生までの3人の子どもと、高齢の両親と祖母の8人家族。
・夜8頃:雨が強くなったのでハザードマップを確認。家の3階までは浸水する可能性は低いと判断し、子ども・両親・祖母を3階に移動させました。
・夜10時頃:「避難勧告」の情報が携帯メールに届きますが、大雨の中避難所へ向かう方が危ないと判断し、家にとどまることを決めました。
・川の堤防が決壊し、自宅2階の天井まで浸水しましたが、佐藤さん一家は無事でした。
・翌日ボートで救助された佐藤さん一家。
「避難所に向かわず、自宅で待機したことは結果的に良かったが・・・」と語ります。

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<専門家の意見・元吉忠寛教授(関西大学・災害心理学)>

・子どもと避難する時には抱きかかえる必要があるなど、大人が一人で避難するのとは状況が異なり、様々な判断が難しくなる。そのため、早めの避難が大切。
・避難の際は、指定避難場所にこだわらず、親族や友達など身近な頼れる人の元に避難してもよい。
・どうすれば身の安全を確保することができるかを最優先に考えること。


<自治体から出される避難情報の確認>

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「避難準備・高齢者等避難開始」には、乳幼児のいる家庭が含まれている。
この情報が出たら避難を始めること!


◇災害が起きたら、どう行動する?事前に決めて、必ず実行すること!◇

・これまでの災害では、避難が必要という情報を理解しても、行動に移さなかった人が数多くいました。「子どもと避難所に行くのはかえって大変」など、避難しないことを正当化する心の働きがあるからだといいます。
・避難情報が出たら「どう行動するか事前に決める」「その通りに実行すること」が大切。
・事前にハザードマップをチェックし、できれば練習しましょう。

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<尾木ママの意見>
・分かっていても動けない、ということにならないために、“教育”が大切。
・東日本大震災の時、岩手県釜石市では「津波てんでんこ」という東北沿岸部に伝わる教えをもとに、子どもたちが率先して逃げた事例がある。津波てんでんことは、「津波がきたら家族のことは気にせずてんでばらばらになって逃げて自分の命を守りなさい」という意味で、常日頃から子どもたちが教わっていた。
教えを学んで、具体的に練習して学ぶ教育がこれからも大切になる。


◇子どもと避難◇地震でマンションに取り残された親子の選択◇

安達さん親子は、札幌市内のマンションの13階に住んでいる。
・昨年9月、北海道胆振東部地震で停電が発生。マンションの電動ポンプが停止し水道が出なくなりました。家で水の備蓄はしていなかったため、トイレを流すことができず、水を使って調理する食品(即席ラーメンなど)も食べられませんでした。
・非常階段から1階に降りようと試みますが、手すりがなく、幼い子どもと一緒に降りることは難しいと判断。、家のなかで過ごすことに決めました。
・結局、地震発生から36時間、家のなかで過ごしました。

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<家に備蓄しておくと良いもの>
・最低3日分の備蓄を行うのが望ましい。
・子どものいる家庭は、おむつ・ミルク・おもちゃ・お菓子も役立つ。
・水は子どもも大人も1日最低2リットル必要。

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<ローリングストック法とは?>
・「南海トラフの巨大地震など広域災害がおきると1週間分備蓄しておく必要もある」という専門家もいる。
・「ローリングストック法」がおすすめ。 レトルト食品やパスタなど普段も食べるようなものを多めに買っておおき、常に備蓄分も残しながら新しくしていく方法。

<キャンプ用品も役立つ・・・尾木ママのおすすめ
・カセットコンロを使う調理用具や、寝袋など、キャンプ用品は防災にも使える。
・防災力をあげるうえ、困難な状況を前向きに積極的に生きる良い心構えにつながる。


◇子どもが一人でいるときに被災したら?◇

通学路が心配
・登下校中に災害に遭遇したら、どんなことに注意すればいいのか?
・川崎市に住む山口さん親子が危ないポイントをピックアップし、防災士の柳原志保さがチェック!

