2020年07月16日 (木)鈴木誠也 感謝の気持ちで戦うシーズンに


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カープの不動の4番、鈴木誠也選手。

4位に終わった昨シーズンから

V奪還を目指す今シーズン。

胸に抱くのはファンヘの感謝と、

優勝への強い思いです。

(カープ担当 松山翔平)

 

無観客で開幕したことしのプロ野球。

経験のない環境で迎えるシーズンに

不安もある中で、

鈴木選手は結果を出し続けています。

 

鈴木選手

無観客で応援がない中でやるのは

違和感もあったし、

なかなかモチベーションも

上がってこないのではという

思いもあったので、

大丈夫なのかなと思っていた。

ただ、いざシーズンに入ってみたら、

いつもどおり、

気持ちを高ぶらせながらやれている

 

不動の4番として

チームを引っ張る鈴木選手。

今シーズン、

さらなる進化を見せたのが

6月26日の中日戦でした。

昨シーズン打率1割台に抑えられた

苦手の大野雄大投手から、

第1打席にライナー性の打球でホームラン。

さらに第2打席も広いナゴヤドームで、

理想としているセンターへの

低い弾道のホームラン。

これまでにない手応えを得た

一打だったといいます。

 

鈴木選手

自分はもともと

弾道が高く、放物線を描くような

ホームランよりは、

ライナー性の打球が

多いタイプのバッターだと思う。

あまりホームランは狙わずに、

ライナー性の打球で、

ツーベースやスリーベースを

目指していて、

その延長でホームランになっているだけ。

捉えたときの感触もよかったし、

ナゴヤドームだったので

入るかわからないなと思いながら

走っていたが、しっかり伸びてくれた

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さらに今シーズン

大きく変化したのが、

チームの中心としての自覚。

外国人選手も含め、

練習中にいろいろな選手に話しかけ、

チーム全体に目を配る姿が

多く見られるようになりました。

 

鈴木選手

みんなで優勝したいが、

みんながそろってうまくいく

シーズンは少ないと思う。

その中で色々な経験や体験を、

若い選手などに

伝えていけたらいいなと思っている

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特に気を配っているのが

ドラフト1位の森下暢仁投手。

注目を浴びるルーキーが

本来の実力を発揮できるよう

野手と投手の垣根を越え、

気持ちの面で支えたいと

考えています。

 

鈴木選手(森下投手について)

1年目でローテーションに入って、

難しい部分もあると思う。

ピッチャーなので、

1人で投げないといけない

寂しさや孤独さやあると思う。

なるべく声をかけられる時は

声をかけてあげた方が

気持ちは楽になるんじゃないかなと

思っている。

かわいい後輩だから、

頑張ってもらいたい

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7月14日からは

本拠地・マツダスタジアムでも

観客を入れて試合が開催。

ファンの前でプレーができる

喜びをかみしめ、

勝利を届けたいと意気込んでいます。

 

鈴木選手

(観客がいることが)当たり前のように

やっていた部分もあった。

こういう状況になって、

球場で満員の中でプレーする

ありがたみや感謝の気持ちを

改めて感じる事もできた。

感謝の気持ちを持ちながら

しっかりやりたい

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そしてふだん「気にしていない」と

話している個人タイトル、

特に“三冠王”についても聞きました。

 

鈴木選手(三冠王への意識について)

もちろんチームに貢献するつもりで

プレーして、

最後にそういう結果になればうれしい。

ただ個人よりもチームが優勝した方が

うれしさは強いと思う。

優勝を目指してやって、

その結果、何かしらの

タイトルがついてくればいいかなと思う。

自分が結果を出さないと、

チームも勝てないと思うので、

優勝した上で、

何かのタイトルはとれるように

頑張りたい

 

何よりもチームの勝利を優先するのが

鈴木誠也選手ですが、

チームを引っ張る意識は

さらに高まっています。

“不動の4番”として

リーグ優勝奪還、

そして悲願の日本一を目指す今シーズン。

その活躍に注目です。

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投稿者:☆更新スタッフ | 投稿時間:17:00


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