2019年05月21日 (火)50年に一度
毎週火曜日はみなさんからの「ハテナ?」にお答えしています(^_^)
きょうはこんなご質問でした。
つい最近も、屋久島で50年に一度の大雨が降り
登山客らが孤立したニュースがありましたね。
確かに、毎年どこかで50年に一度の大雨が降っています。
これは、すごく大事なポイントです。
各地で基準が違っていて、毎年どこかで基準を超え
「その地域での50年に一度」が降っているわけです。
基準は5キロ四方のマス目ごとに
過去のデータをもとに計算しています。
全国で1万4000以上のマス目があって、
基準になる雨量は地域ごとに大きな差があります。
普段から雨の量が多いところでは、50年に一度の量も多い。
地域の特性により、「危なくなる量」が全然違うわけです。
その「50年に一度」をもとに出されるのが特別警報です。
広島県では去年の7月豪雨で初めて発表されました。
では、もう50年先までそんな雨は降らないか?というとそうではありません。
例えば福岡県では2年連続で発表されています。
温暖化が進み、極端な雨の降り方増えてくると
50年に一度の雨の頻度も増えてくると思われます。
あと3週間ほどすると例年の梅雨入りの時期です。
各地で避難訓練などが行われると思いますが、防災でまず一番最初に大事なことは
「命が助かること」です。
そのためには、情報を正しく理解するということも大切だと思いますから、
お好みワイド気象コーナーではこれからも折に触れ、紹介していく予定です。
わからないこと、詳しく知りたいことがあったらどんなことでもかまいません。
ぜひ、気象コーナー宛にご投稿下さい(*^_^*)
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投稿者:かつまるきょうこキャスター | 投稿時間:19:18