2019年10月08日 (火)SPORTS STORY 赤松真人選手
こんにちは。
広島放送局の記者で
スポーツ担当の坂梨です。
昨シーズンまでカープを
2年間担当していました。
球団史上初となるリーグ3連覇の瞬間や
悔しかった日本シリーズなど、
たくさんの取材の思い出があります。
それでも特に思い入れが強いのが、
がんから復帰を果たし、
今シーズンで引退した赤松真人選手です。
苦しい闘病を乗り越え、
1軍復帰を目指してひたむきに頑張る姿は、ファンの皆さんだけでなく、
取材者の私の心にも響くものがありました。
先月27日の引退試合を
ニュースなどでご覧になった方も多いと思います。
ここでひとつ、
引退試合の裏話を記します。
あの日、赤松選手が
どういった状況で出場するかは
決まっていませんでした。
試合展開しだいです。
引退試合の直前、
私はどういった役割で出場したいか、
赤松選手に尋ねました。
赤松選手は
「一番求められてきたポジションが代走
だったので、やっぱり代走で出たい」
と話していました。
実際は皆さんがご存じのとおり、
9回に守備で出場しました。
しかし…。実はあの試合、
赤松選手は代走で出場する可能性があったのです。
それは3点を追う8回、
ワンアウト一塁三塁の場面。
ここで4番・長野久義選手が塁に出れば、
代走での起用を告げられていました。
出場すれば、同点のランナーです。
結果的に長野選手は外野フライに倒れ、
代走での出場は幻となりました。
勝てば自力で3位を確定できる可能性のあったこの試合。
「代走で出たい」と
思っていた赤松選手もさすがに
「自分が病気になる前の立ち位置じゃないか!ドキドキしながら待っていました」と、
試合後は苦笑いでした。
この引退試合にかける赤松選手の思いを
詳しくまとめました。
記事を通して、
復帰後の2年間の赤松選手の思いが
伝われば幸いです。
ぜひ、ご覧下さい。
https://www.nhk.or.jp/sports-story/detail/20191008_4121.html
投稿者:☆更新スタッフ | 投稿時間:11:40