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① 高層マンション:地震が起きたら窓が割れて落ちてくるかもしれないので安全な建物の中に入る。
② 狭い道:古い建物は倒れやすいので、真ん中に寄る。
③ 電柱と電線:地震が起きたら電柱が倒れたり、電線が切れたりする可能性もあるので近づかない。
④ 自動販売機:ほとんどが地面に固定されているが、重量は800キロもあるので近づかない方が安全。

<防災士・柳原さんからのアドバイス>
・災害が起きた時、通れなくなる道もあるかもしれない。通常の通学路以外の迂回路をあらかじめ決め、一度は子どもといっしょに歩くとよい。
・地震が起きた時「そのまま学校へ向かうのか?それとも家に向かうのか?」判断できる場所を決めておく。


「習い事に行っているときに被災したら?」
・塾やサッカー教室など、習い事によって災害時の対応は異なる。
・保護者とどうやって連絡を取るのか?子どもは待機させてくれるのか?など、事前に確認するとよい。
・「パーソナルカード」を持たせるとよい。名前・家族・連絡先・持病など記し、カバンに入れておくと安心。

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「発達障害の子どもは避難所で過ごせるか?」
・市役所の防災課に個室を準備するなどの対応をしてもらえるかどうか、、いまから相談してみるのが大切。
そうして、行政に声を届けることも意味がある。
・サポートが必要な人向けの「福祉避難所」があるかどうか相談するのもよい。
・何もないときこそ、防災課とつながることが大事!


◇災害が起きたとき 子どもの心をどうケアする?◇

北海道胆振東部地震で地盤が液状化し、道路や建物に大きな被害があった札幌市清田区里塚地域。
・地震から5ヶ月のからまつ保育園では、子どもたちはようやく日常を取り戻しています。
・しかし、月に一度の避難訓練では泣き出す子ども。保育士たちはケアをしながら関わっています。

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・札幌市内に住むあかりちゃん(2)は、地震後、ある行動をするようになりました。
・余震が起きるたびテレビをガタガタと揺らし、地震の場面を再現するようになったのです。
・さらに、人形を使って家から避難する様子を再現する遊びもするようになりました。
・周りの音にも敏感に反応するようになり、母親の友理恵さんは不安に思っています。

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<専門家の見解・手代木理子教授(札幌学院大学・臨床心理学)>
・大人が辛かったことがあれば「こんなことあって辛かった」と言葉で表現するのと同じように、子どもは遊びでそれを表現します。
・それは問題ではなく、むしろこどもが元気になる過程で必要なことでもあるのです。
・あかりちゃんの”災害あそび”は変化が見られます。「地震だ」→「地震だ、逃げよう」→「バスに乗って逃げよう」。こうして自分の体験をリメイクし、自分でコントロール可能なものにすることで、不安なものをじ不安ではないものに置き換えている。子どもにはそうした力がある。温かく見守ることが大切です。

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<医療機関への相談など注意が必要な場合もある>
・睡眠不足や食欲不振などが1ヶ月近く続く場合は医療機関に相談するなど注意が必要です。

<尾木ママの意見>
・小中学生の子どもも震災前の友達と会ったり、いっしょに体験を共有したりすることが役に立つ。


◇子どもの心のケア いつも通り遊ぶこと◇
・熊本市にあるさくらんぼ保育園は熊本地震で被災しましたが、幸い建物自体に損傷はありませんでした。
・園長の建川美統さんは、すぐに園を避難所として開放。
・特に気を配ったのは、子ども達の遊ぶ場所を確保すること。園庭は普段通り子ども達が遊んでいいことにしました。
・すると、地震直後からショックで声がでなかった子どもが、遊ぶ中で笑顔を取り戻し、声を出せるように。
その姿に、保護者自身も安堵したという。

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<尾木ママのまとめ>
・保護者が自分がどういう被害を受けたかほとんど語れないケースを見てきた。
・お互いに顔をあわせて不安な気持ちを共感する場所が大切。
・保護者を支えることが究極的に子どもを支えることにつながる。
・自然の脅威は必ずやってくる。被害を少なくする“減災”のためには、親子で共に考え経験をすること大事。





