2016年03月31日 (木)アンツーカ
どこかで聞いたような言葉だなと思われる方もいらっしゃるでしょう!
陸上競技に詳しい方、または
マツダスタジアムのことをとてもよくご存じの方…でしょうか。
新しくなって7年のマツダスタジアム。
今シーズンは芝を全面張り替え、土も新しくなりました。
その土の名前が「アンツーカ」というんです。
きょうのまるてん!は、その語源が問題!
(画像をクリックすると拡大します)
すべて、有名なヒット曲のタイトルです♪
アンツーカについて、この道35年
グラウンドキーパーさんに教えていただきました。
アンツーカの主な成分はレンガを砕いた砂のようなもの。
他に混ざっている物とレンガの粉との配合の仕方で、水はけや硬さが変わるそうで、
研究の結果、マツダスタジアムオリジナルの配合にしてあるんですよ!
去年から、グラウンドのファールゾーンの隅などに水をまいてみたりして
試行錯誤してたどりついた土は、赤と芝の緑色のコントラストが美しいという見た目も売りです。
私もアンツーカを間近で見たり触ったりさせていただきました。
とっても粒子の細かい砂のようですが、軽くおさえただけでもキュっと固まるような感触。
そして、新品を袋から出して時間がたつと
あっという間に表面が乾燥していくのが見た目でわかります。
土というより砂に近く、雨が降ってもドロドロになりにくいんだとか。
試合途中に水をまいて整備しても、やはり以前より乾きが早いそうですよ。
しかも…土の硬さは以前と変わりませんが、ボールの弾みが抑えられるそうで、
選手からは守りやすくなったとの声が届いているようです。
カープの優勝に向けて、グラウンドでもベストが尽くされていますね!!!
グラウンドの整備の仕方は、 毎日の天気にものすごく左右されます。
菊地さんはご自身で天気図の見方などを勉強されたほど。
アンツーカのことを教えてくださった代わりに
「今度は天気のことを教えてよ」とおっしゃっていました。
カープ優勝のためなら、もちろんです!(*^^)v
試合の裏のものすごい努力を知ることができて、野球観戦の楽しみが増しました。
さて、アンツーカの語源は…
もとはフランス語で「いずれにせよ」とか、「いかなるときも」という言葉。
晴れでも雨でも、どんなときにも使える水はけの良い赤土が
アンツーカと呼ばれるようになったそうですよ。
今度、マツダスタジアムでの観戦の時に
仲間に知識を披露して下さい(*^_^*)
投稿者:勝丸恭子 | 投稿時間:19:10