2015年05月22日 (金)男の針仕事


NHKの仕事には何の関係もない話で恐縮です。先日、ワイシャツの袖口のボタンが取れそうになっているのに気付きました。そして、二十年程前のことを思い出しました。

尊敬する先輩アナウンサーが、何かの時に「僕は裁縫がすきなんだよね」と言ったのです。

私はビックリしました。何故驚いたのか、正直に白状します。

私の価値観の中に「裁縫は女のするもの」という偏見があったからです。

「男子厨房に入るべからず」の時代に育ったのです。それが今や「男も当然、家事をすべきだ」という世の中ですが、まさしく「裁縫は男がするものではない」という固定観念に支配されていたのです。

でも、心から尊敬する先輩が、「裁縫が好きだ」と言うのです。そのころの私には、まだ素直さが残っていたのでしょうか、自問してみたのです。

すると、思えば私も「裁縫」は嫌いじゃなかった事に気がついたのです。

小学校の家庭科の授業で「運針」の正確さと速さを求められるのには閉口しましたが、でも薄い布から便利で機能的な立体、例えばちょっとした袋を作り上げることにも悦びと達成感を覚えていたのです。

確かに「自分も裁縫が好きだった」と、人生の半ばを過ぎて気づかされたのです。

そして今、先輩のように子どものパジャマを縫い上げるまでには至りませんが、「繕いものをしたり、とれたボタンをつけること」には何のためらいもなく取り組んでいますし、満足感さえ覚えます。

更には、自分の想いに任せた「小物入れ」などを、左程の力を使わずに作り上げることが出来る「裁縫の面白さ」を、先輩に感謝しつつ密かに楽しんだりすることがあるのです。

針仕事を女性に任せっきりの男性の方々(今や、そんな男性はいませんよと失笑を買うかもしれませんが、、、)是非お試しあれ!

投稿者:周山制洋 | 投稿時間:10:00


ページの一番上へ▲

アナウンサー

キャスター

検索

カレンダー

2019年08月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

バックナンバー

新着記事

RSS