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投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:00 | 固定リンク


2019年03月02日 (土)

子どものSNSが心配<番組内容>

子どもたちが動画・写真をシェアして楽しんでいるSNS。中学生の利用率は8割を超えている(平成28年・総務省)。
一方で、SNSに起因する事犯の被害児童数は過去最悪に。わいせつな行為や連れまわしなどの被害に遭う子どもは増え続けている。

子どものSNSをどう見守ればいいのか?
尾木ママと、子どものSNSのトラブルに詳しい清永奈穂さん(NPO法人体験型安全教育支援機構 代表理事)と話し合った。

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◇子どものSNSどこまで公開してる? ウニ家の場合◇

高校1年生の娘がいるウニさんは「SNSを多用している娘が何をしているか心配もあるが、親が子どもの世界に乗り込んでいくのは気が引ける」という。
そこで番組では、娘のももこさんに「SNSでどこまで自分の情報を公開していいと思うか」聞いてみた。すると、その結果には親子で大きな違いがみられた。

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ウニさは「自分の居場所」「学校名」「水着写真」は本当は公開しないでほしいと考えているが・・・


<専門家・清永さんの見解>
・SNSで個人情報を公開していたことで「校門の前で待ち伏せられていた」「知らない人からしつこく交際を迫られた」などの事件・トラブルが起きている。
・そのため、SNSで自分の情報をどこまで公開するか」は親子で話し合うことが大事。
・保護者が「学校名は公開したくない」ならば、それを素直に子どもに伝えるべき。

<尾木ママの意見>
SNSの問題を一人で防ぐのは難しい。学校と保護者が一緒に議論し、SNSの使い方の水準を上げることが大切。

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◇子どもが「SNSの知り合いに会いたい」と言ったらどうする?◇

●15歳100人に行ったアンケート
SNSで知り合った人がいる52%(そのうち3人に1人が実際に会ったことがある)
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●街頭インタビュー
「親には内緒で会った」「ビデオ通話とか写真で相手がどんな人か確認はとっている」
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<ホゴシャーズの感想>
・こそこそ行かれるのが一番いやだ


<SNSの知り合いに会いたい!ホゴシャーズの経験談①メンドリさん
・「北海道に住んでいるSNSの知り合いの家に泊まりに行きたい」と大学生の息子に相談され、反対するべきか悩んだ。
・結局、住所を教えることを条件に旅行を許可。しかし本当にそれでよかったのか、今でも疑問は残ったまま。

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<SNSの知り合いに会いたい!ホゴシャーズの経験談②ショーグンさん
・息子のひろきさん(大2)は中学生の頃、学校に行っていない時期があった。
・数少ない話し相手となってくれたのはオンラインゲームで出会った共通の趣味をもつ同世代の男の子。
・1年間、ネットでやりとりを続けた後、一緒に野球観戦に出かけた。
・大学生になった今でも、なんでも話せる間柄だ。


<専門家・清永さんの見解>
・子どもの行動をすべて監視して、止めることはできないかもしれない。
・しかし、保護者が子どもに伝えておくべきことがある。

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◇子どもがSNSのトラブルに巻き込まれたら?◇

・番組のアンケートでは3人に1人が「SNSでトラブルに巻き込まれても保護者に相談できない」と回答。

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<専門家・清永さんの見解>
・思春期の子どもたちが親に赤裸々に気持ちをはなしたがらないことが多い。
・ただし以下のポイントに気をつけながら、ゆっくりと話を聞いてあげる必要がある。
(1)お金のやりとりがあったか?
(2)写真を撮られていないか?
(3)身体に傷がないか?
(4)嫌な言葉を言われていないか?


<まとめ>
SNSに限らず、常に子どもとコミュニケーションをとることを心掛け、親の思いを伝え続けることが大切です。





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投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


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