NHKスペシャル
原爆の日

「オ願ヒ オ知ラセ下サイ〜ヒロシマ・55年後によみがえった伝言〜」(仮)

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 ことし広島市の袋町小学校から、原爆投下後家族などを探すために書かれた伝言が数多く発見されました。 袋町小学校(当時は袋町国民学校)は爆心からおよそ450メートル。
鉄筋コンクリート建ての校舎はかろうじて全壊を免れ、被災者の救護所となりました。小学校の生徒の家族や教師などの学校関係者、そして収容された被災者、救護所に家族を探しにきた人などが、焼けて真っ黒になった校舎の壁に「被爆の伝言」を書いたのです。
 55年ぶりに日の目を見た「被爆の伝言」の多くが、書かれた事情がわからないものでした。伝言を書いた人は生きているのか、家族などの関係者はどこにいるのか、伝言は伝えたい人に伝わったのか…。
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NHK広島放送局では、「被爆の伝言」に関する情報を求めています。

「被爆の伝言」は、原爆の悲惨を今に伝える貴重な資料です。しかし、そこに込められた思いや事情、戦後、伝言の関係者がたどった人生などがわからなければ、伝言の本当の意味は伝わりません。私たちは、この「被爆の伝言」を「原爆体験の証言者」として後世に残すための「記録」だと考えています。
 また、「被爆の伝言」の発見をきっかけに、袋町小学校の「同級生探し」も始まっています。当時袋町小学校の生徒だった子供たちの多くが、原爆で両親、家族を亡くし、戦後散り散りになりました。今もって半数以上の人たちの消息がわかっていません。今年は20世紀最後の年。同じ苦労を味わった仲間ともう一度会いたいと、有志が立ち上がりました。

「同級生」に関する情報募集は終了しました。

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この取材の結果は、今年の8月6日夜9時から、NHKスペシャル「オ願ヒ オ知ラセ下サイ〜ヒロシマ・55年後によみがえった伝言〜」(仮題)として放送する予定です。2000年8月6目、NHK広島放送局は「ヒロシマの原点」に返ります。