2021年01月20日 (水)核兵器禁止条約22日発効


NHK広島放送局放送部長の安達宜正です。

遅くなりましたが、ことしもよろしくお願いします。

年明けのNHKラジオ、Sexy Zoneの「らじらー・サタデー」

「こんばんにゃん」という懐かしい挨拶で始まりました。

松島聡くんの“はしゃぎよう”、

仲間との仕事に復帰でき、

本当によかったと感じさせてくれました。

セクラバ犬・トントン、

いつもは寝てしまう時間ですが、

この日は夜更かししていました

コロナが収まれば、5人そろって、

広島に来て欲しいと願っています。

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今月22日。

この日は、その広島にとって画期的な日です。

核兵器禁止条約が発効されるからです。

核軍縮をめぐっては、

▼1963年の部分的核実験禁止条約や、

▼1970年発効の核兵器不拡散条約、

さらに

▼現時点では発効していませんが、

1996年に採択された、包括的核実験禁止条約があります。

核兵器禁止条約はこうした条約とは性格が大きく異なります。

条約では核兵器を使用はもちろん、

開発、実験、製造、取得、保有、貯蔵など

あらゆる段階で禁止。

国際法で核兵器を違法としたことです。

 

条約が採択された背景には

大きく2つの理由があると言われています。

1つは1945年の広島、長崎での原爆投下以降、

被爆者の訴えとそれを支えてきた平和運動の役割です。

平和公園の碑には

「安らかに眠ってください 過ちは繰返しませぬから」

とあります。

「過ちは繰返さない」の主語は誰なのか、

議論がありますが、

「We」「我々」という解釈があります。

被爆者の訴えや、

それに呼応したたくさんの人たちの思いが

国際世論を動かしたとの指摘です。

近年、核兵器の非人道性に焦点があてられています。

条約前文には「ヒバクシャ」という言葉が盛り込まれ、

苦しみと被害、

そして核兵器廃絶に向けた努力に言及されています。

もう1つは核兵器不拡散条約が米ロ英仏中5か国に

核兵器保有を認める一方で、各国に対し

「誠実に核軍縮交渉」を行う義務を定めていますが、

核軍縮が必ずしも進まず、

現在でもおよそ1万3400発の核弾頭が

保有されているとされています。

これに対する、非核保有国の憤りが

国際政治を動かしたと言えます。

一方で核保有国は核抑止力、

段階的な核軍縮を進める立場などから条約に反対。

日本政府も

「核廃絶というゴールは同じ」としながらも、

「現実的な核軍縮につながらない」と署名していません。

 

広島の平和記念公園。

国際会議場には

「核兵器禁止条約発効確定!

核兵器のない世界の実現に向けて新たなスタート」

というメッセージが掲げられています。

2021年1月22日は被爆地・広島にとっては

新たなスタートの日なります。

NHK広島ではこの条約が発効に至った背景や

被爆者の思い、核軍縮への役割などを分析し、

さまざまな番組で伝えていきます。

 

▼総合テレビでは

22日(金)午後6時10分から「お好みワイドひろしま」

午後7時30分からの「ラウンドちゅうごく」

▼ラジオ第一では

22日(金)・23日(土)両日午前7時40分の

「おはよう中国」でお伝えします。

23日(土)のラジオでは僕が解説します。

ラジオ番組はNHKのネットラジオ「らじる★らじる」で、

地域を広島にあわせていただければ

全国でお聞きいただけます。

 

みなさんが核兵器について考える一日なれば、

と願っています。

 

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投稿者:☆更新スタッフ | 投稿時間:16:30


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