2019年12月26日 (木)番記者ブログ ~カープこの1年~


NHK広島放送局で

カープの担当をしている松山です。

 

ことしも残すところあとわずか。

4月からカープ担当になりましたが、

あっという間の1年でした。

そこで改めて今季のカープ

振り返ってみたいと思います。

カープは今季、リーグ4連覇に加え、

クライマックスシリーズ進出も逃し4位。

前半戦で喫した

20年ぶりの11連敗などが響きました。

 

いろいろ要因は考えられますが、

まず注目したいのが

佐々岡真司監督も課題に挙げる

リリーフです。

ことしはここ数年の疲労の蓄積

いわゆる“勤続疲労”が顕著になりました。

特に中﨑投手、一岡投手、今村投手の

リーグ3連覇を支えた

勝ちパターンの3人です。

今季の登板数はいずれも30試合前後。

去年の数字と比べると

いずれも半分程度登板数が減っていて、

1年を通して1軍で投げられませんでした。

 

1年通して1軍で投げられたのは

楽天から移籍してきた新戦力の

菊池保則投手くらいで、

新たに中村恭平投手や遠藤投手なども

台頭して活躍しましたが、

シーズンを通して1軍定着はできず、

実績組の穴を完全に埋める

とまではいきませんでした。

 

それはデータでも表れていて、

勝利への貢献度など

中継ぎ投手を評価する指標の

「ホールド」の数は「95」で、

リーグ最少。

リーグトップの阪神の「145」より

50も少なくなりました。

その反面、完投数は10でリーグトップと、

阪神の倍でした。

6完投の大瀬良投手をはじめ、

先発投手への依存が強くなり、

その結果、

先発陣が後半の勝負どころで息切れした

原因の1つとも言えるかもしれません。

 

チームは来季へむけ、

そのリリーフの改善

にすでに着手しています。

まずは新外国人選手で、

新たに獲得したのが

大リーグで今季28試合に登板した

DJ・ジョンソン投手と、

今季大リーグデビューした

南アフリカ出身の

テイラー・スコット投手。

2人とも球速が速く、

空振りを取れる

大きな変化球も持っていて、

リリーフ向きの人材と言え、

球団幹部は

「7回から9回を任せられるピッチャー

を狙って獲得した」と話しています。

 

特にDJ・ジョンソン投手について、

球団はソフトバンクで

プロ野球記録の54セーブを記録し、

カープにも2シーズン所属した

サファテ投手のようになってほしい

と高い評価をしています。

フランスア投手とともに

抑え候補の1人になる見込みです。

 

このほか、

150キロを超えるストレートが持ち味で、

先発でふた桁勝利をあげたこともある

岡田投手のリリーフ転向にも注目で、

今季はコントロール難に悩まされましたが、

改善してリリーフとして適正を示せば、

層が厚くなります。

もちろん右ひざを手術した中﨑投手などの

実績組の復活も欠かせないのは間違いなく、

どこまで状態を取り戻せるかには注目です。

  

一方、野手陣では、

リーグ3連覇のときにチームを引っ張った

「タナキクマル」の3人のうち、

丸選手が巨人にFAで移籍。

さらに、

ショートの田中広輔選手も不調が続き、

シーズン中に右ひざを手術。

「タナキクマル」のうち、

実質2人を欠いての戦いとなりました。

 

来季に向け注目したいのが内野の層。

今季、

内野で100試合以上先発出場したのは

セカンドの菊池涼介選手だけでした。

田中選手が万全の状態で戻ってくれば、

レギュラーとして見込めますが、

内野の選手層を厚くしなければ

いけない状況となっています。

 

ただ、それだけに選手にとっては

チャンスが広がるということで、

複数ポジションに挑戦する選手は

多くなっています。

小園選手、堂林選手は

秋のキャンプでセカンドに挑戦。

松山選手は

ファーストのレギュラーを狙って、

キャンプで守備力向上に

時間を注ぎました。

新外国人のピレラ選手は

登録は外野手ですが内野も守れる

という情報があります。

さらにそこに若い選手が

どれだけ割って入れるかも注目です。

 

カープは幸い、

FA権を取得した會澤選手・野村投手の

移籍を食い止めることができました。

一方で他球団ではDeNAの筒香選手、

巨人の山口投手など、

主力が抜ける見通しです。

カープ得意の育成でチーム力を

底上げできれば、十分、V奪還は狙えます。

そのためにまず重要になってくるのは

春のキャンプ。

佐々岡新監督が

どのようなチーム作りを進めていくかも含め、

取材を続けたいと思います。

投稿者:☆更新スタッフ | 投稿時間:18:25


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