2021年11月18日 (木)大瀬良投手 残留を表明 一問一答の詳細は
プロ野球・カープで3年連続開幕投手を務めたエースの大瀬良大地投手が今シーズン、取得した国内の移籍に限ったFA=フリーエージェントの権利を行使せず、残留することになりました。
マツダスタジアムで記者会見をした大瀬良投手の一問一答です。
Q:FAについて
私、大瀬良大地はFA宣言せずにカープに残留することを決めました。
Q:残留を決めた一番の理由は?
1番というのは決められないんですけど、理由も数えきれないぐらいたくさんある中で、すべてが1番かなと思うんですけど。
あえて理由を1つ挙げるとすれば、ドラフト会議でカープが必要だということで指名していただいて、他球団との競合で抽選という形になったんですけど、スカウトの田村恵さんが交渉権確定のくじを引いてくれて、そこからたくさんのご縁に恵まれて今までやってこられて、たくさんの応援に支えられながらここまで来ましたので、そういったものに背を向けることはできないかなという思いもありまして、そのことも理由の1つです。
Q:残留を決めた時期
最終的にはきのうですかね、球団の方に来季からもカープでお世話になりますって話は伝えさせてもらいました。
Q:ことし4月にFA権を取得したが、悩みはあったか
時期もけっこう早かったですし、考える時間というのはそれなりにたくさんあった中で、頑張ってつかんだ権利なので考えることもありましたし、悩むこともありましたけど、それでもやっぱり考えれば考えるほど、やっぱりカープに対する愛着だったり、そういったものがどんどん強くなっていったかなといった感じですね。
Q:球団の方からはどのような話が
条件提示とかいろいろ話をさせていただいた中で、そのこと以上に、「できるだけ長くカープで精神的な柱としてやっていってほしい」という言葉をいただきまして、そういった言葉がすごくうれしかったですし、ぼくもそういう風に言葉をかけていただけるだけの選手になれたのかなというようなうれしさもありましたし、これまでもお世話になってきたので、やっぱりカープでたくさん学んだこと、カープの伝統、いいところはカープの後輩たちに受け継いでいくものだと思いました。
Q:条件面ではどのような話を
こういうご時世といいますか、コロナ禍でいろいろと難しいところもたくさんあったと思うんですけど、僕の中ではいい条件といいますか、納得できる条件をいただきましたので、そこに対しては何もありません。
Q:長くカープのユニフォームを着たい
僕の野球人生の大きな岐路といいますか、分岐点というところでこのFA権というのがあったと思いますので、何年契約になるとかそういったことではなくて、どこで終えるのかというところも考えましたし、そういった意味でも、また来季からカープにお世話になるということは1年でも長くカープのために、ファンの皆さんのために一生懸命頑張っていきたいなと思います。
Q:投手キャプテンとしてチーム引っ張った。来シーズン以降は?
ことしはキャプテンという役職といいますか、そういったものも与えてもらってたくさん勉強させていただくこともありましたし、そういった中でBクラスという悔しい結果にも終わってしまいましたので、離脱もありましたし、来季はしっかりと先頭に立ってAクラス、優勝、日本一に向けてまたみんなで頑張っていきたいなと思っています。
Q:佐々岡監督からは何か
僕がつかみ取った権利なので、家族としっかり話をして、その中で監督としては、「一緒にまた来年以降も頑張りたい」というような言葉をぶつけていただいたので、そこは本当に素直にうれしかったですし、また一緒に頑張りたいなというような気持ちにさせてもらいました。
Q:若い投手を引っ張る立場
本当に力のある選手、これから成長していくであろう若い選手もたくさんいるので、そういった選手に背中でもそうですし、言葉でもそうですし、どんどん僕の姿を見てもらって、何か1つでも吸収しながら、みんなで戦っていって優勝したいなって思っていますし、まだまだ僕も成長していかなきゃいけないと思っていますので、若い子たちに負けないように一生懸命頑張りたいなと思います。
投稿者:☆更新スタッフ | 投稿時間:15:00