2020年05月26日 (火)原爆資料館が再開されます


 NHK広島放送局放送部長の安達宜正です。

新型コロナウイルスの感染拡大による、

緊急事態宣言が全国で解除されました。

広島でも日常生活を取り戻しつつありますが、

今後も手洗いやうがい、

いわゆる、3密を避けるなどの感染防止対策は

徹底しなければなりません。

こうした中で、広島市の原爆資料館が

およそ3か月ぶりに、

6月1日から再開されることになりました。

もちろん感染防止策と両立させながらですが、

できるだけ多くの若い人たちに

資料館を訪れて欲しいと願っています。

 

僕が初めて原爆資料館を訪れたのは

もう40年近く前、中学生の時でした。

資料館を見学すれば、

心を揺さぶられることが必ずあると思います。

数年前、シブ5時でSexy Zoneの中島健人くん、

マリウス葉くんもそうでした。

特に中島くんは初めての見学で、

被爆者に思いを寄せるとともに、

思わず怒りの声をあげていました。

マリウスくんは

被爆した三輪車の前で足を止め、

見学が終わるとドイツの友達に送りたいと、

本を買い求めていました。

 

 前回のブログにも書きましたが、

緊急事態宣言中、僕は朝早く起きて、

広島市内を散歩し、

多くの被爆関連施設を訪れました。

1つは御幸橋です。

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広島市を流れる京橋川にかかる橋です。

被爆直後、中国新聞の松重美人カメラマンが

応急手当を受けていた、

多くの被爆者の姿を撮影した有名な写真の舞台です。

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橋にはその写真のモニュメントが設置されています。

 

 また、旧陸軍被服支廠を訪れました。

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レンガ造りの三階建ての建物が4棟。

すごい迫力で、存在感を感じます。

広島が旧陸軍の重要拠点だったことの

一端を感じさせます。

被爆後にはこの建物に救護所がおかれ、

ここで被爆者が亡くなっていたのだと、

この場を訪れて、改めて感じました。

広島県が所有する3棟のうち、

2棟を解体する方針を示したことから、

この建物の保存問題が議論を呼んでいます。

現地を訪れてみて、改めて、

その重要性を再認識させられました。

 

 さらに、平和記念公園の「ヒロシマの碑」。

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原爆犠牲者をしのぶブロンズ像と、

熱線を浴びて溶かされた

「かわら」で形作られています。

僕が中高生のころ、

同じ世代の広島の生徒たちが中心となって、

公園を流れる元安川の河床から、

被爆したかわらや、

その破片を探し出す活動が注目されたことがあります。

生徒たちは、それを形にしようと

全国に募金を呼びかけ、

2千万円を超える募金が全国から集まり、

この碑の建立につながりました。

 広島にはこのほかにも、

被爆関連施設や碑が多くあります。

みなさんもぜひ、一度、広島を訪れてください。

NHK広島では被爆75年のことし、

被爆の事実や核兵器をめぐる問題に

関心を持ってもらうため、

「Reality 知ってるつもり 知らないヒロシマ」

と題し、キャンペーンを展開しています。

このホームページも覗いて、

関心を持っていただければと思います。

 

https://www.nhk.or.jp/hiroshima/hibaku75/index.html

 

adachibucyou4.jpgのサムネイル画像

投稿者:☆更新スタッフ | 投稿時間:17:40


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