2018年03月05日(月)
「生きるのがつらい」「学校に行きたくない」・・・
ハートネットTVには、そんな、簡単には口にできない気持ちを綴ったメールが毎日のように届きます。
「”死にたい”と誰かにつげる行為には、”死にたいくらいつらいが、このつらさが少しでもやわらぐのであれば、本当は生きたい”という意味が込められています。そして、安心して”死にたい”といえる社会、あるいは人とのつながりこそが、人を自殺から守るのです。」(精神科医 松本俊彦さん)
“死にたいほどつらい”気持ちを安心して吐き出せる居場所をつくりたいと「自殺と向き合う」のホームページではみなさんの声を募集しています。辛くなったとき、気持ちを吐き出したいときに、投稿してください。
でも、「気持ちを伝えるだけでなく具体的な相談がしたい」ということもあるかもしれません。3月は自殺対策強化月間。SNSで相談できる窓口がたくさん開設されています。みなさんの安心できる方法で、つながってみてください。
2017年09月06日(水)
- 投稿者:web担当
- カテゴリ:お知らせブログ
- コメント(0)
2017年09月05日(火)
- 投稿者:web担当
- カテゴリ:お知らせブログ
- コメント(0)
2017年09月04日(月)
- 投稿者:web担当
- カテゴリ:お知らせブログ
- コメント(0)
2017年05月19日(金)
- 投稿者:アナウンサー
- カテゴリ:お知らせブログ
- コメント(1)
「聞こえなくても美術は楽しめるんじゃないか・・・」。
聞こえない人が美術を楽しめるように企画された、手話通訳付きの鑑賞ツアー。
最初は、正直、その必要性をあまり想像できませんでした。
訪れたのは、仙台市内にある宮城県美術館。
ここで聞こえない人ための鑑賞ツアーを行った西岡克浩さんにインタビューをしました。
普段はデザインの仕事をしていて、「美術と手話プロジェクト」代表の西岡さん。
意外だったのは、西岡さんの実感では、聞こえない人は美術館に行く機会が少なく、美術について聞こえない人たちが話す様子もあまり見たことがなかったということ。
美術館という場所は、聞こえない人にとって距離があるようなのです。
西岡さんのプロジェクトでは、手話通訳によって学芸員が話す作品の背景などを理解でき、作品をより深く味わうことができます。
同時に、「僕はこんなふうに見えるなぁ」「面白い絵だね」などと、参加者同士、感想を語り合えることが大きな喜びのように感じました。
美術とは「見るもの」とばかり思っていましたが、誰かと作品や空間を共有できる「コミュニケーション」が欠かせなかったのですね。
アートの原点が見えるようなプロジェクト。ぜひご覧ください!
『ハートネットTV』キャスター 中野 淳
関連情報
『ろうを生きる 難聴を生きる』(Eテレ)
「美術館をもっと楽しもう!」
2017年5月20日(土)放送 夜8時45分~[2017年5月26日(金) 昼 0時45分]
2017年02月15日(水)
- 投稿者:web担当
- カテゴリ:ハートなブログ
- コメント(0)
介護にまつわる思いを短歌に託して詠む「介護百人一首」。
今年、寄せられた短歌は、12,108首。
「先生」と私のこと呼ぶおばあちゃん私にとっては「大先生」
両親にできる最後の親孝行それはきっと笑顔で介護
真夜中に大きな声で七つの子歌い出したり母は百歳
13年目を迎えた「介護百人一首」。
回を重ねるごとに大きな感動を呼び、全国から多くの短歌が番組に寄せられるようになりました。
今回も様々な介護をめぐる喜びや苦労、切なさや希望などを詠んだ歌が集まりました。
以下の日程で放送です。
2017年2月21日 介護百人一首 2017 公開収録 その一
2017年2月22日 介護百人一首 2017 公開収録 その二
介護する人、される人の思いや日常、認知症の家族と過ごす時間…。多くの声が集まりました。
今月は、認知症本人の思いや介護に関するイベントや相談会が他にも開催されるようです。
▼「認知症のわたしたちが語り合い、伝える~やさしいまちを いっしょにつくろう!」
2017年2月17日(金)開催 有楽町朝日ホール
認知症当事者がわがまちで、よりよく暮らすには…
本人が声を発し、その声をもとに、思いをかなえていくこと。認知症に取り組む3つの地域の報告会があるそうです。
▼介護保険ホットライン
介護保険の利用者や家族、介護職など現場で働く人たちの「介護のある暮らし」はどうなっているのか。多くの声を広く集めたい思いから下記の日程で、介護保険ホットライン企画委員会が電話相談を開設するそうです。
