2016年07月11日 (月)雷と梅雨


週末は、安芸区瀬野で講演をさせてもらい

元気なみなさんにお会いすることができました!!

蒸し暑い中、たくさんの方に会場にお集まりいただき大感謝です。

少しでも「天気っておもしろいのね」と思っていただける時間になっていたら…と願います。

そんな気持ちは放送でも一緒。

きょうは、いただいたご質問にお答えしました!

 

天気に関する「?」や、「こんなもの見つけたよ!」という写真など

こちらの「投稿フォーム」からぜひお送りください!

 

きょうの放送でお応えしたのは

R1_P006_D0_S1_8206.jpg(画像をクリックすると拡大します)

聞いたことあるある!という方もいらっしゃるでしょう。

これには梅雨前線の位置が関係しています。

前線の位置を決める大きな要因は、太平洋高気圧。夏に良く出てくる名前ですね。

梅雨の初めごろはまだ高気圧がか弱く、前線はだいたい南の方にいます。

R1_P006_D0_S1_8209.jpg

話がそれますが、高気圧がなかなかすごい顔をしていますね…。

顔付きのイラストをお願いしたのは私ですが、こんな表情に仕上がるとは。

デザイナーさんの中では、高気圧ってこんなイメージなのですね(^-^)

 

梅雨も後半になると、高気圧が力をつけてきます。

R1_P006_D0_S1_8210.jpg

前線を押し上げ、広島県に活発な雨雲がかかりやすくなり

雷が鳴るようなことも増えてきます。

その後、もっともっと高気圧が元気になると前線はさらに北へ動いて…

R1_P006_D0_S1_8211.jpg

こんな仕組みから、「梅雨明け前に雷が鳴ることが多い」と

いわれてきたんだと思います。

いやいや、ものすごく良い表情ですね、高気圧!(^-^)

 

仕組みはこうなんですが、実際に雷は鳴っているのか?

過去5年分の広島市のデータで、雷を観測した日付けを調べてみました。

R1_P006_D0_S1_8212.jpg

 

平年は7月21日が梅雨明けの頃。

このグラフを見れば、必ずしもというわけではないものの

「雷が鳴ると梅雨が明ける」ということも確かにうなずけます。

逆に言うと…梅雨の終盤は雷が鳴ったり大雨が降ったりしやすい時期ということ。

残りの梅雨を無事に乗り切りましょう!

 

「調べてみました」と言いましたが、きょうは、

新人ディレクター君が過去のデータを調べ、雷の日数を数えてくれました。

地道な作業、ありがとう!

投稿者:かつまるきょうこキャスター | 投稿時間:19:16


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