2020年02月19日 (水)特集 無言の『被爆者』を残したい~どうなる被服支廠」・全国放送されます


NHK広島放送局放送部長の安達宜正です。

2020年、Sexy Zoneのメンバーも

新たな取り組みを始めたようです。

中島健人くんは新たなプロジェクトで

動き出し、

菊池風磨くんは「どっきり」のような

番組で新たな一面を見てしまいました。

ほかのメンバーにも飛躍の年

なってもらいたいものです。 

 

さて、ことしは広島に原子爆弾

投下されてから、75年。

広島ではいま、大きな議論が起きています

最大級の被爆建物

旧陸軍被服支廠

保存問題です。

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旧陸軍被服支廠と言っても、

広島県外の人たち、

若い人たちにはあまりなじみが

ないかもしれません

広島市南区に現存し

かつては軍都・広島にあって、

軍服をつくる巨大な工場でした。

1945年8月6日のあの日、

原子爆弾によって、

建物そのものも被爆

その直後には大勢の被爆者を

収容する救護所にもなりました。

「父をかえせ、母をかえせ」で

有名な詩人の峠三吉さんの

「原爆詩集」にも当時の様子が

取り上げられています。 

去年、広島県は3棟の建物のうち、

1棟は保存

2棟を取り壊す方針を示しました。

広島県は被爆建物としての

重要性は理解しているとしています。

しかし地震などの災害が起きたときの

安全性を確保するためには

耐震化しなければならず、

3棟すべてを耐震化すれば、

その費用として84億円

必要だとしています。

その経費と安全性を考えれば、

1棟のみを保存し、

活用するという選択肢

現実的な活用策だとしています。 

 

この問題にはたくさんの論点がありますが、

大きく2つあげられます。

1つは被爆体験の継承という視点です。

被爆者の平均年齢が

80歳を超え、近い将来、

被爆体験を語る人がいなくなる中で、

被爆建物をどこまで残し、

どう活用していくのかという視点です。

厳しい財政事情がある一方

一度、取り壊せば取り返しが

つかなくなる被爆建物

これをどう折り合いを

つけるかという視点です。

もう1つは民主主義という観点です。

広島市民、県民、さらに言えば

唯一の被爆国として、

平和国家として歩んできた、

日本国民全体

巻き込んだ議論がないまま、

結論を出していいのか

という視点です。

ことしに入って、

国会でも取り上げられ、

このところ、

与野党の幹部が相次いで視察に訪れ、

議論が広がりつつあります。

こうした意味では広島県が

継続協議を決めたことを

評価する声もあります。

NHK広島では先週、

県内向け特集番組として、

特集 

 無言の『被爆者』を残したい

 ~どうなる被服支廠(しょう)~」

を放送しましたが、

この番組が全国向けにも

放送されることになりました。


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放送時間は総合テレビでは

20日(木)午後3時8分ごろから、

BS1では28日(金)午前0時(木曜深夜)らです。

全国の人たちにこの問題を

考えるきっかけになって

いただければと思います。 

 

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投稿者:☆更新スタッフ | 投稿時間:14:30


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