2022年01月19日 (水)来年以降につなげるためにも...
アナウンサーの浅井です。
広島の冬の風物詩、全国男子駅伝が今年も新型コロナウイルスの影響で中止となってしまいました。
楽しみにしていた選手・ファン・関係者が多かったことと思います。
もちろん私たちスポーツ担当アナウンサーもです。残念!
1か月ほど前から本格的に準備に動き始め、年明けには選手同様、私たちも各自で「試走」を行います。
ラップタイムを計るためのキロポイントのチェック、コースの起伏、風向き、
ランドマークとなる建物などを確認するためです。
主に自転車で回ります。
今回は空振りとなってしまった試走ですが、
次回以降の中継につなげることを思えば無駄にはなりません。
その一部、高校生が走る1区7キロをご紹介しましょう。
スタートは広島市中心部の平和公園。
そこから平和大通りを西へ。
最初の1キロがこちら。
横断歩道の先の木の根元に、1区1キロの白い小さい看板が取り付けてあります。
これが設置されると、「ああ駅伝が近づいてきたなあ」と感じるモノでもあります。
続いて2キロ。
縁石に白くペイントとされている部分に2キロと書いてあります。
(写真では読み取れないと思いますが・・・)
このあとコースは左に折れて宮島街道へ。
手前から2本目、濃いねずみ色の電柱の右に黄色い線が引かれているのが見えるでしょうか。
これが3キロ。
移動放送車のアナウンサーはこうしたラインを見て、ラップタイムを計っています。
横断歩道の先の電柱の根元に「1区中間点」の看板があります。
3.5キロ、中間点です。
おととしは厚底シューズが席巻した高速レース。
区間記録ペースにもかかわらず、大集団がここを通過していきました。
縁石の黄色いペイントが4キロ。
バス停の向こうの縁石の白いペイントが5キロです。
ほとんど見えないかもしれませんが、
放送ではポイントに近づく前にその位置が分からないといけないので、
どうしても資料写真を撮るときには遠景になりがちなんです・・・。
電柱に「あと1キロ」の看板。
これで6キロ、選手たちはラストスパートの準備です。
第1中継所。
7キロを走り終えた高校生から中学生へのタスキリレーです。
とまあこんな具合にポイントを押さえながらコースを回ると、48キロありますので1日がかり。
そのあと2日間ほど筋肉痛との戦いでもあります。
前回大会から期間も空き、ラインが消えかかってしまっているポイントも多いんですが、
皆さんも足元を見ながらコースを探訪してみてはいかがでしょうか。
歩道が狭いところもあります。
くれぐれもお気をつけて!
投稿者:浅井 僚馬 | 投稿時間:15:00