介護保険ホットライン:03-5261-2377
2017年2月23日(木)・24日(金)・25日(土) 午前10時~午後6時
2016年01月27日(水)
- 投稿者:番組ディレクター
- カテゴリ:シリーズ 戦後70年
- コメント(2)
こんにちは、番組ディレクターです。
本日1月27日は、アウシュビッツ強制収容所が解放された71年目の記念日です。命を奪われた何百万ものユダヤ人を偲んで、今日、世界中でイベントが開催されています。
でも、ユダヤ人大虐殺の前に、障害のある人たちも殺されていたことについてはあまり語られてこなかったのが事実。その真相に迫ったドキュメンタリーは、8月に「ハートネットTV」で、そしてその後11月にETV特集「それはホロコーストの“リハーサル”だった ~障害者虐殺70年目の真実」で取り上げました。放送後、視聴者から大きな反響があり、このたび総合テレビでの再放送が決定しました。
ETV特集セレクション
「それはホロコーストの“リハーサル”だった
~障害者虐殺70年目の真実~」
【放送日】 2016年1月30日(土)
15:50~16:50 総合テレビ
(ETV特集で放送した番組はこちらから)
【番組内容】 600万人以上のユダヤ人犠牲者を出したとされるナチス・ドイツによるホロコースト。しかし、ユダヤ人大虐殺の前段に、いわば‘リハーサル’として、およそ30万人の、精神や知的に障害のあるドイツ人らが殺害されていた。終戦から70年もの年月が経った今、ようやくこの事実に向き合う動きが始まっている。きっかけの一つは2010年、ドイツ精神医学精神療法神経学会が長年の沈黙を破り、過去に患者の殺害に大きく関わったとして謝罪したこと。学会は事実究明のために専門家を入れた国際委員会を設置し医療の進歩を信じた‘革新派’の医師達がいかにして殺人に自主的に関わるようになったのかなど2015年秋、報告書にまとめた。
こうした事実に触れ、「あの時代だったら自分も殺されていたかもしれない」と語るのは日本障害者協議会の代表として、障害者の課題と向き合ってきた藤井克徳さん(自身は視覚障害)。藤井さんとともにホロコーストの“リハーサル”がなぜ起きたのか、それを止めようとする人たちはいなかったのか、そしてなぜ今まで沈黙が守られてきたのかを明らかにする。 |
今回の放送は、11月の放送より1分長い60分。障害者虐殺に関わった医師、運転手、遺体焼却係など多くの人たちが、のちにユダヤ人虐殺のための収容所に送り込まれ、効率的に大量殺戮を行う方法を伝授していたことを、新たな取材で掘り起こした写真などを盛り込んでお伝えします。今のところ再放送は予定していません。ぜひお見逃しないよう、ご覧ください!
◆関連番組
『ハートネットTV』シリーズ戦後70年 障害者と戦争 「ナチスから迫害された障害者たち」
(1)20万人の大虐殺はなぜ起きたのか
(2)ある視覚障害者の抵抗
(3)ナチスの障害者虐殺 ―いま何を学ぶべきか―
2015年10月22日(木)
- 投稿者:番組プロデューサー
- カテゴリ:シリーズ 戦後70年
- コメント(5)
こんにちは。番組プロデューサーです。
戦後70年の今年、ハートネットTVでは「障害者と戦争」をテーマに、戦時中、日本やドイツで起きたことについてシリーズで放送してきました。
その中で取り上げた「ナチス政権下のドイツでの障害者虐殺」(いわゆる『安楽死計画』、別名『T4作戦』)には、「全く知らなかった」「障害者の親として人ごととは思えなかった」といった、たくさんのメールやお便りを頂戴するなど、大きな反響がありました。
シリーズ戦後70年 「障害者と戦争」ナチスから迫害された障害者たち
(1)20万人の大虐殺はなぜ起きたのか
(2)ある視覚障害者の抵抗
(3)命の選別を繰り返さないために
11月には「ETV特集」として60分凝縮バージョンで放送することが決まり、いま、ディレクターや技術スタッフたちが制作の最後の仕上げに入っています。
MA(音入れ)作業 (左から2番目がディレクター)
重い内容だけに、大竹しのぶさんの淡々としたナレーションに鳥肌が立つことも・・・
そもそも、なぜ命を救うはずの医師たちが殺害に加担していったのでしょうか?
そして誰も止めようという人はいなかったのでしょうか?
ETV特集では、こうした“加害側”にも注目。当時広がっていた‘社会ダーウィニズム’や‘優生学’といった思想や、子孫を残せないようにする‘断種’の歴史、そして時の権力者・ヒトラーの野望にも触れながら、いかにして「命の選別」が進められていったのかを見つめます。
【続きを読む】