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小祝宗男役 峯田和伸さん インタビュー「高校時代はずっとマッシュルームカット」

祖父を演じてみようと思ったんです

“小祝宗男”という役をどのように感じていますか?

宗男は亡くなった僕の祖父とほとんど同じ世代です。僕は、好きな子ができると相談するくらい、なんでも祖父に話しました。明るく、子ども心もあり、音楽が大好きな人。若いころの写真を見るとエレキギターを持っているし、バイクにも乗っていた。不思議なほど宗男とリンクしていて(笑)。だから、祖父を演じてみようと思ったんです。

お気に入りのポイントは髪型。僕も高校時代はずっとマッシュルームカットだったので懐かしくて。宗男のバイクも格好いいですよね。撮影では実際に60年代のバイクを使っていて、結構エンストしています…(笑)。

右側からは汗、左側からは涙

共演者の皆さんの印象を教えてください。

有村架純さんは優しい人。誰よりも長時間の撮影をこなして、ずっと気を張っていると思いますが、僕に「寝られていますか」などと声をかけてくれます。

古谷一行さんと木村佳乃さんのお芝居はすごいですよ。宗男がお二人に挟まれてベラベラと陽気に話すシーンでは、実際の僕は、お二人の存在感に圧倒されて…右側からは汗、左側からは涙が出そうになっています(笑)。

『ひよっこ』と同じ岡田惠和さん脚本のドラマ『奇跡の人』(2016年放送)でもご一緒した、宮本信子さんと白石加代子さんはホッとする存在。撮影中もアイコンタクトなどで伝え合うことができるし、一緒に何かを作り上げたことがある人とのお芝居は、リラックスできる気がします。

『ひよっこ』をカレーに例えるとしたら…

このドラマの魅力は?

僕、カレーライスが好きなので、『ひよっこ』をカレーに例えるとしたら…お母さんが子どものころに作ってくれた素朴な家庭のカレー。目新しいものは入っていないけど、「これなんだよな〜」という味。見ている人をそんな気持ちにさせる作品だと感じています。役者さんが食材だとしたら、それぞれがお互いの味を消さないように存在し、監督が火を調節したり混ぜたりする。そして、カレーは食べてもらう人がいるから作るもの。食べる人においしいと言ってもらいたくて、自分の役割を精いっぱいやっていると思います。

全部の条件がそろっているのがビートルズ

ドラマではビートルズの来日も描かれますが、峯田さんが思うビートルズとは?

ビートルズは親の影響で子どものころから好きでした。親の寝室にはレコードが置いてあって、生活の中に常にビートルズがあり、いちばん聴いた音楽だと思います。

ビートルズは、音とかメロディーとか歌詞がどうのではなく、いてくれるだけでありがたい存在。例えば宇宙人に、「地球にはロックがあるんだよ」と紹介するとしたら、ビートルズだけを教えてあげればいいんじゃないですかね。僕が思うロックという定義の全部の条件がそろっているのがビートルズ。若い人にはぜひ聴いてほしいです。

ドラマでは、ビートルズ来日の話も出てきますが、どんな時代だったのでしょうね。自分が生まれていない時代の空気を想像するのが好きなので、自分なりに考察しながら演じたいと思っています。

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