平成20年(2008年)「ヒロシマ」特集番組

8月5日(火)夜〜8月6日(水)の「ヒロシマ」特集番組
ヒバクシャからの手紙
8月6日(水)●総合 前0:10〜2:00(5日深夜) 【全国放送】
8月5日(火)●ラジオ第1 後11:20〜2:00 ※前0:10〜総合同時 【全国放送】


8月5日の夜、被爆者たちは、翌日の広島・原爆の日を前に、自らの体験を思い起こし、平和への思いをはせています。NHK広島放送局では昨年、被爆者の方々に手紙を寄せてもらい、その思いを朗読で伝えました。今年も、式典を控えた平和記念公園や原爆ドーム、長崎の浦上天主堂などの中継映像を交え、手紙を朗読します。

「5日と6日に動員が割り当てられた私たちのクラス。私は友人とジャンケンで動員日を決めました。勝った私達は5日を選択。負けた班の20数人は、あの日、広島に出かけて被爆、全員が死亡しました。ジャンケンで生と死が分かれたことが、生涯の心の重荷となり、同窓会にも行けませんでした」(広島市・男性)

昨年寄せられた手紙は130通。その率直で痛切な文章は、幅広い世代に届き、番組には10代から30代を中心に内外からFAX・E-mailなどで200通以上の反響が寄せられました。今年も、国内各地そして、韓国・アメリカ・ブラジルなど外国に暮らす被爆者から手紙を募集します。テーマは「初めて打ち明けるこの思い」「原爆で亡くなったあの人への手紙」など。番組では生放送中に寄せられた感想や意見も紹介します。
(写真は平成19年放送の一場面です)

平成20年 広島平和記念式典
8月6日(水)
●総合・BS2 午前8:00〜(8:35)※総合・広島県内向けは8:50まで 【全国放送】
●ラジオ第1 午前8:00〜(8:55) 【全国放送】

8月6日、広島は原爆投下から63年の『原爆の日』を迎えます。

今年、被爆者をめぐる大きな動きがありました。「原爆症」の認定基準が見直され、これまで見過ごされてきた被爆者が認定を受け始めています。被爆から63年を経て、ようやく国は残留放射線の影響を事実上認めたのです。

その一方で、世界を見渡すと、核廃絶への動きは一向に進もうとしていません。そうした中、アメリカで核廃絶の訴えを広めようと「全米原爆展」がかつてない規模で行われ、被爆者たちの懸命な訴えが今も続けられています。

今年の8月6日も、平和公園は、被爆者や世界から核廃絶を訴えたいと集う人々の深い祈りに包まれます。被爆63年の平和式典の様子を、この1年間の核廃絶をめぐる動きや被爆者のインタビューを交えながら、生中継で伝えます。

総合テレビ・広島県内向けには放送時間を15分延長し、式典終了まで伝えます。

お好みワイドひろしま 「原爆の日特集」
8月6日(水)●総合 午後5:00〜5:50 【広島県内向け】

8月6日(水)、NHK広島放送局では「お好みワイドひろしま・原爆の日特集」と題して、平和公園内に特設スタジオを設置し放送します。キャスターは「お好みワイドひろしま」を担当する出山知樹、山迫未紀子の2人が務めます。

番組のテーマは“核のない未来へ”。アメリカで行われている「全米原爆展」など、市民レベルでの核廃絶に向けた取り組みを伝えます。

また、平和記念式典をはじめ、当日の県内各地の動きをNHKが総力を挙げて記録する「原爆の日ドキュメント」を伝えます。

NHKスペシャル 「見過ごされた被爆 〜残留放射線 63年後の真実〜」

8月6日(水)●総合 午後8:00〜8:50 【全国放送】
【再放送】8月27日(水)●総合 午前1:05〜1:55 【全国放送】 ※26日(火)深夜


原爆投下から63年。原爆の放射線による原爆症の認定基準が今年、大きく変わりました。見直しの特徴は、原爆投下後市内に入った「入市被爆者」と呼ばれる人達に対して、原爆症を認定する道を開いたことです。これまで国は初期放射線の被害は認めてきた一方、放射線を帯びた土などが出す「残留放射線」の影響はほとんどないとして、11万人いた入市被爆者の原爆症認定の申請は、ほぼ却下してきました。

