ふろたき大将 故郷に帰る

企画意図

 原爆投下のわずか9年後、広島で児童映画『ふろたき大将』が制作された。 舞台は1950(昭和25)年の似島。原爆孤児を育てる似島学園に放浪の末たどり着いた少年が、学園の風呂焚き係として成長し、生きる勇気を取り戻す物語だ。 主人公の宮田徳三を演じたのは、当時12歳の石橋蓮司さん。この作品がデビュー作でもある。
今回制作するのは、2016年の宮田徳三をめぐる人間ドラマ。 訳あって似島に背を向けてきた徳三が、ひょんなことから出会った若者と似島へ行くことに。 かつての記憶がよみがえり、いつしか徳三と若者の心に変化が…。石橋蓮司さんが60年の時を経て、再び徳三を演じる!

ストーリー

 家族もなく、一人で生きてきた老人・宮田徳三(石橋蓮司)の元に1本の電話が。 「もしもしオレ…」自分を騙そうとする青年・透(葉山奨之)の嘘を徳三は一発で見破り、オレオレ詐欺を撃退。 透は得意の芝居が通じず詐欺集団から追放され、恨みを募らせる。 そんな頃、キャバクラで働く玲奈(池田エライザ)と出会った徳三は、似島学園の後輩とわかり意気投合。 しかし玲奈は透の恋人で、ふとしたきっかけで2人を引き合わせてしまう。 奇妙な三角関係の中、66年ぶりに似島の地を踏む徳三。 脳裏に浮かんだのは、"のろまのノロトク"と馬鹿にされていた自分に勇気をくれた園長先生の言葉だった。 徳三はかつて受け取った勇気を、透に手渡そうとする…。

放送予定

7月1日(金) 総合テレビ 午後8:00〜8:43 [中国地方向け]

出演

石橋 蓮司

宮田徳三/石橋 蓮司 1941年8月9日生まれ(74歳)

劇団若草に所属し、東映児童映画第一回作品『ふろたき大将』で主演デビュー。1976年に緑魔子等と共に劇団第七病棟を旗揚げ。現在の日本映画、テレビドラマ界において最も多忙を極めるベテラン俳優の一人。似島学園を訪ねるのは、『ふろたき大将』撮影終了以来、実に62年ぶりのことになる。

石橋 蓮司 12歳当時

「ふろたき大将」
 当時12歳の石橋蓮司さん

葉山 奨之

透/葉山 奨之しょうの 1995年12月19日生まれ(20歳)

2015年連続テレビ小説『まれ』のヒロインの弟・一徹役でブレイク。お茶の間の注目を集める。
同年、映画『夏ノ日、君ノ声』、ドラマ『サマー・ストーカーズ・ブルース』など主演を務める。
2015年末には長塚圭史の作・演出による『ツインズ』で演劇界でも活躍。
今夏には映画『青空エール』が公開予定。現在最も注目される若手俳優の一人。

池田エライザ

玲奈/池田エライザ 1996年4月16日生まれ(20歳)

『CanCam』専属モデル。片手で顎をつまみ唇を尖らせて可愛く映るエライザポーズが中高生の間で爆発的流行を呼び、「自撮り(セルフィー)の神」と話題に。『映画 みんな!エスパーだよ!』のヒロインに抜擢され反響を呼ぶ。現在、ツイッターのフォロワーは28万人を超え、十代女性に最も支持されるオピニオン・リーダーの一人。

撮影期間

3月下旬 広島市内各地

脚本・演出

大橋 守 (NHK広島放送局)

制作統括

足立 博幸 (NHK広島放送局)

▲ ページの先頭へ