被爆後、広島や長崎市内に入った入市被爆者は、直接被爆していないにもかかわらず、放射線の影響とみられる急性症状が現れ、その後、白血病やガンなどで亡くなりました。当時、いたる所で放射性物質と化した土砂や建物、死体から強い残留放射線が発生したことなどにより、相当量の被ばくをしていたとみられています。

昨年、発見された資料では、アメリカは1950年代に残留放射線の調査を始めながら「科学的に役立たない」と中止していたことがわかりました。その後も調査は行われぬまま、入市被爆者は病気になっても国から「原爆症」と認められず、援護のカヤの外に置かれてきました。科学研究が進み、裁判で入市被爆者が原爆症と認められるようになり、ようやく見直された認定基準。なぜ被害は63年間も見過ごされてきたのでしょうか?被爆者たちの人生を振り返り、原爆のもう一つの悲劇を伝えます。

日米市民討論「ヒロシマ発 核のない未来へ」
8月6日(水)●総合 午後10:00〜午前0:15 ※11:30〜11:45中断ニュース 【中国地方向け】


今、アメリカの“核”をめぐる考えが揺れています。昨年9月に行われたアメリカ世論調査では、回答者の7割が核廃絶を支持し、大統領選挙でも、両候補が米国の核削減を訴えています。

そうした中、広島市は、アメリカの世論を動かそうと全米101都市で「全米原爆展」を開催。被爆者自らも、被爆の実態を伝えてまわっています。

一方で、アメリカは「テロとの戦い」が長期化。米国民の多くが核を使ったテロを恐れ、場合によっては、脅威となる国家やテロリストの根拠地に対し、核による先制攻撃も辞さないと考えています。 

理想と現実の狭間で大きく揺れ動くアメリカ。核容認か、核廃絶か、大きな転換点を迎えている今、『どうすれば核廃絶というヒロシマの願いが届くのか』。広島とアメリカの市民が衛星中継をつないで徹底討論。アメリカが何を願い、何を考えているのかを市民討論を通して浮き彫りにし、核廃絶への糸口を探ります。

NHK広島放送局開局80年ラジオドラマ「放送を続けよ」
■平成20年度文化庁「芸術祭」のラジオ部門で、「大賞」を受賞しました!
8月6日(水)●ラジオ第1 午後8:15〜9:25 【全国放送】
【再放送】
8月23日(土)●FM 午後2:00〜3:10 【広島県内向け】
11月6日(木)●ラジオ第1 午後11:20〜(翌)午前0:30 【全国放送】


出演者、制作裏話など詳しい情報はこちら!



昭和20年8月6日、広島中央放送局(現・NHK広島放送局)では、アナウンサーが空襲への警戒を呼びかける警戒警報を放送しようとした、まさにその時に原爆が炸裂しました。

広島局の中だけでも30人を超える死者が出て、多くの放送機材が破壊され、放送局としての機能は一瞬にして停止しました。そんな壊滅状態の中で発せられたことばが「電波を出せ!放送を続けよ」でした。およそ25時間後、広島からの放送は再開されました。

戦時色が強まる中、広島の放送局員たちはどのような思いで放送を行い、8月6日を迎えたのか。そして生き残った放送局員たちは原爆投下後、何を見たのか・・・。 当時の局員の体験記や資料をもとに、原爆の悲劇を明らかにします。

脚本は、劇団四季の脚本や、被爆した女学生をテーマにした舞台「チンチン電車と女学生」の脚本を執筆した高橋知伽江氏の書き下ろしです。

(写真左は当時のラジオ受信機、写真中央は被爆前の広島中央放送局、写真右は被爆直後の広島中央放送局)

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